3月のインバル指揮(都響)の実演前に聴いておいたものです。
原則的には、古い録音から聴き比べをしておりますが、今回は曲想もあり、ウィーン・フィルを中心に比較的新しい録音から。
★ウィキペディアの曲目解説は、こちら
①ベーム指揮:ウィーン・フィル ★1973年11月録音
①20:08②15:28③11:02④21:02
★むかしから評判の良いCD。多少骨太で、手堅い正攻法。オケ(ホルン、木管等)の響きも、録音も良く、聴き応え十分。
◆第1楽章:
再現部冒頭のフルートが美しい!!!!コーダのホルンも豪快に鳴り、力強い。
◆第2楽章:
10分すぎの終結部のクライマックスも力強い
◆第3楽章:
スケルツォ主題は、骨太で彫りも深い
◆第4楽章:
第1楽章同様メリハリ十分。コーダで第1楽章の第1主題が鳴るところは、明瞭
②ハイティンク指揮:ウィーン・フィル ★1985年2月20日~21日録音
①20:39②15:27③10:37④21:46
★どちらかと言えば、全体的に穏やかな演奏のため、曲想の激しいところは、一層際立つ。
当然ながら、ベーム盤よりも録音が良く、聴きやすくもある。自然体風なアプローチも魅力的。
◆第1楽章:
提示部終わりのティンパニの弱音が印象的
◆第2楽章:
終結部のクライマックスはパワフル。
◆第3楽章:
ホルンの響きが魅力的。中間部直前は切れ味鋭い
◆第4楽章:
コーダは力強いが、バランスも良好
③ムーティ指揮:ベルリン・フィル ★1985年9月4日~7日録音
①20:03②15:56③10:38④22:54
★ムーティ初のブルックナー録音らしい。ダイナミックレンジの大きな演奏。オケも良く鳴る。
◆第1楽章:
提示部の第3主題は豪快に鳴る。(展開部、再現部も同様)
再現部冒頭のフルートが美しい。コーダの金管群も力強い。
◆第3楽章:
スケルツォ主題は、攻撃的と言えるほど切れ味鋭く、穏やかな中間部が際立つ。
◆第4楽章:
遅めのテンポ。展開部の前半には比較的大きめのアゴーギクがあり、彫りも深い。コーダは悠然と鳴り、スケールも大きい。
④アバド指揮:ウィーン・フィル★1990年10月録音
①19:01②16:11③10:29④22:38
★育ちの良さが曲想にも合い、全体的に緻密ながら穏やかな演奏で、聴きやすくもある充実した演奏。
◆第1楽章:
展開部は穏やかで、流麗。
◆第2楽章:
弦の響きも美しい
◆第3楽章:
スケルツォ主題は、切れ味鋭く、緊迫感あり。ホルンの弱音も魅力的
◆第4楽章:
多少遅めのテンポでたっぷり鳴る。コーダは悠然と鳴り、スケール感もある。
●この録音については、下の本が詳しい。
●その2へ続く
ブルックナー
原則的には、古い録音から聴き比べをしておりますが、今回は曲想もあり、ウィーン・フィルを中心に比較的新しい録音から。
★ウィキペディアの曲目解説は、こちら
①ベーム指揮:ウィーン・フィル ★1973年11月録音
①20:08②15:28③11:02④21:02
★むかしから評判の良いCD。多少骨太で、手堅い正攻法。オケ(ホルン、木管等)の響きも、録音も良く、聴き応え十分。
◆第1楽章:
再現部冒頭のフルートが美しい!!!!コーダのホルンも豪快に鳴り、力強い。
◆第2楽章:
10分すぎの終結部のクライマックスも力強い
◆第3楽章:
スケルツォ主題は、骨太で彫りも深い
◆第4楽章:
第1楽章同様メリハリ十分。コーダで第1楽章の第1主題が鳴るところは、明瞭
②ハイティンク指揮:ウィーン・フィル ★1985年2月20日~21日録音
①20:39②15:27③10:37④21:46
★どちらかと言えば、全体的に穏やかな演奏のため、曲想の激しいところは、一層際立つ。
当然ながら、ベーム盤よりも録音が良く、聴きやすくもある。自然体風なアプローチも魅力的。
◆第1楽章:
提示部終わりのティンパニの弱音が印象的
◆第2楽章:
終結部のクライマックスはパワフル。
◆第3楽章:
ホルンの響きが魅力的。中間部直前は切れ味鋭い
◆第4楽章:
コーダは力強いが、バランスも良好
③ムーティ指揮:ベルリン・フィル ★1985年9月4日~7日録音
①20:03②15:56③10:38④22:54
★ムーティ初のブルックナー録音らしい。ダイナミックレンジの大きな演奏。オケも良く鳴る。
◆第1楽章:
提示部の第3主題は豪快に鳴る。(展開部、再現部も同様)
再現部冒頭のフルートが美しい。コーダの金管群も力強い。
◆第3楽章:
スケルツォ主題は、攻撃的と言えるほど切れ味鋭く、穏やかな中間部が際立つ。
◆第4楽章:
遅めのテンポ。展開部の前半には比較的大きめのアゴーギクがあり、彫りも深い。コーダは悠然と鳴り、スケールも大きい。
④アバド指揮:ウィーン・フィル★1990年10月録音
①19:01②16:11③10:29④22:38
★育ちの良さが曲想にも合い、全体的に緻密ながら穏やかな演奏で、聴きやすくもある充実した演奏。
◆第1楽章:
展開部は穏やかで、流麗。
◆第2楽章:
弦の響きも美しい
◆第3楽章:
スケルツォ主題は、切れ味鋭く、緊迫感あり。ホルンの弱音も魅力的
◆第4楽章:
多少遅めのテンポでたっぷり鳴る。コーダは悠然と鳴り、スケール感もある。
●この録音については、下の本が詳しい。
●その2へ続く
ブルックナー