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ジブリを称賛しながら欺瞞も暴き立てる内部告発の書 押井守「誰も語らなかったジブリを語ろう 増補版」感想
映画監督押井守の、ジブリに対する愛憎半ばする想いが書かれた本の感想です。 誰も語らなかったジブリを語ろう 増補版 作者:押井 守 東京ニュース通信社 Amazon 私は子供の頃はジブリのファンで「風の谷のナウシカ」や、ジブリの最高傑作だと思っている「天空の城ラピュタ」は好きでした。でも「となりのトトロ」と「火垂るの墓」が2本立てて上映されたあたりから「?」と疑問に思って「おもひでぽろぽろ」でさらに「???」となって離れていったんですよね。 その時はまだ自分が映画に対するリテラシーが低かったので、どうしてこういう表現をするのだろうとか思っていました。ですが、歳を経るにつれ宮崎駿や高畑勲の思想や嗜…