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2022/09/15

4つのピークをぐるり縦走: 三瓶山その3 

2022年9月8日(木) 島根県大田市三瓶町池田 男三瓶山(1126m) 単独日帰り 


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12:42 大平山から緩やかなアップダウンを経て奥の湯峠に着きました。ここから室の内へ下ることができます。膝痛がひどくなったら室の内に下って、孫三瓶山や子三瓶山をパスするということも考えていましたが、幸い悪化するようなこともなく、痛みはあまり出ていないので、そのまま縦走路を行くことにしました。


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奥の湯峠からすぐに孫三瓶山への登りが始まります。最初はそれほどでもありませんが、すぐに結構な急登になりました。


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13:10 急登が緩み、そろそろ山頂かと思いながら登っていくと、孫三瓶山山頂の標柱が見えました。


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目の前には子三瓶山が見え、その後ろにいまだに山頂がガスに覆われた男三瓶山も見えていました。


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山頂から南へ下る道の先にあるベンチで小休止をとることにしました。


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休憩しながら子三瓶山の山頂を眺めていると、何やら白いものが広がっているのが見えます。何だろうと思いながらよくよく見ると、どうやらススキの穂が光っているようです。



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13:19 休憩を終えて出発です。


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孫三瓶山から子三瓶山まで35分とのことです。見た限りではもっとかかりそうな感じもしますが、見た目ほど遠くはないようです。


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子三瓶山に向けて下ります。膝を悪化させないように、歩幅を狭め、大きな段差をできるだけ避けるようにゆっくりと歩きました。


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13:33 孫三瓶山から鞍部まで下ってきました。山頂から10分強でした。


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ここは風越という峠になっていて、縦走路と女夫松への下山路と室の内への道の十字路になっています。


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ここから子三瓶山山頂まで20分の登り返しです。


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13:47 傾斜が緩んで山頂近くまで登ってきたことがわかりました。


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振り返ると、眼下に先ほど通過した風越の十字路が見え、その先に孫三瓶山も見えています。孫三瓶山から見たときは子三瓶山は同じぐらいの高さに見えましたが、こうしてみると子三瓶山の方が明らかに高いのがわかります。見上げるよりも見下ろすほうが高さを実感するというのは、やはり普遍的事実のようです。


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つい2時間ほど前までいた女三瓶山が、はるか遠くに見え、結構な距離を歩いてきたように感じます。


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さあ、山頂かと思いましたが、実はここは山頂ではありません。


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ここから西へ少し歩いたところに本当の山頂があります。


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子三瓶山山頂付近のススキの原は、ススキの穂が少し膨らんで色も白っぽくなっており、男三瓶山山頂のススキよりも一足早く開きそうな雰囲気です。こちらの方が標高が低いのになぜ早いのか謎です。


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14:06 子三瓶山山頂です。これで三瓶山4ピークの全山同日登頂が完了しました。まさに3度目の正直でした。西の原を出発してほぼ6時間かかりました。


14:20 標柱下のベンチで少し休憩してから、下山にかかりました。


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子三瓶山から男三瓶山を正面に見ながら、北に向かって下ります。


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鞍部まで下れば、そこから左手方向に下る道があるはずです。


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子三瓶山からの下りが予想外の激下りで、しかも雨でがっつり表面が削られた地面がむき出しの道になっていたりして、スリップに気をつけながら下りてきたのですが、ここでとうとう膝を痛めてしまいました。それも、最初に痛くなった右ではなく、なぜか左膝の方です。


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14:41 なかなか分岐に着かないのでちょっと焦り気味に歩いてきましたが、男三瓶山のすぐ下でようやく分岐が現れました。ベンチがあったので少し座って膝をマッサージしましたが、長居はせず3分ほどで出発しました。


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西の原へ下る道は、そこそこ急勾配の斜面をジグザグに下ります。痛み始めた膝には厳しい道でしたが、標高差で80mほど下ると谷筋に出て、以降は傾斜も緩やかになったので助かりました。


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15:06 途中、倒木に道を塞がれていましたが、左側から木の下をくぐって比較的楽に通過することができました。


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15:19 ようやく朝通過した分岐点に戻ってきました。ここから先はもうなだらかな道だけです。


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森を抜け、広い草原に出てくると、あとはもう歩きやすいゆるやかな道をダラダラを下っていくだけです。


15:35 駐車場に戻ってきました。うっかり写真を撮り忘れてしまいましたが、GPSで時間の確認はできました。7時間35分の長旅でしたが、3年越しの三瓶山一周が実現できました。今度は、紅葉のピークの時期にゆっくりと歩きたいものです。

