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世紀の一戦、『モハメド・アリVSアントニオ猪木』を観ました。
2016-06-12 Sun 23:27
今でこそ観なくなりましたが、僕は中学高校と大のプロレス好きでした。そりゃあもう三度のメシと同じくらいに。

プロレスはヤラセだ、というのはプロレスを語る上では避けて通れない話題です。だってそうじゃないですか。



ロープに振られてビヨーンと戻ってきたり、、、

トップロープから飛んでくるのを棒立ちで眺めていたり、、、

相手の投げ技を受けるために立ち上がったり、、、



この三つに共通点を見いだせましたか?
プロレスが他の格闘技と決定的に異なる点です。それは、

『相手の技を受けること』

これがプロレスの最大の魅力であり、皮肉にも胡散臭いといわれるゆえんなのだと思います。



モハメド・アリ氏が亡くなり数日が経ちました。追悼番組として放送されたものを観たのですが、ヒリつくような、危険な試合だったと感じました。
当時はその注目の高さと試合内容のギャップから、大凡戦と揶揄されたようです。



お客さんの感情は容易に想像できます。

『アリが猪木をKOする瞬間をみたい』

『猪木のバックドロップや卍固めがアリに決まるところをみたい』

当たり前です。しかしながら、それは叶わなかった。



猪木選手(以下敬称略)は背中を丸めてアゴを引き、パンチを受けない構え。



この状態では、アリ選手(以下敬称略)のパンチは顔に届かない。
猪木選手(以下敬称略)は右膝へのスライディングキックを放ちながら、



この体勢へ。アリは猪木にこの体制を取られると手が出ない。パンチが届かないから。
しかしながら猪木もこの作戦では決め手に欠け、試合時間の大半をこの展開が占めることになるのです。



『相手の力を八にも九にもみせ、十の力で勝つ』

猪木語録でも有名な『風車の理論』ですね。これぞプロレスの真骨頂で、相手の技を受け続け、最終的には勝つという。でも、この言葉がまるで通用しなかったからこそ、アリVS猪木の一戦は真剣勝負だったと言えるんでしょう。

噛み合うわけないんだ最初から。ボクシング対プロレスのような、別の格闘技が戦う試合のことを異種格闘技戦というのですが、立ち技のボクシングと組技・寝技のプロレスじゃあ戦う間合いが違いすぎる。
ボクシングならムエタイとか、プロレスなら柔道とか、そういうのなら成立しそうですけど。

今は総合格闘技というのがジャンルとして確立していて、立ち技組技寝技を組み合わせてとにかく勝てばいいというスポーツだかケンカだかわからないようなものもあります。
そんな現代にアリ猪木戦が実現していたらと思うと、あまりにも早すぎました。



モハメド・アリ氏の訃報を受けての放送で観たこの試合。死闘・真剣勝負と呼ぶに相応しい一戦だったと感じました。



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映画『ジャックと天空の巨人』を観ました。
2016-02-03 Wed 22:00
うわー!子どもらにつき合って観た『ジャックと天空の巨人』メッチャおもしろかったー!このあとどうなんのよーって、目が離せんかった!





直前に読んだ幼稚園の絵本のおかげで、スンナリ世界観に浸れた!



ざっくり説明すると、主人公のジャックと、王女さまイザベル(だったか?)がひょんなことから出会い、冒険するといったストーリーです。
要は現代版『ジャックと豆の木』だ。

現代版○○というのは、当たり外れというかやっぱ原作のイメージというか絵本とかのイメージが強いじゃない?ブログには書かなかったけど、妻につきあって観た実写版『シンデレラ』は観ててすごくいやな気分になった。ままははと二人のお姉さんが陰湿でイジワル過ぎる!しかもそのパートが長くて長くて、シンデレラってこんな悲惨なお話だったんだと愕然としました。

その直後に観たディズニー版『シンデレラ』。これはよかったね。同様にままははとお姉さんたちはイジワルなのだけれど、シンデレラの底抜けの明るさでまるで嫌がらせが効いてない感じ。
実際はそうではないのだろうけど、後味の悪さはありませんでした。
驚いたのは、シンデレラと結ばれる王子さまね。プリンス・チャーミングね。セリフ二言くらいしかないじゃない?ウケたねあれには参ったねあの扱いには。
実写版のねちっこさがなくて、アニメ版『シンデレラ』は爽やかな作品でした。


話がそれました。『ジャックと天空の巨人』と題されたこの映画は、実写版『ジャックと豆の木』。豆から生えたデカい木に登って、巨人の家に行く、というアレだ。

絵本を読むと、ジャックは巨人の家からあれやこれやと盗み出すというなんともアウトローな坊やで、ラストに巨人は、、、というショッキングな作品です。

そういう意味では今作はそこまでダークネスではなく、少年ジャックよりもずいぶんと純粋な青年ジャックが繰り広げる冒険活劇ですから、親としてもコチラを観せたほうがなにかとよろしい。



