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㉘スクロヴァチェフスキ指揮:ザールブリュッケン放送交響楽団
★1998年10月25~28日、ザールブリュッケン、ゴングレスハレにて録音
★サヴァリッシュど同年生まれのスクロヴァチェフスキ(1923~2017)75歳頃の録音。
今年生誕100年。
70分30秒ほどで、テンポは多少遅め。
(2013年実演で聴いた演奏は63分だったが・・・・・・
15年も後ながら、かなり速くなるとは??????)
ベートーヴェンの交響曲を実演で聴いた限りでは、どちらかと言えば
「新即物主義」に近いアプローチだったので、意外でもある。
ナディア・ブーランジェ門下で、作曲もするスクロヴァチェフスキのせいか?
金管群は抑え気味。手堅い楷書風の正攻法。
バランスも良好で、透明感もあり、聴きやすくもある。
録音は良好。
◆第1楽章:ソナタ形式
どちらかと言えば遅め。
(02:57~)第2主題は、穏やか。
(04:40)第3主題もよく響き渡る。
(08:12~)展開部入。
(11:50~)展開部の頂点も金管群が鳴りすぎるということもなし。
その後の展開部後半はゆっくり穏やか。
(13:30~)再現部。
第1主題後半のティンパニが適度に響く。
コーダのフィナーレのホルンは骨太。
◆第2楽章:ソナタ形式
中庸なテンポ。陰影感もある。
冒頭のチェロによる第1主題は、重苦しくもなく、「渋く」良い響き。
(03:23~)第2主題のヴィオラもしっとり感があり良い響き。
(05:31~)展開部入。
(06:45~)流麗に流れ大きく盛り上がるものの、バランスも良好。
(08:27~)再現部入。
テンポも緩むが手堅い。
(13:20~)コーダ
頂点(14:30~)へ。
終わりのティンパニは臨場感あり。
◆第3楽章:
スケルツォ主題は勢い十分ながらもオケや金管群が鳴りすぎるということもなし。
冒頭のホルンはどちらかと言えば、柔らかい
(04:27~)トリオはゆったり穏やか。
木管群が臨場感豊かで美しい。
(06:28~)スケルツォ主題の再現。
◆第4楽章:ソナタ形式
楽譜の指示通り、急がず、どちらかと言えば、遅めのテンポ。
(01:28~)提示部第1主題は力強く、ティンパニもよく響く。
(02:41~)シンバル入。実演でも驚いた記憶あり。
(02:48~)第1楽章第1主題は悠然と明瞭に登場。
(03:20~)第2主題は穏やかながらも流麗。ピチカートも臨場感あり。
(06:03~)提示部第3主題は迫力十分ながらも鳴りすぎることもなし。
(08:16~)展開部入。
(09:21~)コラールはゆったり。その直後もゆったりで独特なアゴーギクもある。
(10:34~)展開部第2主題前の「間」は、普通。
12分からは曲想もありクレッシェンドするも楽器の分離は良好。
(15:06~)再現部入。
(19:01~)コーダ入。悠然。
フィナーレでは、鳴り過ぎることもなく、
ホルンによる第1楽章第1主題は悠然ながらも明瞭。
2014年のチラシ
日本で最後の演奏会となった2016年1月のチラシ。
●その18へ続く
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㉘スクロヴァチェフスキ指揮:ザールブリュッケン放送交響楽団
★1998年10月25~28日、ザールブリュッケン、ゴングレスハレにて録音
①21:00②16:28③10:47④22:03
★サヴァリッシュど同年生まれのスクロヴァチェフスキ(1923~2017)75歳頃の録音。
今年生誕100年。
70分30秒ほどで、テンポは多少遅め。
(2013年実演で聴いた演奏は63分だったが・・・・・・
15年も後ながら、かなり速くなるとは??????)
ベートーヴェンの交響曲を実演で聴いた限りでは、どちらかと言えば
「新即物主義」に近いアプローチだったので、意外でもある。
ナディア・ブーランジェ門下で、作曲もするスクロヴァチェフスキのせいか?
金管群は抑え気味。手堅い楷書風の正攻法。
バランスも良好で、透明感もあり、聴きやすくもある。
録音は良好。
◆第1楽章:ソナタ形式
どちらかと言えば遅め。
(02:57~)第2主題は、穏やか。
(04:40)第3主題もよく響き渡る。
(08:12~)展開部入。
(11:50~)展開部の頂点も金管群が鳴りすぎるということもなし。
その後の展開部後半はゆっくり穏やか。
(13:30~)再現部。
第1主題後半のティンパニが適度に響く。
コーダのフィナーレのホルンは骨太。
◆第2楽章:ソナタ形式
中庸なテンポ。陰影感もある。
冒頭のチェロによる第1主題は、重苦しくもなく、「渋く」良い響き。
(03:23~)第2主題のヴィオラもしっとり感があり良い響き。
(05:31~)展開部入。
(06:45~)流麗に流れ大きく盛り上がるものの、バランスも良好。
(08:27~)再現部入。
テンポも緩むが手堅い。
(13:20~)コーダ
頂点(14:30~)へ。
終わりのティンパニは臨場感あり。
◆第3楽章:
スケルツォ主題は勢い十分ながらもオケや金管群が鳴りすぎるということもなし。
冒頭のホルンはどちらかと言えば、柔らかい
(04:27~)トリオはゆったり穏やか。
木管群が臨場感豊かで美しい。
(06:28~)スケルツォ主題の再現。
◆第4楽章:ソナタ形式
楽譜の指示通り、急がず、どちらかと言えば、遅めのテンポ。
(01:28~)提示部第1主題は力強く、ティンパニもよく響く。
(02:41~)シンバル入。実演でも驚いた記憶あり。
(02:48~)第1楽章第1主題は悠然と明瞭に登場。
(03:20~)第2主題は穏やかながらも流麗。ピチカートも臨場感あり。
(06:03~)提示部第3主題は迫力十分ながらも鳴りすぎることもなし。
(08:16~)展開部入。
(09:21~)コラールはゆったり。その直後もゆったりで独特なアゴーギクもある。
(10:34~)展開部第2主題前の「間」は、普通。
12分からは曲想もありクレッシェンドするも楽器の分離は良好。
(15:06~)再現部入。
(19:01~)コーダ入。悠然。
フィナーレでは、鳴り過ぎることもなく、
ホルンによる第1楽章第1主題は悠然ながらも明瞭。
ちなみに、このコンビの来日公演感想は、こちら
残念ながら、演奏時間には、言及なし。
2014年のチラシ
日本で最後の演奏会となった2016年1月のチラシ。
●その18へ続く
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