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私が旅行中に 学会関係でいくつかトピックスがありました. 日本糖尿病学会 投薬アルゴリズム改訂 日本糖尿病学会は昨年9月に『2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム』を発表しました. このアルゴリズムでは,同じ2型糖尿病でも,肥満の人(=インスリ
この記事で, 痩せすぎで,どうみても肥満からは程遠い 境界型の人が 現に目の前にいても,医師は『メタボを解消しろ』としか言えないのです.しかし,痩せているのですから,いくら何でも 体重を減らせ/食事を減らせとはさすがに言えないので と書きま
前回記事 では,日本糖尿病学会が発行する治療ガイド・診療ガイドには,肥満型の糖尿病に対しては 事細かに治療指針が示されているのに対して,肥満でない場合,さらには痩せ型の人の場合には 特段の情報がない,もっとはっきり言えば ほとんど無視されて
もう一つの糖尿病スティグマ 「糖尿病」=「過食」=「肥満」=「だらしない生活」 と決めつけるスティグマに対して,ようやく 日本糖尿病学会やメディアも目を向けるようになってきました.この決めつけは非常に根深いもので(そもそもそれを助長してきた
(C) すまいるほっぺ さん 健康食スタートブック 今年の5月に鹿児島で行われた 第66回日本糖尿病学会 年次学術集会で,学会の植木理事長はこう述べておられました. (これまで食品交換表などを発行してきたが) 2019年の『糖尿病診療ガイド
日本糖尿病学会は本年1月の第26回日本病態栄養学会で,糖尿病の食事療法ガイドラインとして, 食品交換表に代わって『健康食スタートブック』を発行するとアナウンスしていました. その後 5月に開催された 第66回日本糖尿病学会でも,学会の植木理
糖尿病の新呼称案は、英語の「ダイアベティス」…専門家「普及難しいのでは」...そのとおりだと思います。 日本人には意味不明で覚えられません。 わたしの9月の検査結果は、[HbA1c:6.9] ...「糖尿病」です。
日本糖尿病学会は,従来患者の食事療法指導に用いてきた食品交換表(最新版は2013年発行の第7版)に代えて,e-Bookの『健康食スタートブック』を公開するとアナウンスしています.5月の日本糖尿病学会では,『健康食スタートブック』の発表は『近
この記事でご紹介した,佐々木 敏 元東大教授の著書『行動栄養学とはなにか?』が,発売から1ヶ月もたたないうちに 増刷が決定しました.通俗的な健康本とは異なり かなりカタい内容であること,しかも やや高価(2,970円)であることを思えば,こ
第66回日本糖尿病学会の感想[27] 日本の栄養学から抜け落ちたもの
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】前回記事で,栄養学の分野は大きくは2つに分かれると
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】どうする家康 (C) NHKガラパゴス思えば10年
第66回日本糖尿病学会 年次学術集会の参加感想記事(この記事から この記事まで)に対しては,連載中 多くの方からご意見をいただきました.(C)なのなのな さん当然 予想(期待)はしておりましたが,中には憤慨して激烈なメッセージもありました.
第66回日本糖尿病学会の感想[25] 日本に栄養学はなかったのか
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】『日本にはまともな栄養学と呼べるものは存在していな
第66回日本糖尿病学会の感想[24] 食事療法~その前に日本の栄養学は
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】前回の続きです.学会は『2型糖尿病の薬物療法のアル
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】投薬の順序日本糖尿病学会は 昨年9月に『2型糖尿病
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】糖尿病の合併症の一つである糖尿病性神経障害について
第66回日本糖尿病学会の感想[20] HbA1cの値がリブレと病院検査で一致しない
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】リブレを使っている方の『あるある』です.リブレで見
前回記事の補足です.一人三役映画や舞台劇では,一人の俳優が二役,三役を演じることはあります.(C) ヨッシー さんしかし,体は一つなのですから,同時に複数の役はできません.通常 XXX受容体とは,XXX以外は 一切受け付けません. たとえば
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】思考スタイル人の思考スタイルは二つに分けられるでし
第66回日本糖尿病学会 年次学術集会のオンデマンドWEB配信が6月1日から始まりました. 鹿児島での現地開催では,WEBで配信されない口演(一般発表)とポスター発表だけをもっぱら聞いておりましたので,シンポジウムや特別講演はほぼすべてをパス
[読後感想] 孤独なおやじがコンビニ食で2型糖尿病を治した話
只今 学会のWEB講演を視聴中ですが,先月読んだこの本の読後感を少しだけ.(C) 甘 多朗表紙を見て ギョッとさせられますが,著者のお嬢様がこの本のために描かれたものです.一瞬『切腹か?』と見えた構図は,よく見ると腹に突き立てているのはイン
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】これもイメグリミンに関する情報を期待して聴講したも
第66回日本糖尿病学会の感想[15] イメグリミンでHba1cがすぐには下がらないのは
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】イメグリミンは投与開始してもすぐには効いてこない.
