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文藝春秋(2019) 【あらすじ&ひとりごと】 出版されてもう4年近くたつ、川上未映子さんの『夏物語』。今頃になってしまったけど、ゆっくりとじっくり読むことができました。 人が生きていく中で、男性がいて女性がいる、そして仕事、出産、家族との生活などなど、自分らしく生きられる時代。 そんな現代において、さまざまな生き方をしていく中で考えさせられる、チクリと心に刺さる作品でした。 大阪から小説家を目指し上京した主人公・夏目夏子。相手がいないのに、自分の子どもに会いたいという密かな思いが芽生えはじめ、パートナーなしの出産を考え始める。そこに精子提供で生まれた、実の父親を探す逢沢潤と出会う。 冒頭から…
【本】川上未映子『夏物語』~生まれてくることのとりかえしのつかなさについて~
1、作品の概要 2019年に刊行された長編小説。 自身の中編『乳と卵』のリメイクと、その後を描いた。 第73回毎日出版文化賞 文学・芸術部門受賞作。 2020年本屋大賞ノミネート。 2、あらすじ 第一部 東京で暮らす夏子のもとに、姉の巻子とその娘の緑子がやって来た。 目的は、巻子の豊胸手術。 巻子と思春期の緑子はその手術のこともあり、関係がギクシャクしていた・・・。 豊胸と生理。 2人の性についての想いと、愛情が交錯する。 第二部 8年後、アルバイトをしていた夏子は小説を出版して、文章を書いて生活することができるようになっていた。 編集者の仙川のはからいで売れっ子小説家・遊佐と出会い、自分の子…
ハロ~♪あっという間に6月ですね~。もう本当に毎度同じことしか言ってない気がする。『あっという間!』今日は5月30日アメリカは『メモリアルデー』です。週末から土・日・月と3連休の方も多いかなと思います。多分?バーベキューとか?家族で集まったりレジャーに行