お茶の時間17

May 27, 2024

ふんわりクリームタルトと ヘンデルNo.11

27mai24a
























昨日はタルトを焼きました。

プラントベースクリームを泡だてて、葡萄とオレンジピールをトッピング。軽い食感の美味しいおやつになったよ。

27mai24b

























オレンジピールは薬品やワックスが使われてない柑橘が買えたときに、纏めて甘煮にして小分け冷凍してます。

冷凍して繊維が崩れると一層柔らかになって食べ易いの。

27mai24f
























この写真は芍薬を貰った日に撮ったのですが、手前のサーヴィングトレイにビアズリーのカードが写ってました。

サービングトレイには、リキュール小瓶やキャンドルの他に、眺めたいカードや小さな写真集などを乗せてるのです。

すこし前はプルーストの写真本。次にガレのミニ作品集になり、今はビアズリー。

27mai24c

























ご飯やお菓子を作ってる時はテンプラ用紙を見てるため、ちょっぴりお勉強っぽい気分もあるのよね。だから食卓ではただ快楽的に、愛する絵や写真を話題の中心にしたいのです。

プルースト、ガレ、ビアズリーらは享楽の友というか
私のどうしようもないエピキュリアン根性を満足させてくれるのです。

27mai24d

























件のテンプラ用紙の続きをおしゃべりしましょう。
ローレンツ・クリストフ・ミツラーのことから。彼は音楽分野ではアマチュアでしたが博学博識で音楽学に強い関心を持ち、バッハを敬愛してました。

ミツラーは1738年に "音楽科学文書交流協会" を創設します。
1745年、そこにヘンデルが入会します。
そしてヘンデルがバッハを誘うのですがバッハは「14番目の会員にしてくれ」と曰うのです。

27mai24e
























バッハが数字に拘り、バッハの名前である14に愛着を持ってたことは既にお話しました。

  *ミニカヌレ焼いたよ。バッハ27,14
  *可愛い紫陽花 'ひな祭り' とバッハ27,14の帰結
  *香ばしいクリスピーポテトと マタイ受難曲

スポーツ選手が背番号を自分の数字にしたり、ロッカー番号に選んだりするみたいにバッハも私たちの知らない色々な所で14を使ってたのでしょうネ。

27mai24h
























(ココから離宮公園の写真ね)

バッハの紹介者だったヘンデルの会員番号は11番でした。
ヘンデル Haendel の名前をアルファベット番号に置き換えると下のようになります。

H 8
A 1
E 5
N 13
D 4
E 5
L 11

N が14でなくて13, Lが12ではなく11になる理由は以前書きました通り、古いラテン文字で I と J が同じアルファベットになってた名残です。

27mai24i
























ヘンデルの数字を合わせると

8 + 1 + 5 +13 + 4 + 5 + 11 = 47

47になります。
これも合わせると

4 + 7 = 11

ヘンデルの名の11が会員番号とくれば、バッハが自分は14にすると希望するのは当然かもしれませんね。

1745年のヘンデル入会から2年後、1747年にバッハは14番目の会員として入会するのです。この会の会員証のおしゃべりはまた後日にしましょうか。


■テンプラ用紙関連リンク

フランス系
*パリ1900と ナタリーレテのお人形


ドイツ系
*秋のテーブルクロスとか、ロプロプとかベルクとか
*ピアノの音とシェーンベルクの絵
*マルグリット型でレモンケーキ


数字系
*新作クッキーは歪つ、バルトークは黄金律
*イースターうさぎとリズムの数え方と黄金分割

*コーンパン焼いて、バッハの数学
*マフィン3種類♪そしてバッハの3
*ミニカヌレ焼いたよ。バッハ27,14
*可愛い紫陽花 'ひな祭り' とバッハ27,14の帰結
*香ばしいクリスピーポテトと マタイ受難曲

  *甘いリキュールの季節です


映画・オペラ
*シネマ記録(100)リラの門
*初ムース作った。水栽培とワーグナー
*チューリップのケーキとパルシファル


バロック
*2023年8月のお素麺とテンプラ用紙
*台風の日にクッキー焼いて思うこと
*ハートクッキーとトリルと前打音
  *ワイパー派であるぞ!
*トマトソース・パイと テンプラ用紙


バロックダンス
*古典舞踏のテンプラ用紙
*ピアノが終わった後
*これ何の実? 持って帰った山の恵
*キャンドルとガラスのピアノ♪ほうれん草のパン
*クッキー缶進行中/シャルトリューズ・イヴ
*バレンタインクッキー


落書き
*秋の味覚と尖った時代
*クッキーの失敗と、先生の似顔絵


メロディ
*マドレーヌとモンポウのピアノ曲
*ブラックベリータルトにクランブル♪
*パン・キッチン・ミモザ。道を失う
*2024年3月の庭

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May 23, 2024

お茶時間とピアノ

23mai24a
























先々月くらいの写真かな? お友達が来る日に撮ったのでした。
餡を作ってミニ最中を用意したんだったなと写真見て思い出す。

餡にラップかけてるの見える? お人が来る前はこうなってて

23mai24b
























お友達が入って来るとササっと隠れてラップを外す。現実的なところはなるべく露出せぬよう頑張るのです。最初だけはね・・・

23mai24c
























この写真は別の日で

このときはお友達が急にお茶飲んでくことになったのだったか、おうち焼きクッキーを缶ごとテーブルに置いてセルフサービスにしちゃってるいい加減さ。

色んな日があります。

23mai24f























昨日は熱が上がってピアノの捗りが悪かったから、今日は午前からしっかりと音楽の気分を作りたいな。と、既にピアノ室にイチゴを運んでおります。

聴いて弾いて聴いて弾いて... ピアノ時間が今日も楽しみです。

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May 22, 2024

チューリップのケーキとパルシファル

22mai24e
























気持ちの良いお天気の日。

しかしここしばらくどうにも微熱が取れずに困ってる。
昨日は夕方から少し発熱し、また1日の後半の熱か程度に思ってた。が、今日は朝から発熱し、昨日より上がってる。

こういうのは一頻り体内の発熱原因を消化したらば数日でスッキリするものだから待っている。

22mai24b

























体は多少しんどいながらチューリップ型でミニケーキなど焼いてみた。

数少ないシリコン型なんだけど自分にとっては扱いが難しいな。

主には金属型好きなんです。けれど可愛くてどうしてもこれも持っておきたいわと思ったシリコン型が数個だけある。

22mai24a
























熱の通り方が金属型とは異なって、大きめのものは真ん中と端との硬さに差が出るのね。私はシリコンの扱いが下手で、成功率が低い。

特にこのようなコーティング系は、剥がし方や持ち方次第で崩れやすくなっちゃって、まだまだ練習が必要です。頑張ろー

〜 * 〜 * 〜 * 〜

さてお菓子作業は 昨日の続きのワーグナー関連のテンプラ用紙 でしたヨ。

22mai24c
























お料理やお菓子を作る前にテンプラ用紙の束から一枚引き抜いて、何が出るかな形式で楽しむのです。今日はワーグナーオペラ "パルシファル" だった。

パルシファルは後年バスティーユで観たのですが、今日の話題は大学時代のプリント通称テンプラ用紙から。

下図は抜粋になりますが、仏教とキリスト教を合体させた世界が下のような形で顕してありました。

どなたかのご著書からとった書き方なのか教えてくださった教授のアイデアなのかは部分コピーからは分からないのですが、全体がクロスの形になってるの。

22mai24d























テキスト形式でブログページに打ち込んでクロスの形にできるのはこの程度なのですが、テンプラ用紙にはもっと詳しく解説が載ってました。


        ------------------
        破滅を招く者
        としての女性.
        救世主に対する
        自らの罪の認識.
        苦悩としての官能.

I クンドリー     接吻      アムフォルタス I
I 残忍な笑いの            残忍な自虐の I
I 中の虚説              中の虚説   I
          クンドリーに
        自分の名を教えられる.
        匿名の時期の終り.

         パルシファル

         パルシファルと
        ヘルツェライデの合体.
        その象徴たる白鳥
        -----------------------

  ←異教             キリスト教→


22mai24i



























もっと詳しく書かれてた図を眺めて、オペラ図解の面白さや分かりやすさにも開眼しました。

表のようにしたところに、白鳥 --- 小道具その1、聖杯 --- 小道具その2、槍 --- 小道具その3 など書き込みがあったり、楽しく見返したのでした。


■テンプラ用紙関連リンク

フランス系
*パリ1900と ナタリーレテのお人形

ドイツ系
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*ピアノの音とシェーンベルクの絵
*マルグリット型でレモンケーキ

数字系
*新作クッキーは歪つ、バルトークは黄金律
*イースターうさぎとリズムの数え方と黄金分割

*コーンパン焼いて、バッハの数学
*マフィン3種類♪そしてバッハの3
*ミニカヌレ焼いたよ。バッハ27,14
*可愛い紫陽花 'ひな祭り' とバッハ27,14の帰結

  *甘いリキュールの季節です

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*2023年8月のお素麺とテンプラ用紙
*台風の日にクッキー焼いて思うこと
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*トマトソース・パイと テンプラ用紙

バロックダンス
*古典舞踏のテンプラ用紙
*ピアノが終わった後
*これ何の実? 持って帰った山の恵
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*クッキー缶進行中/シャルトリューズ・イヴ
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落書き
*秋の味覚と尖った時代
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メロディ
*マドレーヌとモンポウのピアノ曲
*ブラックベリータルトにクランブル♪
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*2024年3月の庭

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May 17, 2024

ミニカヌレ焼いたよ。バッハ27,14

17mai24c
























ミニカヌレ焼きました。

前日のマフィンが4つ残ってたから2ケずつ分けて、オマケみたいに小さなミニカヌレでおやつになったヨ。

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マフィンと比べてとっても小さい!

