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「星の岩屋」の境内の片隅、岩場の前に、石仏があります。 やや横長の四角い台座の上に縦長の四角い台座が乗ってあり、その上に像がありますが、縦長の台座に「南無阿…
現在、当方でも使っている「檀信徒喪儀法」の回向文で、特に「山頭念誦」のそれの一番最後は、以下のようになっている。雲程に奉送し、聖衆を和南す。今回の記事で問題にしたいのは、この「聖衆を和南す」の部分である。「和南」というのは、尊敬する対象に対して、その想いを表す「帰依の礼拝」の意を持つ語である。よって、この場合には「聖なる者達に帰依の礼拝をします」ということになる。ところで、こういう状況で用いられる語の場合、我々はどのような「聖衆」をイメージすれば良いのだろうか?この回向文の制作された状況と、その後の曹洞宗の教義の進展とは、どうやら密接な関係を持つようである。まず、「雲程に奉送し、聖衆を和南す」の意味だが、現在の曹洞宗では以下のように解釈していると思われる。「白雲たなびく天界に(覚霊を)送り奉り、(お迎え下...「聖衆を和南す」の意義について
たちばな台子ノ神社(ねのじんじゃ→神奈川県横浜市青葉区たちばな台2丁目)は、創建年代は不詳ですが、江戸時代には成合村(→現在の成合町)の鎮守として記されており、明治時代後期の1908(明治41)年3月に国の一村一社政策を受けて近隣の浅間社を合祀して社殿を改築しました。さらに昭和時代後期の1976(昭和51)年5月に出雲大社(→島根県出雲市大社町杵築東)より祭神を勧請して社殿を新築し、成合町の産土神として地元の崇敬を集めていま...
大経!これぞ阿弥陀仏の物語!「無量寿経」阿満利麿。浄土仏教の最重要経典を味読しました
仏説無量寿経の法蔵菩薩!すべての人間を救わんとする法然上人や親鸞聖人の教えはここから生まれました。 「無量寿経」注解: 阿満利麿 ちくま学芸文庫 令和3年(2021年) 5月16日 村内伸弘撮影 阿弥陀仏の名を称えるだけで、だれでも浄土(安楽)に生まれることができる―。法然...
息子は他力本願の生き方を しているんじゃないか? (尊敬する息子なのでいい意味です) 10年前ぐらいに、 他力本願 と大きな字で書かれた年賀状をもらいました。 《今年1年を他力本願で生きる》 と年賀状で宣言するなんて、 どういうつもりなんだろう? 当時の私は、 他力本願とは、 自分の努力を放棄して 他人任せ、運任せの 主体的でない生き方だと思っていました。 ところが、そうではなく、 他力とは阿弥陀仏のことで、 自分の力とは小さいものであり、 自力をはるかに超えた阿弥陀仏の力にすがる という教えです。 その前提として、 自分でやるだけのことはやる。 あとは、天にお任せする という心境だと思います…