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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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時計の針は戻ったのだろうか?
そう捉えるのは簡単だしその気持ちもわかる。そして、高橋由伸という貴重な人材をまるで軽く扱い、大人の事情によって使い潰してしまったことは残念ながら認めざるを得ない。

また原か、と非難するのは容易い。
不倫だ賭博だと関係あるんだかないんだかよくわからないことまで持ち出して叩くのは、ともすれば世論に乗った主流の論調にすら成り得る。

叩きたいだけ叩いたら、深呼吸して二つ考えてみればいい。

一つ目。巨人の監督なんてやりたいか?
そもそも論だけど、これだけ激烈なプレッシャーがある職に就きたいか?
まるで、誰しもがやりたがる美味しい仕事に都合よく帰ってきたみたいな批判は悲しいかな的外れ。相当な覚悟がないと巨人と阪神の監督はできないよ。スター高橋由伸が叩かれに叩かれ、ヒーロー金本が追い込まれ、その後を受ける矢野が悲壮感溢れる顔で受諾したのをもう忘れたか?
やりたいどころか、むしろ逆だと思うよ。苦しむことがわかりきっていて、しかもそれは想像じゃなく実体験に基づく経験則な訳で、それでいながら愛するチームのために身を粉にする覚悟で引き受けてくれたんじゃないか?

二つ目。この状況で二次政権のように長く指揮を執ろうだなんて考えてると思うか?
違うよな。阿部であれ、由伸の第二次であれ、短期間で形を作って彼らに引き継ぐ、いわば自らが捨て石になる覚悟での就任だよな。
7度の優勝3度の日本一を誇る名将が、その名前に傷が付くことを厭わず、強い巨人を取り戻してそれを未来に託すいわば「繋ぎ」の監督になるつもりでの第三次政権なんだよ。そこにあるのはエゴじゃない。
前政権時、自らが投打の軸とした内海と阿部は衰えた。もっとも頼りにした山口はユニフォームを脱いだ。自らチームに招いた村田さんも杉内もいない。そんな中で再び指揮を執ることが茨の道でなくてなんだろうか。
  
指導者経験のないコーチを集めたのも然り。
言われている「乱発したコーチ手形の回収」が当たっているのは相川さんくらいかな。それを言っている人たちは、元木や宮本にいったいいつ手形を出したと思っているんだろか。
これは新たな指導者の育成が狙い。このジャイアンツ色の強い人選の中でもし有能なコーチが出てきたならば、それは自分が退いたあとにも活かせるチームの財産になる。ジャイアンツの宝になる。過去の焼き直しじゃなく、新たに畑を耕して未来の巨人に向けた投資みたいなもんだよ。他所からリンゴを買ってくるのじゃなく、自分の畑に種を植え木を育てて果実を実らせんとしてるんじゃないのかな。
 
それでも原の再任に文句があるならそれはそれでいい。
特に由伸ファンは思うところがあって当然だと思う。
だけど、3年も負け犬ライフを続けているとそんな感情すら薄れてくるけれど、ジャイアンツってのは強くてナンボのチームなんだ。強いことが魅力であり、それが前提になる唯一のチーム。
ジャイアンツが大嫌いなアンチの人たちだって実は内心思ってる。全チームにボコボコに負けてBクラスに沈む巨人を見るより、巨人と自軍がデッドヒートを繰り広げて、最後の最後で強い巨人を倒して優勝するのが一番うれしいって心の底で気付いてる。

辞めることで許された感があるけれど、由伸のままじゃとてもじゃないけど優勝なんて望めなかった。それを忘れちゃいけない。
開幕前から優勝を諦めているとか、若手が育ったシーズンだからそれでいいとか、ジャイアンツには許されない。勝つために何をすべきか、勝つために誰を出すべきか。それを考えてから他のことを考える。ジャイアンツとはそういうチーム。
そして、勝つことを考えたときにもっとも頼れる男を指揮官に招いた。至ってシンプルに極論すればそういうことだ。
 
それでも今度はすんなりとは行かない。絶対に行かない。
いくら百戦錬磨の名将であれど、苦難の連続が待ち受けていることは想像に難くない。
その中で来年から原が何を見せてくれるか。スンヨプを8番で使い、村田さんを9番で使い、阿部にもバントをさせ、勝つことに徹してきた稀代の名監督は、今の地に落ちたジャイアンツをどう再建してくれるか。管理人は今から楽しみで仕方ない。