横から写すと高さに差が出ちゃってるでしょう? 標準サイズのカヌレと熱の入り具合が異なって、縮み気味になったの。

焼成を数分短くしたらいいかな? 要研究です。

17mai24k
























昨日、後日書きますねっていってたおしゃべりの続きをしましょうか。

バッハと27との関連についてでしたネ。

  *コーンパン焼いて、バッハの数学
  *マフィン3種類♪そしてバッハの3


バッハってBACHのスペルを音にして曲の中に挿入したり、数字に置き換えたりしたのはご存知だと思います。

17mai24l

























数字っていうのはアルファベットの何番目か、ってやり方なんです。

B -- 2
A -- 1
C -- 3
H -- 8

って風にです。

これらの数字を足すと

B A C H
2 + 1 + 3 + 8 = 14

となるんですね。'14' はバッハの数字と呼ばれるくらいバッハに関連が深いです。そのお話は後日に回すことにして今日は27についてですね。

17mai24m

























同システムを用いてバッハの名前であるヨハン・セバスティアンの J.S.も同じように置き換えます。

J -- 10
S -- 19

現代の私たちの感覚ではこうですが、古いラテン語には 'J' がなく、'I' が用いられてたのです。

ラテン語を3回も挫折してとうとう諦めた私が言うと説得力がないけれど J をジャジュジョと発音しないで「ヨハン」のようにヤユヨの音になる場合が多々あるのは、このいきさつのためみたいですね。

17mai24n

























J は I の位置ですから

J -- 9
S -- 18

となります。
そして先ほどのようにこれらを足すと

J  S
9 + 18 = 27

なんですね。

これがバッハが27も大切にした理由になります。が、たくさんの隠れたメロディの複雑な絡みを作曲するバッハですから続きがあります。

17mai24o























J.S.とBACHを並べると

J.....S B....A....C....H
9 + 18 2 + 1 + 3 + 8
 II     II
...27................14


  (上下左右を揃えるためドットを入れて見づらいですが)

このようになり、

J. S. ----- 27
BACH -- 14

これを合計すると 27+14 = 41

バッハは '41' が '14' の鏡像として対称関係にあることもお気に入りだったようです。

J.....S B....A....C....H
9 + 18 2 + 1 + 3 + 8
 II     II
...27................14
.............II
............41


こんな図がお菓子作りの敷紙でした♪


■テンプラ用紙関連リンク

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映画・オペラ
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*2023年8月のお素麺とテンプラ用紙
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May 16, 2024

マフィン3種類♪そしてバッハの3

16mai24a
























マフィン3種類焼きました。

といっても生地は同じなの。モールドに流し込んでから、後入れするものを変えただけの簡単トランスファーなのです。

16mai24e























10コ取りの型で焼き、2コはお皿に並べる前に早々にお腹の中よ。

16mai24f
























スライスオレンジのトッピングのと

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手前に写ってるレーズンのと。

生地の半分にレーズンを乗せて焼成して、高温で縮んで隙間が開いた所を生レーズンで埋めてます。焼きレーズンと生レーズン両方を楽しめて美味しかった。

16mai24h






















最後のはレモンピールのマフィンです。

香りが良いピール漬けのダイスカットを塗布して、アイシングで装いました。

〜 * 〜 * 〜 * 〜

お菓子作りに使った今回のテンプラ用紙は、引き続きバッハでした。

先回バッハのヨハネ受難曲の数字 にちょっぴり触れた続きで、バッハの数字こだわりのコト。

16mai24g
























'3' っていう数字を好きな人は多いですね。数ある数字から何となく選択しがちな数字でもありますね。

トライアングル型は三権分立などパワーバランスの軸になったりするし、考えをしっくり添わせ易いところもあり...

先回引用した創世記も40章に三つの枝・三つのかご・三日目など多くの '3' が登場し、同じく先回引用のヨハネ (153匹の引用はヨハネ21章) にも'3' が複数回出てきます。

バッハも3は好みだったと言われますね。楽曲にも '3' が多用されます。




BWV1048 ブランデンブルグNo.3です。

ご覧になって判る通り編成は Violino 1,2,3 Viola 1,2,3 Violoncello 1,2,3 そして下に Violone e Cembalo となってます。(ヴィオローネは大きなヴィオールに属する楽器)

つまり3つの合奏群があり、各パートが3本ずつなんですね。

'3' のオンパレードになるのは編成だけではなく、メロディテーマそのものもです。この曲を一旦アウフタクトや小節線を外して見てみましょう。

16mai24l


























sol - fa♯ - sol
re - do - re
sol - fa♯ - sol
si - la -si

という具合に、3つずつの音を1グループとしてテーマが作られてるのが判ります。

2小節目 sol - la - si - do♯ - re までを1つのテーマとします。
音数ですと20音の当テーマ。16分音符を1つと考えて数えると27個になります。

20音の内訳が、16分音符13個 + 8分音符7個ですから、16分音符が27個分というわけですね。

  この27という数字は '3' の3乗なんですね。


テーマを提示する音が '3' の3乗になってるところで、次は '27' とバッハの間柄のお話なのでが、タイムリミット。後日に続きを書きますね。


■テンプラ用紙関連リンク

フランス系
*パリ1900と ナタリーレテのお人形

ドイツ系
*秋のテーブルクロスとか、ロプロプとかベルクとか
*ピアノの音とシェーンベルクの絵
*マルグリット型でレモンケーキ

数字系
*新作クッキーは歪つ、バルトークは黄金律
*イースターうさぎとリズムの数え方と黄金分割

*コーンパン焼いて、バッハの数学

  *甘いリキュールの季節です

映画・オペラ
*シネマ記録(100)リラの門

バロック
*2023年8月のお素麺とテンプラ用紙
*台風の日にクッキー焼いて思うこと
*ハートクッキーとトリルと前打音
  *ワイパー派であるぞ!
*トマトソース・パイと テンプラ用紙

バロックダンス
*古典舞踏のテンプラ用紙
*ピアノが終わった後
*これ何の実? 持って帰った山の恵
*キャンドルとガラスのピアノ♪ほうれん草のパン
*クッキー缶進行中/シャルトリューズ・イヴ
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*秋の味覚と尖った時代
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May 07, 2024

着衣に問題が出る病気の話

7mai24b
























米粉タルトを焼いた。サックリ焼き上がった生地にカルヴァドスのフィリングが近頃気に入った組み合わせだ。

オレンジのシロップ漬けは市販品で、ピールは苦めだが香りがいい。

〜 * 〜 * 〜 * 〜

昨日の 身なりを整えられない病気の話 に関して、これまでを思い返してみた。

今現在、どうにも外見的な身嗜みを整えられず困ってもいる。
「外見的な」と言い切るのは、シャワーしたり髪洗ったりは普通にするからなの。風姿の部分に特化した問題を感じてる。

7mai24c

























振り返れば確かに長い間・・・数十年の長い間、形姿に構うことは苦手ではあった。
時間の余裕がない生活を続けたせいもあり、姿のために時間を使いたくない・使えないのも大きな理由だった。

練習着は見られたものじゃない様子だった。擦り切れたランニングなどが、演奏の動きに摩擦がなくて着心地が良く愛用してた。

ボトムスはデニムか、当時はスパッツと呼ばれたレギンスが多かった。

7mai24d
























選ぶ基準は「演奏の邪魔にならない物」かつ「セレクトに演奏時間を奪わない物」でしかなかった。要するにお洒落を楽しもうなんて気持ちはさらさら無いのだった。

髪だって、ヘアスタイルの基準は「手入れに時間がかからない形」または「時間の無駄に思えるヘアサロンが間遠でも整い易い長さ」だった。

持てる時間の全部をピアノに費やすために、ファッションやヘアメイクは「どうでもいい事」だった。

7mai24e

























今と違うのは、合同練習以外で外出する際は、イヤでも気持ちを切り替え、多少無理して【お洒落を厭う気持ちを押さえ込んで】きちんと整えられたのだ。

無駄だなぁ、嫌だなぁと思いつつ、人並に整えておくのは半ば義務だと諦めて、ランニングからワンピースに着替えてた。時には和装にも袖を通した。

現在その '最も厭だった事' が義務でなくなり、マストでなくなった。途端、やろうとしても出来なくなってしまった。

一応やらなきゃと思っても身体が動かず、全身が拒否してまともな洋服が着られなくなった。

7mai24a



















長かったバスルーム工事の間もパジャマで過ごしてた。毎年のように住居メンテをしてるから、職人さんたちも見慣れたものだ。

あすこんちの奥さんはいつもこれだ、と刷り込んでおいてもらえれば問題ない。が、初めて来られたメーカーさんは驚かれただろう。確かその日はGUのパンダの配色のパジャマを着てたから。

一応言っておくと耳つきが欲しかったわけじゃあない。

肌触りの良い 'マシュマロフィール' シリーズがたまたま耳つきだったのだ。着心地さえ良ければOKなので、耳つきであろうとなかろうと自分にとっては関係なかった。

7mai24h

























現在の状況が病気の一種だとすれば、すごく厭な事 (たかがホンの少し着飾ること) が自分の中で無理な義務化となってたために、しなくても良いとなるや否や、普通の生活で必要なくらいの着衣さえ出来なくなったんだろう。

着たくなきゃ着なきゃいいだけだし、別にいいんだけど
おかしな事になってるな... と自覚はしてる。

このままなのか、ある日変わるのか、観察しよう。

lasalledeconcert at 11:15|Permalink

April 30, 2024

柑橘ピールのタルトと、雨上がりの庭

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思いがけないところまで塵が飛んでた工事後のお掃除は、一週間が経って一応完了になりました。

お陰で日常が戻ってきて、お菓子作りも再開してます。

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外はしっとり目のタルト生地。

数日前にフランボワーズのフルーツケーキを作った 残りのフランボワーズパウダーで舟形生地を焼きました。

30avril24c

























フィリングはドラゴンフルーツの鮮やかな色の煮汁と米粉と、ソイブールという豆乳からできたバターを合わせて、バニラビーンズやカルヴァドスで香りを添えました。甘みはいつも粗糖ね。

30avril24d

























トッピングで左のほうに乗ってるのは自家製の八朔ピールなの。

柑橘類の白いワタも使うピール作りがこの頃うまくいってて、気を良くしてまた作った。

数回煮汁を換えて苦味を消してゆくので少々面倒ではありますが、ワタがトロリンとした食感になってとっても美味しいの。

30avril24g

























庭の様子もちょっと見に出る。

昨夕から続いた雨が今は上がって、植えて間もないパッションフルーツの蔓がすこし伸びた様子。

今日はあとで病院へ出かけなければならないのです。大学病院のほうはしばらく行かなくて済むのですが、別の病院は連休の谷間に予約が入ってる。

30avril24h

























何となくブルーな気分で、雨上がりの植物を見廻るとコンボルブルス・クネオルムが咲きかけてた。

すこし元気をもらった気持ちになる。

30avril24i

























アカシア・スペクタビリスは購入時からヒョロヒョロのもやしっ子で心配です。倒れそうで支柱が外せないの。

片やよく育ったミモザは早い時期の強剪定に耐えて、既に新しい芽をつけ始めてる。

30avril24j

























ラベンダーは其処此処でよく育ち、現在の我が家でホットな存在のモンステラも元気です。

私も元気に行ってきましょうか。

lasalledeconcert at 09:20|Permalink

April 26, 2024

フルーツケーキとモンステラ

26avril24b

























フランボワーズのフルーツケーキを焼きました。

細長い型を使ったよ。
上から見たら、出来栄えは許容範囲ですが・・・

26avril24a
























こうして写すと、手前が歪つになってしまったのが判るでしょう?

オーブンに入れた数分後に一旦出して上部にナイフを通さなければならないのに、洗い物などしてるうちにタイミングを逃してしまったの。

切れ目を入れないと水蒸気の出口がないわけで・・・妙な所が膨らんじゃったのです。次リベンジするぞ。

26avril24c

























艶やかなイチゴで思い出したワ。先日ジャック・プレヴェール詩集 を載せましたがもう一編果物が出てくる唄を。


     《ピカソの散歩》

現実の磁器 まんまるな皿の上で
リンゴがひとつ ポーズをとっている
めんとむかって
写実派の画家は
あるがままのリンゴを描こうと
むだ骨をおっているまっ最中だ
だが そうはさせじと
そのリンゴ
リンゴには言い分がある
はらに一物も二物もあるわけだ
そら リンゴが
まわる
現実の皿のなかで
内心はぬけめなく
泰然自若
ガス燈に姿をかえるギーズ公さながらに
リンゴはいつわりの美しい果実をよそおう
それというのも
いやいやながら姿を写されるものだから
ときにようやく
写実派の画家は
わかりはじめる
自分にあらがうリンゴの素振りが
そして
貧苦にひしがれる不幸者のように
お恵みふかくもまたおぞましい
どんな慈善団体からも
思いのままにされている自分に
ふと気づくあわれな貧乏人のように
写実派の不幸な画家も
ふと気づくのだ
無数にむらがる連想観念の
みじめな餌食となっている自分に

     (後略)
            (平田文也様訳)

26avril24e
























連想観念の餌食... なるほどと心に響いた。

プレヴェールの、大衆性たっぷりなのに洞察に富んで見識の高い唄はすごいな。それはそれは広く市民から愛されたのが肯ける。

26avril24d

























さてこちらの写真。グリーン・グレーのクリスマスローズの隣はモンステラ・アダンソニー。

熱帯原産の植物だから気温低めの我が家では冬に枯れてしまう覚悟ですが、この系統が大好きなのよね...

