2010年10月17日
WBO、IBF加盟の動きについて(私見)
WBO、IBF加盟の議論が急展開の様子。
関西の方では加盟賛成意見を出すようだ。
高山はじめ何人かの選手はJBC管轄外の活動を行っている。
実際、高山は王座挑戦が濃厚、山口もあと一息のところにある。
そのほかボックスファイトなる新団体も旗揚げした。
ここからWBOインターなんとか王座とかに挑む奴も出てくるかも。
ボクシング以外の格闘技では統括コミッションがないこともあり、早くからプロモーションごとの独自の興行、独自の王座を認定していた。
日本のボクシングにもそのような波が迫っている。
ある有望選手にスポンサーが着き、独自にプロモーションして行く世界だ。
「秩序なんて邪魔くさい、要するに世界王者になりたいんだ」という考えの人たちも多いだろう。
ラスベガスのメガファイトを見ていても、タイトルの賭け方とか見ると疑義だらけだ。
しかしハイレベルの試合で世界中を十分魅了していること、けた外れのマネーが動いていることがすべてを帳消しにしている。
さて前置きが随分長くなってしまった。
個人的には、
「条件付きながら加盟賛成」
である。
世界タイトルの希少性とか言う方もいるが、ベルリンの壁崩壊により、東欧の選手達が大挙してプロ入りしてきた。
要するに競技人口が増えているわけだ。
またレベルアップも顕著だ。
暫定とかも含めたら、マネジメント次第では世界王座につくチャンスは増えているのは事実だ。
しかしレベルも急上昇しているので王座に獲得が簡単になったわけではない。
中量級以上なんかアジア人の入り込む余地などないくらいだ。
世界王座は増えてもふた昔前よりも王者になるのは大変なんじゃないかな。
日本の生んだ世界王者でライト級以上の方々は多分今のレベルではとても王座に付けないだろう。
ただ軽量級においては相変わらずアジアと中南米という図式は変わっていないので、王座が増えた分、中身がやや薄くなっているかも知れない。
ここには確かに問題がある。
亀田兄弟含め、軽量級の有望選手は皆世界王座についてしまうのではないかという感があり、たしかに「世界王者の希少性」とか「秩序」から言ったら問題がある。
安直な、でっちあげみたいな世界王者はいらない。
そこでJBCには第三者機関の設立を検討していただきたい。
ボクシング界以外の外部の識者中心に組織される審査機関の発足を考えるのはどうか。
まだ思いつきの域は脱していないのだが・・・
たとえばボクシング界からは興行に直接携わっていない識者、専門誌の記者や評論家を、外部からは格闘技にこだわらず、他の競技の団体役員の方、学識経験者等等から人を集め、挑戦試合の妥当性についての意見を出すとか・・・
人集めのコストはとか、興行、つまりビジネスにどこまで介入できるのかとか、法的な問題はあろう。
ただ挑戦できる王座は増えるかも知れないが、挑戦するにはそれ相応の秩序は保ちたいというものだ。
このWBO、IBF加盟問題については言い出したらきりがなくなる。
また機会を見て書いてみたい。
今日のところはこの辺で・・
関西の方では加盟賛成意見を出すようだ。
高山はじめ何人かの選手はJBC管轄外の活動を行っている。
実際、高山は王座挑戦が濃厚、山口もあと一息のところにある。
そのほかボックスファイトなる新団体も旗揚げした。
ここからWBOインターなんとか王座とかに挑む奴も出てくるかも。
ボクシング以外の格闘技では統括コミッションがないこともあり、早くからプロモーションごとの独自の興行、独自の王座を認定していた。
日本のボクシングにもそのような波が迫っている。
ある有望選手にスポンサーが着き、独自にプロモーションして行く世界だ。
「秩序なんて邪魔くさい、要するに世界王者になりたいんだ」という考えの人たちも多いだろう。
ラスベガスのメガファイトを見ていても、タイトルの賭け方とか見ると疑義だらけだ。
しかしハイレベルの試合で世界中を十分魅了していること、けた外れのマネーが動いていることがすべてを帳消しにしている。
さて前置きが随分長くなってしまった。
個人的には、
「条件付きながら加盟賛成」
である。
世界タイトルの希少性とか言う方もいるが、ベルリンの壁崩壊により、東欧の選手達が大挙してプロ入りしてきた。
要するに競技人口が増えているわけだ。
またレベルアップも顕著だ。
暫定とかも含めたら、マネジメント次第では世界王座につくチャンスは増えているのは事実だ。
しかしレベルも急上昇しているので王座に獲得が簡単になったわけではない。
中量級以上なんかアジア人の入り込む余地などないくらいだ。
世界王座は増えてもふた昔前よりも王者になるのは大変なんじゃないかな。
日本の生んだ世界王者でライト級以上の方々は多分今のレベルではとても王座に付けないだろう。
ただ軽量級においては相変わらずアジアと中南米という図式は変わっていないので、王座が増えた分、中身がやや薄くなっているかも知れない。
ここには確かに問題がある。
亀田兄弟含め、軽量級の有望選手は皆世界王座についてしまうのではないかという感があり、たしかに「世界王者の希少性」とか「秩序」から言ったら問題がある。
安直な、でっちあげみたいな世界王者はいらない。
そこでJBCには第三者機関の設立を検討していただきたい。
ボクシング界以外の外部の識者中心に組織される審査機関の発足を考えるのはどうか。
まだ思いつきの域は脱していないのだが・・・
たとえばボクシング界からは興行に直接携わっていない識者、専門誌の記者や評論家を、外部からは格闘技にこだわらず、他の競技の団体役員の方、学識経験者等等から人を集め、挑戦試合の妥当性についての意見を出すとか・・・
人集めのコストはとか、興行、つまりビジネスにどこまで介入できるのかとか、法的な問題はあろう。
ただ挑戦できる王座は増えるかも知れないが、挑戦するにはそれ相応の秩序は保ちたいというものだ。
このWBO、IBF加盟問題については言い出したらきりがなくなる。
また機会を見て書いてみたい。
今日のところはこの辺で・・