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善人には善霊が宿り、悪人は悪霊が宿ったもの、但し、悪霊と言わずに、未完成の霊と言ったほうがよい。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間の善や悪の道徳性の根源はどこにあるのですか。「それは、本人に宿った霊の持っている道徳性、それが根源である。その霊が清浄であればある程その人間は善人の性質を示す」 ーーーでは、善人には善霊が宿り、悪人は悪霊が宿ったもの、そう考えてよろしいですか。「その通り。但し、悪霊と言わずに、未完成の霊と言ったほうがよい。でなければ、いわゆる悪魔のような、永久に悪に留まる霊がいるように受け取れるから...
神法に違反するものはすべて罪となる。未だ生まれる前の生命を中断する者は、それが母親であれ、誰であれ、必ず罪となる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー受胎から出生までの期間に霊は、自分の能力をフルに発揮して活動しているものですか。「懐妊期間の経過に従って違いは出て来るが、ともかく、大なり小なり能力は発揮している。即ち、彼は肉体に接触を始めたとはいえ、まだ完全に肉体に宿ったわけではないから。受胎の瞬間から霊には混乱が始まる。その混乱によって、霊はいよいよ自分は新しい人生に入る時が近付いたことに気付く。そうして誕生が近付くにつれて、その混乱は...
魂と肉体の結び付きは、受胎の瞬間に始まり、出産の時に完成する。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー魂は肉体といつ結び付きますか。「両者の結び付きは受胎の瞬間に始まり、出産の時に完成する。受胎の瞬間に、霊は液状の紐で、肉体に結び付けられる。その液状の紐は出産の瞬間まで刻々に緊密さを増していく。こうして産声を知らせる。その嬰児が生者の仲間入りをしたことを」 ーーー霊肉の結合は、受胎の時から、確定的なものとなったのですか。受胎後の早い時期に霊はその肉体に宿ることを中止出来ますか。「その結合...
死の時は、霊はとらわれの状態から解放されるわけだ。だが誕生とはそのとらわれに再び入り込むことだ。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーこの魂はこの肉体に宿るべしと、神によって特に強制されることがありますか。「時にはそういうこともある。それは、霊魂の中に、試練を強制される者があるのと同じ事だ。こういうことは特に、その霊が遅鈍で自分一人では賢明な選択が出来ない場合に多い。罪の償いのために、ある霊は特定の赤ん坊の身体に宿らされることもある。やがてその赤ん坊が入る境遇や地位次第では、その事が霊にとって、懲罰の役を果たすことになるの...
この世にちゃんと生を享けるように定められている子供には、ちゃんと魂が宿る手筈になっている。計画なしで何ものも創造されることはない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は地上へ再生する時期を予知しますか。「彼等は再生の予感はもつ。それは丁度、盲人が火に近付きながら熱さを感じるように。彼等は自分がいつか再生することは知っている。それは恰も、諸君等がやがて死ぬことを知っているのと同じように。ただ、いつ再生するか時期は知らない」 ーーーでは、死が地上生活に避けられないように、再生は霊の生活に不可避のものですか。「その通りだ」 ーーー霊は皆、来たるべき再...
霊が自分の葬式に参列することは極めて多い。霊の書スピリチュアルメッセージ 私の息子も自分のお葬式に来てくれていて、私を心配して寄り添ってくれていたようです。
ーーー故人の銅像とか記念碑が建立される時、本人の霊は除幕式に出席しますか。その式典を嬉しい気持ちで見守りますか。「そういう場合、霊は可能な限り、出席することが多い。しかし霊にとっては、そういう名誉よりも、人々に思い出して貰うことの方が大事なことなのである」 ーーー特定の場所に葬って貰いたいと希望する人がいますが、あれはどういうことですか。死後そこへ本人は好んで行くものですか。こういう物質的なこ...
死者のためになるのは心に念ずることであって、墓に行くかどうか、例えそれが心からそうしたものでも、大した意味はないものである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上で好きだった人達が思い出してくれると、霊は心を動かされますか。「それは諸君が想像する以上に、その影響は大きい。もし霊が幸福な場合は、その幸福を倍加するものだし、不幸だったとしたら、大きな慰めになる」 ーーー国によっては死者の慰霊の日が定まっています。そういう日には、特に霊は地上の知人に心を惹き付けられますか。霊はその日、お墓参りに来る人達に会うことを目的としますか。「それはいつの日で...