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2022/09/13

4つのピークをぐるり縦走: 三瓶山その2 

2022年9月8日(木) 島根県大田市三瓶町池田 男三瓶山(1126m) 単独日帰り 


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10:41 山頂での休憩終えて、女三瓶山に向かいます。


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山頂から階段を下ったところで分岐があり、女三瓶山は右へ進みます。前回は左へ進み、名号登山口のほうへ下りました。


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男三瓶山から女三瓶山へは基本的に下りとなりますが、男三瓶山直下は結構な急勾配が続きます。雨で登山道がえぐられて階段も半分宙ぶらりんのようになっていたりするので、楽に下らせてはもらえません。


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しばらく下ると細尾根になり、下り始める直前にあったがけ地と男三瓶山山頂が見える場所がありました。こうしてみるとそれなりに険しい山頂です。頂上が平たんなのでなだらかな山というイメージがありますが、頂上を囲む斜面は、かなりの急傾斜です。


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さらに下っていくと、細尾根の急勾配の斜面をトラバースする道になり、黄色テープが張られた崩落個所や写真のような鎖が張られた場所もあったりして、結構な難所が連続するようになりました。あとでわかったのですが、どうやらこのあたりが犬返しと呼ばれる場所らしく、長い間通行止めになっていた崩落個所がこのあたりだったようです。もっとも、登山道自体が崩落したような場所はなかったように思うので、念のための措置だったのかもしれません。


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尾根が少し広くなり徐々に歩きやすくなってきても、滑りやすい急傾斜の道もときどき現れるので、なかなか気を緩めることができません。


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11:00 男三瓶山から30分ほど下るとようやく道が広くなだらかになり、一息つくことができました。


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3分ほど進むと、ベンチのある場所に着きました。前方に女三瓶山が見えていますが、山頂付近はガスで隠れて見えません。


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ベンチの近くに道標があり、ここで初めて難所といわれる犬戻しをすでに通り過ぎていることを知りました。とすると、時間的に黄色のテープや鎖が張ってあったあたりが犬戻しだったということになります。通行止めになるほど崩落していたのだから、行けばすぐにわかるような場所だと思っていたのですが、どうやらそれほどでもなかったようです。



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ベンチから少し下ると砂滑りのような場所があり、ここにきてようやく女三瓶山の山頂が見えるようになりました。


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11:15 どんどん下って、やっと男三瓶山と女三瓶山の間の最低鞍部まで下りてきました。ここから女三瓶山まで登り返しが始まります。


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登り返し始めてすぐに兜山という道標のある小ピークがありました。女三瓶山まであと10分です。


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11:28 緩やかな登り返しを詰めて、やっと女三瓶山直下の縦走路に出てきました。山頂は左です。


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11:31 女三瓶山山頂です。展望台がありますが、すぐ隣にテレビ塔が建っているので北側は展望がありませんが、他の3方は開けています。


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展望台から南西方向には、これから向かう孫三瓶山が見えています。その右隣の子三瓶山も良く見えていました。


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ひとまず、展望台横のベンチで休憩をとることにしました。男三瓶山からの下りで少し右膝に痛みが出てきたので、座ってしっかりとマッサージをしておきました。


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11:36 女三瓶山での休憩を終えて、縦走路を下ります。この時は男三瓶山の雲もとれていて、男三瓶山がすっきりと見えていました。


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12:06 女三瓶山から下って、リフト乗り場への分岐に着きました。ここは隣の大平山との鞍部になっていて、左がリフト乗り場、右は室の内へ下る道です。孫三瓶山へは直進です。


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道標では子三瓶山まで75分となっているので、手前にある孫三瓶山までは50分ぐらいでしょう。ひとまずすぐ先にある大平山でランチタイムにすることにしました。


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大平山までの道は、リフトで上がってくる観光客のためにやたらきれいに整備されていました。この縦走路でこれほどきれいに整備されているのはこの部分だけです。


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12:09 大平山です。ウッドデッキのある東屋にソロ男性が1人いるだけでした。


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東の原を見下ろす場所に、東屋から続くウッドデッキとベンチがありましたが、2018年に来たときは、東屋も含めてこんなの見た記憶がありません。最近つくられたばかりのようです。


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ひとまず空いているテーブル付きベンチに荷物を下ろし、子三瓶山・孫三瓶山を見ながらランチタイムです。


