2022年04月29日

曇天とはいえ、昼間っから手から見事に輝く炎が

 裏庭で88パーセント濃度のハンドジェルのエタノールで手を消毒した後、考え事をしながら、まだぬるぬるする手で、哲学の煙を嗜むべく、ライターで火をつけた途端、左手がこの世とも思えない見事に美しく輝く炎に包まれて、ハッとした瞬間には、火傷をすることなく無事燃え尽きた。

 まったくの熱感らしきものは、信じられないほど皆無。

 一瞬、何が起こったか驚いたものの、絶対にやってはいけないことを、意識が他に飛んでいるときには人間(というかアホな人間は、というべきか)、何をしでかすかわからない。

 臆病者のプーチンが、核攻撃をほのめかしているが、自滅すること必定の危険を冒す度胸があるものか、と余計なことに意識が飛んでいたら、とつぜん左手が炎に包まれたというわけだが、何かのシグナルだったのだろうか(苦笑。
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2012年04月29日の茶トラのボクチン(もう直ぐ8歳)
2012年04月29日の茶トラのボクチン(もう直ぐ8歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:哲学の煙
posted by ヒゲジジイ at 15:39| 山口 ☁| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする

2021年03月03日

哲学の煙を嗜んでいると

 例によって、庭に出て哲学の煙を嗜んでいると、不思議と必ず、といってよいほど薬局に人がやって来る。

 本日は、そんなことの繰り返しの日だったが、日頃でもその傾向が強い。

 店内に人が入った途端に、自動的に裏の戸口付近でブザーが鳴る仕掛けがあるので、庭に出ていても聞こえるのである。

 哲学の煙によって思索に耽っていると、必ず中断せざるを得ない一日だった。

 とはいえ、薬局の店頭に直接やってくる地元のお馴染みさんの多くは、コロナに感染して村八分に会いたくないので、必要な漢方薬類を購入すると、さっさと帰って行かれる。

 下関では、それだけ若い人達でも、用心深い人が多いということなのだろう。

 というよりも、ヒゲジジイの日頃の諸注意が、効を奏しているのかもしれない。
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2012年03月03日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年03月03日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:哲学の煙
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2020年08月17日

タバコをくゆらせながら、診断結果を告げる呼吸内科専門の医師

 タバコは百害あって一利なし、というのは真っ赤な嘘であることは、縷々先日のブログ

 2020年08月14日 コロナ禍によって世の中の価値観と常識が激変中!

で述べたばかりだが、それをご覧になった同じく愛煙家の某開業医の先生から、昨日、我が意を得たりという、ファンレターを頂いた

 それで思い出したのが、私の叔父(血のつながらない母の妹の嫁ぎ先)こそ、呼吸器専門医で、結核病棟のある、日赤病院の院長でもあった人。

 ところが叔父も大の愛煙家で、私が漢方薬局を開いて数年後、首のリンパが腫れているので、悪性リンパ腫などが心配で、診てもらったところ、詳しい診断結果は叔父の自宅の食堂で受けることになった。

 リンパ腺の腫れの心配はまったくないものの、肋膜炎を患った痕跡があり、肺が拡張しきっているので、タバコは止めるようにアドバイスされたものの、叔父は、哲学の煙といわんばかりのタバコを、のんびりとくゆらせながら、そのようなアドバイスをする。

 晩年、叔父は肺気腫に罹患したとかで、タバコをきっぱり止め、ハワイ旅行など各地の旅行を叔母と二人で楽しみ、八十代後半で亡くなったが、肺気腫は死因とはならず、いわゆる老衰だった。

 叔父の面白い?話では、医師になりたてのころ、軍医で戦争に駆り出され、結局はシベリアに抑留され、その頃が一番体重が多かったそうな。

 医師であったのが幸いしたらしく、意外に待遇がよく、ただ、ソ連兵と日本兵の間での板挟みが、それが一番辛かったという。

 当時の歌手、岡本敦夫氏と同様、かなりな痩せ型で、もっと美男子にしたくらいの、本当によく似た叔父だった。

 ソ連抑留時に体重が一番多かったという逸話は、私が大学3回生の頃、胃腸と肝臓をひどく壊してやせ細り、食事恐怖症に陥ったときに、食糧事情が悪い時こそ、食べ物の有難味が分かるという教訓談として、話されたのだと思う。

 血のつながらない叔父ながら、ずいぶんお世話になったものの、呼吸器内科専門医でありながら、いつも飄々としてタバコをくゆらせていた姿が、とても懐かしく思い出される。

 このような故人となっている愛煙家の身内の過去を暴露する記事を書く気になったのは、

「タバコ喫煙者はコロナ感染から守られる」決定的証拠

 この記事によって、ますます愛煙家のタバコが新型コロナウイルス感染予防となっていることが、しっかり証明されていることを知ったからである。

 コロナ予防の効能以外にも、様々な効用があることは、既に

 2020年08月14日 コロナ禍によって世の中の価値観と常識が激変中!