大きくて肉厚の葉っぱ、すごく惹かれます。

26avril24g
























葉っぱの上にカメムちゃんが居るね。樹液を吸いに来てるようなので動かすと可哀想だからこのままに。

lasalledeconcert at 10:20|Permalink

March 20, 2024

ハートのいちごタルト

20mars24a

























ハート型で2人用サイズのタルトを焼いた。

米粉と大白油とブランデーで作るプラントベースクリームにラズベリーパウダーを混ぜました。甘い香りが漂ってます。

20mars24d

























お庭のヒヤシンスを活けて

テーブルにピンク色が集まりました。

20mars24b























トッピングしたのはイチゴと自家製のオレンジピール。

ブランデー入りのクリームと、苦味を抑えたプルンとしたピールがよく合った。

20mars24c

























低気圧で起きる気象病だと思ってきた目眩は益々酷くなり、昨日はふと数年前しんどかった 溶血性貧血 がまた出てるのかな? と思ったり。

まだ診察日じゃないし、たかが目眩なのでわざわざ病院へ出向く予定はないから分かんないけどね。

私の場合は癌による免疫性溶血性貧血を発症したのでしたが、深刻だったのは2019年と2020年で、その後は落ち着いてたのです。まあ気にせず今日できることをやりましょう。

20mars24e

























ミモザが明るいイエローでブルゴーニュ君の毛みたいにぽわぽわしてて可愛いな。

しなる枝を切っては室内に春を運び込む。

たまに虫君も一緒に運び込んじゃう。
昨日はバナナ虫 (ツマグロオオヨコバイというんだそう) が「しまった! 枝についてきちゃった。どうしよう...」って緊張で固まってるのを発見。

うちのお庭でもしばしば見かけますが愛嬌のある様子で好き。敏捷な虫ではないので手で囲いを作って簡単に外へ運んであげられた。


さぁ困った。もうブログを書き終わるのにやはり目眩が止まらない。落ち着くまで座ってるしかないね...詩の会に向けてロココのお勉強でもしよう。

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March 06, 2024

新作クッキーは歪つ、バルトークは黄金律

6mars24a

























タイトルにどうでもいい韻を踏む...
新作のリースクッキーを練習してます。まぁまぁ苦労した新作でした。

プラントベースで作るためバターや卵は使わないから、アガベシロップなどで生地をしっかりさせてるの。

絞り易い固さを目指して何度も試し、レシピを作ってゆくのです。

6mars24d

























やっとリース型に対応できる生地ができたのですが、この前日の練習では大失敗だったの。

6mars24b

























絞ると一方だけが太くなって綺麗な円にならず、泣きそうでした。

原因はダブルになってる口金。何個分も絞ってるうちに中心の臍が押されて、ズレてしまったの。

6mars24c























一個ずつチョイとオーブンペーパーなどに押しつけながら生地を切るのですが、その際のプッシュで徐々に外の枠から内側が緩んで外れてきちゃったみたい。

直したくても生地のつまった絞り袋の中で起きてる事を外から修正できなくて、泣く泣く歪つなまま絞ったのでした。

コツを掴めてない証拠ね。また練習しましょう。

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一応なんとか形になった分は、お友達の試食用に♪

口に合うと良いけれど。

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この作業の敷き紙に用いたのは、バルトークのテンプラ用紙でした♪ ミクロコスモス140番が例に挙がってますね。

「時間量」と書いてある項目は、8分音符を1と数えた場合に何個分の時間が消費されたか、という考察です。

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マルをつけた 7 -- 8 -- 7 が対称的になってること。

7 -- 8 -- 7 は2つ下の段落にもあり合計は22で、
22の数字と組み合わさるのが、バルトークが大好きだった黄金分割の比率になってるのを割り出してる資料みたい。

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その他の計算を書き込んだり、用紙裏に数をたくさんメモしたりしてる懐かしいテンプラ用紙だったのです。

熱心に学んだ跡があります。理由は、バルトークの他に黄金比を愛したのがドビュッシーだから。

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ドビュッシーの場合はしばしば隠して黄金率を使うのだけど
バルトークを例にして比率の捉え方を学べるのが嬉しかったのを思い出しましたよ。


■テンプラ用紙関連リンク

*パリ1900と ナタリーレテのお人形
*秋のテーブルクロスとか、ロプロプとかベルクとか
*マドレーヌとモンポウのピアノ曲
*シネマ記録(100)リラの門
*古典舞踏のテンプラ用紙
*秋の味覚と尖った時代
*2023年8月のお素麺とテンプラ用紙
*ピアノが終わった後

*台風の日にクッキー焼いて思うこと
*ハートクッキーとトリルと前打音
  *ワイパー派であるぞ!

*トマトソース・パイと テンプラ用紙
*ブラックベリータルトにクランブル♪

*秋のテーブルクロスとか、ロプロプとかベルクとか
*ピアノの音とシェーンベルクの絵
*マルグリット型でレモンケーキ

*クッキーの失敗と、先生の似顔絵

*甘いリキュールの季節です
*これ何の実? 持って帰った山の恵
*キャンドルとガラスのピアノ♪ほうれん草のパン
*クッキー缶進行中/シャルトリューズ・イヴ
*バレンタインクッキー
*パン・キッチン・ミモザ。道を失う

lasalledeconcert at 11:07|Permalink

February 18, 2024

やさしい塊

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ブルゴーニュ君クッキー焼きました。
愛しいお顔。大好きな仔の形。

《イマージュを通して見た時間は、視界から消えた時間だ。
存在と時間はまったく別だ。
イマージュは永遠にきらめく、存在と時間を越えたのちに。》

             (安藤元雄様訳)

フランス詩人ルネ・シャールの "イノプスのノート" の一節です。

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これはブルゴーニュ君そのものではなく、私が感じるブルゴーニュ君像で

何もかもがふわふわとやさしい仔をミルキーバニラの味に結びつけたのも私の頭の中。ブルゴーニュ君を舐めてもバニラ味はしない。多分ね。

それでもこれは私の中でブルゴーニュ君そのもので、
この形と色合いが優しさと愛しさのシンボルになっている。
このクッキーはやさしい塊。

・・・そんなことを考えさせてくれる詩だった。

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クッキー生地は今回リベンジしてます。
初回作ったときは何も考えずデーツシロップを入れちゃって茶色のワンコになったのでした。今回はアガベシロップ使用。

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お皿はショワジー・ル・ロアの窯 "HB & Cie" のツバメさん。柄に季節ものを取り入れるのも楽しいね。ツバメたちは来月になったら飛来し始めるかな?

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フランスアンティークに、先月求めた韓国アンティークを合わせてみました。

割としっくりいったかも? タスはショワジーのショコラカップなどがいいかな〜

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クッキーはね、お耳の先っちょに淡いヤマブキ色のアイシングを乗せたのです。ブルゴーニュ君のミルクティブラウンのお耳の表現だったのだけど、薄いピンク系のほうが良かったなと反省。

生地ももっと弛く改良したいし、また試してみよう。

lasalledeconcert at 11:58|Permalink

February 14, 2024

バレンタインクッキー

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バレンタインクッキー焼きました。

ビーツの煮汁で染めた紅色生地で

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男の子と女の子のカップルやミニハートを焼き

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シュガークラフトでお花を造って

アイシングしたクッキーにトッピング。

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作業はテンプラ用紙です。

バロックダンス解説のテンプラ用紙がまだ続いてる。

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ベビーピンクのアイシングにはパールピンクのアラザンを乗せよう。

テンプラ用紙に油分が染み出していっぱい付いてるでしょう?

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何度か紙を取り替えて余分な油分を除去してからラッピンクします。

でないとフィルムや袋が汚れちゃうものね。

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小さいサイズのシュガークラフトは、矢が刺さったハートに乗せて

14fev24b























よく乾いてからラッピング。
楽しい作業だった♪

小さな事件はいろいろありながら、楽しい時間は心の栄養だね。


■テンプラ用紙関連リンク

*パリ1900と ナタリーレテのお人形
*秋のテーブルクロスとか、ロプロプとかベルクとか
*マドレーヌとモンポウのピアノ曲
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*古典舞踏のテンプラ用紙
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*2023年8月のお素麺とテンプラ用紙
*ピアノが終わった後

*台風の日にクッキー焼いて思うこと
*ハートクッキーとトリルと前打音
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*甘いリキュールの季節です
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*キャンドルとガラスのピアノ♪ほうれん草のパン
*クッキー缶進行中/シャルトリューズ・イヴ

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February 05, 2024

お菓子とシャンソンの話

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クルミの形の焼き菓子を作りました。オレンジのティグレ を焼いた翌日のこと。前日のティグレがまだ余ってる図です。

前の日のと重なるとちょっと豪華なお茶時間が楽しめて嬉し。

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木株みたいなのは愛用の陶器パンです。裏返してクルミのお菓子のステージにしました。フライパン特有の底の溝も木株の年輪に見立ててあると可愛い感じがする。

こんなお茶の時間に聴いてた音楽は "サン・ジャンの恋人" でした。




リュシエンヌ・ドリールの歌で広く知られてますね。

ドリールの歌に乗せると、サン・ジャンでの裏切りの出来事が傷として深く残ってる雰囲気になりますね。

そして、騙された若く馬鹿な自身への嫌悪も感じさせる。「私はいつも騙される。信じた男がみんな不実に去っていく。」と言ってるような語り口。

ドリールはそういった '女の重たさ' が魅力ですね。




次はこれ。ダニエル・コラン様がアコーデオンだったので聴いたのです♪

ドリールが歌う '男の失敗を繰り返す女' のどうしようもない重たさは、クレール・エルジエールにはないですね。
代わりに、実際にサン・ジャン村の地味な娘だったかのような雰囲気がある。

決して恋多き女ではなく、一瞬で消えた一つの恋の幻を何年も抱えて歳を重ねたような硬い女の空気。

そこにコラン様の演奏の巧みさが加わり、「不実な男を恨んでいない誠実で地味な女」の輪郭が浮き上がるところに味があるなと思ったり。




自分語りの形をとった歌唱に対して、マリー・ジャンヌ・スウィングは 'ある女の物語' といった風情です。

昔話風にある不幸な女の言い伝えを歌うような様。
マリー・ジャンヌご本人が純情な乙女でもなければ、騙されやすい女でもないからこそ、私達の目にはすこし薄情な語り口に映る。

それが歌詞の中の信じやすい女の浅はかさをクローズアップするように思えます。

と、三者それぞれに好きなわけですが...




