今回の旅は、横浜青葉台に引き寄せられたのかしらと、思うほど、ご縁がありました。
ちょうど、エスニカにて、
苗族刺繍の世界展 が開催されていました。
展示協力は、愛知県常滑で苗族刺繍の博物館を開いている佐藤雅彦さん瑞代さんのご夫妻。
16年前から衣装や刺繍の布を集め始めたばかりではなく、10年ほど前からは、中国貴州省 台江の村に私費を投じて刺繍学校を設立されました。
今年の四月から、常滑にて
苗族刺繍博物館がオープンされたとのこと。
ちょうど瑞代さんがいらっしゃていて、お話をすることができました。
Sさんのご主人も常滑出身で、皆、知多半島繋がり!なんと世間は狭いことでしょう。
布一面に刺繍が施された布
アップ
未完
完成させず敢えて未完にすることで、技術を継承する
この他にも沢山の布たちが、説明書きと共に展示されていました。
細やかな手仕事を堪能して、Sさんは仕事に向かいました。
私は、もう少し拝見させていただこうと残り、テーブル席に。
すると、中国に在住されていた方々とお話がはじまり、絨毯を織られる方も加わり、お話が盛り上がりました。
手相を見ることが出来るということで、皆が手を出して、手相見が始まりました。
皆さんとは、初対面なのに和やかな雰囲気で楽しい時間を過ごさせていただきました。
次回は常滑で!を合言葉に、瑞代さんと。
その後、横浜桜木町へ移動して宿泊。次の日は
シルク博物館へ。
お蚕さん、繭のことなどが学べます。
世界一薄いシルクも触ることができました。
福島件伊達郡川俣町で作られています。平安の頃より、絹の里と言われた所です。
「妖精の羽」と呼ばれるシルクの糸は、8デニール。
ちなみに、人間の髪の毛が12デニールですから、どれくらい細いかが、お分かりいただけるでしょう。
デニールとは、絹、レーヨン、合成繊維の長繊維(フィラメント)および紡績糸の太さを表す単位です。
一定の長さに対する重さで表される恒長式の指数。
長さ9000mの糸の重さが1gのものを1デニールの太さといい、9000mの糸の重さをグラム数で表したものがデニールになります。したがって、この数字の大きいものほど太い糸になります。
繭糸1本の太さは2~3デニールであり,繭糸を9本繰糸して糸にすると27デニールの生糸になります。
700俵(1俵=60kg)以上の生糸生産国は、ご存知ですか?
トルコ、ウズベキスタン、インド、中国、タイ、ベトナム、日本、ブラジル、です。
この他に養蚕が行われているのは、イタリア、ラオス、ミャンマー、カンボジア、マダガスカル、シリア、イランなどです。
色々な種類の繭も展示されていました。
着物を着ていても、その元になるお蚕さんや、繭、生糸のことは、知らないことが多いです。
ちょうど、カツラユミ 美しい日本の絹 ブライダルコレクションが見られました。
ウエディングドレス、花嫁のお色直しのイブニングドレスや、ゴールデンムガのドレスとテールコートなど。
他には、打掛や大振袖もありました。
ゆっくり見ていたら、時間があっという間に過ぎてしまいました。
以前から行ってみたかった駒場の日本民芸館へ。
これで、横浜を後にいたしました。
続く。
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