★ウィキペディアの曲目解説は、こちら
*その3に掲載済みですが、すっかり忘れてしまったので・・・・・・・
コメントに手直しあり。通し番号は、そのままの⑧
⑧ヨッフム指揮:シュターツカペレ・ドレスデン ★1975年12月1~7日、聖ルカ教会にて録音
①17:55②16:44③10:01④20:22
★ヨッフム(1902~1987)73歳頃の4度目の録音。第2稿ノヴァーク版。
(①SP時代、ハンブルク国立管弦楽団、
②1956年バイエルン放送交響楽団、
➂1965年ベルリン・フィル)
良くも悪くもフルトヴェングラーの影響を感じさせるような点もある演奏。
20世紀半ば頃までならともかく、21世紀の現在では、個性的と言える。
オケの響きが良いので聴き応えはある。
録音は時代並。
◆第1楽章:
冒頭のホルンの響きは魅力的。
提示部第3主題は速めのテンポの上、後半では、フルトヴェングラー流?のアッチェレランドがあり、その直後、弦で大きな重低音が響いてから、第2主題が再現され、穏やかな小結尾へ。
展開部は多少速めのテンポで勢いもメリハリもある。
再現部第3主題でもそこそこのアッチェレランドあり。
コーダのホルンも伸びやかで安定した立派な響きで、素晴らしい。
◆第2楽章:
第1楽章とは対照的に落ち着いた演奏。
手堅く「渋い」響きの弦が印象的でもある。
8分40秒過ぎからの再現部冒頭では、古色蒼然風なオーボエなど木管群の響きも、ホルンも響きも
魅力的。その後のピチカートは臨場感あり。
13分後半から多少のアッチェレランドがありfffの頂点へ。
頂点では、トランペットが良く鳴るも金管群が鳴りすぎることもなし。
◆第3楽章:
スケルツォ主題は、速めで勢いも十分なので、トリオの穏やかさが際立つ。
◆第4楽章:
提示部第1主題はトランペットが良く鳴るも後半では、第1楽章冒頭主題も堂々と明瞭。
提示部第2主題は、それなりに流麗。
提示部第3主題は豪快ながら、小結尾は曲想もあり、穏やかで際立つ。
展開部は、メリハリも十分。
再現部第1主題でもアッチェレランドあり。
コーダは悠然、と言いますか、泰然自若で、最後、第1楽章第1主題の再現はそれなりに明瞭。
ちなみにこの録音で、ホルンを吹いているのは、諸石幸生氏によるとペーター・ダムらしい。
まだ、お元気のようで・・・・・・・・・・
(『聴きくらべ クラシックCDエッセンシャル・ガイド 交響曲編』88ページ、学研)
ペーター・ダム(1937~)
右は、ベルリン・フィルのホルン奏者、サラ・ウィリス(1969~)?
⑪オーマンディ指揮:フィラデルフィア管弦楽団 ★1967年5月31、6月1日録音
★オーマンディ(1899~1985)68歳頃の録音。
多少速めのテンポながら端正な正攻法。
明るく、健康的?な響きながらも手堅く好印象。
録音状態は良好。
◆第1楽章:
手堅い演奏。
展開部はメリハリと勢い十分。
再現部冒頭のフルートは臨場感十分。
コーダのホルンは豪快な響きで、立派。
◆第2楽章:
手堅く、バランス良好
◆第3楽章:
スケルツォ主題はホルンの響きが魅力的。
トリオは穏やかで爽やか。
◆第4楽章:
録音が良いせいかより臨場感もあり、メリハリも明瞭。
提示部第1主題後半では、第1楽章冒頭主題も明瞭。
提示部第2主題は、多少速めながらバランスも良く小気味よし。
提示部第3主題はさすがに豪快!!!!!!!
