<コラム>平安時代に関する教材と丸顔
第25回 平安時代に関する教材と丸顔
かねてより、
「丸顔をよしとする習わしは、平安時代から
現在に至るまで脈々と受け継つがれている
日本の文化である」
と、説明してきた。
コラム「丸顔の文化と歴史について」 参照
そして経済産業省所管の独立行政法人である、
日本の情報技術をつかさどる団体、IPAこと
「情報処理推進機構」の「教育素材」のページ内
において、平安時代の丸顔について触れている
内容が存在する。
IPA「教育用画像素材集」(別サイトリンク)
この素材の解説は下記の通りである。
貴族の女性の化粧(けしょう):平安時代
「貴族の女性は丸顔で白いのが美しいと
思われていた。そこで顔全体を…(後略)」
・・・このような内容で書かれているが、
当協会としては一家言あるわけで、この一文を
加えていただきたい。
「そして丸顔を愛でる文化は現代に伝えられ、
今もなお国民の心を躍らせ続けている。」
・・・ここまで記載できれば完璧だろう。
当協会でも足元にも及ばないような、熱烈な
丸顔愛好家であっても納得できるはずだ。
またコンテンツ内の動画を確認すると、
平安時代の化粧は、元の眉毛位置よりさらに
上方に眉を描いていたようだが、これでは
顔のアスペクト比が上がってしまう・・・。
せっかく真円に近づいた丸い輪郭を、自らの
化粧で相対的に縦長に見せかけていることに
なるのだ・・・。非常にもったいない化粧だ。
もし、当協会が平安時代の貴族にアドバイス
できるとしたら、眉毛の位置を低く描くことを
強く勧める。
菊川怜(マルチタレント)/仲間由紀恵(女優)
仲間さん、ご結婚おめでとうございます
現代において、丸顔と呼ばれる人は、
目⇔眉の距離が近い場合が多いのだ。
これは無論、顔のアスペクト比が下がるからに
ほかならない。
さて、そんな千年以上続く現代でも華やかな
我が国の丸顔文化。
西暦3000年頃の、我々の子孫が見る学校の
教科書には、もしかすると教育素材として、
現代の名だたる丸顔たちがページを彩っている
かもしれない・・・。
福原愛(卓球)/吉岡聖恵(いきものがかり)
そんな二千年以上の時の流れに思いを馳せ
ながら、今夜も丸顔を愉しむとしよう。
いつの世も、丸顔は素晴らしい・・・。
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