設計した住宅のその後を見に行く
比叡山上の巨大キノコ
昨日京都は一昨日からの黄砂の影響で朝から空全体もやっていて夕方ようやく青空が見えた
京都工芸繊維大学美術工芸資料館で開催されている「比叡山回転展望閣」の設計図と模型を見た
1959(昭和24)年開業の比叡山上遊園はガーデンミュージアム比叡に形を変え建物は残っている
設計図を見ると上階のレストラン階の床が周囲を見渡せるよう360度回転するのがわかる
建物の設計者は村野藤吾、当時の建物パンフレットで北京の天壇をイメージしたと言っている
実際はそんな重厚さはなく、おとぎの国のテーマパークにでもあるキノコの建物のように見える
遊び心漂う村野さんのキッチュさに親しみを感じクスッとなる
ヽ(´∀`)ノ
京都工芸繊維大学美術工芸資料館で開催されている「比叡山回転展望閣」の設計図と模型を見た
1959(昭和24)年開業の比叡山上遊園はガーデンミュージアム比叡に形を変え建物は残っている
設計図を見ると上階のレストラン階の床が周囲を見渡せるよう360度回転するのがわかる
建物の設計者は村野藤吾、当時の建物パンフレットで北京の天壇をイメージしたと言っている
実際はそんな重厚さはなく、おとぎの国のテーマパークにでもあるキノコの建物のように見える
遊び心漂う村野さんのキッチュさに親しみを感じクスッとなる
ヽ(´∀`)ノ
直接現場で観察する目をもつこと
昨日朝、台湾東部での大きな地震のニュースが流れ友好関係にあるお隣りの被害が心配される
京都府立京都学・歴彩館で「西山夘三と昭和のすまい・まちづくり展」が開催されている
西山夘三(1911-1994)は昭和の日本の庶民的な住まいに着目し住宅計画学を切り開いた
膨大な研究調査資料は「NPO法人西山夘三記念すまい・まちづくり文庫」に引き継がれている
その研究内容やスケッチなどの資料の他、中学校時代の漫画を見ることができるが実に上手い
手塚治虫のようにベレー帽をかぶった西山さんの写真からマンガ家へのあこがれ?を感じる
西山さんは記録魔ともいわれるが、現場で実際見るフィールドワークの大切さを教えられる
(* ´ ▽ ` *)
京都府立京都学・歴彩館で「西山夘三と昭和のすまい・まちづくり展」が開催されている
西山夘三(1911-1994)は昭和の日本の庶民的な住まいに着目し住宅計画学を切り開いた
膨大な研究調査資料は「NPO法人西山夘三記念すまい・まちづくり文庫」に引き継がれている
その研究内容やスケッチなどの資料の他、中学校時代の漫画を見ることができるが実に上手い
手塚治虫のようにベレー帽をかぶった西山さんの写真からマンガ家へのあこがれ?を感じる
西山さんは記録魔ともいわれるが、現場で実際見るフィールドワークの大切さを教えられる
(* ´ ▽ ` *)
建築家のイメージを形にする職人の技
近鉄百貨店上本町店で「建築家 村野藤吾と天王寺」パネル展示が催されている
建築の写真パネルの他、代表作の建築部材の試作品が図面や現場写真とともに展示されている
株式会社上野製作所は村野作品の庇、階段、手すり、把手、面格子などの装飾金具を製作した
千代田生命本社ビルのらせん階段の施工写真を見ると職人の手作業で階段がつくられている
手すりのフリーハンドの製作図は村野さんのイメージを上野製作所の技術者が図面化したもの
金属に籐を巻き付けた手すりや村野さんが引いた曲線を形にした試作品に職人技を感じる
建築家がこだわるデザインは優れた金属製作の職人さんの手によって形となる
(*´ω`)┛
建築の写真パネルの他、代表作の建築部材の試作品が図面や現場写真とともに展示されている
株式会社上野製作所は村野作品の庇、階段、手すり、把手、面格子などの装飾金具を製作した
千代田生命本社ビルのらせん階段の施工写真を見ると職人の手作業で階段がつくられている
手すりのフリーハンドの製作図は村野さんのイメージを上野製作所の技術者が図面化したもの
金属に籐を巻き付けた手すりや村野さんが引いた曲線を形にした試作品に職人技を感じる
建築家がこだわるデザインは優れた金属製作の職人さんの手によって形となる
(*´ω`)┛