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男三瓶山・女三瓶山もすぐ目の前にそびえています。


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今回はセブンイレブンのおにぎりと、チョコブラウニーのデザートですが、お湯を持ってきていないのでカフェオレを作って飲むことができません。なので、デザートはやめておきました。まだ夏山のイメージが強いので、ついお湯を用意するのを失念してしまいました。さすがに9月になれば、山では暖かいコーヒーぐらい飲みたくなるので、今後は忘れないようにしなければ。


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正面に見える双コブのピークが男三瓶山から下ってくる尾根道ですが、双コブピークの下のあたりが難所の犬戻しがある場所です。双コブピークの左後ろの平坦な場所が男三瓶山の頂上になります。今回の写真は出発から子三瓶山まではスマホで撮ったのですが、最高画質で撮影していないせいもありますが、拡大するとどうしても画質が荒くなります。やはりスチル写真は画質劣化のない光学ズームが使えるデジカメで撮るに限ります。


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12:25 ランチ休憩を終えて出発です。東屋にいた男性は、少し前に女三瓶山方面に出発して行きました。てっきり普通の観光客でリフトで下りたのだと思っていたら、なんと子三瓶山山頂で再び見かけました。他にも、男三瓶山から女三瓶山に向かう途中ですれ違ったソロ男性とも子三瓶山の登りで再びすれ違ったので、けっこう周回縦走をしている登山者は多いようです。

つづく。

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2022/09/10

4つのピークをぐるり縦走: 三瓶山その1 

2022年9月8日(木) 島根県大田市三瓶町池田 男三瓶山(1126m) 単独日帰り 


台風が近づいてくるものの、8日と9日は山陰側は晴れ予報となっていたので、かねてから考えていた三瓶山の1周縦走と近くの大万木山(おおよろぎやま)の2日連続登山にでかけました。


とはいえ、直前まで天気予報がビミョーな感じだったので、同様に2日間晴れそうな大分の九重連山も有力候補になっていて決めかねていました。三瓶山は過去に2度登っているので、どうせ行くのならまだ登ったことのない九重連山に惹かれていたものの、九重連山まで行くとなると距離的に信州まで行くのとあまり変わりません。それなのにわずか1泊2日で帰ってくるというのはあまりにももったいないということで、比較的距離の近い三瓶山方面に行くことに決めたというわけです。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート ディライトウールジップL/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: おたふく PU合成皮革手袋K-12
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ボルダーライトパンツ
 ハードシェル: マムート マサオライトHSパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: ハリソン 毛混総パイルクライミングソックス
 シューズ: マムート デュカンハイGTX
 ゲイター: なし

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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新アイテムはなしです。夏の名残が色濃い時期なので基本的に夏装備と同じですが、ベースレイヤだけは多少風で寒くなる可能性を考えて、ウール混のシャツにしておきました。



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三瓶山は岡山から約200㎞と距離があるので前泊で行くことにしたのですが、準備に少し手間取って家を出られたのが23時40分ぐらいになってしまいました。尾道自動車道を北上しているうちにかなり眠くなってきたので、世羅で下りて世羅ICのすぐそばにある道の駅世羅で車中泊して行くことにしました。


N-VANを購入してすでに2か月が過ぎますが、ここにきてやっと初めての車中泊となります。フロアボードを作ったばかりなので、その使い心地を確認するのにもいいタイミングです。結論から言うと、フラットな床のおかげで寝心地はばっちり。また、荷物スペースも1泊2日程度の旅なら全然困らないぐらいの余裕があり、室内の快適性も上々でした。


明け方5時前に寒さで目が覚めてしまい、そのまま出発。三瓶山の西の原駐車場に7時過ぎに着きました。三瓶山に最初に来たときは東の原からリフトで登り、女三瓶山から子三瓶山まで縦走し、室の内を経由して下山。2度目は北の原から男三瓶山にだけ登頂ということで、どちらも三瓶山一周ができなかった山行でした。3度目となる今回は、西の原からまず男三瓶山に登り、長らく通行止めになっていた男三瓶山と女三瓶山の間の縦走路が今年の春ごろにやっと開通したということで、念願の1周縦走に挑戦します。


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8:00 西の原を出発します。男三瓶山の山頂付近は雲が隠していますが、空は晴れているので、そのうち雲も消えるのではないかと思っていましたが、それほど甘くはありませんでした。