そして原さん。
3年前の今ごろ、管理人はブログに「大きな声じゃ言えないけれど、2年後の今頃に本当の最後になる航海があるんじゃないかと、ラストフライトの機会はまだ先なんじゃないかと心の中で楽しみにしてます。まだ57歳だもの、決して妄想でも夢物語でもないと信じてます。」と書きました。その夢が叶い感無量です。
来年から管理人は背中に83番を背負いスタンドから応援します。今度こそ最後になるであろう原さんの航海をできるだけ多く見届け、その勝ち負けに一喜一憂しようと思ってます。
また会えてうれしいです。おかえりなさい。
 
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1998年、あなたはどこで何をしていただろうか。
X JAPANのhideが死に、「だっちゅーの」が流行し、ゲームボーイカラーが発売されたあの年。あなたはどこで何をしていただろうか。

「そんな大昔のこと知らねーよ」と言うのも正論。そりゃそうだ、今から21年も前のことだもの。
そして、その大昔から高橋由伸はジャイアンツのユニフォームを着て、24番の背番号を背負い続けてきた。

管理人と高橋由伸は同い年。だから、若い頃は大嫌いだった。
わかるだろ?なんかこう妙に意識してしまう無駄なコンプレックス。当時の管理人は四流大学の大学生として、大好きなジャイアンツのドラフト1位の同い年を見つめていた。応援する気持ちはありながらも、どこか素直になれず自分と比べてしまうあの感じ。男ってそういうもんだよ。そうだよね?


転機になったのは2009年。
ケガでたったの1打席しか出られなかったあのシーズン。
当時、高額の年俸をもらっていたことをダシに、「たったの1打席で○億円!」、「1球あたり数千万円!」とバカなマスコミは面白おかしく報じた。

野球に興味の薄い人たちからすれば、こういうバカマスコミの報じることも真に受けてしまう。当時、まだ仕事に燃えていた管理人は、そのことを悪気無く語る人たちに業務上において出会った。いや、出会ってしまった。

・・・なんだろう、自分でも予想外に悔しかったんだよな。
夕刊フジとか日刊ゲンダイとか、ウソしか書いてないしバカしか読んでないマスコミの言うことを真に受ける人たちに出会い、彼らに八つ当たりで殺意を覚えるくらいに腹が立ったのを覚えてる。
そうじゃないんだ。1打席でいくらとか、本気で言っているならどれだけ知恵遅れなんだおまえらは?とはらわたが煮えくり返った。
高橋由伸がこれまでどれだけジャイアンツに貢献してきたか、その対価、報酬としての年俸なんだ。そんなこともわからないからおまえらはバカなんだ、と心の中で血の涙を流したことを覚えてる。


由伸に対して素直になってからは、レプリカユニフォーム、背番号Tシャツ、タオル、リストバンド・・・。管理人宅に増え続けた由伸グッズ。己の夢を託し、自分を重ねた背番号24。入れ替わりの激しいチームにおいて、常に高橋由伸はその真ん中にいて、いつでも背番号24は巨人の中心だった。

自分を投影した分身であり、己を映した鏡のような思い入れの強い存在だったから、監督になって以降はその反動もあって随分と叩いた。叩き過ぎなくらい叩いたと思ってる。ごめんな。
管理人は身勝手だから、理不尽な会社の理屈や不条理な現実に直面するとすぐに逃げ出す。暴れたり、義憤に駆られたり、その度に道をはみ出して、おおよそ社会人としては不適切な生き方をしてきた。

そんな管理人とは真逆の生き方をしてきた由伸にとって、いかにこの3年間が重く息苦しかったか。今なら管理人にもわかるような気がするよ。
OB、マスコミ、フロント、世論。目に見えない敵と戦いながらの3年間。もう多くは言わないけれど、火中の栗を拾ってくれて、寒風吹き荒ぶ嵐の矢面に立ってくれてありがとう。

これが永遠のさよならだなんて思ってない。それはこの前書いたとおり。
ようやくこの最後の最後に男背番号24の意地が見えて、しがらみから解き放たれた野球が見られたから、またいつか東京ドームで背番号24に会えると信じてる。

だからまた近いうちに。挨拶はさよならじゃなく、またな。

常に重圧を背負い続けた21年間。重い重い肩の荷をやっと降ろせる日が来たな。長い間お疲れさま。気が遠くなるくらいの期間、本当に本当にありがとう。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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負けだね。うん、これはもうどうしようもない。

