●5月下旬のウルバンスキ指揮(東京交響楽団定期演奏会)前に聴いておいたものです。
㉑ドラティ指揮:ワシントン・ナショナル交響楽団★1972年5月録音。
①17:01②08:51③05:14④08:40
★速めのテンポで、迫力に欠けることもない上、分離、バランス良好で透明感もある。
①主部へは「スッと」速めのテンポで入る。3分頃、提示部第1主題の発展では分離、バランス良好。(展開部も同様)コーダは、速い。
②中間部の頭の木管は臨場感豊か。
③冒頭のピチカートは速い
④提示部第1主題は、速めのテンポ。7分過ぎ第1主題はさらに速めのテンポで壮絶。
㉒オーマンディ指揮:フィラデルフィア管弦楽団 ★1973年5月9日録音。
★多少遅めのテンポ。金管群が豪快によく鳴る、メリハリ十分な演奏。
①提示部第2主題の木管群は響きも良く、美しい。展開部入りのトランペットはよく鳴る。
②木管群のバランス良好。
④遅めのテンポで提示部の3つの主題は、たっぷり鳴る。コーダも落ち着いたテンポでたっぷり鳴る。
㉓ハイティンク指揮:コンセルトヘボウ管弦楽団 ★1978年12月17、18日録音。
①18:36②09:23③05:37④08:42
★丁寧で、手堅い緻密な演奏で、バランス良好
①優美な第2主題が美しい。展開部入りのトランペットは多少抑えめ。コーダは、迫力十分ながらも、キレ、バランス、共に良い。
②冒頭の古色蒼然風なオーボエの響きが印象的
③木管群が良好
④第3楽章までが比較的穏やかな演奏だったせいもあり、終楽章の勢いが際立つ。
㉔マゼール指揮:クリーヴランド管弦楽団 ★1981年10月5日録音。
★マゼール4度目の録音。メリハリ十分、バランス良好な正攻法。
①勢いもメリハリも十分
②バランス良好で臨場感豊かで美しい。
③この楽章も臨場感豊か
④速めのテンポで力強い。コーダでは、十分に盛り上げる。
㉕フェドセーエフ指揮:モスクワ放送交響楽団 ★1984年録音。
①18:00②09:49③05:20④08:45
★どちらかと言えば、現代風の演奏ながらも、パンチ、メリハリ十分で比較的重量級。
①冒頭のトランペットは鋭利な響きで印象的。展開部入りのトランペットも迫力十分。
②比較的陰影感あり。中間部前の頂点ではスケールの大きな盛り上がりあり。
④第1主題の「運命動機」鋭利で印象的。コーダでは、速めのテンポで勢いを増し盛り上げる。
㉖マズア指揮:ゲヴァントハウス管弦楽団 ★1986年8月録音。
★オケのせいか比較的重心の低い響き。バランス良好で透明感もある正攻法。
①金管群のバランス良好
②中間部の木管群が美しい。
③ピチカート後の木管群が臨場感豊か
④提示部第2主題の対旋律も明瞭。5分過ぎの第1楽章序奏主題はたっぷり鳴る。コーダでは、中庸なテンポで勢いを増し盛り上げる。
★その7へ続く
その1は、こちら
その5は、こちら
★この号の「現代名盤鑑定団」(130)では、チャイコフスキーの交響曲第4番が取り上げられています。
★チャイコフスキー
★小説チャイコフスキー (1972年)
㉑ドラティ指揮:ワシントン・ナショナル交響楽団★1972年5月録音。
①17:01②08:51③05:14④08:40
★速めのテンポで、迫力に欠けることもない上、分離、バランス良好で透明感もある。
①主部へは「スッと」速めのテンポで入る。3分頃、提示部第1主題の発展では分離、バランス良好。(展開部も同様)コーダは、速い。
②中間部の頭の木管は臨場感豊か。
③冒頭のピチカートは速い
④提示部第1主題は、速めのテンポ。7分過ぎ第1主題はさらに速めのテンポで壮絶。
㉒オーマンディ指揮:フィラデルフィア管弦楽団 ★1973年5月9日録音。
★多少遅めのテンポ。金管群が豪快によく鳴る、メリハリ十分な演奏。
①提示部第2主題の木管群は響きも良く、美しい。展開部入りのトランペットはよく鳴る。
②木管群のバランス良好。
④遅めのテンポで提示部の3つの主題は、たっぷり鳴る。コーダも落ち着いたテンポでたっぷり鳴る。
㉓ハイティンク指揮:コンセルトヘボウ管弦楽団 ★1978年12月17、18日録音。
★丁寧で、手堅い緻密な演奏で、バランス良好
①優美な第2主題が美しい。展開部入りのトランペットは多少抑えめ。コーダは、迫力十分ながらも、キレ、バランス、共に良い。
②冒頭の古色蒼然風なオーボエの響きが印象的
③木管群が良好
④第3楽章までが比較的穏やかな演奏だったせいもあり、終楽章の勢いが際立つ。
㉔マゼール指揮:クリーヴランド管弦楽団 ★1981年10月5日録音。
★マゼール4度目の録音。メリハリ十分、バランス良好な正攻法。
①勢いもメリハリも十分
②バランス良好で臨場感豊かで美しい。
③この楽章も臨場感豊か
④速めのテンポで力強い。コーダでは、十分に盛り上げる。
㉕フェドセーエフ指揮:モスクワ放送交響楽団 ★1984年録音。
①18:00②09:49③05:20④08:45
★どちらかと言えば、現代風の演奏ながらも、パンチ、メリハリ十分で比較的重量級。
①冒頭のトランペットは鋭利な響きで印象的。展開部入りのトランペットも迫力十分。
②比較的陰影感あり。中間部前の頂点ではスケールの大きな盛り上がりあり。
④第1主題の「運命動機」鋭利で印象的。コーダでは、速めのテンポで勢いを増し盛り上げる。
㉖マズア指揮:ゲヴァントハウス管弦楽団 ★1986年8月録音。
★オケのせいか比較的重心の低い響き。バランス良好で透明感もある正攻法。
①金管群のバランス良好
②中間部の木管群が美しい。
③ピチカート後の木管群が臨場感豊か
④提示部第2主題の対旋律も明瞭。5分過ぎの第1楽章序奏主題はたっぷり鳴る。コーダでは、中庸なテンポで勢いを増し盛り上げる。
★その7へ続く
その1は、こちら
その5は、こちら
★この号の「現代名盤鑑定団」(130)では、チャイコフスキーの交響曲第4番が取り上げられています。
★チャイコフスキー
★小説チャイコフスキー (1972年)