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二鶴工芸です。先週末土曜日の実演の際に完成させた生地。花柄は前回の実演の際に花だけ加工していたので、今回に葉っぱを加工。隣の波文様は今回は金と銀の間の色目で加工しています。葉っぱと波文様に使っている色目は実は同じです。隣り合う色目(花であれば銀色)や地色によって違って見えます。これも面白いところです。生地は折を見て数寄屋袋に仕立てたいと思います。次の実演の予定は10月末になります。今のところ未定ですが、おそらく年内最後になるかと思います。また近づきましたらお知らせします。加工生地
二鶴工芸です。市販に無い箔の色目はどうしようもないので、箔紛や他の素材を混ぜて近い色目を作ります。画像はパール紛を混ぜたものです。パール紛は箔紛とは発色が微妙に違うので気を付けないといけません。その場で上手く色が出せたと思っても、実際に生地に加工すると違う場合もあります。素材によっては加工する生地の色に影響されるからです。古の職人さんは箔を接着させる糊に色を付けていたようです。それは箔の発色を考慮してのこと。私も色を付ける場合があります。先人の知恵が今でも継承しているわけです。何回も言っていますが、現在の当たり前になっている技術は先人の努力のおかげです。そんな事、若い頃は一切思っていませんでしたが・・・。色目を作る
二鶴工芸です。早くも2月になりました(^_^;)あっという間ですね!!振り砂子加工。金色ぽく見えますが、金色よりも薄い色目の中間色の箔を使っています。白地に加工しておりますので、ぱっと見、金色ぽく見えます。発色が黄色過ぎないように調整する場合はこのような中間色の箔を使います。振り砂子加工