大相撲名古屋場所を途中休場し、秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)での復調を目指す大関豊昇龍(25=立浪)は8月31日、東京・台東区の立浪部屋で稽古し、幕内明生らと17番取り、すり足や四股などでも精力的に汗を流した。

明生には7勝3敗で「動きが硬い気がする。まだ稽古不足」と満足しなかった。先場所は右内転筋を痛めて13日目から休場。完治せず、夏巡業も終盤に加わった。この日は右差しからの出足を残される場面もあったが「大丈夫。初日までの残り期間で調子は合わせられる」と前向きに話した。食事量は変わらなく、体重は5月から7キロ増えて149キロに。持ち前のスピードには影響がない様子で「簡単に押されなくなった。いい方向に重くなったと思う」と語った。