コーダは悠然。最後は豪快ながら、第1楽章第1主題の再現はそれなりに明瞭。
●その6へ続く
★その1は、こちら
★その2は、こちら
★その3は、こちら
★その4は、こちら
ブルックナー (新潮文庫―カラー版作曲家の生涯)
こだわり派のための名曲徹底分析―ブルックナーの交響曲
ブルックナー 作曲家別名曲解説ライブラリー 5
私の好きな曲―吉田秀和コレクション (ちくま文庫)
私の好きな曲 (新潮文庫)
CD名曲名盤100交響曲
*その3に掲載済みですが、すっかり忘れてしまったので・・・・・・・
コメントに手直しあり。通し番号は、そのままの⑧
⑧ヨッフム指揮:シュターツカペレ・ドレスデン ★1975年12月1~7日、聖ルカ教会にて録音
①17:55②16:44③10:01④20:22
★ヨッフム(1902~1987)73歳頃の4度目の録音。第2稿ノヴァーク版。
(①SP時代、ハンブルク国立管弦楽団、
②1956年バイエルン放送交響楽団、
➂1965年ベルリン・フィル)
良くも悪くもフルトヴェングラーの影響を感じさせるような点もある演奏。
20世紀半ば頃までならともかく、21世紀の現在では、個性的と言える。
オケの響きが良いので聴き応えはある。
録音は時代並。
◆第1楽章:
冒頭のホルンの響きは魅力的。
提示部第3主題は速めのテンポの上、後半では、フルトヴェングラー流?のアッチェレランドがあり、その直後、弦で大きな重低音が響いてから、第2主題が再現され、穏やかな小結尾へ。
展開部は多少速めのテンポで勢いもメリハリもある。
再現部第3主題でもそこそこのアッチェレランドあり。
コーダのホルンも伸びやかで安定した立派な響きで、素晴らしい。
◆第2楽章:
第1楽章とは対照的に落ち着いた演奏。
手堅く「渋い」響きの弦が印象的でもある。
8分40秒過ぎからの再現部冒頭では、古色蒼然風なオーボエなど木管群の響きも、ホルンも響きも
魅力的。その後のピチカートは臨場感あり。
13分後半から多少のアッチェレランドがありfffの頂点へ。
頂点では、トランペットが良く鳴るも金管群が鳴りすぎることもなし。
◆第3楽章:
スケルツォ主題は、速めで勢いも十分なので、トリオの穏やかさが際立つ。
◆第4楽章:
提示部第1主題はトランペットが良く鳴るも後半では、第1楽章冒頭主題も堂々と明瞭。
提示部第2主題は、それなりに流麗。
提示部第3主題は豪快ながら、小結尾は曲想もあり、穏やかで際立つ。
展開部は、メリハリも十分。
再現部第1主題でもアッチェレランドあり。
コーダは悠然、と言いますか、泰然自若で、最後、第1楽章第1主題の再現はそれなりに明瞭。
ちなみにこの録音で、ホルンを吹いているのは、諸石幸生氏によるとペーター・ダムらしい。
まだ、お元気のようで・・・・・・・・・・
(『聴きくらべ クラシックCDエッセンシャル・ガイド 交響曲編』88ページ、学研)
ペーター・ダム(1937~)
右は、ベルリン・フィルのホルン奏者、サラ・ウィリス(1969~)?
⑪オーマンディ指揮:フィラデルフィア管弦楽団 ★1967年5月31、6月1日録音
★オーマンディ(1899~1985)68歳頃の録音。
多少速めのテンポながら端正な正攻法。
明るく、健康的?な響きながらも手堅く好印象。
録音状態は良好。
◆第1楽章:
手堅い演奏。
展開部はメリハリと勢い十分。
再現部冒頭のフルートは臨場感十分。
コーダのホルンは豪快な響きで、立派。
◆第2楽章:
手堅く、バランス良好
◆第3楽章:
スケルツォ主題はホルンの響きが魅力的。
トリオは穏やかで爽やか。
◆第4楽章:
録音が良いせいかより臨場感もあり、メリハリも明瞭。
提示部第1主題後半では、第1楽章冒頭主題も明瞭。
提示部第2主題は、多少速めながらバランスも良く小気味よし。
提示部第3主題はさすがに豪快!!!!!!!
コーダは悠然。最後は豪快ながら、第1楽章第1主題の再現はそれなりに明瞭。
●その6へ続く
★その1は、こちら
★その2は、こちら
★その3は、こちら
★その4は、こちら
ブルックナー (新潮文庫―カラー版作曲家の生涯)
こだわり派のための名曲徹底分析―ブルックナーの交響曲
ブルックナー 作曲家別名曲解説ライブラリー 5
私の好きな曲―吉田秀和コレクション (ちくま文庫)
私の好きな曲 (新潮文庫)
CD名曲名盤100交響曲