建築の見方を知る
学生時代は全国各地の建築を見て回ったこともあるが最近はそうした機会が少なくなった
大阪府立中之島図書館で「イラスト名建築ぶらり旅・原画展」が催されている
名建築を旅し、コメントが入ったイラストが展示されている
今回の展示施設でもある中之島図書館をはじめ全国各地の建築が紹介されている
よく知っている建築であってもコメントを読んで意外な発見もあり建物の見方が変わるかも
耐震性や経済効率から壊される建物も多い昨今、建築の文化的価値を知ることもできる
(・Д・)ノ
大阪府立中之島図書館で「イラスト名建築ぶらり旅・原画展」が催されている
名建築を旅し、コメントが入ったイラストが展示されている
今回の展示施設でもある中之島図書館をはじめ全国各地の建築が紹介されている
よく知っている建築であってもコメントを読んで意外な発見もあり建物の見方が変わるかも
耐震性や経済効率から壊される建物も多い昨今、建築の文化的価値を知ることもできる
(・Д・)ノ
建築の巨匠とそのパートナー
2023年ジェンダーギャップ指数は日本は世界146ヵ国中過去最低の125位、フィンランドは3位
フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルト(1898-1976)の映画「アアルト」が上映中
アアルトの建築には若くして亡くなった妻でデザイナーのアイノ(1894-1949)の存在があった
同時代を生きた建築家仲間などのインタビューやアイノとの手紙のやり取りが紹介される
当時はフィンランドも女性の社会進出は容易ではなくアイノは育児をしながらアアルトを支えた
家具や食器のデザイナーでもあり公私ともにアアルトの良きパートナーだった
使う人にやさしい印象を与えるアアルトの建築はフィンランドの風土と女性目線が影響している
(*´_ゝ`)
フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルト(1898-1976)の映画「アアルト」が上映中
アアルトの建築には若くして亡くなった妻でデザイナーのアイノ(1894-1949)の存在があった
同時代を生きた建築家仲間などのインタビューやアイノとの手紙のやり取りが紹介される
当時はフィンランドも女性の社会進出は容易ではなくアイノは育児をしながらアアルトを支えた
家具や食器のデザイナーでもあり公私ともにアアルトの良きパートナーだった
使う人にやさしい印象を与えるアアルトの建築はフィンランドの風土と女性目線が影響している
(*´_ゝ`)
6年ぶりの再会でも変わりなかった
江戸時代の蔵でイタリアン
建築士定期講習の結果届く
建物を民主化する
最近各地で建てられる新しい図書館は市民のための快適な空間をもつものも多い
「建築家・鬼頭梓の切り拓いた戦後図書館の地平」京都工芸繊維大学美術工芸資料館で開催中
鬼頭梓(1926‐2008)は前川國男の事務所に入所、独立してからは多くの図書館を手掛けている
来館者が自由に図書を選び閲覧できる開架式は現在では一般的だが戦後に入ってからとのこと
戦後GHQによる民主化政策でそれまでの閉架式から改められた
鬼頭さんの設計する建物は使い手のことを考え光の入り方を工夫し手に触れる家具を設計した
図書館の空間の変遷が民主主義を象徴していると思うと建築設計の役割の大きさを感じる
(^-^)/
「建築家・鬼頭梓の切り拓いた戦後図書館の地平」京都工芸繊維大学美術工芸資料館で開催中
鬼頭梓(1926‐2008)は前川國男の事務所に入所、独立してからは多くの図書館を手掛けている
来館者が自由に図書を選び閲覧できる開架式は現在では一般的だが戦後に入ってからとのこと
戦後GHQによる民主化政策でそれまでの閉架式から改められた
鬼頭さんの設計する建物は使い手のことを考え光の入り方を工夫し手に触れる家具を設計した
図書館の空間の変遷が民主主義を象徴していると思うと建築設計の役割の大きさを感じる
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