ソニアちゃんの訴え (アニマルカウンセリング)
初となる4話目です。
ソニアちゃん、カウンセリングの最後に先生に自分の気持ちを伝えました。
私はどの子にも、先生の元に連れて行くことが決まった日から、
「○○ちゃんとお話できる先生のところに行くよ」
「(私に)伝えたいことがあったら考えておいてね。内緒のお話でも聞いてもらえると思うよ」
と必ず毎日のように伝えています。
でも、普段言えない(表現できない)ことを伝えるのにとても勇気が必要なのは私たち人間だけじゃありません。
「こんなことを言ったらママ(飼い主さん)に嫌われちゃうかも」
「告げ口したと思われたら、(ほかの子に)もっと意地悪されちゃうかも」
追い詰められている子にすれば、状況が更に悪化するのは死活問題です。
その他、動物たちにだって自尊心や羞恥心もあります。
だからどんなに優秀なアニマルコミュニケーターでも、動物の気持ちをなんでも即聞き出せるかというとそんなことはなく、最後まで口に出せない子や、30分も1時間も悩んだ末にようやく勇気を出して重い口を開く子もいるそうです。
さて、ソニアちゃんの訴えはこうでした。
自分がこの家に来てから、自分のことを快く思っていない方がいるので、ママから説明して欲しい。
「誰だと思いますか?」
「hamori☆さんから、1番愛情を注いで欲しいし、べったりしたいと思っている子です」
「快く思っていない」と聞いて最初に浮かんだのは加奈ちゃんでした。
でも。
愛情を注いで欲しくてべったりしたい? ─── ティノくんか?
でもなー、ティノくんは遠慮しちゃう子で、愛情を独占したい気持ちはあっても、自分が!と、他を押しのけてまで主張する子じゃないはず。
答えは、加奈ちゃんでした。
今考えてみると、加奈ちゃんからのメッセージを私は受け取っていたのかもしれません。
チカちゃんが亡くなる少し前の2月下旬か3月上旬頃。
ふと、加奈ちゃんに訊いたことがありました。
「加奈ちゃんは、自分1匹だけの方がよかった?」
自分でも何故そんなことを言ったのかわかりません。
加奈ちゃんと見つめ合っていた時に、不意に「加奈ちゃん1匹との暮らしでも、私は十分満足できたんじゃないか」と思ったのです。
その時は、仕事のこと、チカちゃんのことで疲れているのかと気にも留めませんでした。
ソニアちゃんはこう訴えます。
自分は今世、ここまでとても辛い状態にいた。
ここへ来てようやく安心することができた。
ここで幸せに暮らしたいだけ。
ママの愛情を奪おうなんて考えていない。
そう伝えて欲しいと。
動物さんたちは、波動にとても敏感で、直接目と目を合わせなくても、言葉を交わしたり、強い思念を受け取ったりすることができます。
加奈ちゃんは目力がとてもあるそうです。
うんうん。
それはね、私も時々、ふと視線を感じて振り返って、加奈ちゃんの凝視に飛び上るほど驚く時があるから。
敏感なソニアちゃんなら、とても怖かっただろうね。
加奈ちゃんは、ティノくんみたいに撫でて~、構って~と要求する子ではないけれど、自分が見つめたら気付いて欲しい、見つめ返して欲しいと願っているそうです。
それが、最近待たされることが多くなったと不満を持っているよう。
(^▽^;)あ~。
そうだね。
うん、そうかもしれない。
気付けば、朝、「おはよう」の挨拶をしに加奈ちゃんが顔を出さなくなった。
「お帰り」と迎えてくれなくなった。
それは、加奈ちゃんだけでなく、ティノくんも。
恐らく、極度の寝不足が続いていたので、気付かずに無視しちゃうことが何度か続いたんだと思う。
このことは、気づいた時に本当に申し訳ない気持ちになりました。
こういうちょっとした習慣というのは一朝一夕でできるものではなく、それでいてこう言う些細な習慣ほど、本人にとっては大切なことだったりするから。
それは主に仕事とチカちゃんのことが原因で、ソニアちゃんが増えたこととは関係なかったのだけど。
タイミングが悪かったか...。
加奈ちゃんだけでなく、今ウチにいる他の子たちも、
もうこれ以上増えて欲しくない
と思っていると言われてしまいました。
そんなわけで、先日、ソニアちゃんのエネルギー治療に訪れた時は、「まだ、hamori☆さんのところへ来る方はいらっしゃるから」と言われたけれど、この日は先生からのそういう発言はありませんでした。
で、ソニアちゃんの勇気ある訴えを受け止めた私がすることは。
当然ながら、加奈ちゃんに苦言を言うことではありません。
加奈ちゃんへは、
いつも皆に気を配ってくれてありがとうね。
加奈ちゃんのことが、とても大事だよ!
と言うことを伝えてあげること。
そして、
ソニアちゃんは、過去世も今世もこれまでとても辛い経験をしてきたから、ウチで安全で幸せに暮らしたいと願っているのであって、決して、私の関心を独り占めしようとか、愛情を奪おうとは考えていないんだよ。
と伝えてあげることが大切と言われました。
加奈ちゃん、hamori☆家モフモフ隊の隊長として、みんなに目を配っていると思いましたが。
確かに、目を配ってくれているのでしょうが。
それを見て私が喜ぶことをちゃんと理解していて、他の子を見ていることが私から認められるポイントになると思ってそういう態度を取っている部分もあるそうです。
う~む、なかなかの策士よのぉ。。。o( ̄ー ̄;)ゞ
多頭飼育の場合、それぞれの子にかける愛情は平等じゃダメと言います。
質なのか量なのか何を求めるのか、そしてその子の望む割合に基づいて愛情を分配すること。
そんなことわかってます。
構って~撫でて~なティノくんには、スキンシップに誰より時間を掛けていたつもりだし。
スキンシップを好まないチカちゃんには、本人の自由に任せ、声掛けと見守り中心だったし。
輝とは目が合えば声を掛け、構って欲しいと寄ってくればスキンシップ。
加奈ちゃんとは、、、加奈ちゃんとはもっと複雑で単純には説明できないけれど。
それが、バランスを崩しちゃったんですね。
「おはよう」や「お帰り」だけじゃありません。
ティノくんは、べったり甘えてくることを求めてこなくなりました。
以前なら、ティノくんが求めれば何時間でも付き合ったのに。
今年1月以降は、チカちゃんのお散歩のタイミングが合わないと、その晩は散歩に出てこなくなってしまったので、チカちゃんがハウスから出てきたら、ティノくんが私の脇の下でべったり甘えていても、無情にも引き離すことを何度もしちゃってたんですね。
気付けば、ティノくんがそうして甘えてくることはなくなりました。
一度失われてしまった信頼や習慣を取り戻すことは、とても難しいことです。
チカちゃんが亡くなって、ようやく周囲に目を向け、今は時間が取れる限り彼らの気持ちに耳を傾けるようにしていますが、覆水盆に返らず。
それまでうまくやっていたつもりでも、看護や介護、看取り、そして新たな子を迎えた時はどうしてもバランスが崩れます。
これは、人間の家族介護やベビー誕生などでも同じで、ある意味仕方のないことかもしれません。
ただ、動物さんたちにも、嫉妬や独占欲があるってこと、知ってあげてください。
なんだか尻切れで取りとめもない文章になっちゃってスミマセン;
私自身、未だ信頼回復中なので、結論が出ていません。
てゆーか、5月18日のトウレプで、無理とわかりつつも出会いを期待していた・・・なんて言ってる場合じゃないんでしょうねぇ。。。
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