で、書いた通りであるが、体質によっては有害であることも、しっかり記しておいた。
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2010年8月18日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月18日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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2020年08月14日

コロナ禍によって世の中の価値観と常識が激変中!

 これまで、世界中で喫煙者が、禁煙警察たちによって迫害され続けてきたが、呑兵衛の方が、遥かに害悪をもたらせていたことが判明しつつある。

 そもそも、タバコの害は、個人差が大きく、愛煙家にとっては、副作用の多い安定剤や抗うつ剤よりも、はるかに有効で且つ、副作用が出るどころか、心身ともに爽快感を与えて、むしろ免疫系を正常に保つ作用を発揮する。

 そろそろ声を大にしてもよい話が、愛煙家は、新型コロナウイルス感染率が極めて少ないことが証明されつつあるということである。

「タバコ喫煙者はコロナ感染から守られる」決定的証拠

 この記事をよくよく読んで、頭に入れておくがよい。

 ところがアルコールは、10年間飲み続けると、肝臓を壊す前に、脳のダメージの方が大きいことが、数十年前に盛んに言われたことがあったくらいで、酒は百薬の長というのは、真っ赤なウソである。

 ひるがえって、タバコは百害あって一利なし、というのも、まったくの嘘八百で、韓国が日本のあることないこと捏造しては攻撃するのと同様、まったく根拠のない話である。

 体質によっては健康を害するという例外はあるにせよ、多くの愛煙家にとっては、心身を壮健にし、精神安定をもたらし、抗うつ作用すら発揮する。のみならず、アルツハイマーになりにくいともいわれる。

 今後、何年続くか分からないコロナのパンデミック。たとえ軽症で済んでも、様々な後遺症が馬鹿にならないことは、このブログでも既に述べたとおりである。

 人を見たらコロナと思え、という「格言」通り、団体さん御一行は、最も危険な行動となり、ライブで密集すること、酒場に集まって上司の悪口に花が咲くこと、男女が大勢集まっていちゃつくこと、井戸端会議が危険なこと、などなど、なにせ人と直接会話したり、大声で歌ったり、アルコールを回し飲みしたり、人間同士が密集することは、感染拡大を助長する時代。

 有効な治療薬もなく、おためごかしのワクチン開発詐欺まがいの時代、タバコこそが、かなり有効な予防手段であることが証明されつつあることは、愛煙家にとっては、実に喜ばしい時代なのである。

 但し、タバコが嫌いな人が、急にタバコを始めるのは大変危険で、コロナ以外の害悪ばかりが噴出してロクなことはないだろう。

 愛煙家だけが享受できる特権なのである。
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2012年8月14日の体調を壊して2ヶ月以上が経過した茶トラのボクチン(8歳)
2012年8月14日の体調を壊して2ヶ月以上が経過した茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 15:49| 山口 ☀| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする

2020年04月28日

「喫煙者は新型コロナにかかりにくい」という嬉しい話(笑

 愛煙家に朗報!?
 4月24日に、フランスのピティエ・サルペトリエール病院から発表された研究結果のことである。なんと驚くなかれ、ニコチンが新型コロナウイルスの感染を抑制している可能性があるというのだ。

 同病院の研究チームが新型コロナの患者343人と軽症の感染者139人を調査したところ、喫煙者の割合がわずか5%で、フランスの喫煙率約35%を大きく下回っていたという。要は、このデータをもってして、「喫煙者のほうが非喫煙者より新型コロナにかかりにくい」という説を唱えているのだ。「たまたまでしょ」と思うかもしれないが、実はこの傾向はフランス以外でも確認されている。

 例えば、アメリカの学術論文「ニューイングランド医学ジャーナル」によれば、中国では感染者1000人中の喫煙者の割合が12.6%という研究結果が出ているが、中国の一般人口の習慣的喫煙者の割合は約26%。中国社会全体と比較して、感染者の喫煙率は大きく下回っている。

 このような結果から、この研究チームは「ニコチンが細胞受容体に付着することで、ウイルスが細胞に侵入して体内で拡散するのを阻止する可能性がある」(同上)と仮説を立てて、さらなる臨床試験を実施するためにフランス保健当局からの承認を待っているというのだ。

「喫煙者は新型コロナにかかりにくい」 まさかの新説は本当か より引用
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2010年04月28日の茶トラのボクチン(もう直ぐ6歳)
2010年04月28日の茶トラのボクチン(もう直ぐ6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 22:32| 山口 ☀| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする

2018年02月24日

愛は世界を滅ぼす

2011年02月24日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年02月24日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 あらゆる種類の愛は、多かれ少なかれ自己愛がベース。