前生での苦しい出来事を霊は記憶しているそうです。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー前生での苦しい出来事を霊は記憶していますか。「よく覚えている。この記憶があるから、霊が享受できる至福の有難さが、一層はっきりと理解できる」 ーーー幸福な地上生活を送った者は、現世を去る時、地上の喜びに哀惜をの情を抱きますか。「低級霊の場合は、そういう物質的快楽の喜びを愛しがる。だがそういう態度は、苦しみをもって報われることになる。高級霊の場合は、永遠の至福の方が、地上の一時的な快楽などよ...
死者の霊を引き付けるものは、遺族の念であって、遺物ではない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は自分の地上での生活を覚えていますか。「覚えている。霊は人間として過去何度も地上生活を送っているが、その事をよく覚えており、そして時には、過去の愚行を思い出しては微苦笑を洩らすこともある」 ーーー霊は死ぬと直ぐに、その地上生活の記憶が完全に自動的に蘇るものですか。「いや、それは少しずつ蘇ってくる。即ち、彼が地上生活に注意を向けるにつれ、恰も霧の中から物体が段々現れてくるように」 ー...
地上での互いの愛情が本物だったら、こちらに来ても変わることはない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊の似通った者同士の共感の外に、霊が個人的に相互に好感を抱くことがありますか。「ある、それは人間の場合と同じだ。しかし肉体を脱すると、その結び付きは一層深くなる。それはもはや情緒の浮き沈みに身をさらすことがなくなるからである」 ーーー霊が相互に憎しみ合うことがありますか。「浄化していない霊は憎しみを抱く。人間の間に憎悪や不和の種を蒔くのは彼等である」 ーーー地上で仇敵であった者は、他...
霊のあるところ、すべてが明らかである。もしそれが望ましければ、高級霊は低級霊に対して、自分が全く見えないようにすることも出来る。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊同志のお互いの意志の疎通は、どのように行われるのですか。「霊は相手を見て、相手を理解する。会話は物質的なもので、霊の反映である。宇宙には液状体があって、これが霊魂間の通信を絶えず可能にしている。丁度、地上では空気が音の媒体であるように、この液状体は思想を伝える媒体である。この液状体は一種の宇宙的な通信機能を果たすもので、あらゆる世界を結びつつ、甲の世界から乙の世界へと、霊の通信を可能にして...
肩書きは意味をもたない。魂の偉さのみが人間の価値を表す。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊には進歩の段階がいろいろありますが、この段階に、力の階層というものがありますか。即ち、霊には支配被支配の関係が存在しますか。「存在する。進歩如何による霊相互間の、権威の関係は極めて大きい。進歩した霊はそれ以下の霊に対して、厳然たる道徳的支配力をもっている」 ーーー低級霊が自分より高級な霊の支配を受けないようにすることが出来ますか。「高級霊の権威は進歩により備わっているもので、低級霊はこ...
自分の奴隷に残忍だった主人は、次は奴隷となり、他人に与えた苦しみを今度は自分が受けることになろう。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊が自分で選ぶ試練の効果を見誤っていたということがありますか。「霊が自分の力に余る試練を選んで、これに負けてしまう場合があるやも知れぬ。また何の利益にもならない試練を選んでしまうことがあるかも知れない。例えば、本人が怠惰でろくでもない人生を過ごそうと思うような場合。しかしそういう場合、霊界に戻って来ると、何も得るところがなかったと感じ、失われた時間を埋め合わせようと願う」 ーーー人がその...
霊は完全といえなくても、ある程度の浄化に達すると、もはやそういう物質的苦難は受けなくなる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーある霊は道徳心を養うために、悪に身をさらす道を選ぶとします。しかし、他の霊は同じ悪の道を選ぶにしても、別の動機から、つまり低い自分の堕落した好みに合った環境に住みたい、またその環境なら快楽が自由に得られるからという願いから、そういう霊もいるのではありませんか。「確かにそのようなことはある。但し、それは徳性が大変未完成な霊の中に、そういう例があるだけである。その場合も、必要な試練は自然に発生し...
