1990年代、ユーゴスラヴィア解体の中で起きた陰惨な内戦、その内戦でおこなわれた犯罪を裁くために国連が安全保障理事会決議827によって設置した旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷
時は2005年、旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷の検事カルラ・デル・ポンテは戦争犯罪人を追い詰めようと暗中模索していた

スイスのドキュメンタリー映画カルラのリストを観た

ユーゴスラヴィア、もう地図上から消えた国ですね
宮崎駿のアニメ映画紅の豚はアドリア海が舞台でしたが、アドリア海の西がイタリアで東がユーゴスラヴィアになります

戦争犯罪人、いわゆる戦犯を裁く法廷といえば日本では、第二次世界対戦後の通称[東京裁判]と言われる極東国際軍事裁判ハバロフスク裁判ですね
勝者が敗者を裁くのは公正であるのか、敗者である日本から見た東京裁判やハバロフスク裁判は一方的であると映る事がある
勝者も同様に裁かれるべきなんじゃないの、とは思う

ユーゴスラヴィア紛争に介入したNATO軍は訴追されないのか、疑問は残る

ただこの様な戦犯を裁く法廷が未来に置いて戦争の抑止力になる可能性がある、そのためにはキッチリと裁いて欲しい気がする

未来のためにカルラ・デル・ポンテは戦った
劇中、クロアチアのアンテ・ゴトヴィナが捕まる
彼は戦局を変えた傭兵あがりの英雄、その戦局を変えるために用いた無差別攻撃が裁かれる

戦争は割に合わない、戦争をすれば国際法廷で裁かれる
そうなれば良い



【パパは、出張中!】について
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【去り逝く君へ】を観た


【カルラのリスト】の予告はこんな感じです
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映画を観る前に予備知識としてボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で起きたスレブレニツァの虐殺は知っておいたほうが良いかもしれません


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