 自己愛≒エゴ。

 個人のエゴ。

 国家のエゴ。

 宗教のエゴ。

 エゴが極まれば、他者と激しい摩擦を生じる。

 すなわち愛が極まれば、必然的に自己愛によって世界を滅ぼす。

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2011年02月24日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年02月24日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 22:19| 山口 ☁| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする

2017年11月17日

医師が処方する「禁煙補助剤」により、精神の変調を来した激しい副作用

2009年11月17日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年11月17日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 県外の常連さんの実際の体験である。

 ご主人のタバコにより、奥さんがいつも激しい気管支炎発作に見舞われるので、その治療に漢方薬代もばかにならないので、ようやく決心して禁煙外来に!

 医師が処方する「禁煙補助剤」は、副作用があっても嘔吐や悪心くらいだということだったが、これを投与されてもそれらの副作用は皆無ながら、次第に精神に変調を来し、高速道路では異常なスピードを出すので、奥さんが制止すると意識朦朧状態だったり、日常では感情の起伏が激しくなり、とうとう鬱症状が重度となり、あまりに精神の変調が激しいので、1ケ月で中止し、常備していた四逆散を飲むことで、ようやく元通りのご主人に戻ったということだった。

 但し、今のところタバコは吸わないで我慢されているといわれるが・・・

 しかしながらこうなると、タバコよりも怖い「禁煙補助剤」、といえそうで甚だしい本末転倒である。

 この「禁煙補助剤」なるもの、自殺や暴力といった副作用がアメリカでは報告されており、アメリカ国内での重篤事例のワースト1位はこの禁煙補助剤だと言われた時期もあるそうだから、くわばら、クワバラ!

 蛇足ながら、ヒゲジジイ自身については、タバコを止めるくらいなら・・・この先は言わないほうがよいだろうが、タバコに対する迫害は盛んだが、であればこそ、飲酒運転や酒乱の問題など、タバコに負けず劣らず問題のある酒類なのだから、禁酒法でも考えてしかるべきだろう!

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2009年11月17日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年11月17日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
 
posted by ヒゲジジイ at 14:21| 山口 ☁| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする

2017年07月02日

科学は、ある意味では錯覚であり、共同幻想ではないかと怪しんでいる

2009年7月2日のボクチン(5歳)
2009年7月2日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:50〜59歳の男性
【 職 業 】:公務員
【 地 域 】:東海地方
【 おたより 】: 漢方薬に関係なくて申し訳ないのですが、2017年06月28日の「ダーウィンの、というよりもウォレスの進化論は、大筋正しいと思われるが・・」を興味深く読まさせていただきメールしました。

 というのは私も同じく「ダーウィンの、というよりもウォレスの進化論は、大筋正しいと思われるが・・」と感じているからです。かといって、ダーウィンの進化論もウォレスの進化論もそれを裏付ける科学的な根拠はないのは同じですが。

◎ただ、「進化の不可逆性」とかを考えると、ウォレスのようなタイプの思考の方が説明がつきやすいと思うのです。


◎村田先生が引用された下記のウィキペディアの説明についてですが、
『進化論というと、進歩のことだと誤解している人が多いが、ウィキペディアにもあるように
生物学における「進化」は純粋に「変化」を意味するものであって「進歩」を意味せず、価値判断について中立的である』

 「進化」と「変化」についてですが、ダーウィンの進化論とその後継者たちの論は、ほとんど言葉によるレトリックなので、言葉によって考えて行くと、迷路にはまりがちになると思います。

 ただ、過去、無数の科学者たちがダーウィンの進化論を実証しようとしてきました。そして、ダーウィンの進化論を実証したという科学者に対して、それは「進化」でなく「変化」にすぎないと批判する場合の「変化」は、上記のウィキペディアのように価値判断によるものではありません。

 例えば、鳥が周囲の環境やえさのの変化によって、鳥の羽の色が変わったりくちばしの太さが変わったりすることで「進化」を実証したという科学者もいます。しかし、それなら、同じように周囲の環境やえさのの変化によって、また変わったり元にもどったりするのは考えられることです。それは「進化」の実証でなく、単なる「変化」にすぎないのではありませんか、ということです。

 例えば、ダーウィンの自然選択説によって別の種ができるのは実験も観察もできません。自然選択説によって類人猿から人間になったり、人間に羽が生えたり、猿が高度の知能をもったりするのを観察することはできません。犬は大きさや形だけ同種とは思えない品種がありますが、それでも人の管理を離れて雑種になると特徴を失っていきます。外見が相当に違っても・・・。