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西の原の広い草原の中を東に向かって登っていきます。


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10分ほどで草原は終わり、草が繁茂した登山道になりました。ここまで草が繁茂しているということは、あまり利用者は多くないのかもしれません。


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8:27 男三瓶山の西麓にある登山道の分岐点に着きました。


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ここから山麓をぐるっと回って北の原の姫逃池に続いている中国自然歩道、男三瓶山に直登する登山道、谷筋を扇沢まで登る登山道の3つが分岐しています。男三瓶山に登るには、直登するか、扇沢から縦走路で登るかのどちらかです。案内図を見ると山頂までの時間は、直登で110分、扇沢経由で40+60=100分となっていて、扇沢経由のほうが早いし楽そうですが、扇沢から山頂までは急傾斜で足場が悪いと書かれています。とりあえず、10分早い扇沢経由で行くことにしました。下山は扇沢からここへ下ってくる予定なので、扇沢経由で行けば完全な一周縦走ができるわけです。


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しかし、直登と扇沢経由の道が分岐する場所に来ると、直登の道の方にだけ男三瓶山の方向を示す道標が設置されていました。扇沢方面に関しては道標すらありません。道の状態も明らかに直登のほうが多くの人に歩かれている状態で、扇沢経由の方は利用頻度が少ないと思われます。なので、やはり直登の道で行くことにしました。10分余計にかかっても、多くの人に歩かれている道の方が歩きやすく疲れにくいだろうとの判断です。完全一周にはあまりこだわりはなく、男三瓶山、女三瓶山、孫三瓶山、子三瓶山の4つのピークをつなぐことができれば十分です。


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9:08 展望もなく変わり映えのない森の中を延々と登り続けていくうちに、出発から1時間が経過し、ちょうど登山道が少し広くほぼフラットに近い傾斜の場所があったので、小休止をとることにしました。


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といっても座って休憩できるような場所でも状況でもないので、しゃがんで休憩するだけです。小腹が空いてきたので、アミノバイタルガッツギアでエネルギー補給しておきました。


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休憩を終えて登っていくと、登山道脇にマツムシソウが咲いていました。下に見えるピンクの花は、おそらくシコクフウロでしょう。


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9:36 ずっと展望のない森の中の道でしたが、標高910m付近でようやく少し展望のきく場所がありました。展望のきかない山道は難行苦行でしかありませんが、こうして眼下の風景を眺めることができると、気持ちがリセットされます。


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さらに少し登ると岩ごろの道になり、樹木もほとんどなくなって森林限界を超えたような雰囲気になりました。


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進行方向右手には、今日の最後に登る予定の子三瓶山が見えます。


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標高1000mが近くなってくると、急に登山道の傾斜がきつくなりました。しかし、これを登り切ればあとは緩い傾斜の頂上台地だけとなるはずなので、ここは頑張るしかありません。


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9:54 標高1000mの道標がありました。山頂まで残り標高差は126mです。


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標高1000mの道標を過ぎると道の傾斜は緩くなり歩きやすくなってきましたが、ガスが漂い始めました。山頂付近にかかっていた雲はあいかわらずとれていなかったので、雲の中に突入して行くことになります。


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さっきまで見えていた子三瓶山も雲に隠れて見えにくくなっています。


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振り返れば、麓の方は日も差していて晴れているようなので、やはり山頂付近だけ雲がかかっているわけです。


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10:07 地形図に描かれている1073ピークを過ぎると、道はほぼ平坦になりました。もう頂上台地に上がってきたわけです。周りはすっかりススキの原になりましたが、さすがにススキの穂はまだ固く閉じていて、秋を感じるには少し早いようです。


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10:14 縦走路と合流しました。山頂へは左へ進みます。


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しばらく平坦なススキの原の中を進んでいくと、階段が現れました。これを登れば山頂広場だったはずです。


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10:20 男三瓶山の山頂に着きました。三瓶山の最高峰で1126mになります。登山者は、ソロの男性が1名いただけでした。


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三角点もあります。


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銅製の案内板もありましたが、ガスガスで何も確認できません。


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北の原を見下ろす展望テラスで休憩していたら、突然ガスが切れ陽射しが差し始め、登ってきたススキの原が見渡せるようになりました。


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これから進む女三瓶山方面の避難小屋も見えます。


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最後までよく見えなかった北の原方面も、少し姿を見ることができました。しかし、このまま一気に晴れてくれるのかと思ったら、再び雲が押し寄せてきて、視界を奪われてしまいました。その後も、少し晴れてはまたガスに覆われるという繰り返しでした。

つづく。


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