金曜の夜テレビで放映されたのを録画し、土曜の夜にパジャマパーティー略してパジャパーと称した上映会をしました。

子ども達は飽きることもなく、むしろ僕がワーとかギャーとか騒いでしまった。おもしろかったなー。
巨人が人間語(吹き替えだったので日本語)話せたのはホント吹いた!登場シーンはドキドキしたけど、話し始めた瞬間から別のなにかを感じ始めた僕がいたのです。

ありがちな展開と言えばそれまでですが、楽しめました。やっぱり映画は楽しむもの。『シンデレラ』みたいな暗い気分になったりするのはもうたくさんだなあ。



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映画『ドラゴンボールZ 復活の『F』』を観ました(ネタバレビュー編)。
2015-10-18 Sun 00:54
TSUTAYAにて。



『新作は何泊になりますかあ?』



『し、しんさく、、、?』



『、、、あ、あの、、、し、しんさk、、、』



『フン、まあいいでしょう。二泊三日、とやらにしましょうか。』

『は、はあ、、、。』







キッ!←にらむ

『にーにさん?』

『え?』

『あなた、たしか『ドラゴンボール改』の九巻(旧作)を借りる、とか言ってませんでしたっけ?』



『え、そんなこといったっけ?アハハ、オラまちがっちまったぞぉ!』



画像は『ドラゴンボールZ 復活の『F』』から拝借しました。ありがとうございました。



僕がトイレにいっている間ににーにが選んだのは、先週も観た『復活の『F』』。
前回ね?レビューはしないと宣言したわけだけれどね?二週続けて観ちゃったらね?もうレビューするしかないんだね?

ここからネタバレビューが始まります。引き返すならいまですよ?





では、始めます。





前作『神と神』は久々の映画作品ということもあって、どこか初期の『ドラゴンボール』を感じさせてつまりはギャグ要素がふんだんに盛り込まれておりました。
僕が思うに、現代っ子に『ドラゴンボール』の真髄はバトルじゃなくてギャグですよと訴えておるかのように感じられたのです。

そこから一転『復活の『F』』はバトルが大半を占めており、悟飯ちゃんはモチロンクリリンやピッコロさん、天津飯(どうやって連絡を取ったのだろうか?まさかケータイ持ってるのか?)、亀仙人までがバトルに参加し、見所満載です。
しかしながら、

『餃子(チャオズ)とヤムチャは置いてきた。』

チャオズはともかくヤムチャがまさかの戦力外通告。わざわざ説明してしまったおかげでいないことがバレてしまった(汗)。
大人の都合がイロイロあったんでしょう。

それと個人的に気になったのですが、、、ブルマさんエロすぎやしませんか?(照)



時系列的には『神と神』の続きで、テレビ放送中の『ドラゴンボール超』は魔神ブウのあと、『神と神』の前のお話なんですね。

ドラゴンボールのドキドキ感というか盛り上がりはいったいなにが原因なのかなと思っていたのだけれど、やっぱり逆転に次ぐ逆転にあると思うのですよ。

べジータとの戦いもフリーザとの戦いもセルとの戦いも魔神ブウとの戦いも。
絶対勝てねえ!と思わせながらもひっくり返し、ひっくり返されまたひっくり返す。そのやり取りが最高に興奮させるのです。

一度目の視聴ではあまりその辺は感じられなかったけど二度目ともなるとその辺を加味して観ますから、確かに逆転劇を感じました。ちょっと薄味だけどね。



と言いますのも、今回のキモである『スーパーサイヤ人ゴッドスーパーサイヤ人』ね。アッサリと変身してしまうのだ。
いままでですと絶対勝てねえ→変身というパターン。追い込まれて覚醒するんだ。

映画という限られた尺のなかでは仕方ないだろうけど、いかにして変身するかが大きな興味でしたから、もったいなかったんじゃないかな。

フリーザの更なる変身、『ゴールデンフリーザ』。こちらも圧倒的なパワーを見せながらも、スタミナ切れというガッカリ感ね。悟空さと互角だったのにスタミナ切れじゃあ勝てるはずないしょや。
戦いはじめは悟空さはさわることもできないほど戦力差があるみたいな展開だったらもっと燃えたんじゃないかなあ。

しかも今回はべジータもスーパーサイヤ人ゴッドスーパーサイヤ人化するのが事前情報でわかってたから、ドキドキ感はあんまりなかった。余裕があったね観ててね。



でも、面白かったですよ。絶体絶命のシーンもありやっぱ悟空さはいじめられてナンボ。序盤の伏線を見事に回収しました。
さらに、次回作を想像させる思わせ振りなやり取りがあったね。協力すれば、というアレだね。もしかして、フュージョンしてゴジータスーパーサイヤ人ゴッドスーパーサイヤ人爆誕か?



ずいぶんと早い二度目の視聴でしたが、楽しめました。子どもたちはももクロが歌う『Zの誓い』をいたく気に入り、僕もやぶさかではない。もしかしたらPerfumeの再来になるかもしれないな。



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