 何を言っているかというと、ウォレスの進化論が科学的でないというなら、ダーウィンの自然選択説こそ言葉のレトリックにすぎないということの一端を述べようとしました。

 以前に、村田先生が、心理学を出されたのもおもしろい比較で、ダーウィンがフロイトだとすれば、ウォレスはユングかもしれません。そして私的には、ダーウィンやフロイトの評価は低く、ウォレスやユングの評価の方が高いのですが、村田先生の文を読んでいると近い部分もあおりかなのかなと、勝手に推測しうれしくなってメールいたしました。

追伸
 以前の村田先生のウォレスの日本語版の本の論考はうらやましかったです。私はその本を持っていませんので、すごいと思いつつメールしたかったのですが、何も言うことはできませんでした。でもその村田先生の文章で、(日本語のダーウィンの本は無数にあるのに)、ウォレスの本の少なさと評価の低さが肌身でわかりました。

2009年7月3日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月3日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:おたよりありがとうございます。

 「科学上の真理」の問題ですが、もともと、ある意味では科学は錯覚であり、同時に共同幻想に過ぎないのではないかと思っていますので、それほど難しくは考えないようにしています。

 というのも、『七つの科学事件ファイル―科学論争の顛末』という書籍に、実に良い例が書かれています。
相対性理論が本当の真理であると断定する確実な証拠といったものは実は存在しないのである。真理というと、美しく整った、かつ驚くべきもの、ととらえられがちだがそうではない。科学上の真理とは、実は社会のなかで、科学はこうあるべきだ、あるいは科学的なものの見方としてこの方法がよいと判断された結果として表現されるものである。新しい事物の見方に関して、あらかじめ結論があり、その結論を特定の人々が承認してはじめて『真理』が誕生する。真理とはけっして、一点の曇りもない理論によって導かれたものではないし、決定的な実証の結果生まれるものでもない。
とあり、実に言い得て妙だと思っています。

 もともとダーウインさんは、ウォレスのみならず、ブライスという博物学者の論文を無断で借用している部分が多く(参考文献:ローレン アイズリー著『ダーウィンと謎のX氏―第三の博物学者の消息』)、学者としての良心にいささか欠ける部分もあり、論点もあやふやなところが多過ぎるように思われるので、好きにはなれないのですが、その点ではウォレスは、(社会生活においては謙虚で控えめに過ぎるものの、学問上では)いい意味で自信家で、ダーウインよりも説得力のある論文ばかりのように思われます。

 今年は、ダーウインの後継者を自認?されているかのような、無神論者のドーキンスさんの諸著作を研究してみたいと思っています。

 ともあれ、荒唐無稽なフロイト(参考文献:H.J. アイゼンク著『精神分析に別れを告げよう―フロイト帝国の衰退と没落』)はさておき、たしかにユングさんは、私の感性にはフィットしているようです。さらにもっとフィットしているのは、アーサー・ガーダムかもしれません。

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2009年7月3日のボクチン(5歳)
2009年7月3日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
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2017年05月25日

漢方薬は徒然草の時代こそ

2009年5月25日のボクチン(5歳)
2009年5月25日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 徒然草の第120段
 唐(から)の物は、薬(くすり)の外(ほか)は、なくとも事欠(ことか)くまじ。
 書(しょ)どもは、此(こ)の国に多く広まりぬれば、書きも写してん。
 唐土舟(もろこしぶね)のたやすからぬ道に、無用の物どものみ取り積みて、所せまく渡しもて来る、いと愚かなり。
 「遠き物を宝とせず」とも又(また)「得難き貨(たから)をたふとまず」とも、文(ふみ)にも侍るとかや。
 要するに中国からの輸入品は、漢方薬以外は、贅沢品だから、それらを重宝がるのはけしからんと訓示を垂れた時代。

 現在とはだいぶ様子は異なるが、漢方薬こそ重宝なものであることは、今も昔も変わらない。

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2009年5月25日のボクチン(5歳)
2009年5月25日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 22:21| 山口 ☁| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする

2017年05月16日

少年老い易く・・・老兵は去るのみ

2009年05月16日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年05月16日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

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【 年 代 】:20〜29歳の男性
【 地 域 】:関東地方
【 具体的なご職業 】:●●医科大学医学部学生
【 お問い合せ内容 】:

 はじめてメールを差し上げます。●●医科大学医学部4年生の◎◎と申します。

 明日から病棟実習が始まります。その直前に、ネットサーフィンをしていたら村田先生のブログに行きつき、良縁だと思いましたので、僭越ながらメールを差し上げます。

 私は「学問の根幹には哲学がある」という視点で、中学生時代より研究を重ねています。何も知らなかった当時の私にとっての愛読書は、池田晶子「14歳からの哲学」(トランスビュー社)でした。

 現在では、知識も人並みにはついてきましたし、金銭的自由度やフットワークの自由度も上がったため、いろいろな場所で「哲学とは、科学とは何か」をテーマに研鑽を積んでいます。