霊が自分の受ける試練を決める時、ある霊は貧困の苦を自己に課して、それに耐える勇気を養おうとする。またある霊は、財産や権力の試練で抵抗力の訓練をしようと望む。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊が完全に到達するためには、あらゆる種類の試練を経験する必要があるのですか。高慢、嫉妬、貪欲、肉欲をそそるような、あらゆる環境を体験せねばならないのですか。「いやそんなことはない。ご承知のように、多くの試練を受ける必要のない道を、初めからとる多くの霊がいるのだから。しかし道を誤ると、その道のもつあらゆる危険に身にさらすことになる。例えば、ある霊が富を求め、それが認められるかもしれない。この場...
神は霊に選択の自由を授けるにあたり、自分の行為とその結果に全責任を持つように委ねられた。前途には正道が開かれており、同じく誤りへの道も開かれている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー遍歴の状態にある霊が、再生に入る前に、次の人生で起こることを予見しますか。「霊は独力で、やがて自分が受ける試練を選ぶ。霊の自由意志とは、この選択の自由の中にある」 ーーーでは、懲罰として、人生の苦難を課すのは神ではないのですか。「何事も神の許可なしに生じない。何となれば、宇宙を支配する法則を定められたのは神であるから。諸君も右顧左うこさべんせず、何故に神がそのような法を創られたかを探求し...
霊は人間が考えるような疲労は感じない。従って地上的な意味の休息も必要としない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は自然の美を感じることが出来ますか。「自然の美は各天体によってそれぞれ違っているから、そのすべてに通暁することはとても出来ないが、霊の能力に応じて部分的にその美を味わうことが出来る。しかし、高級な霊はこまごました美を超えて、一大調和をもった美を享受できる」 ーーー霊は、私共のような肉体的欲求を持ったり、身体的苦痛を味わったりしますか。「霊と言えども、過去の経験からそれを知っている。しか...
霊界の音楽は地上の何ものをもってしても表現できない調和があり、とても地上の音楽の比ではない。それは原始人の叫びと、至上の妙なるメロディーの差がある。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は神を見ますか。「最高級の霊のみが神を見、神を知る。低い段階の霊は神を感じ、神を察知する」 ーーー低い段階の霊達は、自分はこれこれの事を神に許されているとか、これは禁じられているとか言いますが、そういう決まりを神がしているということを、彼はどのようにして知るのですか。「彼は神を見ないが、神を感じている。そこで、これはしてはいけないとか、言ってはいけないとか言う時は、直覚や目に見えぬ警告...
死後も地上で持っていた感覚などはそのまま持っているようです。それだけでなく、地上で持っていなかったものまで持つようです。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー魂が霊の世界に帰って来ても、地上生活中に持っていた感覚をまだ持っていますか。「持っている。それだけでなく、地上で持っていなかったものまでも持っている。何故かというと、地上時代には肉体があって、ヴェールのように色々なものを隠していたのだから。知性は霊の一つの属性であって、肉の目隠しが外されると、一層自由に発揮される」 ーーー霊の知覚や知識は無限ですか。つまり、霊は何でも知っていますか。「霊...
遍歴霊の滞在の場、過渡的世界について。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー今までの話によって、遍歴霊が留まったり、休んだりする世界というものが存在しますか。「ある。これらの霊を受け入れるのに適しており、彼等が一時的に住む世界というのがある。つまり、これらの霊が暫時休む逗留とうりゅう場、長い遍歴の後の休息場ーーそれはある意味では退屈な状態だが、そのような場がある。これらの世界は、各段階の世界の中間境であって、やがてそれぞれの世界へ入ることになっている霊の質に応じて区...
遍歴の状況下では、改善の努力その熱意に比例して、大きな進歩を遂げる。但し、ここで獲得した観念を実践に移すのは地上世界においてである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー遍歴霊はどのようにして学習しますか。それは人間とはやり方が違うのでしょうね。「高級霊は、肉体を去る時、人間のもつ悪い感情の面を捨て去り、善い愛のみを残している。だが未熟な霊は、地上的な欠陥をいろいろ残している。そうでなければ高級霊ということになろう」 ーーー地上を去る時、霊が悪い感情を捨ててしまわないのは何故ですか。彼等は悪い感情が不幸を生むことを、その時には分かる筈ですから。「人間の中...
