●7月16日(日)14:00より、サントリーホールにて、東京交響楽団定期演奏会●

① エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 op.61
★ヴァイオリン:神尾真由子
②ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73



①神尾真由子は、2021年以来。もう20年近く聴いているから、光陰矢の如し。

エルガー:ヴァイオリン協奏曲は、ベンジャミン・ブリテンのヴァイオリン協奏曲同様、
あまり聴き慣れていないせいか、あるは、ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーン、
チャイコフスキー、シベリウス、ショスタコーヴィチ、リゲティなどにインパクトある
ヴァイオリン協奏曲が多いせいか????
駄作とは決しておもいませんが、どちらかと言えば、苦手な作品。
おそらく、スルメイカに近いのかも???若い頃のエルガーの交響第1番もそのように
感じたし・・・・・・・・・・・・・・・
2017年には三浦文彰のソロ、2011年には、竹澤恭子のソロでも聴いたが・・・・・・・・

第1楽章の冒頭はオケによる導入も長く、曲想がエルガーらしくもある。
第3楽章は、勢いある曲想もあり、それなりに面白くもあるが、
全体としては、かなり長い上に、今回の実演は、テンポも多少遅めだったような????



②47分前後だからかなり遅いテンポでビックリ。
どちらかと言えば、起伏の少ない、穏やかな演奏。
分離やバランス良好ながらも、これだけ遅いと、好みが分かれるかも???????

◆第1楽章:ソナタ形式
冒頭からゆったり穏やか。
提示部終わりの木管群が臨場感豊かで、実演ならでは。
コーダのホルンは良好で立派な響き。
◆第2楽章:ABAの三部形式
冒頭チェロの響きも良くファゴットも明瞭。
この楽章は、遅くてもさほど違和感もなし。
◆第3楽章:ABACA
ゆったり穏やか。
冒頭のオーボエも良い。
◆第4楽章:ソナタ形式
第3楽章まで、ゆったりなので、終楽章で、変化するのか???
と思うもさにあらず。
相変わらずゆったり、穏やか。
コーダでも急ぐこともなく、どちらかと言えば、悠然。

ちと、珍しい解釈?あるはアプローチ?