だけど、管理人はスタンドの赤い熱狂を見ながらまるで違うことを考えてた。

近い将来、第二次由伸政権はあるかもな。

神宮でもそうだったけど、この最後の最後にきて今までやらなかったこと、いや、今までやれなかったことをやれるようになった。
今シーズン、由伸のバント指示乱発がどうして叩かれたかといえば、リスクを冒さない消極的な安全策だったのが見え見えだったからなんだよな。
つまり、盗塁やエンドランをさせて、それが失敗したら「なんでバントさせなかった?」と非難される。だけど、その逆にあたるバント失敗に対して「なんで盗塁、エンドランをさせなかった?」は無いんだよな。それは成功率、確率の問題だもの。

極論すると、失敗したときに叩かれるようなこと、危ない橋を渡るような采配を一切してこなかったのが由伸政権だったと思う。
だから、ピッチャーは打たれてから代える。打たれる前に未然に手を打つようなことはしない。
ランナーが出ればもっとも成功率の高いバントを選ぶ。今シーズンになって打順のチョイスだけは工夫が見えたけど、奇策らしい奇策もなく、良く言えば正攻法、悪く言えば後手で消極的な指示ばかりが目立った。

話を戻す。
今日の試合の中で渡った危ない橋とはもちろん田口の交代。
そこを叩くのはわかる。こうして結果が悪い方に出たとなると、そこが余計に悪目立ちするのはよく理解できる。
でも、これをやれたことは監督としての成長だし、信念があって失敗したならそれはそれでいい。だって3年間そういうものが何もないから見ていてイライラしたんだもの。
実際、今年まるで奮わなかった田口が初回から全力で飛ばしていたのは想像に難くないし、それはもう単純に球数で計れる問題じゃない。それに、ここまでカープに通用したとなったら、早めに降ろして6戦目、場合によっては5戦目に使うことまで計算するのも当然だもの。67球と見るか、6回を被安打1の全力投球と見るか。交代は決して間違いじゃなかったと思う。

事実、後を受けた畠も7回は楽々と抑えてみせた。このスイッチも、7回の内容を見て8回まで跨がせたことも間違いじゃない。
ただ、唯一の間違いは新井に打たれて同点にされた段階で代えなかったこと。そして、そこで畠の後を受けられるようなピッチャーが誰もいなかったこと。昨日、上原と澤村が打たれたことが重くのしかかる。先攻のビジターゲームじゃどすこいは出せないしな。

1点を守り切るビジョンで勝負を賭けたから、それが崩れたときに全てが壊れた。変な言い方だけど、なるほどなって納得したよ。
失敗したときに周囲から容赦なく叩かれるような策を次々に打ち、叩いて渡る石橋じゃなく危険を承知で吊橋を渡る覚悟が見えたもの。由伸監督に欠けていたのはこういう部分だったんだよ。神宮から今日に至るまでの数日間でそれがよくわかった。今日の結果は悪い方に出たけれど、由伸の信念、覚悟、ビジョン、それらを感じられたから文句はないや。

きっと明日でジャイアンツの2018年と高橋由伸の監督生活は終わると思う。
だけど、またいつの日か、東京ドームで男前の24番に会えるんじゃないかな。俺はこうする、失敗したら俺を叩けと、この10月のような采配ができるなら、必ずその日は来ると思う。
今年で何が終わる訳じゃない。ジャイアンツも高橋由伸も未来へ。
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あれ?勢いってなんだっけ?

と言いたくなるよく見慣れた完敗。
今年、いや去年から何度も何度も見たいつものマツダの試合。あれよあれよと言う間にリードされ、なす術なく負けていく毎度おなじみのズームズームテンプレート。8時だよ全員集合並みのデジャヴで、なんだかもうおかしな安心感さえある。

カープに対しては、こうなんというか歯が立たない感がとても強くある。
「いつもと同じじゃいつも通りに負けるんだから、いつもと違うことをやろう」として上手くいったのが神宮でのファーストステージ。それは継投然り、采配然り。

今日もその片鱗は見られた。初回坂本が出て続く俊太の場面。ここでバントでなく強攻に出たのはシーズンで見られなかった策。
だけど、結果的にそれがゲッツーになってあっぷあっぷしてた大瀬良を生き返らせてしまったし、その裏にあっさりと先制を許したのとはあまりに対照的な結果になった。