第66回日本糖尿病学会の感想[14] イメグリミンの実臨床症例報告
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】前回記事は,過去に行われたイメグリミンの治験データ
第66回日本糖尿病学会の感想[13] イメグリミンが効く人/効かない人
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】イメグリミン(商品名:ツイミーグ)を発売している住
単なる感想記事です(すべてそうですが).日本病態栄養学会 は,正会員の大半が管理栄養士なので 出席者の大半が女性ということは珍しくはありません.しかし,今回の 第66回 日本糖尿病学会では,昔に比べると 本当に女性の参加者が多くなったなと感
第66回日本糖尿病学会の感想[11] 電磁波が染み込んでくる
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】血糖値測定器に関する学会発表です. といっても,こ
第66回日本糖尿病学会の感想[10] SMBGで校正できるCGM Dexcom G6
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】2022年12月の医療保険制度改正によって,DEX
第66回日本糖尿病学会の感想[9] リブレは体温・気温の影響を受けるか
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】実際の口演の順序とは前後しますが,昨日の記事とも関
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】これだけリブレが普及すると,もちろんリブレを活用し
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】一般口演セッション49は,健康診断データを解析した
ちょっと脱線です.大学病院や大病院などの大規模医療機関では,『カンファレンス』というものを行うことがあります .カンファレンスとは Conference,字義通りでは「会議」という意味ですが,医科部長を筆頭に,主治医や同僚医師,研修医,薬剤
鹿児島で開催された 第66回日本糖尿病学会 年次学術集会に参加してきました.鹿児島市博多から 九州新幹線 1時間半で鹿児島中央に到着.九州の西岸を走るので,有明海を右に眺め...かと思ったら,ほとんどがトンネルでまるで地下鉄でした.鹿児島駅
第66回日本糖尿病学会の感想[2] 加齢とインスリン分泌能の低下
【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】鹿児島での現地開催は終了しましたが,6月1日からは
糖尿病情報センター(国立国際医療センター内)のHPを眺めていて気付いたのですが、一般の方へという記事のコーナーに、次の記事がありました。この、「糖尿病の食事のはなし(献立編)」の中に、糖質制限に触れている箇所があり、減量などのために、トータ
5月 なりもした. 連休中に東海道・山陽道・西海道と移動して,5月11日から鹿児島(かごっま)で開催される第66回日本糖尿病学会のよいかたに参加しもす. こないだ ブログは本館・別館ともやすんさせっいただきますので,次回更新は5月中旬以降と
【この記事は 第57回 『糖尿病学の進歩』を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】第57回【糖尿病学の進歩】でのシンポジウム『2型糖尿病の薬
第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-4 GLP-1受容体作動薬の仕組み
【この記事は 第57回 『糖尿病学の進歩』を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】『2型糖尿病の薬物療法のUPDATE』の4本目の講演はGL
第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-2 2型糖尿病薬のトピックス
【この記事は 第57回 『糖尿病学の進歩』を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】糖尿病に関する医学情報をまとめて講演する 第57回糖尿病学
[別館記事更新] 運動したのに血糖値がリバウンドするのはなぜ?-2
(C) seikosakura さん食後に急上昇する血糖値を,かなり激しい運動をして ようやく下げられた. やれやれと思ったが,運動をやめたとたんに 血糖値が再び上昇!!これほど腹のたつものはありませんね.いったい 何がどうなってこんなこと
日本糖尿病学会が主催する【糖尿病学の進歩】(=以下『進歩』)という講演会があります.(C) 日本糖尿病学会同じく日本糖尿病学会が主催する年次学術集会(=以下『年会』)でも,やはり糖尿病に関する 講演・シンポジウムが開催されるので,よく似たも
日蓮宗では 勤行(=毎日行う読経)の際に『団扇(うちわ)太鼓』を叩きながら行うことが多いようです.団扇太鼓 (C) 南部屋五郎衛門別に強く叩けば それだけご利益が増すというものではないのですが,打楽器というものは 連続して打ち鳴らしていると
【この記事は 第26回 日本病態栄養学会 年次学術集会に参加したしらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】毎回そうなのですが,日本糖尿病学会でも この日本
第26回 日本病態栄養学会の感想[7] 症例報告から-2 中性脂肪が下がらない
遺伝子変異「家族性コレステロール血症」という症状があります. LDLコレステロールが常に高くなってしまう病気です.「家族性」という名前から,いかにも家族の誰かが原因を作っているかのように誤解されやすいですが,これは英語の Familial
第26回 日本病態栄養学会の感想[6] 症例報告から-1 変化の兆し
【この記事は 第26回 日本病態栄養学会 年次学術集会に参加したしらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】食品交換表では『男性なら1,600kcal,炭水
[別館記事更新] とほほ トンデモ回答で盛り上がる患者さんたち
京都の学会で聞いた話です. 病院に教育入院した人は『糖尿病教室』というものを受講したでしょう. しかし,あれは『学校の授業みたいでつまらない』というので,最近では ざっくばらんな『糖尿病おしゃべり会』(=カンバセーション)形式に切り替えたと
第26回 日本病態栄養学会の感想[5] SGLT2阻害薬は栄養学的には?
【この記事は 第26回 日本病態栄養学会 年次学術集会に参加したしらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】SGLT2阻害薬(Sodium-GLucose
高齢者は,筋力低下を防ぐために 蛋白質を十分摂ることが推奨されています.では,その『十分』とは,蛋白質の『量』なのでしょうか,それとも蛋白質の『質』も大事なのでしょうか.それを調べた文献が 第26回日本病態栄養学会で紹介されておりました.ご
第26回 日本病態栄養学会の感想[4] AIで管理栄養士は失業するか
カバーイラスト:(C) 杏仁どうふ さん【この記事は 第26回 日本病態栄養学会 年次学術集会に参加したしらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】第26回
管理栄養士は,疾病予防又は治療のために 患者の栄養を管理するのが職務です. 決して管理食事士ではありません.ご興味のある方はご覧ください.