再生までの間、新しい運命に憧れて、遍歴する霊となる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー肉体を去った霊はすぐに再生するのですか。「すぐ再生するものもあるが、多くは大なり小なり一定の期間をおいて後再生する。高級の天体では、一般に再生がすぐ行われる。高級天体の物質は低次の天体の物質に比しずっと精妙だから、そこで肉体をもって生活していても、霊的能力はだいたい維持している。彼等の常態は諸君等の高度な神憑状態にある」 ーーー再生までの間、魂はどうなっていますか。「彼等は新しい運命に憧...
霊は肉体をまとった後も、霊であった時の直覚があり、従って目に見えない世界に本能的な意識をもっている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー再生した時、霊は前生の感じとか知識の痕跡を残しているものですか。「かすかな記憶、いわゆる生得の観念というものがある」 ーーー生得の観念という見解は妄想ではありませんか。「いや違う。それぞれの人生で獲得した知識は失われるものではない。肉体は消えても、霊は学び取ったものを記憶している。再生すると、部分的にまた一時的には忘れもするが、一度知った一切は直覚となり、本人の進歩を助けるものだ。もし過...
肉体は滅びる。新しい肉体と古い肉体との間に何のつながりもない。しかしながら、霊は肉体に反映する。一番目立つのは顔であるが、その中でも特に目に現れる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー兄弟、特に双生児の場合は、正確が似ていることが多いが、これは何故ですか。「彼等のもっている心情の類似性がお互いを引き付け合うのだ。しかも、彼等は一緒になって幸福なのである」 ーーー兄弟で、身体が接着しており、内蔵の一部も共有している子供達がいます。あれは二つの霊、つまり二つの魂なのですか。「二つの霊だ。ただ二人はよく似ているので、一つの霊のように思えるものだ」 ーーー双生児は二つの霊...
血族として結ばれている者への愛情は、切っても切れない真実のものである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー同一家系の子孫として次々生まれてきても、霊的な子孫関係がないとしたら、祖先の名誉を誇りにしても、それは馬鹿げたことですかね。「いや、それは違う。人は優れた霊が生まれたことのある家系に属することを喜ぶべきである。霊から霊が生まれたわけではないが、血族として結ばれている者への愛情は、切っても切れない真実のものである。何となれば、前生で抱いた愛情や前生で結ばれた親族関係の愛著によって、同じ血族とし...
両親が子供に与えるのは肉体だけである。魂は分割できないものだから。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー両親は子供に自分の魂の一部を譲り渡すのですか。それとも肉体を与えるだけで、魂は全然別個のものですか。「両親が子供に与えるのは肉体だけである。魂は分割できないものだから。従って、愚かな親に賢い子が出来たり、この反対のこともある」 ーーー私達は多くの前生を経てきたのだから、私共の身内は現世を越えて彼方にまで続いているわけですか。「それは勿論だ。多くの地上生活を続けた結果、前からつながる多数の...
ーーー幼児のままで死ぬ子供の霊は、大人の霊ほどに進歩していますか。「時には、大人よりずっと進歩していることがある。つまり、その子供は前生ではもっと長生きし、多くの経験を既に重ねていたかも知れぬから。それが相当な進歩を遂げていた霊の場合は、特にそうである」 ーーーでは、子供の霊が父親の霊よりも進歩しているかもしれないのですか。「そういうことはしばしばある。諸君もそういう実例を数多く見るのではない...
諸君の霊こそすべてである。肉体は朽ちるべき着物、それ以上の何ものでもない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー次の人生で、既に彼が到達している点よりも、低い点に下がることがありますか。「社会的地位のような意味でなら可能だが、霊としての進歩の程度という意味でなら不可能である」 ーーー善人の魂が、次の人生で無頓着となることがありますか。「ない。霊魂が退歩することはないからだ」 ーーー悪人の魂が善人の魂にかわることがありますか。「もし、悔悟しているなら、あり得る、その場合は、彼の次の人生は、改善の...