じゃあ、いつも通りの野球をしようかと3回表、小林にバントをさせても点には繋がらず。
投げる方も敗戦処理班の中川を出したら、1イニングを0に抑えるのに生きるか死ぬかの必死の全力ピッチング。
これじゃあ埒が明かないと、ビハインドで上原を出したらあっさりと被弾する有様。
つまり、短期決戦用のイレギュラーな奇策を打っても、いつも通りの定石通りの攻めでいってもどちらでも撥ね返されたカープの強大な壁。
そうこうしてるうちにじわじわと点差は開き、気が付いたら終盤になっててそのまま逃げ切られる。ね?これがマツダで見るC-G戦だよね。知ってる知ってる、オチまで全て知ってるよ。

このまま終わりなのか?
ジャイアンツに何か上がり目はあるか?
あるならば、それは岡本と阿部さん。この二人が不発のままファーストステージを勝ち上がって来たのがジャイアンツ。それはつまり、この二人が打ち出せば更にまだチーム力が上がることに他ならない。
その意味でいえば、阿部さんが2回に自打球で交代した時点で今日の勝敗は決まっていたのかもしれない。ちょっと象徴的な退場劇だったよな。

まあ、重く受け止めても仕方ないし、それはカープ側からしたら笑止千万なんだ。なんたって、ジャイアンツは借金持ちの3位だし、今年カープにけちょんけちょんにやられたんだから。
明日は開き直ること。その上で楽しむこと。Take it easyですよ。やる方も見る方も勝ったら儲けくらいでいりゃあいいんですよ。期待しないけど明日も見るからな。
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いやぁ、すごかった。
説明いる?いらないよね。見た?見た?うん管理人も見たよ。

いつものように四の五の屁理屈を書こうにも、こんなもん見せられたら何もないですよw
管理人だけじゃなく評論家も黙るよこんなもん。見りゃあ分かるというか、もう口あんぐりですよマジで。



正直、あまり良くないスタートだったと思う。
試合前のブルペンを見て、菅野の球はあまり走ってないように見えた。
逆に1回表、坂本の全く合わない三振と俊太マギーが手玉に取られるサマを見て、原樹理はかなりいい出来なんだろうと踏んだ。
そして、三者凡退ではあったけど、1回裏ストレートが140キロ前半であまりスピードの出てない菅野に不安
を覚えた。あぁ、これは苦戦するかもなと覚悟した。



でも、そんな心配どこ吹く風と、バッサバッサと相手打者をなぎ倒していった大エース様。
昨日上原が言った「一人で投げ切って」を真に受けていたかのような快投。
・・・そうだよな、序盤あんまり球速が出てなかったのもペース配分なんだよな。

上原先輩の発言を周りはジョークに受け止めても、ただ一人菅野智之だけはそれを本気にして、忠実に守ってみせた113球。これはもう伝説の域だ。今日、神宮球場で見られたものは後世に語り継ぐ神話になる。本当にとんでもないものを見た。



そして、関東圏最後(?)の試合とあって、外野スタンドに挨拶に来たジャイアンツナイン。
うん、昨日は采配で勝って、今日は個の圧倒的な力で勝った。今が今年で一番強いな。最後の最後に由伸を男にしようと一致団結して燃えているのか、全てがいい方に向いて上手く回っている気がする。

でも楽観的なことは言わない。
レギュラーシーズンでカープにこてんぱんにやられたのは事実だし、特にマツダでやる試合にいい記憶は何一つないから。

だけど夢は見られる。ここ数年忘れていた強い巨人が戻ってきたし、今のチームならその夢を託せる。間違いなく言えることは、あと3試合はこのチームの試合を見られる。
フィナーレに向けて広島へ走っていくチームに、東京から祈りと願いと大きな愛を込めて。
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うん、いいんじゃない?
「予告先発 今村」を見て素直にそう思った。

退任が決まってからどこかふっ切れたように見える由伸だけど、この人選もすごくいいと思うよ。
今までの由伸なら、来年も指揮を執る前提なら、明日の先発はストレートに菅野だったと思うもの。もっと言えば、そこで僅差で負けて「あぁ、やっぱりな」までが容易に予想できたもの。