 経験上ぴったりきていたのが、どちらかというと東洋サイドの哲学でした。現在最も興味を持っているのは、日本修験道の哲学で、地理的な近さもあって日光修験道にお世話になっています。

 村田先生のブログを貫く批判精神は、近代哲学に影響されたものであると同時に、それを受容した長州藩の反骨精神にあるのではないか? と拝察いたしました。

 私は西洋医学を習っていますが、西洋医学を陰で支えた「批判精神に基づく哲学」とはなんだろう? ということを、常々考えていました。先生のブログが、大いに示唆に富むものでした。

 だとするなら、現代の西洋医学をさらに批判し、臨床に新たな価値観を提言するにはどうすればよいのだろう? それを日本から発信する根拠は何だろう? ということを、先生とご一緒に考えてみたく存じました。

 先生にとって、哲学とは何か(構造主義などのテーマ性にかかわらず)、哲学は何のためにあるのかを、もう少し詳しく教えてください。

 よろしくお願いいたします。

2010年05月16日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年05月16日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 残念ながら、数十年前ならともかく、この歳になると哲学とは何か、哲学は何のためにあるのか? など、正直馬鹿バカしくて考える気にもりません。

 せっかくですから敢えて云うなら、哲学というものは「生きることの意義を見つけるため」および「死の恐怖を少しでも克服するため」にあるのだろうと思います。

 どうせ地球上に生息する人間なんて、哲学や思想方面で相当な知識人や偉人と言われる人でも、ポール・ジョンソン著『インテレクチュアルズ』や『ピカソなんかぶっとばせ』に書かれているように、猫よりも劣る動物なのかもしれません(苦笑。

 明日から病棟実習ということですが、救急医療はともかく、頑固な慢性疾患はさすがの西洋医学でも、あまりに限界が多過ぎることに落胆する日々が続くかもしれませんし、体力的にも大変な日々が待っているのではないでしょうか?

 ともあれ、こちらはそのような哲学的問題を考える暇があったら、日々の仕事の疲れを取るために休養を取るか、あるいはお迎えが来るまで読み残した本を少しでも読破しておきたいので、貴方のご希望には添えることができません。

 若いころは夢と希望があってよいものですが、過ぎ去ってみれば人生というのはアッという間で終わります(苦笑。

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2012年05月16日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月16日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ

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2016年04月27日

善意がアダとなって逆恨みされることはシバシバだったので

2009年04月27日の茶トラのボクチン(もう直ぐ5歳)
2009年04月27日の茶トラのボクチン(もう直ぐ5歳) posted by (C)ボクチンの母

 個人的生活においても仕事上でも、善意がアダとなって逆恨みされることをしばしば経験して来ると、もしかして自分自身こそアスペルガーではないかと怪しんだりしないでもないが、自身では実際には気を使い過ぎて善意で言ったことが、相手を相当に傷つけていたり・・・。

 だから人生の途中で、腫れ物に触るようにデリケートで、ちょっとしたことで突然豹変しやすい人間様達を心底からは信用しなくなった(苦笑。

 直接の漢方相談以外の同業者や医師の人達が、いやにネチネチ押しかけてくる人達こそ警戒である。⇒ 2012年11月06日
 医師や同業者の見学や開業の相談はお断りする理由


 といっても素晴らしい人達に数々出会った得がたい体験も多かったかわりに、そうではない卑劣な人々にも多々遭遇して来た。

 人は苦しいときには、八つ当たりする対象をでっち上げてでも、因縁をつけるに都合のよい相手を捜し求める悪習を持つ卑劣な人間が実に多い。
 この人間特有の卑しさはどうにかならないものか。
 (極端な例を持ち出せば、日本における殺人事件の半数は、身内や家族内で生じているという恐るべき現実。)

 人間様達を心底からは信用しなくなっても、例外的な唯一の親友だった警察官は、仕事を頑張り過ぎて、突然、心臓が破裂して6年前にあの世に転勤を命じられてしまった。

 だから現在では、足るを知り、過剰なまでに潔い猫たちだけが互いに信用できる親友である。

 もはやこの歳になってまで、人によく思われようなどと考えもしない。

 悪を憎むことにおいては首尾一貫しているのだから、最初から嫌われるくらいの方が日々是好日、どうせこの世は仮の世界だと諦観してしまった(苦笑。

 天に与えられた使命を全うするのみである。

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2009年04月27日の茶トラのボクチン(もう直ぐ5歳)
2009年04月27日の茶トラのボクチン(もう直ぐ5歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年04月27日の茶トラのボクチン(もう直ぐ6歳)
2010年04月27日の茶トラのボクチン(もう直ぐ6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年04月27日の茶トラのボクチン(もう直ぐ6歳)
2010年04月27日の茶トラのボクチン(もう直ぐ6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年04月27日の茶トラのボクチン(もう直ぐ6歳)
2010年04月27日の茶トラのボクチン(もう直ぐ6歳) posted by (C)ボクチンの母