女性の歌だけれどパトリック・ブリュエルのも有名ですね。

ブリュエルの歌詞では '私' ではなく '彼女' と人称を変えてます。

それぞれのアーティストの世界を堪能したおやつ時間でした。

lasalledeconcert at 10:32|Permalink

February 03, 2024

オレンジのティグレ。曲の明度と彩度

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オレンジのティグレができました。ティグレ模様じゃないけれど、ティグレ型で焼くフィナンシェをうちではティグレと呼んじゃってます。

ゼリーみたいな食感の 'まどんな' オレンジを頂いて、美味しい柑橘に嵌ってる。お菓子も柑橘を使いがちです。

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ティグレ写真をupしながらおしゃべりしましょう。
"水に映る影" の曲のお話が中途なのが予てから気になってるのです。

66小節目 au Mouvment からおしゃべりが残ってるのでした。

古典の考え方でのお話が好みの方は、ここからがCoda部分という説明されたりする箇所です。便宜的にね。

Coda の定義である終結としての独立性という考え方は、ドビュッシーの景色と重ならないから厳密には違うけれど、説明のための言葉としてはアリなのかも。

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plus lentで。弱音で。ひそやかであっても何か明るみを帯びた音がする。

「日が陰る前の、美しかった時間の最後のシーン」っていう考えもアリだし、「流れる動きが止まったあと愁いつつ溜まる水」って景色も美しいと思う。

そして67小節で立つ細波。

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66と67の間のスラーが切れてるのですよね...

32分音符と64分音符が両側から寄せてくる67は、69にも出てくる細波のモチーフで、ある先生は「66小節の fa♯ が細波にのまれる」と表現された。

66,67,68の3小節で絵画鑑賞できちゃいそうな幽玄な景色。

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68小節はふと温度が下がるようなハーモニーになる。
あのキラキラした水の風景を照らした空が俄かに陰る。肌寒い空気。

この景色に於いて68左手の do♮ -- sol♮のテヌート和音は「日が陰りゆく音」とも考えられます。
次の細波は、70,71と2小節に跨って立ち、そして水面に消えるのです。

これら66〜71の6小節は、明度と彩度と温度とが刻々と変化する大切な小節だと思います。ドビュッシーは本当にどこを切っても味わい深いんです。


■ドビュッシー関連リンク

バラード

*喉の奥の空気
  
  ♪もつれ
  ♪好きだと伝える時
  ♪やさしいドビュッシー
  ♪麦酒とドビュッシー
  ♪丼とドビュッシー
  ♪お掃除とバラード
  ♪光の灯る空間
  ♪あたたかいバラード

*ドビュッシー "バラード"


ロマンティックなワルツ

*裏切りのロマンチシズム

  ♪マットな呟きのムービー
  ♪動画ドビュッシーから舞うもの
  ♪分泌物と動画
  ♪ドビュッシーと動画と物体のテクスチュア


ノクチュルヌ

  ♪ドビュッシーとマーガレット動画
  ♪ワードローブ動画とお花作業
  ♪ドビュッシーと溜息
  ♪古本とドビュッシー
  ♪ドビュッシーと溜まる空気
  ♪官能とドビュッシーとくぐもり
  ♪ドビュッシーの不均衡と湿度


レントより遅く

  ♪紅よりも赤く

*lent ロンとは。
*呼称Lent
*秘密のLent
*大文字と小文字
*感覚のLent

  ♪6回のシ♭
  ♪ドビュッシーと豚ちゃん
  ♪親交が音になる
  ♪スローな夏のドビュッシー

*ドビュッシー「レントより遅く」


ベルガマスク組曲

*ベルガマスクの美しさ
*ベルガマスクと草いきれ
  *均質
  *ビアズリーと塗り絵
*フェノメノン
*物憂い色のドビュッシー
  *おうちコンサートって

=プレリュード

  ♪1曲目のプリミティヴ
  ♪ミステール
  ♪宴に射す影
  ♪シーンに添える音
  ♪小さな山

=メヌエット

*うさぎのお人形など
  ♪階段壁の動物たち
  ♪メヌエットとお人形
  ♪古風なスケール
  ♪問の風景
  ♪ドビュッシーのドラマ
*モノクロのシルエット
  ♪ジュラシックパークを思い出した

=月の光

  ♪情感
  ♪知り過ぎたメロディーは
*ベト5と月の光
  ♪寛ぎの日の葉色
  ♪時の方向
  ♪異世界のド♭

*どうだっていい。
*ぼくは動機が嫌い

月の光抜粋

  ♪"月の光" と温度
  ♪2世ちゃん泳ぐ (+月の光続き)

=パスピエ

  ♪はじめのピリオド
  ♪おもてと陰
  ♪受け取りの塩梅
  ♪パスピエの最後
*ドビュッシーのファンです


金の魚

*動と光と水

  ♪水色の首輪、赤いスニーカー

*曲とタブロー
*顔と時差

  ♪グレーのバギー、ピンクのリード
  ♪緑の草地、白いしっぽ
  ♪茶色の背中、青い洋服
  ♪黒いリボン、桃色の眼差し
  ♪戻らない魚

*ある魚
*おはなしと2人の聴衆
*リチェルカーレ


夢想

  ♪2世ちゃんのドビュッシー
  ♪夢と家族図
*夢と思慕
  ♪憩い
  ♪空想と夢
  ♪夢の終り

*ドビュッシー "夢想" と自己
*ケクラン、ディドロ、ドビュッシー

  ♪ライブ動画1:2012


水の反映

*水の波紋・音の波紋
*ピアニシモの懐かしさ
*楽譜の筆あと
  *餡パンと追記
*どこへも行かない水
*大きな風、溜まる水
  *ごめんなさい!
*風で波立つカデンツァ
*ピアニシモの池
*水の涼しさ
*水の反映、空の顔
*カメラの向きを変えてドビュッシー
*水が流れの速さを変える時
*「持っていき方」というもの
*ドビュッシー監督
*ピアノ曲のはなし。視界は広がる? 狭まる?


  ♪消散する光
  ♪曲より服が気になる
  ♪水の音・旋廻
  ♪ぬめる泥と陽光
  ♪水に浮かぶ光
    *画面変わりすぎムービー裏話

*ブレーカー,本,ドビュッシー
*昨日の宿題
*モネ日の出


水の精

*ドビュッシー「水の精」(1)メタモルフォーズ
*ドビュッシー「水の精」(2)哀惜


水について

*水の再生
*ドビュッシーの水溜り
*水の深さ・池の水位


ハイドンを讃えて

  ♪これがしたかった。
  ♪ドビュッシー・オマージュ
*ハイドン・ソナタと 長い休符
*お花マフィンと 休符


子供の領分

= ドクター・グラドス・アド・パルナッスム

*俺か,俺以外か。クロードという生き方
  ♪ツェルニーとクレメンティと俺の練習曲
  ♪ドビュッシー愛〜
*ペダルと、ソステヌートペダル

= ジャンボーの子守唄

  ♪ジャンボーの子守唄はじめ
*マンガベ来たよ/ジャンボーの隠し味
  ♪暮らしのムービー、ジャンボー後半です

= 雪が踊ってる

*白いソーダと雪とドビュッシー
*雪降ると電気代。雪を見せてくれたドビュッシー
  ♪ドビュッシー 雪が踊ってる
  ♪ドビュッシー 雪の後半
*雪の始まりの美しさ
*舞う雪・落ちる雪・軋んだ音
*ちぎりパン焼いて、今日もドビュッシー


アラベスク

  ♪アラベスクとヌーヴォー
*アールヌーヴォーのはじまり
  ♪ヌーヴォーのカフェと
  ♪ヌーヴォーのパリカテ
  *紅茶とグラッセとヌーヴォー
  ♪アラベスクの終わり

*ドビュッシー「アラベスク」(1)
*ドビュッシー「アラベスク」(2)


葉づえを渡る鐘

  ♪ドビュッシーの自然
  ♪フッサールとドビュッシー更新
  ♪犬暮らしとドビュッシー更新
  ♪葉ずえを渡るのラスト

*ドビュッシー「葉ずえを渡る鐘の音」


ピアノのために

*ドビュッシー "サラバンド" (1)
*ドビュッシー "サラバンド" (2)

  ♪ライブ動画:ドビュッシー "ピアノのために"1mouv.


リンダラハ

*ドビュッシー「リンダラハ」(1)背景
*ドビュッシー「リンダラハ」(2)中庭
*ドビュッシー「リンダラハ」(3)ハバネラ


エスタンプ

*雨粒の庭
*ドビュッシー「グラナダの夕暮れ」

  ♪パゴッド〜グラナダ動画
  ♪グラナダ〜雨動画

*ドビュッシー "塔"


遮られたセレナード

  ♪遮られたセレナード
  ♪もっと食べたいセレナード


西風が見たもの

*西風の2度
*西風が見たもの
*行き止まり


枯葉

*ドビュッシー「枯葉」

月光のふりそそぐテラス

*ドビュッシー「月光のふりそそぐテラス」(1)標題
*ドビュッシー「月光のふりそそぐテラス」(2)旋律
*ドビュッシー「月光のふりそそぐテラス」(3)印象

その他のプレリュード

*ドビュッシー「葡萄酒の門」
*ドビュッシー「ミンストレル」
  *編曲をディスる
*ドビュッシー前奏曲集
*ドビュッシー「デルフォイの舞姫」
*ドビュッシー「パックの踊り」
*ドビュッシー「霧」
*ドビュッシー「ピックウィック卿礼賛」
*「野を渡る風」MRIの入り方


仮面

*出口
*ドビュッシー "仮面"


マズルカ

*ドビュッシー "マズルカ"


喜びの島

*ドビュッシー「喜びの島」(1)シテール
*ドビュッシー「喜びの島」(2)ホールケーキ
*ドビュッシー "喜びの島" 再
*ドビュッシー "喜びの島" +Faure


スケッチブックより

*ビート板に乗ったスケッチ


ゴリウォッグのケークウォーク

*ドビュッシー「ゴリウォッグのケークウォーク」


室内楽曲・歌曲

*ドビュッシー小組曲「小舟にて」
*ドビュッシー小組曲「メヌエット」

*ドビュッシー「グリーン」
*ドビュッシー「巷に雨の降るごとく」


メモ

*芸術は一種の抽象作用

*終わりがけの景色
*ピアノと詩。鳥とロマンス

*ストレスと孤独と幸福
*大阪でケーキ購入
*ヒロインとメリザンド
*忘れられない男


ビオグラフィ

*オクタヴィ
*うさぎ2匹
*バルビエのうさぎ
*ナビ派とバッハの日

lasalledeconcert at 11:54|Permalink

January 20, 2024

オレンジ・フィナンシェできました

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オレンジフィナンシェを焼きました。昨日のゆるフィットネスタスクでした。

中にスッキリしたオレンジピールを混ぜ込み、真ん中にスライスオレンジを置いたヨ。

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昨年購入したオーバルの型で何度か試作してたのですが、この形って今までは思ったほど可愛く作れなかったの。小判型のお焼きって感じになりがちで。

そこでフルーツを組み合わせたら愛らしく纏まるのでは? と思い立ってやってみた。

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お昼間の明るいティールームにオレンジキュラソーが香ってます。

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上から見たところ。

四角いお皿のほうはお皿内で高さの変化をつけたほうが良かったかな? 焼いた時点で力尽きて、食べるセッティングが毎度いい加減...