人間が完全と考えるものは、完全から未だ遙かに遠い。人間に計り知れないものが存在する。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー 霊はその形成の初期において、自己のすべての能力を具えていますか。「いや、霊にも人間同様に幼年期がある。その初期は、霊は本能的な生活をするのであって、自分や自分の行為については殆ど意識をもっていない。知性は徐々にしか発展しない」 ーーー霊が初めて肉体をとった時の状態はどうですか。「人間の幼児に似た状態である。知性がやっと芽を吹き始めたところで、生きることを試みているという状態だ」&nbs...
他の天体に住んでいる人類も、必ず肉体を持っている。霊魂が物質に働きかけるには肉体が必要だからだ。今回もやはり大変に興味深い内容です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー他の天体に住んでいる人類も、私共のような肉体をもっているのですか。「それは必ずもっている。霊魂が物質に働きかけるには肉体が必要だからだ。だが、肉体は霊の浄化の程度に応じて、濃厚であったり精妙であったりする違いはある。また行くべき天体を決定するのもこの浄化の程度である。吾等が父なる神の家には、多くの宿あり、この宿は多くの段階があるのだ。地上にありつつこの事を知り、この事実に気付いている者達がい...
別の天体への再生について。かなり長いですが、興味深い内容です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー私共の再生は、この地球上で繰返し行われるのですか。「いや、すべて地球上とは限らない。多くの天体で再生が行われる。現在諸君が生きているこの地球は、諸君にとって、最初の地球生活でもないし、また最後でもない。しかし、最も物質的な生活の中の一つであり、完全からは最も遠いものである」 ーーー再生は次々と別の天体へ移りながら行われるものですか。それとも、同じ天体で何回か再生して次の天体へ移るのですか...
罪の償い、即ち、それによる人類の進化改善。この目的なくして、再生の正義はない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上生活中に完成の域に達しなかった魂は、浄化を成し遂げることが出来ましょうか。「新たな人生の試練を受ければ、それは出来る」 ーーーその新しい人生とは、どのようにして経験するのですか。それは魂が霊として変化をすることですか。「勿論、魂は浄化すれば変化する。だが、最も有効な変化は、魂が地上生活の試練を体験することである」 ーーーでは、魂は何度も地上生活を繰り返すのですか。「左様、吾等も繰...
ーーー肉体を去ると、魂は直ちに自己意識があることに気付きますか。「いや、すぐにではない。しばらくの間、何が何だか分からない状態が続く」 ーーーその戸惑いを、どの霊も、同じ程度に同じ時間だけ、経験するのですか。「いやそうではない。魂の進歩の度合いによって違ってくる。既にある程度の浄化を達成している者は、殆どすぐに意識をもつ。それは地上生活中に既に物質の束縛から脱しているからである。これに反し、現...
魂は徐々に肉体から離れていく。鳥籠が開かれて急に鳥が飛び出す、そんな形ではない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー肉体から魂が離脱するのは苦しいものですか。「そうではない。死の瞬間よりも、生きている時の方が肉体の苦痛の大きいことが多い。死の時は、魂が肉体の苦痛を意識しないのが普通である」 ーーー霊肉の分離はどのように行われるのですか。「魂をつなぎとめている絆が切れるので、魂は肉体から放たれるのである」 ーーーその分離は瞬時に、つまり霊肉の唐突な分離という形で行われるのですか。また生死の間には、何...
死ぬと魂は再び霊となる。即ち、しばらく留守にしていた霊の世界へ帰るのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー死ぬと魂はどうなりますか。「魂は再び霊となる。即ち、しばらく留守にしていた霊の世界へ帰るのである」 ーーー死後も、魂に個性はありますか。「ある。魂が個性を失うということはない。個性のない魂、いったいそれは何と申すべきか」 ーーー肉体を捨てた魂が、どのようにして個性の意識をもち続けるのですか。「魂には依然として個有の液状体がある。これはその天体の大気から魂が引き出すもので、生前と同じ形...
科学の研究の結果が唯物論とは、科学の本意ではない。どんな研究をしても間違った結論を引き出す、人間の不完全さゆえである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー解剖学者、生理学者、及び科学研究に従事する人々は、唯物論に陥り易いのですが、どうしてですか。「生理学者は何ごとも五官を基にして考える。人間の誇りにかけて、五感で万事説明できるとなし、人間の理解を超えるものがあるなどとは認めたがらない。科学は一部の人達を厚顔にする。つまり、自然は自分達から何も隠すことはできないと考えるのだ」 ーーー本当は、宇宙を支配する英知の存在を教えてくれる筈の研究なの...