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2016年04月05日

意外に甘いところのあるヒゲジジイだが

2012年04月05日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年04月05日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

 いよいよ中学生になる孫が一人で遠路はるばる泊りがけでやって来た。

 そこで父親(愚息)の意外な仕事上(内科の臨床医)の振る舞いを報告するので些か驚いた。

 ヒゲジジイよりも気性の穏やかな愚息だが、患者さんがアルコールやタバコが病気のネックになっているケースでは、それらを止めるように強く忠告して、次回の診察時にまだ止めてなかった場合には、かなりきつく叱るそうである。

 その点では、ヒゲジジイの場合、漢方薬局の薬剤師という立場だからという訳では決してなく、それは自己責任の問題だから、悪いのを承知で止めれない人にまで、強く強制することはない。

 第一、ヒゲジジイ自身がアルコールとは無縁で一切嗜まないが、哲学の煙(タバコ)を止めるくらいなら、死んだ方がマシだという人間だからでもある(呵呵!

 たとえば、どこの医療機関や漢方薬局でも、タバコを止めなければアトピーは治せないといわれ続けた看護師さんに、ヒゲジジイはぜんぜん関係ないよといって、何年がかりにもなったが十分に一定の効果を得て、多少は喜ばれている(苦笑。

 喘息の男性では、発作がある間だけでもタバコは止めるようにアドバイスし、発作が起こらなくなってからは、タバコを再開した人があるが、それ以来10年くらいになるが、まだ一度も再発がない。

 今に発作が来ても、自己責任だよ、と言っていたのだが、今のところ大丈夫なのだから不思議である。

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2012年04月05日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年04月05日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年04月05日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年04月05日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年04月05日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年04月05日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年04月05日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年04月05日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

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2016年02月13日

困った口癖

2010年02月12日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年02月12日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 寄せては返す波の音。

 重大な疾患の相談者が年々増え続けているというのに、昨今、言わなければよいのに、ついつい口走ってしまうことは・・・

 村田漢方堂薬局の漢方薬は、前世の行いが良かった人は、よく奏功するけど、そうでなかった人は、効き目が弱いかもしれませんよ。

 でも、少しご安心をっ!

 霊感の強い家系に育った医療関係者の女性が、前世では男性を何人も泣かせて来たので、前世には自信がありませんと仰っていた人でも、重複する様々な疾患が、折々の微調整を重ねることで徐々に奏功し、手術寸前まで行っていた悪性腫瘍の疑いまで、スッカリ晴れてしまった人もおられるので、ヒゲジジイの困った口癖も、あまりアテにならないのかもしれませんよ。

 でも、この困った口癖、治りそうにもありません。

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2010年02月12日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年02月12日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年02月12日の茶トラのボクチン(6歳)
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2012年02月12日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年02月12日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年02月12日の茶トラのボクチン(7歳)
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posted by ヒゲジジイ at 00:29| 山口 ☔| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする

2016年01月14日

愛読書を知れば、その人の人生観が垣間見える

2010年01月14日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年01月14日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 上っ面の弁証論治にならないように、時間をかけてあらゆる方向から分析する必要があるが、その中でも意外に参考になるのが、その人の愛読書。

 自身の愛読書を言えば、若い頃から長年の愛読書が二つある。

 当然、専門の漢方関連書籍は除外しての話である。

 兼好法師の徒然草と、モンテーニュの随想録(エセー)。

 かなりオーソドックスでした(苦笑。

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2010年01月14日の茶トラのボクチン(5歳)
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2010年01月14日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年01月14日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年01月14日の茶トラのボクチン(5歳)
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2010年01月14日の茶トラのボクチン(5歳)
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ラベル:徒然草
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2015年12月25日

人の生死に関わる医師や看護師さんのみならず薬剤師はもちろん、葬式仏教などと揶揄されないようにお坊さんたちも読んでおくべき必読書

2011年12月25日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年12月25日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ボクチンの母

 先日も紹介したばかりだが、こういう良書こそ、人の生死に関わる医師や看護師さんのみならず薬剤師はもちろん、葬式仏教などと揶揄されないようにお坊さんたちこそ・・・。

 講談社新書に今年9月に新たに加わった竹倉史人著『輪廻転生━<私>をつなぐ生まれ変わりの物語』。

 副題には「輪廻転生、それは生きる力を与えてくれる観念」とある。

 税込み810円だから、安価なものである。

 興味が増した人は『転生した子どもたち―ヴァージニア大学・40年の「前世」研究』を読むとよいだろう。

 いずれもアマゾンで購入可能だから、それぞれの書籍の「カスタマーレビュー」を参考にされるとよい。

 いずれの書籍にも、ヒゲジジイが「茶トラのボクチン」の署名でレビューを掲載している。

 ともあれ、本日は午前中はのんびりと再来者の漢方相談を行えていたのに、昼頃から俄然、店頭では補充購入や、電話による常連さんたちの発送依頼がメチャクチャに重なり、途中には電話で新規相談の問い合わせまである始末。

