人生3回分の終身刑
秘密結社元会員にアメリカ連邦地裁
公民権運動が活発だった1964年、黒人の若者2人が遺体で見つかった事件で、アメリカ南部ミシシッピ州のアメリカ連邦地裁は8月24日、白人優越主義者の秘密結社クー・クラックス・クラン(KKK)の元会員ジェームズ・シール被告(72)に誘拐などの罪で人生3回分の終身刑を言い渡した
被告側は上訴手続きを取った
AP通信などが伝えた
若者2人は1964年5月、ミシシッピ州フランクリン郡で失跡、約2ヶ月後にミシシッピ川で遺体で発見された
連邦地裁判事は判決で同地裁陪審が今年2007年6月、ジェームズ・シール被告が仲間と共謀、2人を誘拐したとして有罪評決を下したことを踏まえ「正義をもたらすのに遅すぎるということはない」と述べた
被告は1964年に逮捕されたが、証拠不十分で釈放された
しかし、公民権運動当時に起きた未解決の黒人殺害事件の再捜査を進めるとのアメリカ政府方針に基づき、連邦地検は今年2007年1月、被告が仲間と一緒に2人に重りをつけ、ミシシッピ川に投げ込んだとする誘拐と共謀の罪で起訴していた続きを読む
秘密結社元会員にアメリカ連邦地裁
公民権運動が活発だった1964年、黒人の若者2人が遺体で見つかった事件で、アメリカ南部ミシシッピ州のアメリカ連邦地裁は8月24日、白人優越主義者の秘密結社クー・クラックス・クラン(KKK)の元会員ジェームズ・シール被告(72)に誘拐などの罪で人生3回分の終身刑を言い渡した
被告側は上訴手続きを取った
AP通信などが伝えた
若者2人は1964年5月、ミシシッピ州フランクリン郡で失跡、約2ヶ月後にミシシッピ川で遺体で発見された
連邦地裁判事は判決で同地裁陪審が今年2007年6月、ジェームズ・シール被告が仲間と共謀、2人を誘拐したとして有罪評決を下したことを踏まえ「正義をもたらすのに遅すぎるということはない」と述べた
被告は1964年に逮捕されたが、証拠不十分で釈放された
しかし、公民権運動当時に起きた未解決の黒人殺害事件の再捜査を進めるとのアメリカ政府方針に基づき、連邦地検は今年2007年1月、被告が仲間と一緒に2人に重りをつけ、ミシシッピ川に投げ込んだとする誘拐と共謀の罪で起訴していた続きを読む