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設計した住宅のその後を見に行く

戸建て賃貸住宅、春日町3番の家が今春完成してから借り手がついたか気になって見に行く

春日町3番の家入居2409
駐車場に車が停まっていて洗濯物も干してあって入居されているのが確認できた

その後家主であるお施主さんに会いに行き話をすると完成後すぐに借り手がついたとのこと
この周辺で住宅を借りようとすると古い長屋がほとんどで駐車場付きの新築住宅は珍しい
そうしたこともあって駐車場付き戸建て賃貸を探されている借り手のニーズに上手く応えられた
近くの商店街ではパチンコ屋が解体され跡地に13階建て約50世帯のマンションが建つ予定

最近の入居者の傾向や住人が増えることで商店街の活性化への期待などについて話をする
( ̄^ ̄)ゞ

比叡山上の巨大キノコ

昨日京都は一昨日からの黄砂の影響で朝から空全体もやっていて夕方ようやく青空が見えた

比叡山回転展望閣京工大2404
京都工芸繊維大学美術工芸資料館で開催されている「比叡山回転展望閣」の設計図と模型を見た

1959(昭和24)年開業の比叡山上遊園はガーデンミュージアム比叡に形を変え建物は残っている
設計図を見ると上階のレストラン階の床が周囲を見渡せるよう360度回転するのがわかる
建物の設計者は村野藤吾、当時の建物パンフレットで北京の天壇をイメージしたと言っている
実際はそんな重厚さはなく、おとぎの国のテーマパークにでもあるキノコの建物のように見える

遊び心漂う村野さんのキッチュさに親しみを感じクスッとなる
ヽ(´∀`)ノ

直接現場で観察する目をもつこと

昨日朝、台湾東部での大きな地震のニュースが流れ友好関係にあるお隣りの被害が心配される

西山夘三展2404
京都府立京都学・歴彩館で「西山夘三と昭和のすまい・まちづくり展」が開催されている

西山夘三(1911-1994)は昭和の日本の庶民的な住まいに着目し住宅計画学を切り開いた
膨大な研究調査資料は「NPO法人西山夘三記念すまい・まちづくり文庫」に引き継がれている
その研究内容やスケッチなどの資料の他、中学校時代の漫画を見ることができるが実に上手い
手塚治虫のようにベレー帽をかぶった西山さんの写真からマンガ家へのあこがれ?を感じる

西山さんは記録魔ともいわれるが、現場で実際見るフィールドワークの大切さを教えられる
(* ´ ▽ ` *)

建築家のイメージを形にする職人の技

近鉄百貨店上本町店で「建築家 村野藤吾と天王寺」パネル展示が催されている

村野藤吾展金物展示2311
建築の写真パネルの他、代表作の建築部材の試作品が図面や現場写真とともに展示されている

株式会社上野製作所は村野作品の庇、階段、手すり、把手、面格子などの装飾金具を製作した
千代田生命本社ビルのらせん階段の施工写真を見ると職人の手作業で階段がつくられている
手すりのフリーハンドの製作図は村野さんのイメージを上野製作所の技術者が図面化したもの
金属に籐を巻き付けた手すりや村野さんが引いた曲線を形にした試作品に職人技を感じる

建築家がこだわるデザインは優れた金属製作の職人さんの手によって形となる
(*´ω`)┛

建築の見方を知る

学生時代は全国各地の建築を見て回ったこともあるが最近はそうした機会が少なくなった

大阪府立中之島図書館イラスト名建築ぶらり旅原画展2311
大阪府立中之島図書館で「イラスト名建築ぶらり旅・原画展」が催されている

名建築を旅し、コメントが入ったイラストが展示されている
今回の展示施設でもある中之島図書館をはじめ全国各地の建築が紹介されている
よく知っている建築であってもコメントを読んで意外な発見もあり建物の見方が変わるかも

耐震性や経済効率から壊される建物も多い昨今、建築の文化的価値を知ることもできる
(・Д・)ノ

建築の巨匠とそのパートナー

2023年ジェンダーギャップ指数は日本は世界146ヵ国中過去最低の125位、フィンランドは3位

アップリンク京都アアルト2310 アアルト家具のガチャコレクション2310
フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルト(1898-1976)の映画「アアルト」が上映中

アアルトの建築には若くして亡くなった妻でデザイナーのアイノ(1894-1949)の存在があった
同時代を生きた建築家仲間などのインタビューやアイノとの手紙のやり取りが紹介される
当時はフィンランドも女性の社会進出は容易ではなくアイノは育児をしながらアアルトを支えた
家具や食器のデザイナーでもあり公私ともにアアルトの良きパートナーだった

使う人にやさしい印象を与えるアアルトの建築はフィンランドの風土と女性目線が影響している
(*´_ゝ`)

6年ぶりの再会でも変わりなかった

昨日、大阪事務所時代からお付き合いがある神戸の建築家・伊東眞一さん宅を6年ぶりに訪れた

伊東眞一邸テラス2310
緑が茂った庭に面したデッキテラスでお酒を飲みながらごちそうをいただいた

最近の仕事の話やインドが好きな伊東さん夫妻と旅の話に楽しく時間が過ぎた
奥さんの最近始めたという書やピアノの話に自分も新しいことを始めたいと刺激を受ける

話は尽きることなく、なんとか終電に間に合って帰ることになった
(*≧∪≦)

江戸時代の蔵でイタリアン

建築家の先輩Kuさんと友人Taさんからインド旅行の報告を暑気払いを兼ねてと声をかけられた

マルキュウ2308
知り合いの建築家Yaさんがオーナーを務める大阪天満のトラットリア マルキュウで集まった

老舗乾物問屋の蔵を改装したイタリアレストランで昨年10月オープン、見学がてらに訪れた
雰囲気のいい空間でこだわりのイタリア料理とワインを美味しくいただきながら話がはずんだ

皆で集まるのも久しぶりで、旅行の報告はほどほどに楽しい会になった
(* ´ ▽ ` *)

建築士定期講習の結果届く

昨日京都は前日からの雨が降り続き、昼からの打ち合わせに傘をさして出かけた

建築士定期講習修了証2304
今週は太陽を見ることなく肌寒い日が続く

建築士定期講習の受講者のほとんどは再受講はないのだが修了証が無事届いた
たびたび法改正が行われていることを考えていると定期的に再確認するのも必要性を感じる
今までの知識のおさらいと新しい知識、情報を入れる機会になっていい

次受講するのは、3年後になる
( ̄^ ̄)ゞ

建物を民主化する

最近各地で建てられる新しい図書館は市民のための快適な空間をもつものも多い

京工大鬼頭梓展2304
「建築家・鬼頭梓の切り拓いた戦後図書館の地平」京都工芸繊維大学美術工芸資料館で開催中

鬼頭梓(1926‐2008)は前川國男の事務所に入所、独立してからは多くの図書館を手掛けている
来館者が自由に図書を選び閲覧できる開架式は現在では一般的だが戦後に入ってからとのこと
戦後GHQによる民主化政策でそれまでの閉架式から改められた
鬼頭さんの設計する建物は使い手のことを考え光の入り方を工夫し手に触れる家具を設計した

図書館の空間の変遷が民主主義を象徴していると思うと建築設計の役割の大きさを感じる
(^-^)/
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