京都町家ぐらし : 春のお菓子

名残惜しいが桜の季節ももうお終い。公園の八重枝垂れ桜は年々花のつきが悪なってるけど
今年もなんとか咲いてくれた。それもすっかり葉桜になってる（これは1週間前の写真）。

で、桜味の季節も終わる(T_T)　もうかしわ餅と粽の候やもんなぁ。この前UPしたのから、引き続き食べた桜味も全部出してしまおう。まずはちょっとええお菓子から、もう売ってないけど(T_T)　生協の共同購入で買うてあった島根の彩雲堂「はな桜」は淡いピンクの上用饅頭に羊羹の花びらひとひら。中は桜あんで、すごく上品に香る。もっちりした皮とほんのり桜味がマッチして、これはいつものほうじ茶ではなく薄茶でよばれた。

笹屋伊織の「伊織のさくら」はいただきもの。和菓子屋さんらしい桜である。中のあんこが透けてるのでちょっと色はくすんでて、がっつりピンクではないはんなりを感じる。中のあんこはほのかな桜風味で、表は練り切りかと思ったら桃山やった。そのせいかややほろっとした。

鎌倉の半月にも「さくら茶半月」。ベースの炭酸せんべいとかゴーフルみたいなお煎餅は同じであるが、中のクリームが桜茶味である。クリームが以外にたんと入ってるので、しっかり香る。これはおいしいなぁ。

中村屋の月餅も桜バージョンが出てた。けど、月餅は生地の個性が強いので、あんこに桜風味がのっていても強くは感じにくい。桜より、木の実のほうが、中にぎっしりナッツが入ってておいしかった。好みは桜のはずやのに(^_^;

お江戸の舟和「桜あんみつ」も生協で。普通のあんみつに、あんこだけ桜風味の白あん。
そやからあんこの部分を食べへんかったら、いつものあんみつである。ま、おいしいけど。

甘味とは違うが、桜蕎麦。これ、ラップをめくったときにぶわっと香りが立ちのぼる。すごい桜の香り。湯がいているときもプンプン香るが、それで出きってしもたんか、味は普通にお蕎麦（ほのかに桜）。それでも普通の蕎麦よりは香りがあるので、蕎麦つゆで食べたり薬味の葱を入れると、風味が消されてしもてもったいなかったな。

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