キャンパスにて
2015.04.26 11:37|その他(東京都など)|
150422 F4(VIFART)
小田急線東海大前駅からこの湘南キャンパスまで、徒歩で約20分くらいで来られる。駅の近くに用事で来たついでに、思いついて足を延ばした。ずっと上り坂続きで、結構急勾配なところもある。朝など急ぎのときは学生もしんどいだろうなと思いながらゆっくり歩く。
何年ぶりになるだろう。所用のついでだったのでゆとりがなく、時間をかけて歩き回るわけにもいかない。見渡したところ建物の変化は見つからず、立木の春らしい様子の取材で我慢することにした。学生たちに新入生らしい様子が見えるかとも期待したが、もう既に見分けがつかないほど同化して誰もが同じようだった(アタリマエカ、小学生じゃあるまいし)。
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150417 F4(vifArt300)
東海大の湘南キャンパスを訪れた帰り、目についた風景をカメラに収めた。窪地を挟んで向こうの丘に家が建て込んでいる風景だ。そのときは、遠景に塔が二つ見えるのがちょっとアクセントになるなと思った程度だった。
帰宅後描いたあと、どうも二つの塔が気になって仕方がない。互いにかなり離れてはいるが、よく似た塔で無関係とは思えない。工場か何かの施設だろうか。
ふと思いついてGOOGLEの地図で調べてみることにした。全く未知の場所で自信はなかったが、ストリートビューと航空写真を併用して道をたどり、ようやく目的の場所を確認できた。秦野精華園という知的障碍者の支援施設の塔だった。地図で見てもかなり広い敷地に建っている。塔が離れて見えるのも当然だ。
GOOGLEでこんなことができるんだと感心しきり。ひまに任せて、あれこれ調べてみたくなっている。
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100422 F6(WHITE WATSON)
シャガはアヤメの一種だ。花でも咲いていないと目に留まらない、というより普段はこっちが気がつかないほどひっそりした存在だ。でも花は見るからに清楚で優しい。好む人も多いだろう。
これまで仮名書きで済ませてきた。でも、「シャガ」は漢字だとどう書くんだろう。気になって調べてみたら、「射干・著莪・胡蝶花」などと書くそうだ。射干や胡蝶花はともかく、「莪」なんて字は滅多にお目にかかれないし、「著莪の花」なんて書くと途端によそよそしく取り澄ました感じになってしまう。ちなみに学名では”iris japonica”という。このほうがずっと親しみやすい。中国からの帰化植物だというのに何でjaponicaなのか、胡散臭い命名に思えるけど。
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150408 F3(CANSON)
珍しく描線を残して描いてみた。といっても全体に下描きの痕跡をはっきり残すほどではないけれど。鉛筆を生かした素晴らしいスケッチを描く人は何人も知っているしそれぞれに魅力も感じるが、自分ではそれはクロッキーやラフスケッチのときだけという描き方を続けている。いつかはと思うときもあるがなかなか機会がない。
もう20年以上にはなる古いスケッチブックを見つけた。昔描いたスケッチに日付があった。ついでに想い出を懐かしんだ。この絵はその紙に描いたみたものだが絵の具の乗りはいい。全体が黄ばんで見えるのは紙のせいではない。下塗りにキナクリドンゴールドを薄く延ばしたからだ。
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090415 F3
昨朝のこと、ふと見ると丹沢大山がうっすらと雪に覆われていた。前日の気象情報で関東もところにより雪といっていたとおりになったわけだ。「春に三日の晴れなし」というものの、このところの天候不順や寒さ続きには桜や桃などの花々もビックリだろう。
ところが同じく昨日田舎道を歩いている途中、突然ツバメが一羽こっちの身体をかすめて飛び去っていった。こんな経験は何十年も前幼い頃以来のことだ。一瞬オッと思いながらも懐かしさがこみあげた。「そうだ、昔はツバメももっと身近に飛んでいたよなぁ」と見上げると、7~8羽ものツバメが元気に飛び交っていた。何となく嬉しくなる反面、こんな時期に戻ってくるのは早過ぎではと心配しながら暫く見とれていた。
その先の梨畑では授粉の作業が始まっていた。授粉を終えた梨の花が、花粉の増量剤で白から薄紅色に染まっている。それがボケの花を思い出させた。
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150405 F4(VIFART)
この時季、いっせいに活動を始めた里山を眺めるのが毎日の楽しみだ。といっても花のことではなく遠目に見る木々の新芽の話である。里山を覆う木々の色合いは芽ぐみによって日ごとに変化する。その微妙な色合いや変化の遅速は樹種によって異なり、その様は実に多種多様で毎日見ても飽かせない。現役を退いた余得の一つだろう。
蒲団着て寝たる姿や東山(服部嵐雪)
という有名な句がある。これは冬枯れの京都東山を見たままに捉えた嘱目の句だが、これに倣えば、今眠りから覚めつつある里山の様子は、蒲団を着てゆったりと呼吸を続けているように見える。
この絵のように里山を歩いているときには、逆にそうした呼吸を感じにくいけれど、木々の生気は無論充分に感じられる。枯葉すら光り始めている。その様が描きたかった。
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150329 F4(VIFART)
スケッチのロケハンを兼ねて木々の芽吹きはどうかと様子見に来てみた。まだここ震生湖の周辺に春の兆しはほとんどない。スケッチの思惑は少々外れた。
湖畔には人影もない。いるのは釣り人だけだ。片隅に設けられた釣り場には、何人かが腰を据えていた。ろくに釣れもしないのに物好きなコッチャと思ったが、こっちの思惑外れを知ったら逆にそう思うだろうと気づき独りで苦笑。
ついでに書いておくと、来る途中隣接地でソーラー発電の工事が始まっているのを知った。以前ゴルフの練習場だったがしばらく空き地のままだった。完成したら辺りの様子が大きく変わるだろうな。かなり大きい施設らしいが自然環境への影響はどうなんだろう。
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