元マリーゴールドのジュリア(30)が初登場を果たし、いきなりNXT女子王者の前に立ちはだかった。「超新星」と呼ばれていた王者ロクサーヌ・ペレスが新進気鋭のジェイダ・パーカーを下して防衛成功した直後だった。会場の照明が消え、スモークがたかれた花道から新たな入場曲とともにジュリアが姿をみせた。スポットライトで照らされたジュリアには会場からどよめきが起こり、実況アナウンサーから「ウワサは本当だった!」と紹介された。

ゆっくり花道を歩いたジュリアはエプロンサイドで両手を広げ、リングイン。右手でNXT女子王座ベルトを掲げるペレスの目前に立ったジュリアは不敵な笑みを浮かべながらフェースオフ(にらみ合い)を展開した。WWEの現場を統括するCCO(チーフ・コンテンツ・オフィサー)のトリプルHは「ジュリアは間違いなくWWEの明るい未来となる絶対的スター。NXTの女子部門の一員になるなんて素晴らしい瞬間だ」と自身の公式X(旧ツイッター)で大きな期待を寄せた。

当初、米メディアでは4月からNXTに参戦するとの報道もあったジュリアだが、今年5月のマリーゴールド旗揚げ戦で右腕を負傷。7月のマリーゴールド両国大会でリング復帰していた。8月25日のマリーゴールド新木場大会でラストマッチに臨んだ後、渡米していた。