すべては聖地☆彡
和歌山県の南部西海岸に位置する三段壁。この左側には、ひときわ目を引く大きなハート型のモニュメントがある。恋人の聖地だそうですが、しかしそこかしこの地で、恋人の聖地って謳っているのを見かけますが、そういうと集客効果があるのかなぁ~。
凄い! 地底36メートルの洞窟内は、平安時代に熊野水軍の舟の隠し場所だったとの事。今はエレベーターでスッーと下まで連れて行ってもらえ洞窟内を見て回れる。が、休館中で建物の中に入れずエレベーター乗れんかったw 営業時間や営業日はちゃんとじっくりねっとり確かめてから行ったほうがいいですね~。なので、、ちょっと周囲を散策することに。
この建物の隣、道沿いには、石碑があって、”投身自殺者 海難死没者 供養塔” と書かれてあった。自殺の名所らしんですよねぇ。怖ぇーーー。
口紅の碑ってのがある。間近で見たけれども気のせいかなんかブルっと寒気がしましたねぇ。。。なんでも、1950年6月10日、義理の兄妹であった22歳の定一さんと、18歳の貞子さんは許されぬ恋を苦に、大岩に口紅で詩を書き、三段壁から身を投げ心中。その翌年の同じ日に御友人さんが、二人の恋が成就するようにと、文字を岩に刻みこんで残したのだそう。文字を岩に刻み込んで残したって。。。んな事すんなよ、って思ってしまいますが、まぁそれによって今となっては恋人の聖地として宣伝集客できるのですから、終わり良ければ総て良し、って事でその御友人さん偉い!
しかし、やっぱり貞子とかそういう名前かぁとかついつい思ってしまった。。。リングで貞子という名前が強烈に刻み込まれてしまっていて、貞子=怖い不気味 みたいな。でもこの定一さんと貞子さんはそれぞれのお父さんとお母さんが結婚し兄妹となったそうなんですよねぇ。それで双方とも恋に落ちてしまったと。
しかし、真面目な御二人だったのでしょうねぇ。周囲に助言してくれる人もいなかったのでしょうかねぇ??? 別に形式上の結婚という形をとらんでも、兄妹で二人でしれっと一生暮らしていけばすむ話なのに、なんでそんな形式上の結婚にこだわったのかが謎です。1950年って昭和25年ですよねぇ。。。終戦を迎え世もめちゃくちゃだったのだから尚更しれっと二人で暮らしていけばよかったものを。現在でも大人になっても実家住まいの人や兄弟姉妹で暮らしている人いるじゃぁないですかぁ。しかも終戦5年後ですからねぇ、ますます兄妹の二人で暮らしていても普通に思われると思いますけれどねぇ。
それでも、周囲の目が気になるのなら、二人で引っ越しして別天地でしれっと暮らせば良かったのにねぇ。。。何故たったそれだけの事で心中するのか理解に苦しむ。。。
燃えるような恋をして超絶燃え上がり結婚したカップルが数年後にあっさり離婚したり、盛大な結婚式をしたカップルが数年後に離婚したり、そんな話は山ほど見聞きする。恋は3年で終わるとかよくいいますが、心中などする前に数年でも二人だけで暮らしてみれば良かったのに。。。そうしたら、なんだこんな奴だったんだ! みたいなぁ(笑) そんな感じで冷めて、喧嘩別れしている可能性も大いにあるわけですよねぇ。。。障害があるから燃え上がるってのはあるでしょうし、父母に守られて生きるのではなく、独立して二人でお金を稼いで自立して数年間生活してから死ねよ~。死ぬのなんていつでもできるのだから、それに嫌でも100年もすれば死ぬのだから焦ることはない。
死ぬ前にとりあえず数年間、少なくとも5年間だけ自活して二人だけで暮らしてみろよっ!! と2人が生きていたら言いたい。で、お互い幻滅して別れているかもしれないし、もしうまくいっていれば5年暮らして何もないし大丈夫なんだからそのまま一緒に暮らして生きていけばいいじゃん、って話になりますよね~。
2人共に近視眼的になって絶望し鬱になり自殺というなんとも惨たらしい悲惨な結末の二人だったわけですが、二人が永遠の愛を貫いた場所♪ とか言って、好きな人と一緒に岩を触ると両想いになれる♪ だとか、カップルで来ると末永く幸せになれる♪ だとか、プロポーズにふさわしいロマンチックな恋人の聖地♪ だとかもう言いたい放題になっているもよう。
世間体を気にして恋が叶わないから二人で死ぬ!!とかって、なんでそれがロマンチックなのか、愛を貫いたと言えるのか???? 死後の世界を二人は完璧に知っていたのか??? 二人で死ぬと永遠に一緒にいれるとでも思ったのか??? もしそれが仮に真実だったとしても、離婚する人も多いのですから、もしかしたら逆に永遠に一緒にいるのが苦痛になる可能性もあるわけで、しかも、もう死んでいるわけですから自殺して逃げることもできないわけで。。。。とにかくなんでこういう話を持ち上げるのかが非常に謎です。
好き合った二人が心中すると、露 天神社もそうですが、何故、恋人の聖地になるのか、プロポーズにふさわしい場所になるのか??? そういう場所でプロポーズなんてされたら、この人大丈夫かな??? って心配になりますけれどねぇ。。。本来なら事故物件扱いになるはずなのですがねぇ。。。恋人の聖地というよりは、鬱の聖地と言った方がいいような気もしますねぇ。。。まぁいいです!
って、事はですよ。一家心中した場所などは、ファミリーの聖地♪ って事になりますねぇ♪ もうやめましょやめましょ、なにかあっても事故物件扱いするのやめましょう~♪
さてさて、進んでいくとこんな感じ。岩端からかなり離れたところからロープがぐるっとはってあって、岩の端とかには行けない様になっている。なのでこれはロープの際から身を乗り出して撮った。自殺が多いそうなので、自殺防止と安全のためでしょうねぇ~。ロープくぐって端までいったろか!! とか思ったけれど一応やめておいた。私、良い子なの。アハ
しかしねぇ、ちょっと思うんですよねぇ。一年後に岩に文字を刻んだというその御友人、なんかにおうのですがねぇ。。。もしかしたらもしかするとですよ、真実は、その人が2人を突き落とした、という可能性も考えられますねぇ。。。それか、もしかしたら憎んでいた兄が妹を、もしくは妹が兄を、突き落とそうとしたが抵抗されもつれ合って二人で崖から落ちてしまった可能性もありますねぇ。
それか、口紅で書いて自殺したというそれ自体がそもそも作り話という可能性もありますねぇ。だって、口紅で岩に文字を書くって、口紅を見せる事自体が電車で化粧しているのと同じような感じに思えてしまって、好き!と思い込んでいる人の前で口紅とりだして文字書いたりしますかねぇ??? 口紅ってところがやけに女を感じさせる女女した物語のようにも思えますねぇ。
まぁ何が真実なのかはわかりませんねぇ。。。クククク
遠くを見ると、ロープを越えたずっ~と向うの岩の際に座り、釣りをしている人の姿が見えた。ロープをくぐって行ったのだろうか??
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