2015-09-09 Wed 22:26
『このカメラ、買ってもいいですよ。』
僕は耳を疑った。そう、激しく疑ったんだ! 『どどどど、どういった風の吹きまわしでございましょうか、、、?』 ブランドのバッグか?それとも宝石や高級腕時計か? ま、まさか、、、 セクシーランジェリーを買ってくれとでもッ! (激照) 『いまある二台売るならいいよ。』 僕に突きつけられた条件は意外にも易しいものでした。要は三台にするのはダメだと。その二台とは、、、 ニコンのエントリー一眼レフ、D3200と、パナソニックのネオ一眼、fz200です。 このブログではお馴染みの二台ですが、僕のcamera-ifeにはもはや不可欠であると言えます。 ちなみに買ってもいいよと言ってくれたカメラは、なんとペンタックスのK-3!ペンタの最上位機種だよ!⑳万のカメラがとある通販サイトで⑩万切りという驚きの価格!しかも18-135のレンズ付きだから、マジで欲しいとアタマを悩めました。 K-3は最近後継機が出たようですが、スペック的にはすでにデジタル一眼レフの頂点を極めつつあるもの。しかも防塵防滴構造のおかげで砂や水滴もへっちゃららしい。 防水ではないので水没させるのはまずいようだけど、水洗いくらいはオッケーなんだって。 この週末、家電屋さんでカメラ巡りをしました。やっぱり実機をさわらないとカメラのよさはわからないからね。で、思ったよ。 『エントリー一眼レフじゃダメなわけ?』 と。 確かにカッコいいしズシリと重い手応えは高級感に溢れていました。 D3200の上位機種もさわりました。D5500と、D7100です。詳しい話は省くけど、あまり魅力を感じないのよね。買い換えるほどか、と。 D3200には、シグマの17-50 f2.8が着いています(ちなみに、話を聞いた店員さんも、同レンズを所有しているらしい)。おもいのほか寄れないのがたまにキズだけど、ニッパチ通しの大口径はテンション上がるし撮ってて楽しい。 店頭で自分のレンズを上位二機種に着けさせてもらって少しいじったけど、うーむと唸ってしまった。 ファインダーが見やすいとか連写が早いとか痒いところに手が届くカスタムセッティングとか、、、確かに魅力的ではありますが、もはやデジタル一眼レフの進化は頭打ちになっているようにも思いました。 ボディを買い換えるならレンズを買い足せというし、これ以上レンズを買い足すつもりも必要もないのです。 どうせあとから欲しくなるから買うなら最上位機種を!というのはネットではよく散見されますが、なにを撮るのか明確なかたはそんなことないのかもね。 例えば本気でスポーツ撮りや鳥撮りするならフラグシップがいいのかもしれませんが、僕には使いこなせないかも、と思いました。そこまでの操作性は必要ないのかもしれません。操作性がよくなっても、使う人が同じなら大差はないでしょ。撮るときはシャッターボタンしかさわれないんだからな。 二十回という記念すべき回にどんなことを書くべきかと筆が止まっていましたが、いいネタになったかな。 ここまで連載してきたことはすべてD3200とfz200でやってきたこと。お互いに足りないところを埋め合う二台を一台のフラグシップに置き換えるのは難しいかなと感じています。 おいしい話を逃したのはもったいなかったけど、子どもたちを撮ってる(録ってる)あいだはきっとこのままがいいですよね。 、、、 、、、 、、、 未練タラタラじゃねーか。 更新の励みになります。各種ボタンをクリックしてやってくださいませ。 ↓ |
2015-03-07 Sat 23:59
写真の基本は、垂直と水平と言われています。
言うまでもなく、水平を意識しています。建物と駐車場の境が水平です。 こちらはケーキが垂直に立っています。 垂直や水平の出し方はあくまでも目安です。僕の場合はファインダーを覗いて、端と対象になるものの平行出しをしています。 垂直や水平は特に風景写真に重要で、どっしりとした安定感を生み出します。 画像編集して、傾きを作りました。思ったよりわかりにくいですが、雑な印象を受けませんか? ちなみにケーキも傾けてみました。 想像していたより悪くないかもしれませんが、もともと垂直を意識した構図でしたからやはり違和感があります。美味しそうと言うより不気味だ。なんかケーキから無言の圧力を感じる(冷汗)。 デジカメには電子水準器と呼ばれるものが内蔵されているものがあります。特にミラーレスの中級機以上や高級コンデジに搭載されているようです。画面に水平を表す指標が出るもので、簡単に水平を取れます。デジタルならではですな。 では、水平や垂直が絶対の正義か?そうではなく、ときにはあえて傾けるつまり『斜め』を取り入れることで、躍動感やコミカルさを強調できるのです。 このときはまるで意識してなかったけど、ガッチャンいい味だしてるゥ! なんたる存在感でしょうか(爆)。これはこれでいいのですが、、、 過去記事でも掲載した写真ですが、こちらの方がオチャメな感じというか、ガッチャンの個性が強調されてるように感じないでしょうか。 その他にも、、、 こっちよりも、、、 こっちの方が断然いいでしょ?これも同じ日に掲載したもの。 これは失敗例。斜めにしている意図がまるで見えず、なぜ傾けたのかがわからない。この日の出来事は素晴らしいものでしたが、、、。 最後の作例を。 うちの雛人形です。控えめですが、斜めを取り入れました。 しかしながらガラスの反射もあるし、雛人形の美しさや荘厳さといったもの、言い換えるなら『静けさ』を激しくスポイルしてしまっています。 左を制するものは世界を制す。水平(垂直)を制するものは斜めを制す。 斜めを意識して使うからこそ、水平や垂直が生きてくる。生きてくるからこそ傾けてはいけない場面が見える。 これを使えるようになると、写真の幅が一気に広がると思います。 先日、妻が子どもたちの写真を撮ってるときに気づきました。カメラを傾け、自然と斜めを取り入れていました。ど、どこで覚えたというのだ(汗)。 妻は繊細であると同時に、ガハハな部分も持ち合わせています。本能的に撮っているとでも? 更新の励みになります。各種ボタンをクリックしてやってくださいませ。 ↓ |