開き直ったというか、最後の最後に殻を破ったというか、魅せるようになってきた由伸ジャイアンツ。
明日を捨て試合にして、2戦目の智之に全てを託す采配。3戦目は総力戦として全力で勝ちにいく、明日無き戦いにして背水の陣。いいよいいよ、これでいい。
菅野に全てを背負わせすぎる感はあるけれど、それが許されるのは菅野智之が12球団で最高のピッチャーだから。国内最高のエースを擁するチームなんだから、何も気にすることなくその大黒柱を頼れ。
逆に間違って初戦に勝とうもんなら、その1勝は1.5勝にも値して圧倒的有利になる。こっちが3位でチャレンジャーなんだから、負けて失うものなんかないんだからこの攻め方は正解だよ。

ジャイアンツファンは明日負ける前提で見ればいい。
何点取られようが、どれだけ劣勢になろうが笑って見てればいい。だってそういう前提の日なんだから。指揮官はそういう策を選んだ。明後日、明々後日に全てを賭ける手を取った。
それが外れたっていいじゃない。当たれば得る物は大きいし、繰り返すけどこれは3位だからこそ取れる戦法。2位で出場してたら初戦を捨てるなんて策は許されないもの。

うん、気に入ったよ。
由伸が退任しないなら1ミリも興味のないCSだったけど、こうなったら全力で信じて全力で応援してやらあ。14日はレフトスタンドに行くからな。男背番号24、長年の感謝を込めて応援するからな。待ってろよ。

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あぁ、この子は特別な子なんだ

今日やっと管理人は気が付いた。岡本和真は野球の神に選ばれし神の子。そんじょそこらの選手とは持っているものが違うスペシャルな選手。

あのデッドボールまでは、最年少での100打点記録は既定路線だった。その実現を誰も疑うことのない順風満帆なイージーロードだった。
だけど、あのデッドボールで全てが狂った。素人目にも明らかなまでに調子を落とし、出場させ続けていることを咎める声も少なからず聞こえたロング&ワインディングロード。

無理なんだろうなあ。あのデッドボールさえ無かったらなあ。それでもよく頑張ったよ。惜しかったよ、また来年頑張れよ。
巨人ファンがそんなことを思いながら迎えた今シーズン最終戦。

ほら、今日も思ったはず。
3回表の満塁のチャンス。おまえが選ばれし者ならば、真のスターならばここで打って決めてみせろと。この上ない試合のこの上ない局面で、注目の集まる場面で男を上げてみせろと期待したはず。

・・・そこで決められなかったことで、がっかりしながらも少し安心してみたり。
そうだよな、そんなに上手くはいかないよな。人間だから仕方ないよな。
管理人も自分の尺度で考えて変に納得してしまっていた。岡本、ごめん。

確率でいえば99%不可能になってから跳ね返し、奇跡的に達成した100打点。しかもそれはその活躍がCS進出決定に直結した決勝打。
舌を巻くとはこのことで、ただただ唖然とした。スターってこういうもんだよなと妙に納得もした。

あの当たりは決してバットの芯で捉えたものじゃない。それでもあれだけの打球が生まれる。繰り返すけどあの局面で生まれる。すごいよ。これは阿部さんも監督も前監督も唸るよ。ホントにすごいスラッガーになったもんだ。

管理人は長いことジャイアンツを見てきているけど、実はこういう感覚になったのは二度目。
一度目は他でもないあの松井秀喜。それに引けをとらない、久々に自分の尺度では測れない選手が出てきた。
このスペシャルな四番を擁して行くぞCS。ヤクルト、待ってろよ。
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原巨人

・・・と書くといろんなヤツが反応して噛み付いてくるナーバスな時期だ。
オーケーオーケー、冷静になろうぜベイビー。今日書きたいのはそれじゃないし、まだ何も決まった訳じゃない。それについては正式発表してから書くぜ。

ここでいう原巨人とは、2006年から2015年までのいわゆる第二次原政権のこと。
その長期政権の中で一番の功労者は誰だったか?
ジャイアンツファンならみんな答えを知っている。迷うことなく即答できる。
ご想像の通りであれだけど、第二次原政権とは山口鉄也なくして語ることはできないどころか、山口鉄也そのものだったとさえ思う。・・・いや、いくら何でもそれは言い過ぎか。
だけど、第一人者なのは疑いようのないところだし、ファンなら誰も異論のないところだと思う。

