広島が首位阪神に競り負け、5カードぶりの負け越しとなった。1回に先制点を許したハッチは、5回1失点と粘投も3敗目。0-1の7回、捕手ながら2戦連続で一塁で出場の坂倉が投手寄りのゴロを無人の一塁へトスする悪送球からピンチを広げ、追加点を許した。打線は8回に相手のミスから1点を返し、9回は1死一、三塁の好機をつくるも、代打松山が併殺に倒れた。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。

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-最後はあと1歩まで粘った

新井監督 そうよね。負けはしたけど、本当になんていうかみんな頑張ってくれて、紙一重のところまでいっているので、相手は去年の日本一のチームなので自信にしていい、いい内容だったと思います。

-打線は阪神先発の西投手の両サイドに投げ分ける投球に苦しんだ

新井監督 でもサク(坂倉)にしても各バッターは紙一重だった。今年何回目の対戦だったかな。2回目。内容、すごくよかったと思います、各打者のアプローチの仕方。紙一重のところが多かったので

-先発のハッチは5回1失点

新井監督 雨で中止で流れて結構多かったんで、ゲームはつくってくれたと思います。

-7回は一塁手の失策から失点。不慣れなポジションだが

新井監督 使っているのは私なので。

-敗戦も、終盤の粘りは今後につながる

新井監督 何というのか、悔しいけど紙一重のゲームだったなと思います。

-矢野選手が粘りながら3安打猛打賞

新井監督 本当にね、試合に出るたびに成長してくれているなと思う。相手が嫌がるようなバッターになりつつあるなと思います。

-坂倉選手の失策の場面は声掛けが欠けていたのか

新井監督 慣れていないというだけ。あの方向であの打球。ノールックで(一塁ベースカバーに)入っているものだと思って。慣れていないポジションだからだと思います。慣れていないポジションで起用しているのは自分なので。

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