独立リーグのルートインBCリーグが熱中症対策に乗り出した。

17日、「熱中症緊急対策のお知らせ」を発表した。連日猛暑が続く中、今後のリーグ戦における熱中症対策の緊急措置を決定。球場に来るファン、選手や監督・コーチ、審判員など、リーグ関係者すべての安全確保のためとして、12日の臨時代表者会議で次の対策を決定した。

(1)7月19日以降のデーゲームに関して、一部の試合をナイターゲーム(試合開始時間が午後3時以降)へと変更する。

球場確保の観点やナイター設備がない等の理由で午後3時以降開始が難しい場合は、可能な限り試合開始時間を遅くするなどの対応をとることがある。

(2)WBGTを参考に、試合時間制限を設定する。

各球場にて試合開始1時間前にWBGT計測器にて計測する。WBGTが31℃を超えた場合は時間制限を導入する。試合成立後、試合開始時間より2時間45分を経過した時点で、次のイニングをもって最終イニングとする。なお、午後5時以降開始の試合については、時間の制限をしない。

◆WBGT(Wet Bulb Globe Temperature) 熱中症を予防することを目的とした指標。単位は気温と同じ摂氏度(℃)で表示される。気温とは異なり、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、気温の3つを取り入れた指標。