『言霊』2

by ノブα

2007年06月

続・未来と現在のモーニング娘。の歌声

続きです。

未来の6期中心のモーニング娘。の最大の特徴は、『声の透明感』。特に、高音部分の透明感は凄いです。

そして何より亀井・道重・田中の声質の相性はバッグン。

ただし、声の透明感だけでは楽曲の振り幅が狭くまるので、振り幅を広くするためと、声の透明感をより際ださせるために、光井の声が必要不可欠。

光井のやや太めで艶のある声、特に低音部分は6期が持っていないもの。

今ようやく光井愛佳加入で未来のモーニング娘。の最低限の駒がそろったところ。

モーニング娘。もまだまだこれから。


『マジアサ!クリアファイル第2弾』

中澤裕子さんと松風雅也さんのラジオ番組『マジアサ!』(bayfm)で、ノベルティーグッズとしてクリアファイルがあるのですが、そのクリアファイルの第2弾が完成。

それを記念して、6/17、6/24の2週にわたり、番組にメールを送った人の中から各週50名に、第2弾クリアファイル・プレゼントの企画があったのですが、6/17はメールを送り忘れてしまったため当然×。

6/24は忘れる事なく、裕子さんのバースデーライブの感想をメールで送りました。

そして昨日番組のブログでプレゼント当選者発表があったのですが、当選しました。(ラジオネームはこのブログのネームとは違います。)

これで、第1弾・第2弾のクリアファイルが、嬉しい事に早くもそろってしまいました。

第1弾は2人のいつも書いているサインとは違うサイン入りでした。

第2弾サインが入っているのでしょうか?

送られ来るのが楽しみです。

未来と現在のモーニング娘。の歌声

2007年6月30日(土)

サヨナラのかわりに


『笑顔YESヌード』のC/W『サヨナラのかわりに』は、現在のモー娘。未来のモー娘。の歌声を聴くことできる貴重な曲になっている。

つんく♂Pはこの曲で、未来のモー娘。こと、6期が中心となった時のシミュレーションを久しぶりに行った。

この曲は『おはスタ』で、光井を物語の中心に、亀井・道重・田中の3人が物語のキーパーソンとして活躍する、という話に使われた曲です。

『あの時あの日の思い出は
明日に強くなるため
旅立つ季節は涙みせずに
ありがとう』

このパートは、亀井・道重・田中の3人のユニゾン、未来のモー娘。です。

3人、同音圧でフラットのユニゾンです。

さゆみん、『ありがとう』の部分で微妙に音がハズレているので、彼女の声だとすぐ分ります。


『最後のチャイムが~

~誰かに助けられてた』
は、藤本を軸にしたモー娘。のユニゾン。

『いたずらもやり過ぎて』(久住)

『怖くなって
逃げ出した夜の校舎』(光井)

『忘れないよ ずっと』(亀井)

『にぎやかだった教室には~

~ありがとう』

亀井・道重・田中の3人のフラットのユニゾンを軸に、それよりやや音圧を下げた残りのメンバーのユニゾンのミックス。

『交換したノートで~

~友だちがそばにいたから』

全員同音圧のフラットのユニゾン。

『喧嘩した放課後には』(光井)

『ひとりぼっち
泣いてたこともあったけど』(久住)

『忘れないよ ずっと』(田中)

『あの時あの日の思い出は~

~ありがとう』

亀井・道重・田中の3人のフラットのユニゾンを軸に、それよりやや音圧を下げた残りのメンバーのユニゾンのミックス。

『それぞれに道は別れても~

~みんなは ありがとう』

高橋を軸に、モー娘。のユニゾン。

『ララララ~

~ラララ ラ』

全員同音圧のフラットのユニゾン。

『あの時あの日の思い出は~

~サヨナラのかわりにするよ
みんな ありがとう』

高橋を軸に、モー娘。のユニゾン。

最後の『ありがとう』の『とお』の部分、愛ちゃんの得意技、バックビートのビブラートで終わっています。


続きます。

続続・魂人・菅井先生

続きです。

「ボーカルトレーニングという分野は往年の歌手の方達が引退なさった後で、生活する一部で歌を教えるのがこれまでの形でした。

つまり、歌を教える中でのボーカルトレーニングという位置だったんです。

自分も最初この仕事を始めた時には『声を出させる。』といった、インストラクター的な仕事を、どう進めていけば良いかわからなかったんですよ。


ボーカルトレーナーという立場で仕事に行くと、どうしても軽んじられる面もあります。

これは、ぶつ切りで録音したものを最終的に1曲に重ねるという曲の作り方が、業界的に主流になっていることと大きく関係していると思います。

例えばつまみ1つねじるだけで音程を揃えることも出来るわけですから。

これまでは、『声を出す』という本質的な部分が軽んじられていて、厳しいと思うこともありましたね。

自分が今、ボーカルトレーナーという立場とチャンスを頂いたからには、同じ志で音楽や歌に関わっている人達や、次に続く人達に、良い形でバトンを渡したいですね。

その1つの目標がボーカルトレーニングのメソッドを確立することです。

指導してきた中で、自分が得た指導法を誰かに伝えたい。今 Wordを使ってメソッドを出版するための準備をしています。

でも、こんな風に活動しているうちに自分の歌う場所がなくなってしまい、もう3年くらい歌ってないですけどね(笑)。」
(2005年7月22日)


生徒の歌のレベルなどを数値化して管理するのに、某コンピュータ会社の製品を使っていることからこのインタビューが実現。


彼もつんく♂P同様、歌を色で例えている。感覚が2人は似通っていますね。

なぜ、彼は現役であった歌い手の自分を封印してまでハロープロジェクトのボーカルディレクトを引き受けたのか?

