Oxford Bookworms Stage1の9冊目、
イギリスの小説家、
アーサー・コナン・ドイル(1859.5-1930.7)の
第3短編集『シャーロック・ホームズの生還』(1905)所収の
短編「プライアリ・スクール」(『ストランド』1904年2月号)を読みました。
Sir Arthur Conan Doyle,
Sherlock Homes and Duke's Son
Retold by Jennifer Bassett
(Oxford Bookworms Stage1)
2008年刊(5,800語)
わずか6,000字にも満たないのですが、
私にはちょうど良い塩梅で、
知的なホームズの世界を、
それなりに楽しむことができました。
ホームズ独特の魅力も何となくつかめて来て、
いずれ原著でも読んでみたいなと思うようになって来ました。
翻訳はいくつか読み比べた結果、
私には、日暮まさみち氏による簡略版がいちばん楽しめました。
『名探偵ホームズ 六つのナポレオン像』
(講談社青い鳥文庫、平成23年10月)
※「プライアリ学校誘拐事件」
大人向けの全訳版も、同じ日暮雅通氏のものが一番読みやすかったです。
『シャーロック・ホームズの生還』
(光文社文庫、平成18年10月)
※「プライアリ・スクール」
ちなみに馴染みの延原謙氏の全訳も、
格調の高い優れた文体で、『赤毛のアン』の村岡花子訳に似た位置にあると思います。
時間に余裕があれば、こちらをじっくり味わうのも面白いでしょう。
『シャーロック・ホームズの帰還』
(新潮文庫、昭和28年4月。平成22年1月、改版)
※「プライアリ学校」
※44冊目。計350,309語
※Wikipediaの
「シャーロック・ホームズ」
「シャーロック・ホームズの帰還」の各項目を参照。