NEW WAY.NEW LIFE

Tomorrow Begins Today 明日は今日から始まる ダラダラ書きます

マリファナ狂いの探偵がラリッてラリッて真相へ
何かアレに似てると感じた
コーエン兄弟の映画【ビッグ・リボウスキ】
探偵だけが、分断され階層化した社会を自由に行き来出来る
そういう雰囲気が似てるなと
しかし、これハッキリと真相は描写されないし、主人公である探偵がどこまで真相に気づいているのかもわからない
観ている我々がああだこうだと考える余地がありますよね
何となくだけど、ヒロインって潜入捜査を強いられたんじゃないかな?金持ちの所に
こういうのを考える余韻が楽しい映画
通常、今作の様なハードボイルドなスタイルの映画って主人公の独白で物語を進めますが
主人公のグルとでも言うべきか、友人である女性のモノローグで進めますよね
ここら辺、面白い
主人公の内面が既に麻薬によってぶっ壊れていて、現実には存在しない人物なのかもという気もしてくるし

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トム・クルーズの死にっぷりを楽しむ映画だよな
後半、凡庸な戦争アクションになってしまってるのが残念

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いわゆる、ゆるキャラ的な男が主役の脱力コメディかと思いきや
重たい話し
後半の展開に思わず、もうやめたげてと声を出したくなる程
それだからこそラストの曲が効いてくる

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リチャード・アイオアディが監督2作目に選んだのはドストエフスキーの小説2作目の映像化
このチョイス、粋だな

前作同様、洒落た雰囲気に映画は包まれているんですが
漂う閉塞感、文明の停滞感がたまらない
主人公の住んでる場所を団地に設定しているのが良い
なんか独特の空気感がありますよね
正直、肝心の物語はというと
日本人なら誰しも
世にも奇妙な物語を連想してしまう位
どうにも派手さは無いとは思うんですが
終わり方がスカッとするのが良い
あとあれだ、坂本九の曲の使い方
ちょっと笑ってもうた
ここでくるかって意表を突かれた

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結構珍しい映画だと思う
姉と妹が共同で脚本を書き、姉が監督
こういうスタイルの監督って男性ではコーエン兄弟が浮かぶけれど、女性ではパッと浮かばない
そこがまず珍しい
そしてドイツに暮らすトルコ系移民を描いた映画というのも珍しい、日本ではファティ・アキンの映画なんかが紹介されているくらいなのかな
映像面でも面白くて、過去の回想をマジックリアリズム的に表現していて
ジャン=ピエール・ジュネ監督の映画【アメリ】なんかが好きな人は観ていると楽しいんじゃないのかな
じゃあこれが面白いと聞かれると、何とも
ヨーロッパ社会で軋轢を生んでいるイスラム移民問題を読み解くヒントになるわけでもなく
ただ、里帰り旅行の結果、トルコに帰る決断をする者が現れるというのは興味深かった
ドイツでの暮らしはやることなすこと裏目、すがりつくのはトルコ人だというアイデンティティ
もう一回、ドイツで頑張ろうという感じには描かないんですね
ただ帰っちゃう

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愛国者か?裏切者か?
冷戦下のポーランドで男はソビエトの情報をアメリカに流し続ける
やっぱり印象的なのは男が正装である軍服姿でCIAの工作員と接触する場面
彼は自身の行動を愛国的と信じ、迷っていない
しかし、その結果
物語の結末が切ない
大国に翻弄される小国の悲しみと、したたかさが本作では描・かれていると思う
アンジェイ・ワイダ監督の映画【ワレサ/連帯の男】とセットで観ると、ポーランドの現代史が理解できるんじゃないかな



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アスペルガー症候群の青年が主人公の映画だと言うので、重たい映画だと勝手に思っていたけど
意外と笑える箇所があって楽しんでみれた
そして、クライマックス
主人公の求める世界がこの世界には存在しないとなってからの
展開
素敵なラストシーンだった

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悪い宇宙人がやってきた、迎え撃つのはロンドンの悪ガキたち
というノリノリのアクションかと思いきや、冒頭描かれる悪ガキたちの強盗シーンにドン引き
コメディ要素は薄く、徹底的に悪対悪という構図なんですね
これって悪い宇宙人がやってきようがやってこなかろうが、悪ガキたちの日常がかなりハードって事が劇中描かれていて
「大人」への不信感のせいか、悪ガキたちは自分たちだけで異常事態に対処して、犠牲者をポンポンだしていく
これをカッコいいだとかは感じなかった
その位、悪ガキたちを取り巻く環境は悲惨
娯楽映画でありながら、社会派映画の要素が濃厚な一作

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これやられた、かなり面白い
イギリスのロンドンで民生係として働く男の仕事っぷりを描いた映画なんですが
ほんと上手く出来ている
話自体はなんとなく、オスカー・ワイルドの短編「幸福な王子」を連想した
あれですよね、町の丘にたつ王子の銅像がツバメに頼んで身に着けていた宝石を貧しい者たちに分け与えていく、そんな話
本作にそれと近いものを感じたんですが、まあそのくらい普遍的で、いくら時代が変わろうと名作として語り継がれるだろう要素をもった作品と言えるんじゃないのかな
しかし、これ淡々とした描写が続くんですが
繰り返しに見えて、主人公である男の変化、喜怒哀楽によって描写もまた変化している事に気づくと
演出の巧みさに絡めとられて、物語に一層引き込まれる
その巧みさのせいだと思うけど、ファンタジックなラストシーンにも違和感が無かった
むしろ、あー良かったと
報われたね、と
本当、観ている間は幸せな時間を過ごせた

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主人公にとって
映画で描かれる1日は
モラトリアムの日々に終わりを告げた日として、何回も何回も、その後の人生で振り返る日になるんじゃないのかな
なんかそんな気がする

こういう映画もたまには良い

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