メインカテゴリーを選択しなおす
もうセールはいいかな、と思っていたのですが、、、、、 丸善お茶の水店で5月31日(金)〜6月13日(木)まで開催中の洋書そるど市へ行ってきました。 洋書そるど市は丸善で開催される恒例の洋書バーゲンセール。 60%~30%OFF(ペーパーバックはほぼ550円)と、かなりお得なイベントです。 お茶の水店のそるど市を訪れたのが今回初めてだったうえ初日でもなかったので、例年との比較はできませんが、個人的には規模の割りに(丸善本店で新春に開催されるそるど市より小さめ)、豊富な品揃えという印象を受けました。 好奇心にかられダンボールの中の本を漁っていると、奥底から思わぬ一冊が現れたりして、なんやかやと8冊…
1970年代、文筆家、植草甚一氏は小僧の憧れの人だった。「文筆家」と書いたが、植草甚一は何者であったのか、いまだにわからない。作家?エッセイスト?評論家?実に不思議な人だった。 小僧や多くの若者が憧れたのは、植草甚一の暮らし方、ライフスタイルだったのではないか?植草甚一のライフスタイルとはどんなものだったのか? (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 植草甚一は大変な読書家だった。いや、読書家と言うより、蔵書家であった。本そのものについて、長々書くことはなかった。それよりも、その本をどこで、どんな風に手に入れたのかについて、魅力的に…
『美女と野獣』(46)(1978年9月29日『想い出の名作洋画劇場』)ジャン・コクトー監督、ジャン・マレー主演の『美女と野獣』をNHKBS4kで何と45年ぶりに再見。植草甚一氏の一文を読むと「この映画を見た日は興奮して眠れなかった」とあるが、今となってはその大仰な演出と演技が時折コントのように見えてしまうのは時代差のせいで仕方ないところ。とはいえ、CGのない時代にアイデアを駆使して一流のファンタジーたらしめたことは、今の目から見ても驚きに値する。野獣のメイクや豪華なコスチューム、独創的なインテリアといった美術デザインを担当したのはクリスチャン・ベラール。撮影はアンリ・アルカン、音楽はジョルジュ・オーリック。今回は4kということでモノクロ画像が一際映えた。ただ、ヒロインのベルを演じたジョゼット・デイがどうに...『美女と野獣』(46)