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ティールームのセッティングといえば、こちらは先月お友達が来た時の写真です。

年末まではダイニングとお揃いの生地のテーブルランナーを敷いてたの。年が明けて紺色のお花柄マットに。テーブル上を季節に合わせて小さく模様替えするのは楽しいね。

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今朝はしとしと降る小雨の天候を押して、初めての森林公園を訪問してきましたよ。

いい空気で楽しく、だけど寒かった〜。冷えちゃったのでこれから熱々のスープランチにしよう。

そのあとは段々こなれてきたメンデルスゾーンのお稽古です。

lasalledeconcert at 12:22|Permalink

January 12, 2024

ラズベリーの香のフィナンシェ

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ラズベリーパウダーでフィナンシェを焼きました。中にもラズベリージャム...と言いたいところですが、中はサクランボジャムです。

かまくらに有るもので作る日々のお菓子はいい加減です。

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今日はお留守番を頼んで外出の日に。年末の高熱で今日に延びてしまったのでした。

久しぶりで楽しみだな。

lasalledeconcert at 09:11|Permalink

January 07, 2024

小さい舟形タルト・マンモスの贈り物

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昨日は舟形タルトを焼きました。

細身の小さいタルト型を先月求めて、使ってみたかったの。

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米粉とアーモンドプードルの生地がサクサクに焼き上がりました。

レッドドラゴンを頂いたから、プラントベースで白いクリームを作ってフィリングに♪ 純白のクリームとドラゴンフルーツとのコントラストを夢見て・・・

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ありゃ。切ってみるとホワイトドラゴンで笑っちゃった。

白x白のタルトになっちゃうのを回避して、ブルーベリーとミントの葉の予定だったトッピングに急遽エディブルフラワーを加えることに。

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これはこれで結構良いかも。冬のタルトって感じね。

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夜のお茶時間に今月の外出計画を立て、手に入れたくて迷ってる多肉植物を挙げ、

"ひまわり" を聴いたりした。




ところでタルト生地の写真奥側に写ってるのですが、小さなグレー&ホワイトの貝殻を我が家に来る鳥たちが水盤に入れてくれてた。

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鈴木環さんのフェーヴと並べると、こんなサイズ。
象が咥えるには少し大きいからマンモスが運んできたのかな?

彼らが毎日お水を飲みに来る水盤はなるべく始終綺麗にしてお水を入れ替えておく。すると時々小さい木の実が4,5粒ほど入ってたりする。

食べようと思って運んでる最中に水盤に降りてきて、水の中に置き、そのまま忘れてしまうのかと思ってた。

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でも貝殻は・・・? もしかしてプレゼントかなと喜んでるのです。

小さなマドレーヌのフェーヴも置いて写してみた。
この貝殻も宝物になりました。相変わらずゼロ円だね。

lasalledeconcert at 10:28|Permalink

January 06, 2024

オーバルの焼き菓子と呟き

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作りたかったオーバルのお菓子をやっと焼くことができた! レモンピールとレーズンを中と外に使った。

熱が下がっても立ち作業すると目眩でどうにもならないからお菓子を作れずにいたの。昨日はそれも大分快復したので何とか頑張れました。


加減が悪かった9日間、身体はしんどくても良い時間に思えた。いろんな曲を聴いて、目を閉じていろんな音楽の中に浸かっていられる時間だった。

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そこには様々な色があった。楽曲の色を楽しんだ。絵を観るように楽しんだ。

色は、モノクロの私を染めてくれた。
モノクロの世界も愛しながら、他人様の色も愛してる。

余談だが、愛すべき世界を指して時たま「モノクロ」と書くが「モノトーン」とは書かない。豊かさを秘めた好ましい心情においては「モノクローム」と言うようにしてる。

  *楽譜のページは窓

日本語ではほとんど似た場面で使われるこれら2つのワードだが、フランス語で「モノトーン」はつまらない心持ちやパッとしない心境を表す等、割とネガティフな心理表現に使われる。「モノクローム」はその限りではないため、日本語でも使い分けるようになった。

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横になってるとき、ポール・エリュアール詩 "最初のねむりのなかのレダ" を思い出そうとした。

《わたしは 腹ばいになって ねむっていた
わたしは じぶんの腹を 意識していた

おもくるしい空が わたしのなかに流れこんでいた
いきいきとした小麦のかずしれぬタネをとおして

つかれきって 死ぬために身をかくす
かずしれぬ鳥たちをとおして

物音 匂い 火が
それぞれの翼をとじにやってくるのだった
わたしのおしつぶされた喉のなかへ
わたしの両手の井戸のなかへ》

             (高村智様訳)

具合が良くない時は此んな詩を頭に巡らせると大きな慰めになる。しかしそういう時は決まって隅々を思い出せない。詩集を取りに階下に降りることもできず、治ったらよく読んで憶え直そうと決めるのに毎回忘れてしまう。

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さて。せんからのジャック・イベール楽曲 "水売り女" のための調べ物を今日も更新しますネ。楽曲が描いた対象を可能な限り解明したいものね。セバスティアン・メルシエ著よりメモです。

(P232)
 《給水所 (フォンテーヌ) で盛大に飲まないで、なぜあんなちっぽけな容器で飲むのか? ---- と外国の人は言うかもしれない。そんなことを言う人はまったく気楽なことを言っているのだ。
パリの給水所などで飲む人はいない。それは無理な話だ。

水を貯めておく所がないし、蛇口の位置が非常に低く、たいてい水が涸れていて、飲もうとすれば、歯を蛇口のくびにぶつけて欠いてしまう。》

これまでも幾度も登場した通りパリの給水設備の悪さは筆舌に尽くし難いものということがわかりますね。

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同ページには、先回載せた夏の花形 '甘草水売り' の描写が再びあるので、水売りと比較するために引用します。

 《かの甘草水売りは、日曜日にはシャンゼリゼや環状並木道 (ブールヴァール) を闊歩し、ほこりで息をつまらせている人々の口をうるおす。容器を次々に十二回から十五回空にして、夏場は日に七フランも稼ぐ。》

そのあと水の供給の現実が描かれます。

(P235)

 《パリでは、人々は水を買う。公設の給水泉は、あまりにも数が少なすぎる上に、手入れも悪すぎるので、川の水が頼りにされている。ブルジョワの家庭でも、水を十分に貯えている家など一軒もない。

6jan24i
























二万人の水売りが、朝から晩まで、ふたつの桶をいっぱいにして、二階から八階まで、時にはその上の屋根裏まで水を運び上げてくれる。水運び一回につき、六リアールまたは二ソルの料金だ。強健な水売りの場合、日におよそ三十回も往き来する。》

ここでやっと 「もう一箇所探してる文」があると申してた文章 に巡り逢えました!

(P236)
 《軍役に対する報償として、祖国から勲章を授けられたある男は、勲章も何の役に立たず、ついにはそれをやむなく手放す羽目に陥ったが、やがて痛ましくつらい水売りの仕事着をまとい、この惨めで荒々しい職業に、日々の糧と支えとを求めることになった。

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何年か前のこと、男は毎日の武骨な仕事仲間のあいだで、寒さと貧窮のあまり息を引きとった。毎日の仕事仲間も、恐るべき赤貧の果てに自分たちと同等のところにまで落ちたこの男の素性は知らなかった。男は、臨終をみとってくれる司祭に、自分の秘密を打ち明けたあとで息を引きとった。》

             (原宏様訳)

前出の甘草水売りとは正反対に、水売りは辛く苦しい重労働であること、その割に稼ぎが非常に少ないことが著されてますね。更に、何もかもを失っても素性がはっきりしなくても労働スキル次第では雇ってもらえる職種ということもこの文から分かります。


読むにつけ識るにつけ、"水売り女" の曲イメージは違うものが一人歩きしていまいかという気分にもなるのです。が、水売りの形態も時代と共に変わったでしょうから今のところ断言はできません。
とりあえずはメルシエが語る1700年代後半の水売りを続けて紐解いてゆくことにしましょうか。


■イベール関連リンク

イストワール

金の亀を遣う女

  ♪金の亀
  ♪あなたのメランコリックは?
*葉っぱのクッキーと ピアノの悩みと幸せ

小さな白いロバ

  ♪今日のピアノ。気持ちが動く速度
*イベール、ロバの脚と蛙の指

老いたる物乞い

  ♪物乞い。気持ちを動かしたくない
  ♪YouTube 物乞いの曲後半
*物乞いと、ピアノ弾きの背景
*モネ、ドビュッシー、シャガール、イベール
*ピアノ曲タイトルに何思うか
*ピアノ弾きと、物乞いの背景
*ピアノ曲の絵にこだわる
*イベール曲中の街と人物

おてんば娘

  ♪イベール作曲 "おてんば娘"
*リラと若い恋をする娘

悲しい家の中で

*悲しみの家の中
*アンティーククロモと ピアノ室と 曲のこと
*ポテサラと ソステヌートペダル
  ♪今日のピアノムービーは悲しい家
*負の感情によるめまい

うち棄てられた宮殿

*美女と宮殿
  ♪今日のピアノは宮殿
*引退した鉄道車両。鳥のクッキーも
*お魚マフィンと クリアランスのテーゼ
*慰めコンソレーション
*エアリーにふわっと浮遊した流体

テーブルの下

  ♪今日のピアノ「机の下で」
*小さな王様とイベールのこと
*風邪の朝にジャガ芋スープ
  ♪テーブルの下で何が起こった? 今日のピアノ
*コルジリネ好きー。ピアノのワンポイントも

クリスタルの牢

*ラウンジチェアでピアノが聞けるようにした
*レーズンココア・マフィンと 老いるお姫様
  ♪クリスタルの牢

水売り女

*米粉のいちじくタルト・水を売る
*プラチーナの葉が綺麗・女と水
  ♪今日もイベール弾いたよ
*ミツバチクッキーとパリの水事情
  ♪ピアノを弾こう。手の甲が重なる時は
*パリの水売りのこと、まだしゃべってる
*曲に出てくる水のことをダラダラ考える
*クッキー缶始動。18世紀パリの行商
*家の中の湿気に奮闘... からの水の話
*ワンコの睫毛とお掃除と水売り
*楽しすぎて散らかったテーブル・甘草水

バルキス女王の行列

*イベールのシバの女王
  ♪今日のピアノ。バルキス女王を弾こう


15のイマージュによる小組曲

別れ

*大人の別れ・ベリータルト
  ♪別れ。しっとりと

気楽な騎手

  ♪この曲好き! ガシャポンガシャポン
*日本語タイトルの話

水の上のセレナード
  ♪セレナードはレコード針風
*水の上を舟がいく

ロマンス

*ピアノと詩。鳥とロマンス
  ♪今日のピアノ "ロマンス"

そりに乗って

  ♪イベール "そりに乗って"


ミセス・ハッポウに向けて

*イベールの顔
*イベールにとっての物語
*たまゆらの
*少年の本当と嘘

lasalledeconcert at 12:36|Permalink

December 25, 2023

懐かしの友へクッキー缶2つ目!

