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#4327 津波来し時の岸辺は如何なりしと見下ろす海は青く静まる
令和6年8月10日(土) 【旧 七月七日 先勝】・立秋 「涼風至」(すずかぜいたる)津波来し時の岸辺は如何なりしと見下ろす海は青く静まる ~上皇明仁(平成の天皇陛下)平成24年 宮中歌会始Photo:2024年8月8日、NHKニュースWebの画像 一昨日の夕方、携帯電話に津波警戒
#4157 世界との往き来難かる世はつづき窓開く日を偏に願ふ
令和6年2月23日(金) 【旧 一月一四日 友引】・雨水 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)世界との往き来難《がた》かる世はつづき窓開く日を偏《ひとへ》に願ふ ~今上天皇陛下 徳仁 (令和4年歌会始の儀)Photo:ARAB NEWS 令和6年の天皇誕生日です。今年に入ってもロ
#4012 大君は神にしませば水鳥のすだく水沼を皇都となしつ
令和5年10月1日(日) 【旧 八月一七日 赤口】・秋分・蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)大君は神にしませば水鳥のすだく水沼《みぬま》を皇都《みやこ》となしつ ~作者未詳 『万葉集』 巻19-4261大君は神でいらっしゃるから水鳥が群れ集うような沼地を都としてしまわれま
#3988 遠近の風とぞ今はなりなまし かひなき物は我が身なりけり
令和5年9月7日(木) 【旧 七月二三日 大安】・処暑・禾乃登(こくものすなわちみのる)遠近《をちこち》の風とぞ今はなりなまし かひなき物は我が身なりけり ~朱雀天皇(923-952)『新続古今和歌集』 巻16-1559 哀傷歌あちらこちらと吹く風と今はなってしまうのか。むなしい
#3953 秋山の樹の下隠り逝く水のわれこそ益さめ御思よりは
令和5年8月3日(木) 【旧 六月一七日 仏滅】・大暑・大雨時行(たいうときどきふる)天皇の鏡王女に賜ふ御歌一首妹があたり継ぎても見むに大和なる大島の嶺《ね》に家もあらましを ~天智天皇 『万葉集』 巻2-0091 相聞歌お前の住む辺りを見続けていたいのに、大和にある大島
令和5年6月9日(金) 【旧 四月二一日 赤口】・芒種・蟷螂生(かまきりしょうず)妹がため我玉拾ふ沖辺なる玉寄せ持ち来沖つ白波 ~作者未詳 『万葉集』 巻9-1665 雑歌妻のために玉(真珠)を採ろう。沖辺の玉を岸に寄せてくれないか沖の白波よ。Photo:PEARL music さん 金
#3864 春くれし昨日もおなじ浅みどりけふやはかはる夏山の色
令和5年5月6日(土) 【旧 三月一七日 先勝】・立夏・蛙始鳴(かわずはじめてなく)春くれし昨日もおなじ浅みどりけふやはかはる夏山の色 ~後伏見天皇(1288-1336)『風雅和歌集』 巻4-0302 夏歌春が暮れた昨日も同じ浅緑色だったが今日からは変わったのだろうか、夏山の色に
小男鹿 さおしか 富士屋 徳島 出来ればご声援お願いいたします m(__ __)m グランドフィナーレ 阿波踊り 2023年8月12日〜15日開催予定お土産開けてご覧明治天皇の御製のお菓子だぞ。 三越かのか 今度はわりに丁寧だったそうで、よかった。赤い袋はよろこびのどっきどっき。 私なら 乱暴者が...
#3823 やどごとに心ぞ見ゆる円居する花の都の弥生きさらぎ
令和5年3月26日(日) 【旧 閏二月五日 友引】・春分・桜始開(さくらはじめてさく)やどごとに心ぞ見ゆる円居《まどゐ》する花の都の弥生きさらぎ ~藤原定家(1162-1241)『夫木和歌抄』 巻4-1233 春歌四家ごとになごやかな団らんがあるような、花満開の都の二月三月の季節
#3792 懸緒断つ音高らかに響きたり二十歳の門出我が前にあり
令和5年2月23日(木) 【旧 二月四日 大安】・雨水・土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)懸緒断つ音高らかに響きたり二十歳の門出我が前にあり ~徳仁親王殿下(当時)昭和56年歌会始Photo:令和元年10月22日、即位の宣命を読み上げられる今上陛下 ~AFP BB News 徳仁
【父が娘に伝える大日本帝国の物語】<S001>昭和16年9月ーよもの海ー
【父が娘に伝える大日本帝国の物語】<S001>本稿は、昭和16年(1941年)9月ーよもの海ーに纏わる物語です。 歴史は人の手を介して伝えられるものであるから、そこには取捨選択が有り、伝えられる側も人であるが故に感情が添えられる。置かれた立場により大義が何通りも存在するから、起こった事実とそれぞれの事情を多面的に捉えようといった意識がいつも肝要だ。我が国の歴史の物語に触れることが、自分の生まれた国に対する興味と愛着、自身のルーツに対する敬意、自分の頭で考える未来に繋がれば嬉しいと思う。
#3755 なゐをのがれ戸外に過す人々に雨降るさまを見るは悲しき
令和5年1月17日(火) 【旧 一二月二六日 先勝】・小寒・雉始雊(きじはじめてなく)なゐをのがれ戸外に過す人々に雨降るさまを見るは悲しき ~上皇陛下 1995(平成7)年 元々「なゐ」は大地を指す古語でした。昔は地震の表現に「なゐ震《ふ》る」と言っていたのですが、後
#3716 君と見る波しづかなる琵琶の湖さやけき月は水面おし照る
令和4年12月9日(金) 【旧 一一月一六日 友引】・大雪・閉寒成冬(そらさむくふゆとなる)我が妻と旅の宿より眺むればさざなみはたつ近江の湖《うみ》に ~徳仁皇太子殿下(当時)「平成6年歌会始」Photo:皇居・御所の小広間で歓談される天皇、皇后両陛下(2022年2月10日)
"山百合の花咲く庭"で昭和天皇が詠まれた和歌 昭和天皇 【非売品】昭和天皇の御製 国柱会本部編(真世界運動本部) 令和2年(2020年) 11月19日 村内伸弘撮影 おばあちゃんの遺品整理をしていたら、おじいちゃんのと思われる昭和天皇の御製集の本が出てきました。パラパラパラ...
令和4年5月4日(水) 【旧 四月四日 先勝】・穀雨・牡丹華(ぼたんはなさく)木を植うるわざの年々さかゆくはうれしきことのきはみなりけり ~昭和天皇(昭和31年)Photo:愛知県で開催された第70回全国植樹祭(令和元年6月2日)~東京新聞 「さかゆく」は「向上する」の意