ーーー世界の魂、これは何と理解したらよろしいですか。「すべての個が生み出された、生命と知性の宇宙的原理、これである。しかし、本当の意味を知らないで、この言葉を使っている場合が甚だ多い。だいたいこの魂という言葉は、大変弾力性のある語なので、各人各様に自分の想像で解釈してしまう。ある人々はこの魂を地球に結び付けて受け取っている。つまり、諸君を正道に導く献身的な霊の集団、いわば地球支配の神の副官と受け取...
魂は鳥籠の小鳥のように、肉体に閉じ込められているわけではない。魂はガラス球から放射する光のように、楽器から鳴り響く音のように、四方へ放射し、肉体からはみ出している。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーある通信霊達、またある哲学者達は、魂とは神から発した生命の火花、と定義しています。なぜこうした食い違いがあるのですか。「その定義で別に食い違いはない。大切なことは言葉の含んでいる意味である。なぜ、諸君は一つのことに一つの用語を使わないのか」 [注解] 魂という語は、いろいろな使い方がされる。多くの場合、生命原理の意味で使われている。魂は神から発した生命の火花と言うのは、これが比喩的に使われ...
魂とは、肉体をまとった霊(spirit)のことである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー魂とは何ですか。「肉体をまとった霊(spirit)のことである」 ーーー肉体と結び付く以前、魂は何だったのですか。「霊であった」 ーーーでは、魂と霊とは全く同じものですか。「そう、魂とは霊である。肉体をまとう以前、見えない世界に住む一個の知的存在であって、その浄化と啓発の目的のために、一時的に肉体に宿るのである」 ーーー人間には、この魂と肉体の外に、何かありますか。「魂と肉体と結び付け...
霊が肉体をとって誕生する目的とは? 霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊が肉体をとって誕生する目的は何ですか。「完全に到達する手段として、神の課し給うた必要な体験である。ある霊にとっては罪亡ぼしの意味をもち、またある霊には、これをもって使命を果たすことになる。完全を達成するために、彼等は地上生活のあらゆる盛衰変化を体験せねばならぬ。罪亡ぼしのためにいろいろ経験することは大変有用なことである。この誕生のためにはまたもう一つの目的がある。即ち、創造の事業に役割を果...
大天使と呼ばれる霊も、未完成の霊として出発して進歩の最高域に到達したとのことです。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊の知的受容力はすべて同じですか。「霊はすべて等しく創られている。しかし自分が何処から来たか、これを知らない。何となれば、自由意志が羽ばたく必要があるからだ。彼等は徳性と同様、知性においてもおおよそ進歩を遂げる」 ーーーかの天使、大天使、天使長と呼ばれる霊は、他の霊とは違った特別のものですか。「いや同じである。未完成から出発した霊が、進歩の最高域に到達し、あらゆる面の完全を自己一身に身に...
誤った道を選ぶ霊に対しても、神は、他の霊と同様に嘉(よみ)し給い愛を注ぎ給う。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーなぜ神は霊が誤った道へ走ることを許し給うのですか。「神が霊に許し給うた選択の自由こそ、神の英知を示すものである。これによって霊は自己の行為の功罪の責を負うものとなる」 ーーーある霊は初めから断固として正しい道を歩み、ある霊は悪の道に沈りんするとすると、この両極端の間には、多様な霊の道程があるということですか。「その通り、霊には数限りない辿るべき違った道程がある」 ーーー誤った道を選ぶ...
神はどの一つの霊魂も悪霊として創っておられぬ。神は単純で無知なものとして初め創り給うた。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーすべての霊が悪の道を通って、善へ到達するのですか。「いや、悪の道ではない、無知の道を通ってである」 ーーーある霊魂は善の道に従うのに、ある霊魂は悪の道に従う。これは何故ですか。「霊魂はすべて自由意志をもっているではないか。神はどの一つの霊魂も悪霊として創っておられぬ。神は単純で無知なものとして初め創り給うた、即ち、善に対するも悪に対するも同じ態度をとるものとして。悪となった霊魂は、自らの...
