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10月最初に読み終わったのは、この1冊でした。「雨月物語」の9編の中から「菊花の約」「浅茅が宿」「吉備津の釜」「蛇性の淫」の4つの物語が描かれています。「雨月物語」は高校生の頃に読みました。もちろん原文のままではありません。(^_^;)登校途中で友人に会い「昨日『雨月物語』を読んだんだけれど、思っていたような怪談話ばっかりじゃなくて、けっこう良かったよ。なんか泣いちゃったやつもあった。」と言ったら、「感情豊かなんだね。」と言われたました。あのころと比べたら、感性もかなり衰えたと思いますが、それでも今回もまた泣きました。いやむしろ、若き日に文章を脳内再生させた映像よりも、木原敏江さんの丁寧で情感たっぷりな描かれ方に、昔よりも心に迫ってくるものがありました。「雨月物語」で有名なお話は、究極の同性愛の物語と言わ...マンガ日本の古典「雨月物語」
近松門左衛門、浄瑠璃、歌舞伎の戯曲作家。里中先生のマンガなのでめくってみました。近松は当時実際に起こった世間をにぎわす事件をもとにしたドラマをつくり。ワイドショー的感覚で、しかも人間の本質を詩情豊かに見せ、熱狂的に支持された。『心中天網島』享保五年10月16