【詳報】ウクライナ侵攻54、12月15~22日(日本時間)の動き

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 ウクライナゼレンスキー大統領が21日、ロシア侵攻下のウクライナから初めて出国し、米ワシントンを訪問しました。バイデン大統領と会談後、米連邦議会で演説し、軍事支援の強化が必要だと訴えました。一方、ロシアのプーチン大統領は同日、「(侵攻で)すべての目的が達成されることに疑いはない」と発言し、核戦力の増強を続ける考えを表明しました。侵攻からまもなく10カ月を迎えますが、両国の対立は深まっています。

(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)

【連載】戦場のドローンはどこから来たか 「メイド・イン・ジャパン」の衝撃

ロシアがウクライナ侵攻で使うドローン(無人航空機)の部品に、日本企業の製品が含まれている可能性が高いことがわかりました。ウクライナ軍情報局の分析結果から明らかになりました。部品の多くは家電パーツなどの民生品。「メイド・イン・ジャパン」の製品がなぜ殺傷兵器に生まれ変わったのか探ります。

■■■12月22日(日本時間)■■■

23:54(ベルリン15:54)

G7外相会合、ベラルーシに警告

 主要7カ国(G7)は22日、オンライン形式の外相会合を開き、ロシアによるウクライナ侵攻を改めて非難した。会合後、議長国ドイツのベアボック外相が声明を発表した。特にエネルギーインフラなどの民間施設への無差別攻撃は「戦争犯罪を構成する」と指摘。越冬支援を含め、人道、復興、防空などの必要な支援を続けることも確認した。

 ロシアと協力するベラルーシに対しても「これ以上加担すれば、ベラルーシ政権に対して圧倒的な追加コストを課す」と警告した。

 ベアボック氏によると、今年12回目のG7外相会合になるという。来年は日本が議長国を務める。日本外務省によると、林芳正外相は「侵略が長期化するなか、G7の緊密な連携を維持・強化していくことが重要だ」とし、「力による一方的な現状変更は認めないというG7の強い意思を示したい」と述べたという。

22:41(ベルリン14:41)

G7、ウクライナに320億ドルの支援を約束

 主要7カ国(G7)財務相は…

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