25dec23a

























待ちに待ったクイニーアマンちゃんが神戸にやってくる!
彼女は今朝関西着なのです♪

私はといえばここ数日は2個目のクッキー缶作成に精出してました。

  *クッキー缶始動。18世紀パリの行商
  *生徒ちゃんの生徒さんに三角クッキー出した
  *クッキー缶進行中/シャルトリューズ・イヴ
  *クッキー缶1つ完成!

25dec23b

























ちょっとずつパッキングして、これらの小袋を2個目のクッキー缶に詰めました♪

25dec23c
























彼女好みにできてる気がする。

カードを付けたら書ききれずカードは大小2枚に渡り・・・。
毎日Lineだのボイスメッセージだの交わしていてもカードは別ものですね。

25dec23d























紅茶もお茶パックを補充しておきましょう。
お外で遊んだあと我が家へ来る準備です。

写真の茶葉は、マリアージュフレールで気に入ってるイスカンダル。この華やかな香りが時々欲しくなるのです。

25dec23e
























綺麗な色のカリフラワーを使ったパイを焼き...

25dec23f

























クイニーアマンちゃん仕様にすべて味は薄めにしてワクワクとオーブンを覗いたのです。

出会いから三十数年。彼女は高校生で私は大学生だった。
今は場所が離れてなかなか会えないので嬉しくて仕方ないのです。

lasalledeconcert at 10:28|Permalink

November 12, 2023

米粉のいちじくタルト・水を売る

12nov23a























昨日はいちじくのタルトを焼きました。

カリッと焼いた米粉のカップは、フチが焦げちゃったのもありますー

いちごとクマはフランスアンティークのお皿で、ジンジャーマンとハートはアスティエです。

12nov23b
























前日に焼いておいたミニクッキーをトッピングしてます。

クッキーの形だけでも選ぶ楽しさが加わるよね。だから我が家はちょっとずつ違うのを用意するのが好き。

12nov23c

























蝶番君はイチゴのを選んでました。

うちのお菓子屋 (架空のね) の店名である 'いちごイチジク' (←よくレシピなしで作るので一期一会から命名) そのままに、タルトにイチゴとイチジクが乗ってるからと。

フィリングはお抹茶味のクレームダマンド。

12nov23d

























私はミントが倒れちゃったクマのを。

イチジクは湯剥きしてからキッチンペーパーで水分を拭ってあるのですが、フィリングに置いたところに水気が滲みないように、クレームダマンドはしっかり目に焼きました。

12nov23e
























ここから音楽の呟きです。

ジャック・イベールの "イストワール" のおしゃべりを重ねてきて、この曲集のお話も終盤にきていますね。

9曲目 "水売りの女" の印象についてです。
曲の印象じゃなくてね、'女' の印象。若くは '女' という単語の捉え方のことです。

このタイトルに '女' という単語は無く、La marchande が女性形の水売りで記されてるために初期の邦訳で '女' となっています。

でも本当にこれは '女' と呼ばれる年齢なのか? という問いです。対象が少女だとしても女性形で書かれるのですものね。

12nov23f























10代の頃にこの曲を弾いた時、邦題だけを見てただ単純に「水売りの女のお話なのね」と思ったのでした。今思うとうんざりするほど何も考えてなかった少女期でした。

何も検証しない、検分しない。ネットも無くジャック・イベールに関する訳本自体が無いか見つけられないような時代であり、書物の有無さえWeb検索できなかった。とはいえ書かれてるままを鵜呑みにするハッポウ的脳構造だったのは間違いありません。

12nov23g






















水売りが生まれたことやその形態は、18世紀から19世紀前半くらいのパリの歴史を読むと、随分多く取り上げられてるのを目にされることでしょう。

ナポレオントロワの命を受けた、当時のセーヌ県知事ジョルジュ・オースマンがパリ改造を開始する前までの不衛生な時代。

この時代を経た上で水売りの存在がクローズアップされるのだと思います。

イベールが描く '水売り' は珍しい図ではなく、当たり前に多く居た人間たちの一コマというところから考え始めていきたいのです。


■イベール関連リンク

イストワール

金の亀を遣う女

  ♪金の亀
  ♪あなたのメランコリックは?
*葉っぱのクッキーと ピアノの悩みと幸せ

小さな白いロバ

  ♪今日のピアノ。気持ちが動く速度
*イベール、ロバの脚と蛙の指

老いたる物乞い

  ♪物乞い。気持ちを動かしたくない
  ♪YouTube 物乞いの曲後半
*物乞いと、ピアノ弾きの背景
*モネ、ドビュッシー、シャガール、イベール
*ピアノ曲タイトルに何思うか
*ピアノ弾きと、物乞いの背景
*ピアノ曲の絵にこだわる
*イベール曲中の街と人物

おてんば娘

  ♪イベール作曲 "おてんば娘"
*リラと若い恋をする娘

悲しい家の中で

*悲しみの家の中
*アンティーククロモと ピアノ室と 曲のこと
*ポテサラと ソステヌートペダル
  ♪今日のピアノムービーは悲しい家
*負の感情によるめまい

うち棄てられた宮殿

*美女と宮殿
  ♪今日のピアノは宮殿
*引退した鉄道車両。鳥のクッキーも
*お魚マフィンと クリアランスのテーゼ
*慰めコンソレーション
*エアリーにふわっと浮遊した流体

テーブルの下

  ♪今日のピアノ「机の下で」
*小さな王様とイベールのこと
*風邪の朝にジャガ芋スープ
  ♪テーブルの下で何が起こった? 今日のピアノ
*コルジリネ好きー。ピアノのワンポイントも

クリスタルの牢

*ラウンジチェアでピアノが聞けるようにした
*レーズンココア・マフィンと 老いるお姫様
  ♪クリスタルの牢


15のイマージュによる小組曲

別れ

*大人の別れ・ベリータルト
  ♪別れ。しっとりと

気楽な騎手

  ♪この曲好き! ガシャポンガシャポン
*日本語タイトルの話

水の上のセレナード
  ♪セレナードはレコード針風
*水の上を舟がいく

ロマンス

*ピアノと詩。鳥とロマンス
  ♪今日のピアノ "ロマンス"

そりに乗って

  ♪イベール "そりに乗って"


ミセス・ハッポウに向けて

*イベールの顔
*イベールにとっての物語
*たまゆらの
*少年の本当と嘘

lasalledeconcert at 10:46|Permalink

November 11, 2023

ココアフィナンシェと 砂糖菓子と 反省

11nov23a
























ココアフィナンシェ焼きました。カカオ菓子の第二弾です。

寒くなってくると、こっくりしたお味のお菓子が食べたくなるね。

11nov23b























甘さをぐっと控えたフィナンシェにお花を乗せました。

コロコロしたお花型のシュガークラフトを色々作るのが今楽しいのです。それから好きなレモンピールもトッピング。

11nov23c

























午後に作ってバニューで待機させ、蝶番君のお仕事終わりに頂きました。

相変わらずオーブンの稼働率高めの我が家です。焼けていくときにお部屋に漂う幸せな香りが大好きなんだ。

11nov23d






















昨夜は朝用のハード食パンを焼いてたり。

イギリスパンだけどザックリ目の食感が楽しく、今朝はパンが主役の朝食になりました。

11nov23e

























湿度が骨に染み込みそうに冷える朝だけど、ジャスミンは毎日花を咲かせる。

庭椅子に座ってすこしパウル・ハイゼを読んだのですが、ハイゼの出身さえ「伯林」(ベルリンね) と書き表してる古い書物は旧字と旧漢字と古い表現の渦でした。

大変雰囲気があるのに力不足でよく読めない... 。解読に力を費やして本文内容が分からなくなる有様で、もっとこうした古い訳と字体を楽しめる力がつけられたら良いのにと反省した朝でした。


また体調落ち気味になってしまったので今日はゆるく過ごします。

lasalledeconcert at 09:58|Permalink

November 07, 2023

レーズンココア・マフィンと 老いるお姫様

7nov23a
























レーズンココア・マフィンを朝食にしました♪

肺炎が良くなってとっても楽になり、早速ゆるフィットネスタスクに焼いたのでした。

上向きで横になると気道が反応して苦しくて慌てちゃうけど、お陰様でそれ以外はほぼ普通の生活に戻りました。

7nov23b
























生地とたっぷりのレーズンを重ねるように置いて焼きました。

生地にドライフルーツを混ぜ込んじゃうやり方もあるけれど、ムラができやすいですね。だから別々に置き重ねるやり方のほうが私は好きかな。

7nov23c
























昨日は風雨と雷で荒れた一夜だったのですが、明けて今朝は陽が射しこんでいました。

ティールームは気温も上がり、ブルゴーニュ君も気持ち良さそうに過ごしてくれた。

7nov23d
























こちらは焼き上がり直後に粗熱を取ってる写真。冷めるのを待ちながら、使い終えたモールドを洗ったりしてる時間もわくわくするのです。

さて今日もちょっぴり "イストワール" のお話を・・・

〜 * 〜 * 〜 * 〜

シャガールの絵みたいなイメージの曲 っておしゃべりした記事で、曲タイトルを "水晶の籠" ではなく "水晶の牢" と書きました。

その事についてお話しますね。

7nov23e

























La cage ですから形状は籠でもちろん正しいのですし、この曲の邦題は "水晶の籠" が一般的です。

そしてね、私も昔々10代の頃、"水晶の籠" という最も多く流通してるタイトルによって、水晶でできた素敵な鳥籠のような形のものをイメージしてました。

思い浮かべてたそれは鳥籠のように風を通し、囀りが聞こえて、指先で中の小鳥に触れて愛でることができるようなものでした。

愛らしくスウィートでありながら、どこか硬質な映像を与えてくれる曲だと。

7nov23f

























しかし後にこんな文に出会ったのです。

(ご興味おありでしたら翻訳アプリで読んでみてネ)

La Cage de cristal est l’illustration musicale d’une image que j’ai vue quelque part, peut-etre en reve. C’est une petite princesse qui est enfermee par une vilaine fee dans une cage de verre. Elle est triste, car chaque jour son prince charmant vient la contempler, mais elle ne peut lui parler, ni l’embrasser. Et cela dure ainsi depuis vingt-cinq ans, date a laquelle j’ai compose ce morceau. La princesse et le prince charmant ont vielli helas...et la musique aussi!


これを読んで、ああ、籠の中の人は外と話すことも触れることもできないのか! これは牢だったのかと思い至り、直訳としては籠でも意味合いとして牢であるという訳の幅を意識して、私は '牢' を用いることにしました。

7nov23g
























それにしてもなんとブラックでお洒落なんでしょう!