先ず、つんく♂Pが『声を出す』という本質的な部分を重んじているから。

そして、当時のモーニング娘。の中に、自分が現役から一線を引いてもいい、彼女達のボーカルトレーニングをしたい。と思わせる魅力があった。

そして今では、『生きる上での証』『過去と未来をつなぐ貴重な存在』とまで言わせるほど、魅入られるてしまっている。

彼の人生を狂わすほどの魅力とは……?


今後ハロプロから菅井先生の意志を引きつだヴォーカルトレーナーが生まれるかもしれないですね。

そんな菅井先生も、毎年NYにレッスンを受けに行っている。


続・魂人・菅井先生

続きです。

菅井「その一方で、歌う・声を出す場合に心だけでは上手くいかない部分もあります。

例えば立ち方や姿勢などがその1つです。

ちょっと身体を押してあげるだけで効果が出る場合もある。

歌っている時に背骨の特定の場所を押すと、1つ高い音が出せるようになるんです。

感覚的なことと具体的なこと、そのどちらかに固執せずに両面のバランスをどう覚えるかが重要なんだと思います。」


声楽家が所属し、オペラ活動も行う二期会に自ら参加し、歌い手としての活動も行っている菅井先生だが、そこに『ボーカルトレーナー』という仕事が加わったのは26歳の頃のことだ。

大きな転機となったのが、モーニング娘。5期メンバーの歌唱指導だ。

その当時のテレビ番組を見た人達の感想が多くのWebページで掲載されている。

菅井「テレビとインターネットって怖いですよね(笑)。

僕の場合は『怒っている』という姿が視聴者のイメージに強く残っている。

番組は全くヤラセ的な部分がなくて、候補者も自分達講師も、2日という限られた時間の中で最大限の可能性を引き出さなければ、という意識で一杯だったんです。」


当時、菅井先生は別の番組でボーカルトレーニングの講師として出演したことがあった。

たまたまそれを見たことのあるディレクターが、『モーニング娘。のボーカルトレーニングを担当して欲しい。』と声をかけたのだと言う。

クラッシックの世界では、『芸能界』に足を踏み入れることを良く思わない人々も多い。

菅井氏も当時は同じような認識があり、誘いに対して悩んだのだという。


菅井「その当時の自分としては、芸能界へ入りたくないという反面、このままクラッシック界という特定の世界にいると、歌への感覚が固執してしまうのではないか、とあれこれ考えましたね。

それでも、もしかしたらこの機会が自分の成長につながるのではないかと考え、挑戦することにしました。

当初は1回だけの仕事だと考えていたんですが、つんく♂さんから、『ハロープロジェクトのボイスディレクトを引き続きお願いしたい。』とオファーがありました。

その時に自分はボーカルトレーナーなんだという認識が生まれたんです。」


続きます。

魂人・菅井先生

2007年6月29日(金)

菅井英憲・某コンピュータ会社インタビューより。

2005年7月22日

ボーカルトレーナーは感覚的なアナログ世界、様々なアーティストがしのぎを削る芸能界。

その中でも突出した人気を誇るグループ『モーニング娘。』の活動を支えるキーマンの1人が、ボーカルトレーナーの菅井英憲先生だ。

テレビ東京の番組『ASAYAN』で、第5期モーニング娘。のボーカルトレーニングを担当し、候補者達を厳しく指導したその姿に覚えがある人も多いはず。

みんなのイメージにある菅井先生は『怒り顔』だが、これはレッスン中の顔。インタビュー中は、終始にこやかな表情を見せる優しい先生だった。

菅井「例えばパソコンを覚えようとしても、本を読んだだけでは使えるようになりませんよね。

自分の知らないボタンとかわからない機能があるけれど、使い続けるうちに段々と使い方がわかってくる。

ボーカルトレーニングもそれと同じで、1回のレッスンでは少しずつしか直すことが出来ませんし、すぐにマライヤ・キャリーみたいになれるわけでもありません。

でも、『やっても出来ない子』はいないんです。」


歌を歌う。声を出す。主に身体の内部の動きが中心になり、『こうすれば良い』と目の前で見せることが出来ないテクニックこそが重要となる。

言葉で説明できる部分もあるが、多くの場合は感覚的な表現で伝えられることが多い。しかし、その一方で、菅井先生はより具体的なアプローチもボーカルトレーニングの手段として取り入れているという。


菅井「僕はレッスンの中で子供に、『この歌は何色かな?』って聞くようにしているんですよ。

『私はピンクだと思う。』『じゃぁピンクのように歌ってみて』と言うと、全然歌が変わってくる。

つんく♂さんから聞いたのですが、岡本太郎さんの話で、大人はキャンバスを渡すと、その中に絵を描こうとする。

でも子供はキャンバスをはみ出して絵を描こうとする。

その創造性が凄いのだ、と。

大人にそう言っても通じないことが多いので、子供に対していつまで通じるのだろう、と考えることがあります。

これは心の問題であり、ボーカルトレーニングの感覚的な面ですね。」


続きます。

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