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何十年ぶりかに渡辺淳一先生の本『医師たちの独白』を買った。ネットで宣伝されていた内容がちょっと気になったからだ。 昔から乱読・多読だった私が最初に買い集めた作…
吉村昭『少女架刑』を読んだ。 昨日も、以前も、それこそ何回もここに書いたが、私は「死」よりも「死に至る過程」が怖い。つまり、問題なのは「死に至る過程」だけなの…
筍料理屋さんで使っていた大鍋 夫が 山の仕事場近くの竹やぶで 筍を採って来ました。あまりにたくさんだったので納屋にあった 大きな鍋も持ち帰ってくれました。 直径50cmもある大鍋です。 この鍋は10数...
「咳をしても一人」尾崎放哉の終焉の地を訪ねて ~数奇な運命と生涯を辿る旅~
「咳をしても一人」 「入れものが無い 両手で受ける」 山頭火と並び称される自由律俳句の代表俳人、尾崎放哉の句です。 その人生は、類まれで壮絶なものでした。 小豆島の海。尾崎放哉はこの海をどんな気持ちで眺めたのだろうか。 エリート街道まっしぐら、人も羨む美女を嫁に迎え 公私ともに順風満帆であった放哉。 けれど、運命の歯車はいつしか狂い始め、 放哉は41歳で、小豆島で人生を終えることになります。 貧窮の中、粗末な庵で、孤独のうちに迎えた死。 いったい何があったのか・・・? 小豆島にある尾崎放哉記念館、そして放哉の生涯を 私の個人的な感想を交えながらご紹介いたします。 <参考> 最晩年にたどりついた…
こんばんは。 マダムあずきです。 今日8月15日は終戦記念日です。 少し前に読み終えたこちら 殉国 陸軍二等兵比嘉真一 吉村昭 沖縄戦の話です。 ワタクシは二十代前半のころ 亡き実母と二人で沖縄に旅行へ行きました。 ツアーだったのですが、ひめゆりの塔の見学もあり。 そのときに語り部の方からお聞きした内容とほぼ同じことが 作中で綴られていました。 www.himeyuri.or.jp あのときに資料館でみたものが この本を読んでいて思い出されてきて胸が痛くなりました。 戦争は二度と起こしてはいけない、 だけど子どもたちの時代にはどうなっているのだろう、 そんなことを思う一日でした。 (funct…
漂流・サバイバル05~女子高生が漂流します~ レビューの前に我が家のプチニュース!ももたが夏バージョンになりました! 今回取り上げる作品 「グレート・エス…
例によって何の脈絡もなく。 「三体3 死神永生」劉 慈欣(2021) 三部作の最終話。いやーーーーーーすごかった。もう凄いとしか言いようがない。初めからの色々がああなってこうなって最後にこうくるかー!という感じ。中盤からの盛り上げが素晴らしすぎてもうクラクラする。超絶ハイテク物...
明治時代、北海道開拓史実の裏舞台。北海道の原野を開墾するという国策にあたり、赤い獄衣を身に着けた囚人たちの無報酬の労働力を利用した北海道開拓裏面史。囚人の労力によって拓かれた土地、道は今も利用されている