この上なく過酷な使われ方をした選手だった。
単純に肉体的な酷使ということだけでなく、常にヒリヒリする場面で、たったのヒット1本で試合が引っくり返るようなタイトな場面で投げ続けた642試合。
起用法が決まっているクローザーではなく、常に準備をしていつ行くかわからないセットアッパーとして投げ続けた11年間。「困ったら山口」は一時期当たり前のように言われていた合言葉。
回の頭だけじゃなく、前のピッチャーが作ったピンチを封じるためにマウンドに上がったことも何度あるだろう?何十回じゃなく何百回のレベルだよな。一番キツイところ、誰もがやりたくないところを一手に任され、地獄のような環境で投げ続けてきた鉄腕。

醒めるようなことを言ってしまえば、こういうピッチャーはどの球団にもたまに出てくる。
だけど、その誰もが短期間で潰れ、人知れずひっそりと表舞台から消える。
山口が異常だったのはその実働期間の長さ。9年連続60試合登板の偉業もそうだし、ほら思い出してみればいい。長かった第二次原政権を振り返って、山口だけ「風神雷神」と「スコット鉄太朗」って異名が二つある。越智&クルーンと語られた小笠原ラミレスの時代と、マシソン&西村と語られた阿部内海の時代。その二つの時代を常にトップで駆け抜けたのが他でもない山口なんだ。

ピッチャーとしての武器は、左打者へはスライダーとツーシーム。スライダーに踏み込んでこようとする左打者の胸元をえぐるツーシーム。このコンビネーションは圧巻だった。
右打者へはクロスファイヤーのストレートとチェンジアップ。
右でも左でも関係ない完成度の高さがあったし、あまりにも使い勝手のいいその万能さこそが他でもなくここまで酷使された理由。
山口が頭角を現した2008年から原が退任する2015年までの総試合数1,152に対して、山口が投げた登板数実に529。いつ見ても山口が投げてるような記憶があるのは当たり前。本当に半分投げてたんだもの。

突然のさよならだったけど、山口ファンだった管理人は少しホッとした気持ちもある。
正直、今年ただの一度も一軍に呼ばれなかったことで察するところもあった。
・・・だって、このレベルの英雄がこれ以上苦しむ様は見たくないし、その名前を傷付けたくもない。これを読んでくれている人ならばわかっているとは思うけど、山口鉄也はジャイアンツにとって本物の英雄であり超が付く大功労者。二度の三連覇全て、つまり6度の優勝に全て欠かせない貢献をしてきた不世出の選手。あれだけすごかった山口は記憶の中のまま、あの輝いた山口のままでいてほしい。どんなときでも助けてくれたあの頼れる47番のままでいてほしい。ここ数年、無理にそのプライドを傷付けないような起用で、騙し騙し使われている山口は見ているのが辛かったもの。

ありがとう。
心から言える。心を削り、身体を酷使し、常にハードな状況下で投げ続けてくれてありがとう。
どれだけ無理をしてくれたのか、毎年60回も70回も投げ続けてくれたことがどれだけ幸せだったか。今年、リリーフ陣が崩壊したことで余計に身に染みた。

大好きだからかっこ悪いおまえは見たくない。だけど、もうかっこ悪い姿すら見られないことが悲しい。気の弱そうな、人の良さそうなはにかんだ笑顔と正反対の、えぐいまでのツーシームとスライダーでバッタバッタと斬り捨てる雄姿がもう見られないのは悲しい。
読売巨人軍史上最高のリリーフエース山口鉄也、本当に本当に本当にありがとう。
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33歳という年齢の割りに、随分と昔から西村を見てる気がする。

調べてみたら、西村の一軍デビューは2004年。頭角を現したのは2006年。
2004年はまだ監督が堀内の頃。2006年は交流戦で地獄を見たあの暗黒の時代。ひと昔前どころじゃなく本当に隔世の感がある。

先発西村(05年、06年、11年)
セットアッパー西村(07年、08年、14年)
クローザー西村(12年、13年)
敗戦処理西村(16年、17年)

こんなにいいように使われたピッチャーが他にいるだろうか?
投手として考えられる全てのポジションをこなし、シーズンの中でその立場を変えることも何度も経験して、酸いも甘いも噛み分けて投げ続けたプロ生活15年470試合。