声も指も通さないのに老いだけはそこに忍び寄るなんて、フランスらしいスパイスがピリリと効いたお話に惚れ惚れしたのです。

水晶の牢で老いてゆくお姫様だなんて、'お姫様と王子様は (←女性を先に書く奴) いつまでも幸せに暮らしましたとさ' のミセス・ハッポウ的な嘘くささが臭うお話 (1日1ハッポウ) の何倍も素敵だわーと、益々この曲を好きになりました。


■イベール関連リンク

イストワール

金の亀を遣う女

  ♪金の亀
  ♪あなたのメランコリックは?
*葉っぱのクッキーと ピアノの悩みと幸せ

小さな白いロバ

  ♪今日のピアノ。気持ちが動く速度
*イベール、ロバの脚と蛙の指

老いたる物乞い

  ♪物乞い。気持ちを動かしたくない
  ♪YouTube 物乞いの曲後半
*物乞いと、ピアノ弾きの背景
*モネ、ドビュッシー、シャガール、イベール
*ピアノ曲タイトルに何思うか
*ピアノ弾きと、物乞いの背景
*ピアノ曲の絵にこだわる
*イベール曲中の街と人物

おてんば娘

  ♪イベール作曲 "おてんば娘"
*リラと若い恋をする娘

悲しい家の中で

*悲しみの家の中
*アンティーククロモと ピアノ室と 曲のこと
*ポテサラと ソステヌートペダル
  ♪今日のピアノムービーは悲しい家
*負の感情によるめまい

うち棄てられた宮殿

*美女と宮殿
  ♪今日のピアノは宮殿
*引退した鉄道車両。鳥のクッキーも
*お魚マフィンと クリアランスのテーゼ
*慰めコンソレーション
*エアリーにふわっと浮遊した流体

テーブルの下

  ♪今日のピアノ「机の下で」
*小さな王様とイベールのこと
*風邪の朝にジャガ芋スープ
  ♪テーブルの下で何が起こった? 今日のピアノ
*コルジリネ好きー。ピアノのワンポイントも

水晶の牢

*ラウンジチェアでピアノが聞けるようにした


15のイマージュによる小組曲

別れ

*大人の別れ・ベリータルト
  ♪別れ。しっとりと

気楽な騎手

  ♪この曲好き! ガシャポンガシャポン
*日本語タイトルの話

水の上のセレナード
  ♪セレナードはレコード針風
*水の上を舟がいく

ロマンス

*ピアノと詩。鳥とロマンス
  ♪今日のピアノ "ロマンス"

そりに乗って

  ♪イベール "そりに乗って"


ミセス・ハッポウに向けて

*イベールの顔
*イベールにとっての物語
*たまゆらの
*少年の本当と嘘

lasalledeconcert at 11:16|Permalink

October 18, 2023

風邪引いたから

19oct23c
























お友達が一泊入院で目の手術をするというので、病院で飲んでねとルイボスティーをおうちのポストに入れに行った。

私も好きなルイボスなので、帰ってきて自分用のほうを飲みながら悪寒を感じてた。間も無く発熱してダウン。全身筋肉痛みたいにバキバキしてきた。

数日前から舌の付け根が腫れて喉が痛かったが、望んだようには引っ込まなかったなあ。

19oct23a
























今日は風邪4日目。

昨日はピークでほぼ動けなかった。座ったままでも何とかなるクッキーを焼き、あまり力の入らないピアノを弾いた以外はほぼ寝込んでた。

立ち上がると目眩がひどいから座るか横になるかで過ごしてます。

19oct23b

























というただの日記に対してもし「大丈夫ですか?」とか言われたら厭だなぁ...って気分が頭をよぎる。(この話題2度目だな)

だから風邪日記は書きたくないんだが、見舞いの言葉が面倒で厭な気分になるからといって自分の行動を押し込めるのも馬鹿らしいから風邪なら風邪と書こう。

お見舞いの言葉を投げてくる人は、自分なら風邪でしんどくても、無意味な見舞いの言葉を言われたり返したりするやりとりが嬉しかったり利するところがあると考えるのかなぁ、変わってるなぁと思い、夫に問う。

'風邪大丈夫ですか? ' とか意味をなさない会話されて嬉しい? '

19oct23d
























「いや。面倒くさい」

・・・だよね。
一定数の人がそうだろうに風邪を巡る一連のやりとりが廃れないのはお見舞い肯定派が大分多いってことだろうか?

人嫌い発言じゃなく、素敵なことが溢れてるのだからそっちの話をしたいのだ。風邪で弱ってるのでくだらない風邪話題を聞き流すことにエネルギーを使いたくないんだと思う。




それにしても今回はなかなか強い風邪のようで今みたいに座ってもアッという間に限界がくる。ブルゴーニュ君とベッドに戻りましょう。

そしてプーのト長調ミサを聴こう。アニュス・デイのYouTubeがあったので貼っておきます。目眩が止まったらルコント・ド・リールを読もう。彼の世界は風邪薬になりそうです。


■じぢ会問題

*感じ悪い人
*自治会ついて
*回覧板について
*ジーサンのやらかし
*アノ話のその後
*万歳! 我が町
*電話と紙
*ジーサンからキター
*好きな悪キャラ
*再犯かよ
*ジーサンの脳味噌
*じぢ話、続き


■ナニガシについて関連リンク

*正直に言えばいいのに
  *質問コミュニケーションについて


*イメージと違うについて
*ヘアスタイルについて


*ねえ聞いて、って何なん?
  *口が重い話
  *高齢ドライバーと新生
*なんて呼んだらいい?


*何故行なったか
  *薄める人について
*教えてくれなかった
  *アデラインを知らないのは
*回答と胡麻菓子について


*自分を縮小するのは他者なのか
*髪型をディスられた嫁
*お花クッキーとドラマの疑問


*何を探し選んでるのか?
*飽きのこない物について
*好きな物に囲まれるについて
*コロナ禍のつぶやき
*通販商品の開梱
*土鍋パックマン


*ブラウニーとインターホン

*いいねリクエストのこと
*リップサービスについて
*ついでの頼みについて
*風邪のお見舞いについて
*新機能について
*スーパーでの苦手について
*お年賀と誕生日


*お母様族について
*共有


*お茶碗について
*お花屋さんについて
*扇子について
*二酸化炭素の話
*アンティーク祭の記録
*ブラウニーとインターホン


*スマイル
  *誤り
*笑顔について


*うなずきについて
*一人相槌について

*新しいスカートの話
*今日のコーデ?
*黒タイツについて
*CMと女の子について
*劣化地獄の体験談
  *セーターを買った話
*美人。どうでもいいお話
*マツエクについて
  *後悔と楽しみ
  *色の秋


*お菓子の表と裏について
*クナイプ問題
*タオル選びについて


*テレビのお話
*好きな女優さん


*過去作業について
*過去のほんとう
*時間のために
  *お初のブログ考
  *スマホの拙ブログ考
  *顔が壊れる件について


*知ったかぶりについて
*西太后2つの勘違い
*お金持ち達

*ソース論
  *ソースから実地

*過去のほんとう

*ホームコンサートとか
  *タルトタタンの陰に
  *ドライフラワーの嘘について

*音楽の本を読んでないお話
  *使えない音楽
  *本と想像の隙間

*モーツアルト神話

lasalledeconcert at 12:40|Permalink

October 08, 2023

クッキーの失敗と、先生の似顔絵

8oct23a























ゆるフィットネスタスクのクッキーです。

私のようなアイシング初心者は、表面がつるりとしてるところに描かなきゃ上手くできないのに、うっかり型押しタイプを選んでしまった。

8oct23b























デコラティフなアイシングする技術がないくせにこんなの選んだからガタ付き感満載です。

アイシングの下敷きは勿論いつものテンプラ用紙。

8oct23c
























ぷぷ。ネウマ譜の読み方が分からなくて思い切り読み仮名振ってるね。

ネウマ解説があり、コンスタンティノポリス周辺の地図があり、4世紀のミラノ司教アンブロジウスが居た頃の歴史あり、

今見ると面白くてならないのに当時この音楽史概説をあまり楽しいと感じてなかったのです。

8oct23d


















ま〜先生の似顔絵を描いちゃってます。

11世紀フランスと14世紀ドイツのネウマの隙間に藤江効子先生のお顔...

似顔絵は後年私がお習いした頃のお顔の感じですが

8oct23e
























お若い頃の先生のお写真をネットで拾ってきました。

お写真から時が経ったお顔の雰囲気が出てると思いません?

8oct23f
























似顔絵の出来が良いので切り取ってジャンクジャーナルに貼りました。ふへへ。

8oct23g
























ところでやはりアイシングクッキーに模様型押しを選んでしまった失敗が気持ちに影を落としているので、模様無しのシンプルな型抜きクッキーも焼くことに。

焦げ目がつかないように上に空天板を入れ、その代わり湿っけないよう焼き上がったら庫内の温度を下げてしばらく乾かしました。

8oct23h
























粗熱が取れたら休ませておきますね。

8oct23i


























オーブンを稼働してる十数分間を利用してお掃除するのも好き。

今日はこの十数分でももりにワイパーかけて、小物を乾いた布で拭うお掃除をしました。他のお部屋はクッキーが焼き上がってから。

8oct23j
























ももりには随分古い本も幾らかあるのですが、もう読まないであろう古本でページがばらけそうなのは、レースで縛って飾りにしてる。

さあ秋の午後を大事に過ごそう。


■テンプラ用紙関連リンク

*パリ1900と ナタリーレテのお人形
*秋のテーブルクロスとか、ロプロプとかベルクとか
*マドレーヌとモンポウのピアノ曲
*シネマ記録(100)リラの門
*古典舞踏のテンプラ用紙
*秋の味覚と尖った時代
*2023年8月のお素麺とテンプラ用紙

*台風の日にクッキー焼いて思うこと
*ハートクッキーとトリルと前打音
  *ワイパー派であるぞ!

*トマトソース・パイと テンプラ用紙
*ブラックベリータルトにクランブル♪

*秋のテーブルクロスとか、ロプロプとかベルクとか
*ピアノの音とシェーンベルクの絵
*マルグリット型でレモンケーキ

lasalledeconcert at 13:06|Permalink

October 04, 2023

かぼちゃのマドレーヌ

4oct23a

























かぼちゃのマドレーヌを焼きました♪

小麦粉を減らしてパンプキンパウダーを入れただけですが発色も良くていい感じ。

4oct23b

























リ・スフレをシェルラインに並べましたが・・・一番手前のラインがガタガタしちゃった。ハズカシ。

4oct23c

























かぼちゃといえば、プチコリドーにも花壇にもかぼちゃのお花が盛りなのよ。

4oct23d

























手と一緒に写すと大きさ分かるかな?