それぞれの霊魂が進歩の過程で果たす使命は、宇宙の調和を確保するための、神の計画の大切な要素である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊が退歩するということがありますか。「ない。霊は進歩の度合いに応じて、何が自分の進歩を阻害しているかを悟るものである。何か一つの試練を経過すると、その教訓を学び取り、決して忘れることはないのである。あるいは一時的に低滞することはあるかも知れぬが、退歩することは決してない」 ーーー霊が目的達成のために必要な試練を、神が免除なさるということがありましょうか。「もし、霊が初めから完全なものとし...
神はあらゆる霊魂を等しく、単純無知、即ち知識のない状態で創造された。神はその一人一人に使命を与えられた。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊魂の本性は善ですか悪ですか。それとも、努力いかんで善にもなり悪にもなるのですか。「努力次第である。進歩に従って、下級の段階から上級の段階へと上がるのである」 ーーー初めから、善い霊と悪い霊があるのですか。「神はあらゆる霊魂を等しく、単純無知、即ち知識のない状態で創造された。神はその一人一人に使命を与えられた。それは、彼等を啓発させるため、また、真理を学びつつ漸次完全へと到達させるため、...
第一段階ーー清浄霊の特色 第一階級ーー単一階級 霊の書スピリチュアルメッセージ
第一段階ーー清浄霊の特色物質の影響はない。他の段階の霊と比較するとき、完全と言えるほど、知的、道徳的に卓越している。 第一階級ーー単一階級彼等はすべての進歩の段階を通過したので、一切の物質的不純なものから超脱している。人間が到達できる限りの完成の域に達しているので、もはや試練も罪の償いも受けることはない。もはや肉体をとって再生する必要もないので、直接神の前にあって永遠の生活に入っている。かくて...
第二階級ーー高級霊彼等は極めて高い程度の学識と知恵と善性を兼ね備えている。彼等の霊界通信は慈愛の至情から発するもので、高貴、崇高、謙虚である。その卓越性の故に、他界の真実にして公正な観念を地上人に能う限りの範囲内で、これを伝えるに適している。彼等は進んで、真摯でひたすら真理を求める人々との通信を開こうとする。そのような人達とは、十分に物質の束縛から離れていて、その通信を理解できる能力を具えた人達で...
第五階級ーー慈善的な霊、第四階級ーー学識をもった霊、第三階級ーー賢者の霊魂までの説明です。霊の書スピリチュアルメッセージ
第五階級ーー慈善的な霊その特性は親切心である。彼等は人に奉仕し人を守ることに喜びを感じる。しかし、その知識は狭い点がある。彼等は知性よりも道徳性の点で進歩している。 第四階級ーー学識をもった霊その特性は知識の面で卓越していることである。彼等は、その長所である科学的研究に強い関心をもち、道徳的問題にはそこまでの関心を示さない。しかし、その科学的研究は常に実際に役立つことを主眼としており、低級霊に...
第二段階ーー善霊の一般的特色 霊の書スピリチュアルメッセージ
第二段階ーー善霊の一般的特色物質に対する霊の優越、つまり進歩向上への意欲、これが第二段階の特色である。彼等の善性と力量は、その到達した程度に比例している。ある霊は科学的知識をもち、ある霊は知恵と慈悲心をもつ。更に優秀な霊は、道徳性と知識を共にもっている。彼等は未だ十分に物質から脱却していないので、その階級に応じて、大なり小なり、地上生活の痕跡を留めている。その痕跡は風貌にも、習性にも、また場合によ...
第六階級ーー騒々しい霊魂の説明です。霊の書スピリチュアルメッセージ
第六階級ーー騒々しい霊魂この種の霊魂は、厳密に言うと個性の点では、はっきりとした階級をつくっているとは言えない。つまり、第三段階のあらゆる階級に属しているとも言える。彼等はしばしば叩音こうおん、物品移動、空気のかく乱など、五官に感じる現象を起こす。彼等は他のどの階級の霊よりも物質と密着しているようだ。従って、地水風化を変化させる張本人である。こういう自然現象の変化に、何か意図が見える時は単に偶然の...