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作 林柚希僕とケー、リーブス、メープルは、南東のそもそも初めに落ちた大きな木を目指して歩き始めた。だけど、外はもう暗くて、何時頃かわからない。歩き始めてしばらくすると、学校に出てしまった。すると心の通
作 林柚希森の中を進む。森は地底なはずなのにポワっと明るくて洞窟の時ほどの閉塞感はあまりなかった。たまに鳥の鳴き声もする。そのうち小川が流れている所に出た。(もうオークはいないかな。)と僕。(話し声は
作 林柚希ガタン、という音で、僕は気が付いた。どうやら、眠りのキノコで眠ってしまったらしい。でも、辺りが変だ、気づいたら拘束されているのか動くことができない。よく見ると、隣でケーが眠っている。スースー
作 林柚希いよいよツリー村をあとにする。もう、必要なものはないだろうか。僕は考え込むが、ええい、もうぶっつけ本番だ。「ケー、忘れ物はないかい?」それでも、ケーには確認を取る、ケーは大丈夫と返事をした。
作 林柚希「さて、本題に入ろうか。」僕が言うと、一同僕の顔を見た。「この迷宮の外には森があって、僕たちの通う学校があるのは知っていますか?」と僕。「それは知っているよ。だけど、君たちを驚かせないように
作 林柚希リーブス「迷宮探検まで腹ごしらえしようよ。」そういえば、僕トゥルーもケーもお腹ペコペコだ。僕「でも僕たちはお金持ってなくて。どうしたらいい?」ケー「私もお金持っていないなぁ。」ぐるるる。きゅ
作 林柚希校長先生が変わる大騒動が終わって半年、バーチャル学校は平穏無事でなんだかちょっと物足りない感じ。今考えると面白かったなぁ。ちょっと腹立たしかったり、怖かったりもしたけれど。さて、今日も学校だ
作 林柚希木の虚の中は、段々薄暗くなって、やがて何も見えなくなってきた。「マズイな、このままじゃ。」僕は、何かいい魔法は無かったか、頭の中をめぐらしているが、いい案が見当たらない。「これなんか、どうだ
アンデスの大地に触れる『パチャママの贈り物』ルイス・アンドレアス・カバルカント
『パチャママの贈り物』はルイス・アンドレアス・カバルカントによる感動的な冒険小説で、アンデス山脈の少女イサベルの成長と自然との共生を描いています。
今日の書籍紹介:『Life of Pi』 by ヤン・マーテル
『Life of Pi』 by Yann Martel は、インド出身の少年パイ・パテルの壮絶なサバイバルと精神的探求を描いた感動的な物語です。動物との共生、自然の厳しさ、そして信仰の力が織り成すこの冒険小説は、読者に深い感動を与えます。
【すでにあの人たち、いるぜ】クライブ・カッスラー『スターバック号を奪回せよ』
この作品が幻の1冊だったりします。なのでのちに出されていたりします。今回は行方不明になった原子力潜水艦からはじまるお話。とんでもない暗い事実が…?
1狼の遠吠えが聞こえ、サーナは窓を見た。「近い」おもては夜の闇で暗い。ガラスに近づくと月明かりの雪景色がわずかに見える。しかし動きはない。「だいじょう…
ちょっと日常を踏み外した小さな冒険の物語全6編。 ・財布から飛び出した銀貨、めぐり巡って。・静かな山の中で小人たちと酒を飲み、目が覚めて村へ降りると20年が経っていたが、ホッとした?。・死んだことにして絵を高く売ろうとしたが。・ぬくぬくと飼われた猫が、冒険に
ここしばらく、表紙をお任せする人を探していたのですが、ついについに、この人!と思えるかたを発見。そして、快く引き受けていただけることに! 色々考えているうちに、アニメ的なイラストのよういに、くっきりとした線ではなく、ほどよく抽象的な絵のほうがいいのでは?と思うようになりました。物語は、読者の心のなかで再生されて、はじめて完結する、そう考えると、絵のなかに読者の想像力を働かせる余地を残したほうがいいのでは?と思ったのです。そして見つけたのが、このかたのX(Twitter)の投稿です。 初心者向け】Watercolor水彩画作品集-7 (ヨット&ニューヨーク) 2023年6月22 https://…
昨夜から引き続き、自作の電子書籍用の表紙を作るべく、生成AIのMidjourneyと向き合っている。promptに「標的に矢を放つ射手」と英語で入力してみる。が・・・・・・その出来が、ほとんどジョークだ。 奇妙な射手たち 左上:弦が、弓から離れている。 右上:弓の形状がおかしい。弓の両端が内向きになっていて、弦が固定できそうにない。 左下:目線と弓の向きが合ってない。矢を手で持って、いったいなにをしたいのか? 右下:弓の持ち方が、完全に意味不明。ほとんど笑えるレベルだ。 Midjourney・・・・・・おそらく、道具を持たせたり、凝ったポーズを取らせなければ、きっとまともなキャラクターを、もの…
自作の小説をKDP(キンドル・デスクトップ・パブリッシング)でセルフ出版するには、表紙が必要。coconalaやFiverrなどで絵師さんを検索していると、あることを発見!Fiverrでは、画像生成AIに描かせたイラストを販売しているフリーランサーが多いのだ! そこで、生成AIを使えば、自分でもキャッチ―な表紙を作れるかも!と考えた。 目をつけたのは、画像生成AIのMidjourney、無料のBeta版は現在利用できないとのことで、月額$30の有料サブスクリプションに加入。ちなみに$10のパッケージもあったが、おそらく相当な練習量が必要だろうと考え、生成数量無制限の$30を選択。 そしてこれが…