 少人数のスタッフゆえに、伝票を打ちながら再来者の漢方相談を行うという、しかも歯痒い相談者もあって、きつく叱りながら、1人で2〜3役を行うときもあった。

 中年女性が、総コレステロールが220〜230くらいで、新築のきれいな建物の開業医さんから、動脈硬化で今にも倒れそうな恐怖を抱かせるほど、ひどく脅されたという馬鹿げた話には、この忙しい時に、医師の妄言にダマされるなときつく叱っておいた。

 アナタはカモにされているかもしれないので、他の病院でも相談するようにと。

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2011年12月25日の茶トラのボクちん(7歳)
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2011年12月25日の茶トラのボクちん(7歳)
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2011年12月25日の茶トラのボクちん(7歳)
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2011年12月25日の茶トラのボクちん(7歳)
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ラベル:輪廻転生
posted by ヒゲジジイ at 20:42| 山口 ☀| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする

2015年12月23日

大学院博士課程在籍者による『輪廻転生』の学問的研究書籍

2010年12月23日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年12月23日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 講談社新書から今年9月に『輪廻転生━<私>をつなぐ生まれ変わりの物語』という学問的に研究した書籍が発行された。

 筆者は竹倉史人氏。
 東大文学部卒で、現在は東京工大大学院の博士課程に在籍。1976年生まれで専門は宗教人類学。

 本体760円の安価な書籍ながら、このような真面目な研究書が若手の学者さんによって書かれる時代が到来したとは、まことに慶賀すべきことである。

 どうせ、唯物論のドグマに洗脳されたガジガジ頭の連中には無縁の話だろうけど、少しでも柔軟な頭があれば、誰でも容易に理解可能な書籍なので、<私>の前世と来世を知るヒントを得たい人にとっては、必読書である。

 個人的には、延々と輪廻転生を繰り返す人生には、ほとほと飽きあきしている。「絶対無」の世界にあこがれるが、そんなことは土台無理。

 「絶対無」が無理なら、出来れば二度とこの地球上には戻って来たくない。
 漢方薬の仕事を忘れて、当分の間は、あの世でボクちんたちと、のんびりと過ごしたい。

 昨今は生死の問題が絡むステージ4の転移癌の漢方相談が多く、理想的な結果が得られるときは大いに嬉しいが、しばらく目覚しい効果が持続していても、途中から効果が次第に減じて来るケースに遭遇するときもあり、そのような時の無力感を味わうのが一番つらい。ご本人にも気の毒でならない。

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2010年12月23日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年12月23日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年12月23日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年12月23日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年12月23日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年12月23日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年12月23日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年12月23日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 
ラベル:輪廻転生
posted by ヒゲジジイ at 18:36| 山口 ☔| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする

2015年11月23日

モンテーニュの随想録(エセー)の愛読者は、そうでない人よりも10〜15年も長生きする!?

2009年11月23日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月23日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 2014年に国書刊行会から出版された関根秀雄訳の『モンテーニュ随想録』の「はしがきにかえて━モンテーニュとの六十年」に、
中年から随想録の愛読者になった人たちは、そうでない人たちより十年や十五年は長生きしている。
 と書かれている。

 『モンテーニュ全集』の編者であるアルマンゴー医博が、当時専門の衛生学の学会誌に報告された文章だそうである。

 よくよく読んでみると「中年から」という条件付だから、「若い頃」からの愛読者であるヒゲジジイは、これ以上老醜を晒さなくても済むかも知れない。

 確かにアルマンゴー医博の享年は92歳、虚弱だった関根秀雄先生も享年は91歳。

 別にあやかりたくもない。
 
 ちなみに、上記の2014年発行の関根秀雄訳の『モンテーニュ随想録』は、増補決定版と銘打っているだけに、5〜6回の改訳が行われた最終的な決定版であり、関根訳の中では最も読みやすく、理解しやすい。

 1万数千円もするあまりにも高価な書籍なので、皆に奨める気は毛頭ありませんけど・・・

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2011年11月23日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月23日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ



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2015年09月10日

不安の源泉は、ほかでもない・・・

2008年9月11日の茶トラのボクチン(4歳)
2008年9月11日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 本日は新規相談者が続いたが、やや遠方から来られた女性は、死に病でもないのに、過度に不安が強すぎるので、その不安の源泉をしっかり見つめるように強く反省を促した。

