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3歳!  12/23/2015  
ここ最近我が体調のことには触れていなかったが、相変わらずである。
ムカムカと吐き気のする日が数日間続き、大量の胃薬を飲みつつ2週間位超粗食の日を送ると回復し、調子がよくなると普通食が食べたくなり、暴飲暴食は決してしないものの油控えめの普通食を2ヵ月間位続けるとまた胃が悲鳴をあげ、これの繰り返し。である。
前にも書いたが、胃カメラをしてもどこも異常はなく、機能性胃腸症という病名をつけられ、2ヵ月おきに消化器内科にかかり、胃にまつわる薬をこれでもかというほど処方されている。

少々前のことではあるが、朝、起きた時から吐き気がする。
月曜日なら『会社行きたくない病』と察しがつくが、その日は休日であった。
一度悪くなると何日間も引きずるもので、翌日(仕事の日)も朝からムカムカがおさまらず、耐えられそうになかったので会社を休むことにしたのだが、その日に限って夫(ネパール人)も朝から頭が痛く、我慢できそうにないと言うではないか。
二人してダウンし、二人して会社を休む。

そして、平日に我々二人が家にいることを喜んだのが愛鳥(セキセイインコ)ラニ君である。
いつもならばひとり(正確には1羽)で『お留守番』なのだが、ひとりぼっちではない。
群れで行動するインコにとっては群れているのが安心なのだろう。
まあ、ラニ君にとっての群れは私と夫との三人だけの小さな群れなのであるが、三人揃っていると驚くほど喜びを露わにする。
頭を上下に振り、『喜びの首振りダンス』をする。
ちなみに私とラニ君と二人だけ、或は夫とラニ君と二人だけの時はダンスはせず、一人遊びに夢中である。
幸い夫の頭痛は市販の頭痛薬を飲んだらよくなり、頭痛が治ったら早速ラニ君をケージから出し、自由の身になったラニ君はますます喜び、部屋中を飛び回り、何度も首振りダンスをする。

ラニ君、今年の11月で3歳になった
この子が我が家に来たばかりの時は
「この小さなインコと心をかよわせる日なんて・・・来るなのだろうか?」
漠然と思ったものだが、今ではラニ君の心理がわかるようになっているではないか。
先に書いた『喜びの首振りダンス』もそうだが、水浴びがしたい時には台所に私か夫を誘導し、今の時期は「私、温泉したい」と催促をする。
以前も書いたが、この時期「水ではラニ君が寒かろう」と、我が家ではぬるま湯浴びをさせており、実際ラニ君も水は冷たいらしく、お湯に喜ぶ。
我々人間二人が居間にいればラニ君も居間におり、我々が寝室に移動するとラニ君も寝室に移動し、三人揃っている時はいつも同じ空間にいる。

食べ物の好みもはっきりしている。
野菜は小松菜だけ、果物はパイナップルとスイカと柿を好み、パン、特に食パンが好きである。
パンは食べるというより、破壊することを好む。
そしておやつは断然あわ穂である。
あわ穂にも白と赤、厳密には薄茶と濃茶なのだが、ラニ君は赤を好み、赤を与えている今となっては白には口をつけない。

ラニ君の嫌いな事は体重を量られることだ。
ラニ君は一貫して羽に触れられることを嫌い、掴もうとすると猛烈に突っつく、いや噛みつくと言っても過言ではない。
インコの突っつき攻撃は時に血がでるほどで、当然痛く、その為私は黒い手袋をはめてラニ君を掴むことに挑むのであるが、体重を量る容器と黒い手袋を用意し、
「ラニ君、お体重しますよー」(我が家ではラニ君に対してだけ体重に『お』をつけ、家の中では馬鹿まるだし)
と、少々キーの高い声を出すと、
ラニ君は即座に察知し、ケージの中の止まり木やおもちゃが入り組んでいる、我が手の届きにくい所に避難し、大きく口を開けて威嚇する。

月2回の病院に行く時もそうだ。
病院に行く時用のケージを出し、
「ラニ君、お注射の日ですよー。ママも一緒に行くから大丈夫ですよー。全てはラニ君の為なんですよー。」(お体重同様、ラニ君に対してはお注射と言ってしまう私)
キーの高い声でこういうと、ラニ君は体重の時と同様、我が手の届きにくい場所で口を大きく開けて攻撃体制に入る。
『いい子ラニ君』と言ってみたり、『悪い子ラニ君』と言ってみたり、いい年したオバサンではあるが、家の中での私は完全に童心に帰っており、ラニ君がかけがえのない存在になっている。

ラニ君一番なのではあるが、しかし時に私の心は他のインコさんにも向いてしまう。
家の近くに小鳥屋があるのがいけない。

先日、いつものように夫と共に食料を買いに行き、ちょいと小鳥屋を覗いた。
まずはセキセイインコから見、我が家のラニ君と比べる。
「ラニ君は他のインコさんよりお顔が可愛いよね。美人ラニ君だよね!」
親馬鹿丸出しの会話を夫とし、他の鳥を眺める。

次にふと目に留まったのは黄色の小桜インコ。
可愛い。
すると店員さんに声をかけられる。
「こんにちは」
頻繁にここに通っており、ラニ君の餌もここで注文しているので顔なじみなのである。
「この子、可愛いでしょ。性格もすごくいいの。ここで外に出しても絶対に逃げないからちょっと触ってみます。」
店員さんが小桜を出し、私の手の甲に乗せる。
飛んで逃げる様子も全然なく、羽も触りたい放題。
「うわ!可愛い!可愛すぎる!」
ラニ君と正反対の性格に私が感動すると、
「綺麗な色だね。この子はももちゃんだ!」
夫が早くも『ももちゃん』と名前をつける。
夫(ネパール人)にとって桃は可愛いの象徴らしく、可愛い子は全て『ももちゃん』なのである。

『ももちゃん』のお値段は12800円。
買えない値段ではない。
しかしラニ君が心配である。
こんなに人懐っこい子をお迎えしてしまうと、好き嫌いが激しく依怙贔屓もしてしまう人間のいやな一面をしこたま持っている私はラニ君をないがしろにしてしまう可能性があり、いくら気性が少々荒いとはいえ、やっぱりラニ君が一番だからして、それだけはできない。

その翌日、ラニ君の今年最後の通院日であった。
「先生、小桜インコと一緒に飼うとどうなるのでしょう?やっぱりこのヒト(先生がヒトと仰るので私もつられて病院ではヒトと言う)がやきもちをやきますかね?」
「まず、小桜インコはラブバードと言われるくらい人にべったりです。それに顎が強いんです。以前セキセイインコのケージの上に小桜インコのケージを載せていた方がいまして、小桜がセキセイの足を噛みちぎったということがありましたよ。」
「げっ!そんなに顎が強いんですか。」
「それに問題はこのヒトです。先住者のこのヒトを絶対に優先しなくてはいけません。餌をあげる時もこのヒトから。放鳥したり可愛がるのも10としたらこのヒトが8、新参者は2にしなくてはなりません。」
「うーむ。そんなに大変なら・・・私には無理です。」
先生はこの言葉を待っていたかのように
「このヒトを一番に考えてあげてください。」

こうして『ももちゃん』は小鳥屋さんで眺めるだけ、いやいや、小鳥屋さんに行くと目の毒なので、あまり近づかないようにしなくてはならない。


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ラニ君用アスレチックスの上でお羽を伸ばしているラニ君

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夫の肩の上でおすまししているラニ君
突っつき攻撃はするが、野生の鳥は肩に乗ることはないのだから、やっぱり家族なのである。




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