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㊱小澤征爾指揮:ボストン交響楽団  ★1990年10月13~16日、ボストン・シンフォニーホールにてライブ録音
マーラー:交響曲第5番









①12:45②14:53③17:44④11:56⑤15:00

★小澤征爾(1935~)55歳ごろの録音。

メリハリ十分ながらもバランス良好で、端正。
録音もオケも良好。 

◆第1楽章:ABABCABCAの構成
メリハリ十分。
最初のCは迫力十分。
◆第2楽章:
提示部第1主題はそれなりに迫力あり。
提示部第2主題は、流麗。
再現部は、手堅く冷静沈着。トランペットの金管コラール(12分半過ぎ)は良く響く。
◆第3楽章:
ホルン・ソロは、どちらかと言えば、控えめながらも落ち着いた安定した響き。
提示部第2主題(レントラー風)は、ゆったり穏やか。
7分過ぎのトリオのピチカートは明瞭。
展開部終わりの拍子木等の響きは臨場感あり。
再現部では、ホルンは、どちらかと言えば、穏やかな方ながらも立派に響く
◆第4楽章:
遅めのテンポで、カンタービレ豊か。弦の響きが良好。
◆第5楽章:
提示部第2主題のチェロは、「硬質」な乾いた響きで、軽快。
10分過ぎの再現部も手堅く、録音が良いせいか、様々な楽器が臨場感豊かに聴こえてくる。
最後はライブならでは?それなりに盛り上がる。
拍手入。




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㊲小林研一郎指揮:チェコ・フィル  ★1999年3月11~13日、プラハ、ドヴォルザーク・ホールにて録音
マーラー:交響曲第5番









①11:52②14:47③19:27④10:14⑤14:56

★小林研一郎(1940~)58歳ごろの録音。

穏やかなアプローチ。
端正で、手堅い正攻法。
録音はかなり良好。

◆第1楽章:ABABCABCAの構成
冒頭のトランペット・ソロは録音も良く臨場感ある響き。
手堅くバランスも良好。
5分過ぎの最初のCは大音量でもなく、バランスよく鳴る。
楽章最期のピチカートは良く響く。
◆第2楽章:
どちらかと言えば流麗で穏やか。
冒頭はキレが良い。
提示部第2主題のチェロは軽快?。
展開部「嘆き」チェロは意外とあっさり。
再現部の入りも穏やか気味。トランペットの金管コラールは迫力十分。
◆第3楽章:大まかなソナタ形式
3つの主題のある提示部だけで10分強ある。
冒頭から柔らかめ、あるいはまろやかなホルン・ソロが魅力的に響く。
展開部では拍子木等がよく響く。
再現部では、金管群が鳴りすぎることもなし。
楽章終わりの方(17分過ぎから)は骨太でおおらかなホルンの響きが印象的。
◆第4楽章:
さほどの感情移入もないが分厚く響く弦が印象的。
◆第5楽章:
端正でバランス良好。
フーガは丁寧で手堅い。
最後の方でもどちらかと言えば冷静沈着風ながら、
コーダは曲想並に盛り上がる。







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1909年、右はメンゲルベルク



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