 ほかでもない、不安の源泉は、皆が共通する死に対する不安である。
 その不安を解消する方法を伝授しておいたが、それを素直に受け取る人ほど、本来の目的の各種疾患に対する効果が向上しやすい。

 昨今は40〜80代にかけて、様々な原発巣による転移巣と腹水や腹満を伴ったステージ4の新規相談者が続いているが、むしろこれらの人達の方が、しっかりと性根が座っている。

 また30代の人でも、ステージが浅くて幸いなことから、手術前からしっかり漢方薬で体質を強化し、仕事を続けながら人生初の大イベントに備えているというのに、上記のように通常の慢性疾患くらいで過度に不安を持たれる人達は、これらの人達を見習うべきである。

 いかに死の恐怖を乗り越えるかという問題については、必ず個別的にそれぞれ伝授しているが、素直に納得される人ほど前向きに頑張って、その後の経過が明らかに向上することは既に述べた通りである。

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2008年9月11日の茶トラのボクチン(4歳)
2008年9月11日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年9月11日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年9月11日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

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2015年08月15日

20世紀以降、真に価値ある哲学者はただ一人、カール・ポパーのみ!

2010年8月15日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月15日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 連休中くらいは、漢方薬の仕事のことはすべて忘れたい。
 
 タイトルの問題。ポール・ジョンソン著の『ピカソなんかぶっ飛ばせ』の中の「役立つ哲学者が欲しい!」というコラム記事に書かれていた主旨で、まったく同感。

 バートランド・ラッセルは、主張するところがしばしば矛盾したり、突然意見が変わったり、結局は世の中に何の役にも立たない哲学者だったし、サルトルのごときは、暴力の使用価値を弟子たちに吹聴して、カンボジアの大虐殺を引き起こした張本人、ポル・ポトなどクメール・ルージュを生んだ。

 ひところヒゲジジイ自身が夢中になったヴィトゲンシュタインは、証明できるものは何もない、という結論で、それこそ何にも役に立たない哲学者だった。

 タイトルのカール・ポパーは、マルクスとフロイトこそ、似非哲学者の代表格とみなしていた。
 マルクスやフロイトは、死ぬまで誤った仮説を証明しようと躍起になり、重要な否定的な証拠があっても認めようとしなかった。

 そこで本物の有益な哲学者、カール・ポパーについては、日本で翻訳されたほぼすべての書籍を早くから所持しているものの、すべてを目に通したわけではないが、全体主義や絶対主義の罪を暴き出した『開かれた社会とその敵』や、流行思想の餌食にならないような万能ワクチンとしての『歴史主義の貧困』。
 つまり、社会や歴史が理念で動くなどと考えるのは、大間違いもいいところ。いかに左翼思想が危険なものであるかを思い知る。

 科学方面では永遠のバイブル『科学的な発見の論理』。

 このブログの読者には無縁な話なので、不人気であることは承知の記事でした。

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2010年8月15日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月15日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 08:44| 山口 ☀| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする

2015年07月27日

多くの人間は猫よりもはるかに劣る動物であるということ

2009年7月27日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月27日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨今のメールによる漢方相談は、漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂 に掲載している。
 たとえば、
2015年07月26日
漢方製剤の副作用および誤った処方の可能性についてのご質問


2015年07月27日
効果を感じられない病院で投与される漢方薬の不安


それはともかく・・・

 ポール・ジョンソン著『インテレクチュアルズ―知の巨人の実像に迫る』を読めば、偉人と言われるほどの人でも、多くはウソツキであり、どいつもこいつも多数の女性を喰い物にして、横暴で独裁的。

 いかに下種であったかということが分かる。

 ルソー、マルクス、トルストイ、へミングウェイ、サルトル、イプセン、プレヒトなどなど。

 このことからしても、人間とは猫よりも遥かに劣る動物であることが分かる。

 だからどうだというのか?
 滅多なことで、人を信用してはならないということ。
 とりわけ、立派なきれいごとを吼えまくる人種ほど警戒すべきで、裏に隠れた下心や本音あるいは論理に酔い痴れる精神的な病理を読むべし。

 マスゴミにしばしば登場する知識人や平和運動家など。

 注目に値するのは哲学者で論理学者で数学者でもありながら、女たらしで平和運動家でもあったバートランド・ラッセルのところで、ポール・ジョンソン氏の上司だった編集長曰く「これまで出くわしたけんかっぱやい人間のほとんどが平和主義者だった」と。
 ラッセルの教え子でもあるT・S・エリオットも「ラッセルは人を殺すにしてもちゃんとした言いわけを考える」と同ことを言っていたという。

 思想面でも考えがコロコロ変わる無神論者で暴言家のラッセル卿が1950年にノーベル文学賞を受賞しているのだから、何をかいわんや。

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2009年7月28日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月28日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 
posted by ヒゲジジイ at 03:54| 山口 ☀| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする
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