2014-12-28 Sun 22:19
僕は撮影時はほとんどフラッシュを使いません。いや、焚きません。
なぜかって?写真が白っぱげるのがイヤなのです。 以前、幼稚園に撮影にきていたカメラマンの方に聞いたことがあります。こんなに晴れているのに、なぜフラッシュを焚くのですか?と。 『ピーカン照り(スンゴイ晴れてること)のときは、影も濃くなる。その影を打ち消すためにフラッシュを焚くのだよキミィ!』 だそうな。若干誇張しています。 なるほどそういう使い方もあるのかと思い、僕も少しだけ使ったことがあるんですが、やっぱり白っぱげるのがイヤで結局使ってません。 フラッシュと聞いて思い浮かぶのはやはり夜間の撮影。焚けばシャッタースピードを稼げるし、ブレ無く撮れます。 しかしながら、人物と背景の明暗差が大きくなり、不自然さは否めないのだ。 じゃあフラッシュはいつ使うのよ?ってことですが、僕自身もその答えは模索中です(照)。だって僕もシロートキャメラーもしくはキャメリストなんだからなっ! でも、先日のディズニーランド旅行では、フラッシュを使った会心の写真を何枚か撮れました。 これ、camera-ifeの十一月号で使ったんですが、自分でも狙い通り撮れたなって思いました。 こういうシチュエーションつまり夜間で背景が人物よりはるかに明るい場合、さらに言うなら激しく逆光になっているとき、ノーフラッシュだとうまく撮れません。 人物に露出(写真の明るさのこと)をあわせればシャッタースピード(以下SS)は遅くなり手ぶれする。しかも、背景は露出オーバーで白トビ(真っ白くなること)しちゃう。 反対に背景に露出を合わせれば人物は暗くなり、黒つぶれ(真っ黒くなること)しちゃう。 これはキャストのお姉さんに撮っていただきました。もはや修正の必要がないほどです。 どうしたらいいのか?僕の細々とした知識の中で出した結論。それは『スローシャッター』を使えばいいんじゃね?ということでした。 狙い通りうまくいきました。 通常フラッシュを使うと、かなりSSを稼ぐことができます。SSが早くなると、そうは手ぶれは起きません。しかしながら、背景は露出が足りずに真っ暗になってしまいます。そこで、だ。 あなたのカメラにモードダイヤル(SとかAとか書いてある丸いダイヤルのこと)もしくはモードを変更できるなら、『S(SS優先モード)』にしてください。 で、手ぶれする限界までSSを低く設定するのだ! 多分ディズニーのときは1/30くらいに設定してて、手ぶれを押さえながら背景の露出を稼ぐことが狙いなのです。 Sモードというのは、SSをダイレクトに決めることができます。カメラが『このSSでは露出に問題が起きますよ』と判断しても、それを無視できます。 ゆえに使いどころが難しいんですが、欲しいSSが明確な場合、Aモード(絞り優先モード。絞りに応じて、適切なSSをカメラが決めてくれる)よりも一歩突っ込んだ撮影ができるのです。 かなりエロi、、、いや、イヤらしいシチュエーションです。露出は水槽にあわせているので、周りは黒つぶれで真っ暗に。SSが速すぎたな。 実はテーブルにマグカップがありました。マグカップに露出をあわせると、水槽はまぶしいほどに明るくなってしまい、白トビしちゃって真っ白。SSが遅すぎる。 よし、フラッシュ焚いていい感じにSS設定するっか! やっつけですが、マグカップは浮き上がり、水槽には金魚がいることが認識できます。これ以上SS早くできれば、もう少し水槽の様子がわかりそうだな。 でもこれ、実はAモードで撮ってます(汗)。ま、まあ、うまくいけばなんでもいいんだよゴルァ! 明と暗を両立させるというのはなかなか難しく、フラッシュを焚かずに合成で実現するという機能も実装されているカメラがあります。近頃は超有名なリンゴのケータイにもあるね。 HDR(ハイダイナミックレンジ)というやつで、標準の露出に加えて明るい露出と暗い露出と三枚を連写で撮り、それらを合成するというもの。エントリー機でも搭載されていることもあります。 暗いところを持ち上げて、明るいところを押さえることにより、いいとこ取りしようということですな。 このほかにも、フラッシュをシャッターの前に焚くか後に焚くかで撮れる写真が変わりますが、長くなっちゃうからそれはまた別の機会に。 フラッシュはどうしても不自然な写りになってしまうけど、いかに自然に撮るかを考えながら使うと奥が深くておもしろいです。 クリスマスが終わりイルミネーションも一段落ですが、参考になれば幸いでございます。 更新の励みになります。各種ボタンをクリックしてやってくださいませ↓。 |
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