輝(ヒカル)くん、今朝旅立ちました。
諸事情で今週に入ってネットが使えず、途中経過もお伝えできなかったので、順を追ってお話しますね。
先週の通院の後、一度は食欲が回復したものの。
火曜日の診察で右手首がグニャグニャになっていることに先生が気付きました。
顔面の腫瘍が脳を圧迫している影響で斜頸が悪化し、本人の意思と関係なくバタバタと激しく動き回っているのですが。
前肢を床に着く時、手首があらぬ方向に曲がり、手の甲が床に着いている。
先生が触診したところ、手首の骨がジャリジャリ音がしていると言われました。
当然輝くんだって、痛みを感じています。
ステロイド剤のおかげで多少痛みは緩和しているとは言え。
それでも、体が言うことをきかないから手を付かざるを得ない状況なのだろう、と。
こんな状態でも。
ケージをフラットにしても。
シマリスってやっぱり高いところが好きなんでしょうか。
ハウスに飛び乗ろうとするんですよ。
もう腫瘍のある左後肢だってほとんど動かないのに。
当然ハウスに上れるはずもなく、落ちて転げる。
恐らくそんな時に骨折したのじゃないかと思います。
記録の為に動画を撮りました。
お鼻プスプスしてるのもわかります。
8/1撮影。この時は手首は問題なさそうです。
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VPSでも。
もう骨折なんて生易しいものじゃなく。
その状態で、何度も何度も手首をヘンな風についてしまったのか、手首はグニャグニャ。
手首を固定するか否かで悩みました。
手首を固定して、今度はその固定した腕をどこかに引っ掛ければ、腕を痛めてしまう可能性もあるわけで。
先生とよく話合って、結局このままにはしておけないと思い、固定していただくことにしました。
水で外れるテーピングだそうで。
「もしも、異変を感じたり、手が腫れたりするようなことがあれば水を掛けてください。それで簡単に外れます」
って、ネブライジングは霧の中だけど大丈夫なのか?
と気付いたのは、夜にネブライジングの準備を始めた時。
輝くんを入れる容器の底に水が溜まらないようタオルを敷き、蒸気が溜まり過ぎないよう、フタを調節しました。
ケージも長年敷材代わりに愛用してきた「うさぎの座ぶとん」を撤去。
不自由な手のまま回転した時に引っ掛かりやすいと思い先生に相談したところ、クッション材は必要なので、段ボールを敷くようアドバイスをいただきました。
新聞紙の下には段ボールが敷いてあります。
他にもハウスの入り口が円形で、出入りの際に腕が引っ掛かっていたので、その場で円形の下の部分をノコギリで切り取り、少し末広がりな形しました。
これは、脚が不自由になった時点でもっと早くにやってあげるべきだったなぁ。
出入りが楽になったようでした。
腕の方も良い固定をしていただいたようで、輝くん、ごはんも食べられるし上手に生活していました。
ハウスの出入り口はこんな感じ。↓
(急いでたので雑なのは見逃して)
それにしても。
脳の腫瘍の影響で斜頸の症状が悪化した時にも考えたのですが。
リンパ腫の治療をせず緩和ケアをしている以上、輝くんが頑張って長く生きれば生きる程、どんどん症状が悪化してしまう。
今度はガンに関係のない腕の骨折まで。
そもそも、ステロイド剤だって長期に使用するにはリスクがあり過ぎます。
その最たるものが免疫力の低下。
身体の中で戦う力が弱くなり感染症に掛かりやすくなると言われます。
だいぶ前に尿検査薬で検査したところ、糖とタンパクの反応が出ました。
糖尿もステロイド剤の副作用にあるので、その影響とも考えられます。
骨が脆くなるのもステロイドの副作用。
今回の輝くんの怪我も、もしかしたら骨が脆くなっていたのかもしれません。
だからと言って、抗炎症作用でリンパ腫の増殖を抑制し、痛みも緩和するとのことなので、やめる訳にもいかず。
輝くんには1日でも長く生きて欲しいけれど、本当にそれが輝くんの為になっているのか考えさせられました。
8/2(火)の通院の時は、その日は食餌を完食していたものの、前日ほとんど食事を摂らずで、体重は前回と同じ77グラム。
点滴をしてもらい、ネブライジング薬や栄養剤も処方してもらいました。
8/4(木)の通院の時は、食欲が若干落ちてきていたので体重は74グラム。
点滴をしていただき、腕は固定したおかげで上手に生活できていることを伝えました。
そして、事態が急変したのは、昨晩8月5日(金)のことでした。
朝、いつものようにネブライジングの準備をして、輝くんをケージから出し。
大好きな栄養剤を与えようとしたら、完全拒否!
嫌がる点眼をして、ネブライジングを開始。
ミストが溜まり過ぎないように調整してたつもりが、右手首のテーピングが一部剥がれてしまったので、剥がれた部分を切り取る。
でもそのテーピング、夜には残りも全部外れてました。
そして、食事に一切口を付けた形跡がない。
バナナを磨り潰したものや、大好きなラクトバイトに薬を混ぜたものもそのまま。
そして、やっぱり栄養剤も完全拒否!