これだけ長いことチームに貢献し、二度の三連覇においては欠かせない選手だったにも関わらず、不自然なくらいに扱いが軽く人気もなかったのが西村。2013年に至ってはセーブ王に輝き、リーグ優勝に少なからざる貢献をした立役者にも関わらず、彼のグッズが量販されることもなく、その後プライドを傷付けるような起用も何度も何度もあった。陰日向に咲くとはこのことか。

「僕は地味だから目立たなくていい」と公言していた男の最後は、プロに入って初めて遂に一度も一軍で投げられなかった年のオフにひっそりと。それもまた彼らしい。
実働期間の割に意外に数字は残ってなくて、セーブ数81、ホールドは77。一つの目安になる100に近いようで遠いようで、それもまた西村な感じ。
桜やヒマワリみたいに、咲けば誰もが目を留める花がある。それとは対照的に人知れず静かに咲き誇る花もある。西村がどちらかは言うに及ばず。


だけど、今年巨人のベンチに西村がいてくれたらどれだけラクだったことか。
あの頃の西村がいたら、勝ち切れた試合はいったいいくつあっただろう。
西村といえばシュート。そうハッキリ特徴付けられるピッチャーだった。15年間お疲れ様でした。ゆっくり休んでください。
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2013年CSでのマエケンからのホームランや、その年の日本シリーズ、田中マーくんからのホームラン。
彼を語る代名詞がそこになるのはわかる。よく理解できる。外部の人に彼を語るときに、それほどわかりやすく印象的なトピックはないからね。

だけど、巨人ファンならそれが少々的外れで、彼の本質からは程遠いことを知っている。

寺内の価値とは、

試合に出ないこと

それでいて

ベンチにはいること

これだよ。
うんうん、と頷いておられる巨人ファンは多いんじゃないかと思う。

セカンド、ショート、サードをこなせて、その脚力で代走もできるベンチウォーマー。そんな寺内がいるという計算が成り立ったから、原は自由自在に采配ができた。
どこに代打を出そうと、寺内がいることから逆算して引き算でタクトを揮えた。

グラウンドの中で貢献することは少なくても、チームが強くあるために、巨人を常勝軍団たらしめるために寺内崇幸は必要な選手だった。
主役だけじゃない。勝負には裏方も脇役も要る。それを体現していたのが他でもない彼だし、彼のような選手が脇を固めるから原巨人は強かった。

寺内崇幸プロ生活12年を語る際、その見出しはマエケンからのホームランでもマーくんからのそれでもない。
これだけ試合に出ていない選手が去年FA権を取得したこと。それこそが寺内の勲章。
グラウンドの中にはいなくとも、ずっとずっとベンチにいたからこその誇り高き勲章。

テラ、本当にお疲れ様でした。
巨人ファンはみんなあなたの真価を知っています。あなたがずっとベンチにいてくれたことを覚えています。
また一人、原野球を強い巨人を知る選手がいなくなることが残念です。長い間ありがとうございました。
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決めた長野より、苦しいところで打った岡本より、今日の主役は坂本。
いや、今日だけじゃなくこの二日間の主役が坂本。

この二日間、どれだけ悔しい思い、腸が煮えくり返る思いでいたことだろうか。
試合の中で不機嫌さを隠そうともせず、怒りを前面に出す坂本にハッとした。

逃げ腰で打たれるふがいない投手陣に、打てない野手陣に、バカみたいな指示を出す首脳陣に、その全てにキャプテンは怒り、鬼神の顔でグラウンドにいた。
特に昨日が顕著で、ホームの東京ドームでカープにやりたい放題やられている現実に坂本は怒っていた。
でも、そこで下を向くんじゃなく、何点差になろうとそれでもなにくそと、ただ一人バットで守備で立ち向かってくれたのが誰あろうキャプテンその人。

それだけじゃない。
春のキャンプから優勝目指して戦ってきて、それが叶わなかった忸怩たる思い。東京ドームで負け越し、シーズン通しても負け越し、特に広島には燦々たる戦績で辛酸を舐めてきたストレス。
その全てがよくわかるから、その全てに共感できるから「鬼の坂本」は胸を打った。

そのキャプテンの熱に感化され、奇跡が起きてもぎとった勝利。この勝ちは意味ある一勝。
坂本が最後の最後にいつもの茶目っ気たっぷりの笑顔に戻ってああよかったじゃなく、キャプテンとして新たな側面が出てきたターニングポイントになり得る試合。
うん、坂本はまた一つリーダーとしての階段を上ったんじゃないかな。
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