10年以上前、4人の子供たちに童話を読み聞かせるのが得意なパパだった。いつか子供たちに読んでもらおうと思って童話を書いたら、思いのほか話が複雑になり、小説化を思い立った。ところが、すぐに実力不足を痛感して挫折。数年前からふたたび着手し、書き上げたはいいものの、はて、どうしたものか? 思い入れのあるファンタジー小説、せっかくだから人に読んでもらおう!ってことで、キンドルのセルフ出版で電子書籍化を決意!登録方法、表紙の作り方、宣伝方法など、一から勉強することに。さて、どうなることやら。
やがて目を見開いたトゥパク・アマルが、ハーブティを口元に運んでから、物思わしげに言う。 「……やはり、“あれ”を試してみるか」 不意のトゥパク・アマルの言葉に、その場にいた全員が息を詰めて、目を瞬かせ
「アレッチェ様を殺すだなんて、そんなことするはず……」 そう擦れ声で答えながら、コイユールは悲しげに目を伏せた。 (アレッチェ様、いつも以上に荒れていらっしゃる…。 治療の効果が全然見えてこないの
少し前まで、時折、教会の外の広場から流れきていた村人たちの喧騒も、今はだいぶ静かになってきている。 治療や薬学に長けているロカ神父を呼びに来ないところからして、先ほどの戦いでの自警団員たちの負傷はさ
歴史の襞を丁寧に描いた小説で、堪能した。東西冷戦時代、アメリカとソ連とが一触即発の危機に瀕していた。CIAは工作員をモスクワに潜入させ、戦争回避を計画する。時は1952年冬から1953年3月にスターリンが死亡するまで。日本では美空ひばりが「お祭りマンボ」歌っていたころだ。CIAの戦争回避策とは、ズバリ、スターリン暗殺! アメリカの工作員とソ連のKGBとの攻防が、多視点で、章立てが短く、まるで呼吸を...
神父とアンドレスの様子を見守っているジェロニモ、ペドロ、ヨハンもまた、ますます集中して二人のやりとりに聴き入っている。 それは、彼らの傍で先ほどから何度も驚きに目を見張っているマリオも同様だった。
恭しく紙片を受け取った神父は、すぐに「はい」と頷いた。 そして、静謐(せいひつ)な瞳で、アンドレスを真っ直ぐ見つめ返す。 「アンドレス様は、これをお書きになった御方をお探しなのですか?」 ロカ神
かなり長い沈黙が流れた後、アンドレスの声が戸惑いがちに聞こえてくる。 「……どうして俺たちが旅商人じゃないって思うんですか?」 他方、ロカ神父は、アンドレスたちを長椅子の方へ招いて座るよう勧め、まだ
【文芸路線も良いけれど】映画化切望小説【景気よく弾けた大作路線も】
ベストセラーは映画化。ある意味約束された道のりです。しかし、映像化の機会を得るのはほとんどが低予算でじっくり魅せる系の「文芸」「恋愛」「サスペンス」。かつて角川がやっていたような鳴り物入りの大作路線はすっかり影をひそめてしまいました。比較的近年だと「藁の楯(2013)」「天空の蜂(2015)」辺りがそれっぽいですが、突っ込みどころも超大作(それでも「藁の楯」は嫌いになれない)。発表当時は無理だったかもしれませんが、今なら出来るんじゃないか、な超大作映画(になるかもしれない)原作小説をひとつふたつみっつ。 「蒼茫の大地、滅ぶ」(1978年/西村寿行著) 幅10km、長さ20km、総重量1億950…
扉の中は執務室のような場所になっていて、いずれも簡素で素朴なものながらも、本棚や机、ちょっとした応接セットなどが置かれている。 部屋の奥には、仄明るい光の射し込む擦りガラスの窓があって、その傍に一人
────不意に、深い静けさと冷んやりとした空気に包まれる。 そこは、先ほどまでの戦闘中の雑踏と喧騒とは別世界だった。 裏扉から入ったために、扉の内側に広がる光景は聖堂の中ではなく、聖堂に続く廊下に面し
「ああっ、えっと…その…っ」 わたわたと慌てている覆面4人組をまじまじと見つめながら、マリオが呆れと感嘆の混じったような吐息をつく。 「ふぅっ……。 おまえたちは、いっつも、思いっきり怪しげなんだよ
きれぎれの雲がかかった美しい蒼穹を舞う銀色の翼が、初夏の陽光を跳ね返して荘厳な煌めきを放っている。 思いがけない鳥捕物帳に、広場の自警団員たちや応援していた村人たちも、楽しそうに鳥に向かって手を振
しっかり覆面で顔を隠したアンドレスたち4人は、宿屋の主人から教えてもらった村の教会へと急いだ。 よく晴れた早朝の青空から降り注ぐ陽光は、次第に強さを増してきている。 そのような中、黒々とした覆面を被っ
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。中でも思い出深いのがディック・フランシスの「競馬シリーズ」。と言っても、著者は「競馬」以外のシリーズを書いてはいない。ディック・フランシスはかつて「女王陛下の騎手」をしており、その後、雑誌記者を経て作家になった。主人公の職業が何であれ、ほぼ必ず競馬業界や馬に関連した事件が描かれている。作品は基本的に主人公の一人称で描かれ、同じ主人公が2度登場することはほ...
同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬 戦争アクション冒険小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:同志少女よ、敵を撃て ・著者:逢坂冬馬 ・初版出版社:早川書房 ・初版発行日:2021/11/17 ◆おすすめ度◆ ・戦争アクション冒険小説度:★★★★ ・狙撃兵となった少女の生き方度:★★★★ ・生々しい戦闘シーン度:★★★★ ◆感想◆ ソ連の寒村に住む少女セラフィマ。母親や家族同然の村人たちが、彼女の目の前でドイツ兵に殺されてしまう。復讐を誓ったセラフィマは狙撃兵となるが… 第二次...