今年の竹の子、初物は3月30日やった。近所の店に大原野の朝堀り竹の子が出回りだしたんで、前日の昼に買うてゆがき、一晩コンクリートのたたきに放置。京都では幸いなことに朝堀立の竹の子が買える。こういう新鮮な竹の子は糠でゆがくとかえって糠クサくなるので、私は米を入れて茹でる。で、昔の漫画に書いてあった「コンクリートに一晩置いておくと甘く味が濃くなる」というのを実践しているのだ。
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糠いらず!竹の子の下処理
ところが、この日はちょっとしたアクシデントが。我が家の通り庭はL字型に裏まで回っていて、隣家とは塀で仕切られているが小動物なら行き来できる。で、晩にコンクリートの踏み台へ竹の子を並べといたのに、朝、取りに行ったら1本がたたきへごろりと落ちている。しかも載せておいた端切れがない。えええー近所を徘徊する猫は食べへんやろうし、ネズミには大きすぎるし、カラスは晩なので活動せぇへんし・・・帰ってきた同居人にその話をすると、「今朝、イタチが神社から道を横切ってた」というので、イタチの仕業かも?!イタチは雑食性やったのか。大きいのがやられなくて良かった。
それはさておき、この日は若竹煮と木の芽和えに。木の芽も自家製である。姫皮はハムと一緒にごま風味のサラダ。そこにいただきもんの鱒寿司とウド菜の天ぷらとうすい豆の玉子とじを添える。残念ながらうすい豆はヒマセをもろたんで色が黄色く、翡翠にはならんだが。ああー春。待ちに待った春の味。
残りはオリーブ油でソテーにしたり、細かく刻んでおあげさんと甘辛う煮てご飯に混ぜたり(竹の子ご飯は炊き込みより混ぜご飯のうほうが好き)、厚揚げと炊いたり、毎日竹の子。そしてトリは大山おこわ。他の山菜や椎茸・木耳・人参などを濃い味付けで煮て、もち米と一緒に蒸すのだ。今年は具だくさんでまだ余ったので、残った具だけ冷凍しといた。まだ2回は、おこわできるな。
おこわは2段の蒸籠で5合蒸すんやけど、同じ味では飽きるのと私が桜好きなので、もう1段は桜花と桜鯛のおこわ。これがね、鯛アラで作るとほぐすのは面倒ながら、めちゃくちゃええ出汁が出て旨いし安上がりやのに、一流料亭も真っ青の味になる(と自分で思うてる)。てなことでお腹いっぱい、キンキンになるまで食べましたとさ。
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