植えたものではないのデス。ブルゴーニュ君がかぼちゃ大好きで、しばしば彼女のおやつにかぼちゃを蒸すから我が家はかぼちゃの種がたくさん出るのです。

土に還す他の生ゴミと共に、かぼちゃの種もジュラ機にポイポイ埋めてたらば勝手にどんどん生えてきてるの。

4oct23e

























まだ蕾も沢山。

次は面倒がらずに種もローストして食べたいな〜

4oct23f
























これは午前のルマレのテーブル。

うさぎカップのコーヒーに、カナリア家から来たアイビー。
ドイツの思い出のお皿と、ポットにはお代わり用のソイミルクティーがたっぷり。

昨日は久しぶりによく眠ったのです。何ヶ月も 眠ってもすぐ目覚めてしまう睡眠不良 が続いてた。寝ないからといって困ることもなかったので悩んでもいなかった。

だけど久々に深く眠った爽快感はこたえられませんネ。

4oct23h

























それは夫の居ない朝でした。

遠方の仕事でも日帰り (九州でも! 四国でも! ) する蝶番君ですが、大阪から皆さん乗り合わせで高知へ前乗りの公演に行ったのでした。皆さんで夕方に出発しての翌日公演。

1日半、私はブルゴーニュ君とふたりきり。
ベッドにふたりきり。
お部屋にふたりきり。
家の中にふたりきり。

開放感やばい。

4oct23i






















すっごくリラックスして夜も早い時刻からブルゴーニュ君とベッドでだらだら本を読み、早くに眠りについた。そして熟睡。朝遅くまで目覚めなかったのです。

ろくすっぽ眠れないからと目覚ましをかけない生活をしていたの。目覚ましなんか無くとも、4h10, 4h30, 4h45 なんて感じで起きちゃうのだもの。

それだのにどうしたことでしょう。ものすごい朝寝をしちゃった。それが昨日のことでした。

4oct23j

























蝶番君は朝ご飯にうるさいわけでもないし、普段とすることは変わらないのに、そういうものかしらねぇ。

ブルゴーニュ君とふたりきりの時間空間の楽しさったら。伸び伸びした気分で1日半を過ごし、今朝にかけてもまぁまぁの4時間半ほど眠れたのでした。




大好きなルイ・アラゴンの詩にレオ・フェレが曲をつけたシャンソンをカトリーヌ・ソヴァージュが歌ってるのを聴きながらお掃除とうさぎ小屋作業を済ませ、これからブルゴーニュ君とピアノ室へ♪

lasalledeconcert at 12:50|Permalink

October 01, 2023

ハロウィンクッキーにオバケのシミ

1oct23a






















10月になりました。早いねぇ。

昨日焼いたクッキーに下手なアイシングをしまして
無意味にハロウィンっぽくしてみる。

1oct23b
























イベントってものの楽しみを識ることはなくても、テーブル上の模様替えの楽しさは体験できるのだなぁと、ちょっぴり納得もしたのでした。

1oct23c
























黒ベースが好ましいでしょうと、はじめはスレートと黒いお皿に乗せていたの。

ところが、なんでしょうこれは?

1oct23d























クッキーのまわりにボヨボヨとしたシミが・・・
オバケの影みたいで面白いけれど・・・

BRUNOのスレートなのですが、クッキーのオイルがスレートに染みちゃってボヤけた縁取りのようなシミが広がったの。

それで急遽お皿を交換したんです。

1oct23e
























直接食材を乗せるようにできてるから普通こんな風にならないものだと思ってた。

古いせいかしら? それとも予め油を施しておいたほうがいいのかな? お手入れの仕方、考えてみます。

lasalledeconcert at 12:10|Permalink

September 13, 2023

ベリータルトと、幸せな迷い

13sep23a























タルトを焼いた。

今日はハヤブサ君が挨拶に来たのです。長かった防水工事が終わり、その後のゲリラ豪雨を経たのちの最終点検を兼ねた訪問だった。

彼は工事後は必ずやってきて、作業に漏れがなかったか尋ねてくれるところも安心なのです。

ビスの裏に塗装の塗り残しがあったのを修正し、チェックしてからフルーツビールを1ダース置いていってくれた。

13sep23c
























タルト生地のほうは悩み中です。サクサクしてとても美味しいのだけど、焼き上がりに膨らみが出て形が整いづらいのよね〜

プラントベース内で様々に試みています。

13sep23b






















これは8月末に焼いたほう。

このとき余ったお庭のブラックベリーを冷凍してたのを使っちゃいたくて焼いたのです。

13sep23i
























使い切ったよー。
今回はクレームダマンドをフィリングにして焼きしめました。

というところまでが朝の記録で

13sep23f

























今はドビュッシーを迷ってるところがあるので
アイビーのお水替えなどして頭をリセットする。

幸せな迷いだなぁと思う。

どうするかを早く決定して、早くそのパターンでのお稽古に取り掛かって、早く頭と体に覚えこまさなきゃ... と焦らずに、音楽を迷いたいだけ迷ってみるのが幸せ。

13sep23g
























リセットできた頭で考え直そうとピアノ室へ戻った。

ベリーAを持ってく。うさぎ小屋を通るたびに何だかんだ食べ物を持ち出してます。

ユーカリを挿してるヴァーズはすごく古いの。パリの学生寮から遠くない ダゲール街 のそばにあるお店で求めた。

13sep23h

























大理石で上下に透かしが入ってて、ひっそりした雰囲気が好みです。当時は寮でペン立てにしてたナ。

眺めながら昨日読んだポール・ヴァレリーの本のことを思い出した。渡辺一夫様・市原豊太様・佐藤正彰様・中島健蔵様の共訳で、プルーストがプルウストと表記されてるのが何だか良くて。

葡萄を食べながら、そんな何でもないことが頭をかすめてくぼんやりしたひとときを過ごした。さあもう一度ドビュッシー のこと考えてみます。

lasalledeconcert at 13:37|Permalink

September 07, 2023

マルグリット型でレモンケーキ

le7sep23a
























レモンケーキを焼きました。

アーモンドプードルが効いてお口の中でホロリとほどけます。

le7sep23b

























片側にレモンピールの蜜漬けも盛り盛りにした。好みのところを切り分けるの。ピール有り一片とピール無し一片、とかネ。

お皿はFaiencerie d’Onnaing のアンティークプレートです。

le7sep23c

























今日はマルグリット型でいい感じに焼き上がったのです♪ 花びらの筋が綺麗に出ると嬉しいよね。

型の良し悪しだけじゃなく生地の固さとの相性とか、どれくらいの温度に冷めた段階で抜くだとかも大事みたいね。いろいろ焼きながら、そんな事を体験しつつ学んでます。

le7sep23eJPG
























グラスアローでお化粧をして、いいオヤツができました。


ところで 昨日載せましたシェーンベルクの絵を貼ったノートで 左上に見えていたのはオスカー・ココシュカの作品です。生徒ちゃんに問われたから書いておくね。

le7sep23s

























言わずと知れたアルマ・マーラーを描いた「風の花嫁」。
彼の変態チックな執着が興味深いところです。

1913〜1914年作品とあって、時期も惹かれてしまうの。お隣のゲオルク・ハイムの詩もテンプラ用紙から切り貼りしたものですヨ。

レモンの香りと近代オーストリアの絵のおしゃべりで、いい1日の始まりです。

■テンプラ用紙関連リンク

*パリ1900と ナタリーレテのお人形
*秋のテーブルクロスとか、ロプロプとかベルクとか
*マドレーヌとモンポウのピアノ曲
*シネマ記録(100)リラの門
*古典舞踏のテンプラ用紙
*秋の味覚と尖った時代
*2023年8月のお素麺とテンプラ用紙
*台風の日にクッキー焼いて思うこと
*ハートクッキーとトリルと前打音
*トマトソース・パイと テンプラ用紙
*ブラックベリータルトにクランブル♪
*秋のテーブルクロスとか、ロプロプとかベルクとか
*ピアノの音とシェーンベルクの絵

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August 28, 2023

ブラックベリータルトにクランブル♪

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ブラックベリータルトを焼きました。

今日のは珍しく2日がかり。

お庭で採れたブラックベリーを冷凍しておいてお砂糖をまぶし、余分な水分を逃してからという工程があったので2日に分けて作ったのでした。

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お皿は1900年ごろのテールドフェール。麦の穂柄です。

クランブルを掛けたタルトに似合う気がした。

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今回は小麦粉とアーモンドプードルのパットシュクレです。フィリングは米粉を使ってねっちりした食感に。

クランブルとタルト生地とフィリングの3つの食感が楽しめます♪

タルトはちょっと手間だけどやっぱり美味しいね。

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ダイニングテーブルのグリーンを取り替えたついでに、バニューのプミラを見に行った。

根出しを頑張ってるのですよー。しょろしょろの根っこが見えるかな? 真っ白で可愛いな。

ミセス・ハッポウはいまだに草ひとつ水に活けるのも人工化学薬品バリバリ使っては海に流し続けてるけれど、自分は若い頃していたそんな行為はもうしたくない。だから根っこには自力でしょろしょろ頑張ってもらうのです。(←1日1ハッポウ)

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'根っこ栽培もの' を他にも見繕いましょうとお庭に出た。

新入りの枕木型の鉢置きは、水に強いウッドデッキの材料なの。今出入りしてるハヤブサ君に持ってきてもらい、カットもお願いした。

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もう一箇所のほうは... 左に不自然なスペースがあるでしょう? ここを定位置にしてた鳥型のどんどんが怪我をしてしまったの。

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冬場、含まれた水分が膨張して尾っぽがやられて治療したのですが、弱くなってた同じ箇所を再び骨折。

接着剤で骨折を治す下に敷いたテンプラ用紙は、プーランクの仔象ババールとおぼしき楽譜。コンセルヴァトワールのお師匠様の文字も見える。

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どんどんは2度目の大怪我があったので、リハビリしてももう元のようにはならないかと...

どんどんは心が傷ついてる様子だからしばらくオリーブの木陰で休ませておきましょう。痛々しい傷に本人も私たちも慣れるまで。


■テンプラ用紙関連リンク

*マドレーヌとモンポウのピアノ曲
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*2023年8月のお素麺とテンプラ用紙
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*トマトソース・パイと テンプラ用紙

lasalledeconcert at 13:23|Permalink

August 22, 2023

ウイークエンド・シトロンと病院検査

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ウイークエンド・シトロンを焼きました。
トッピングのレモンピールがいい香り!

ゆるフィットネスタスクは此うしてほそぼそと続いてる。

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オーブン回すとうさぎ小屋の温度も上がるから、今日はやめておこうかなってしばしばくじけそうになる。でも出来上がるとやっぱり嬉しいのよね。

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これが焼き上がり。グラスアローでコートする前です。
生地もレモンが華やかに香ります。

こんな事をしながらちょくちょく病院へ行っていた8月でした。

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後半で一旦検査をすることが半年前に決まってた。

今週と来週がその時期で・・・

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もしも結果が良くてブルゴーニュ君に不自由をかけずに済むことが決まったら、ひとつお買い物しましょうと思ってるの。

好きでついつい増やしがちなのに、またお鍋を、と。
期待する気持ちがあったら結果もよくなりそうな、非科学的な推量もあり、昨日からどのお鍋にするか選んでいるのです♪

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雀ちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

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沢山の時間を過ごした
同窓のお仲間
桐朋ガムランクラブでも一緒

=シオマネキちゃん=
片方の鋏が大きいシオマネキ
のように、長い髪を
片側で結んでるお姉様

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ひっそり薄茶色のオーラ
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下校の友

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植物にも優しい内側
26年間のお友達

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=ヤマシギ君=
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企業代表君

=ゆりかもめ君=
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何どきもテンションが
変わらないお友達

=シロハラインコ君=
おおらかな余裕で
ムードメーカーになれる
バランスの取れたお友達

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=イクラ先生=
小学校時代の担任
今も仲良し

=ゲンゴロウ先生=
小学校時代の主任
イクラ先生の元同僚

=カカシ君=
謎の譜めくりすと君

=ぴょんきち君=
大きな身体のプログラマー君

=ヴィブラート君=
哲学好きのお友達
最近彼女ができたばかり

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音楽評論のお友達

=矢車草君=
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ピアノ技師君

=Mr.B=
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=テントウムシ君=
沢山学ばせてもらってる
信頼する友人

=ピラルクー君=
大水槽で古代魚を飼う
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最長老84歳のお友達

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***実名登場のお友達***

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桐朋時代のお仲間
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仏語学者
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大阪チェンバー
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  *ファゴット


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