土曜日に原宿のセールへ行った帰り、新宿のブックカフェに行ってきました。
新宿小田急の10階にあった本屋さんが、いつの間にかオシャレなブックカフェに変身していてびっくり。
最近、あちこちにブックカフェが増えててうれしいですね~。
購入しないで本が読めるなんて夢ですよ、ホントに。
ランチでふわとろオムライスとアイスコーヒーを注文。
ふわっふわの卵とデミグラスソースがよく絡んで、美味しかったです
さて、選んだ本はこれ。
気になりつつも、購入には至らなかった本です。
「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」
なかなかセンセーショナルなタイトルでしたよねー。
「老後破産」「老後貧困」、最近よく耳にするフレーズです。
でもこれ、決して他人ごとではありません。
なかなか衝撃的な内容です。
老後の貧困に陥っている方々は、決してもともと生活が苦しかったわけではなく、ごく普通のサラリーマンだったり、専門職だったり、定年まで真面目に立派に勤め上げた方ばかり。
子供を育てあげ、家を購入し、ごく普通の生活を送っていた人も、だれでも貧困に陥る可能性はあるのです。
しかも、現在の高齢者の方々は、日本の高度成長期を支え、給料もボーナスも右肩上がりだった時代を経験し、終身雇用で勤め上げることが今よりずっと一般的だった時代に働いてきた人たち。
そんな世代の方たちが老後の貧困に陥っているということは、これから雇用も、収入も、年金もさらに厳しくなるであろうわたしたちが貧困になることは容易に想像できますよね。
本書の中で、高齢者が貧困に陥るパターンを次のようにあげていました。
1.本人の病気や事故により高額な医療費がかかり、仕事を続けられなくなる
2.高齢者介護施設に入所できない
3.子供がワーキングプアや引きこもりになり、子供の経済的面倒も見なければならない
4.熟年離婚により貧困へ
5.認知症になってもまわりに頼れる家族がいない
誰にでも起こりうることですね。
昔は、普通に働いていれば妻と子供を養うことができ、親への援助もできたかもしれない。
でもいまや、親の生活を支えていける余裕がある家庭はごくわずかではないでしょうか。
夫婦ふたりで必死に働いて、ようやく家計を支えているのです。
親への援助どころか、ワーキングプアやうつ病などの心の病にかかるリスクも多い現代。
そうなった子供の面倒を高齢の親がみていたら、たちまち貧困になってしまうでしょう。
わたしたち夫婦は、子供がいないことで将来に対する不安も大きいと思っていましたが、もはや、子供がいるかどうかは関係ないのかもしれません。
では、いったいどうしたらいいのか。。。
絶対安全な防衛策なんて存在しないのかもしれませんね。
一生懸命、今やれることをやるしかないのかな。。。
見えない未来を不安がっていても、しょうがない。
まずは、日々を精一杯、生きていくしかない。
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