輝くんの強い意思表明のようなものを感じました。
もう生きることをやめるんだな、って。
それでも、ネブライジングをして。
加奈ちゃんのお世話を終えた後。
21時、輝くんと少しでも一緒にいようとケージを覗き込むと様子がおかしい。
これは呼吸困難な状態なのでしょうか。↓
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VPS輝くんを抱いて、その体を撫でながら、名前をたくさん呼んで、輝くんが安心するようにたくさん話しかけました。
これまでにないくらい涙ボロボロ零しながら。
テーピングが外れてしまった手首は、幸い骨が固定(?)されたのか、私の手に突っ張る力もあり、床にも着ける。
後肢不自由だったチカちゃんは、亡くなる少し前に歩き方が正常に近くなっていたことを思い出し。
亡くなる前って、神様が機能回復してくれるものなのかなぁ、と不思議な思いで見ていました。
途中、えづくような動作をしたので様子を見ていると、口から白い泡が出て、更には激しく嘔吐しました。
朝のネブライジングの後に食べたアーモンドと、フリーズドライコーンを磨り潰したものが、16時間経っても未消化のままでした。
そして、2ミリくらいの小さなフンがたくさん出てきて。
そんな状態で3時間───
・・・・・・えっ!? 3時間?
相変わらず痙攣のような口パクパクは続いているけれど。
自力で体勢を変える時の手足は力強く、眼の輝きもしっかりしてない?
一方の私は寝落ちしそうな状態で。
輝くんを取り落としてもいけないし。
大丈夫なら、輝くんの体力温存の為にもケージを暗くして休ませてあげたいし。
そこから1時間程様子を見て、ついに深夜1時過ぎ。
「輝くん、寝てもいいかな?明日ちゃんと会えるよね?」と輝くんに尋ね。
ケージに戻しました。
余談ですが、ティノくんにも同じことを尋ねました。
深夜1時半頃。
ティノくんは、朝まで待てないと思ったのでしょう。
深夜にその生涯を閉じました。
ケージに戻すとハウスに入ろうとせず、給水タンクとケージの隙間に身を寄せてしまう。
陶器製のタンクなので、体が冷えてしまうと思い、ハウスに入れようとしてもすぐに出てくる。
しばらく様子を見ていましたが、ヒーターの効いていない別の場所に移動したので、あとは輝くんに任せることにしました。
朝、6時過ぎに目が覚め耳を澄ますと、輝くんのケージから音が聞こえてひと安心。
輝くんの様子を伺うと、昨日とまったく同じ状態。
あれでは眠れてなかったんじゃないかな。
悪化はしていなかったし、ネブライジングももう必要ないと思っていたので輝くんはそのまま。
今日1日のことを考え、簡単な食事をし、昨晩は風呂にも入らなかったのでシャワーを浴びて戻ってくると。
輝くんの体勢が少し低く傾いていました。
「朝まで待つとは言ったけれど、いつまで待たせるの?」と言わんばかりに。
そしてまた、昨晩と同じように抱っこして、たくさん名前を読んで、輝くんが安心して旅立てるようにたくさん話しかけました。
昨晩の時点で、もう病院には連れて行かない、と決心したのに。
頭の中では、「病院には連れて行かない」という気持ちの裏で、まだ色々考えてる自分がいるんですよね。
輝くんは、時々体勢を整えたり、動きが穏やかになったりを繰り返して。
突然、大きくジャンプし激しく暴れました。
そして───
2016年8月6日8時50分 すべての動きを止め、その生涯を閉じました。
5歳6か月でした。
輝くんに出会ったのは、震災からちょうど1か月後の2011年4月11日。
ペットショップで、クルクルと高速回転する異常行動を繰り返す仔シマリスに目が留まり。
「販売」でなく「里親募集」されているのに気付き、気になったけれどシマリスは「噛む」からなぁと、店内をウロウロしながら悩み。
それでも、この子は私が幸せにしてあげるべき子だよなぁ、と決心して、帰りの電車の中で、「この子の未来が光輝けるものでありますように」との願いを込めて「輝(ヒカル)」と名付けたことを今でも鮮明に覚えています。
太陽が似合う男☆
明るくて元気な輝くん♪
その生涯は光り輝いていたのではないかと思います。
5歳になった今年2月に体調を崩し、ほぼ毎週の通院。
数えたら、通院は30回に及んでました。(医療費は20万円超)
最初、肝臓病と診断され、食欲が落ちた時は「5歳で亡くなってしまうのか」と思いましたが、5歳6か月。
6か月間、小さな体で本当によく頑張ったね。
最後に体重を量ったら59グラムでした。
輝くん、しあわせだったね。
私も輝くんと出会えて幸せだったよ。
これまで、輝くんを応援していただきありがとうございました。
火葬は、8月8日(月)10時の予定です。
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theme : シマリス
genre : ペット