巨人が球団ワーストタイとなる今季15度目の完封負けを喫し、首位から陥落した。中日先発・高橋宏の前に二塁を踏んだのは1度だけ。4回に先頭の吉川が左前打で出塁し、次打者ヘルナンデスへの暴投で二塁進塁。しかし、そこから3者連続で打ち取られた。

巨人先発の戸郷も2回先頭の細川に先制ソロを浴びるも、その1本に抑え7回1失点と好投。ハイレベルな投げ合いを演じたが、防御率0点台で無双状態の高橋宏になすすべがないまま試合を終えた。

阿部監督は「脱帽です。もうホントあそこ(4回無死二塁)しかなかったかなって感じだね。ワンチャンスあるかないかくらいの出来だったと思うし、戸郷も悪いなりに粘ってたんだけど」。ファーム再調整を経て再合流した坂本が17打席ぶりに安打を放ったことが、数少ないプラス材料となり「うれしいと思うし、今後につなげてもらいたい」と話した。

広島が阪神に勝ったため、ゲーム差なしで勝率1厘差で首位を譲り渡すことになった。

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