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こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 カポーティ、マキナニー、オーネット・コールマン、ベルトリッチ……遥かモロッコから、現代芸術に常に豊かな霊感を送り続けるアメリカ文学界の隠者。80年代に入り、ブームとも言える再評価が行われ、全作品が本国で復刻されたその伝説の作家の代表作にタンジールに赴いた訳者によるインタビュー、評伝を併録。 ポール・ボウルズ(1910-1999)はニューヨークにて歯科医の一人息子として生まれました。父親からの愛情は貧しく、虐待とも言える冷酷な仕打ちを母とともに受けていました。自身の存在を望まれていないと理解しながら過ごす幼少期は、早期から読み始めた文学が救いと…