2023年登り納めは小春日和の雪山: 毛無山
2023年12月30日(土) 岡山県新庄村 毛無山(標高1218m) 日帰り単独行
相変わらず腰痛が完治しない状態でしたが、家にいると椅子に座る時間が多くなり、かえって腰に負担をかけてしまっているように感じていました。というのも、椅子に座っただけで腰に痛みを感じるようになってきたので、これはさすがにだめだなと思ったわけです。原因が長時間の座り姿勢にあるのなら、いっそのこと山に行って椅子に座らないで体を動かした方が腰にいいのではないかと思って、荒療治ですが登山に出かけました。
雪山シーズン開幕となるのでしっかりと雪のある大山も考えましたが、さすがに週末で年末で年内最後の晴れ予報となると人出が多そうということで、新庄村の毛無山から大山を眺めることにしました。
装備リスト
●アッパー
ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
ベースレイヤ: ノースフェイス ロングスリーブエアークルー
ミドルレイヤ: マムート ロワーモーズリージャケット
ソフトシェル: なし
ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
グローブ: セイラス エクストリームオールウェザーグローブ
ショーワ テムレス02ウィンター
キャップ/ハット: マムート サブライムビーニー
●ボトムス
ドライレイヤ: なし
ベースレイヤ: モンベル ジオラインLWタイツ
ミドルレイヤ: マムート ヤドキンSOパンツ
ハードシェル: マムート マサオライトHSパンツ
インサレーション: なし
ソックス: アイスブレイカー メリノウールミディアムクルー
ゲイター: マムート ゴアテックスゲイター
シューズ: シリオ 712GTX
●ギア
バックパック: マムート トリオンライト28L
ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
クランポン: YAPJEBチェーンスパイク
ヘルメット: なし
雪山とはいえ雪はそれほど多くないだろうし気温も結構高めなので、ゴアテックスのパンツはやめて、購入したまま使っていなかったマムート ヤドキンSOパンツを初めて使うことにしました。基本的に3シーズン用の登山パンツですが、生地が少し厚めで、春秋はもちろん天候が良ければ冬山でも使えるパンツです。稜線ではかなり風が強く寒い状況でしたが、タイツを履いていることもありまったく寒さは感じませんでした。なお、タンスの肥やしになっている間に、モデルチェンジしていて、現在はヤドキン2.0 SOパンツという名前になっているようです。
他の装備はいつもの雪山装備です。セイラス エクストリームオールウェザーグローブは本来レイングローブですが、かなり厚手で保温力があるので、今回はじめて雪山で使ってみましたが、防水仕様なので防風性能もあって悪くなかったです。テムレス02ウィンターは念のために持って行きましたが、まったく使っていません。
YAPJEBチェーンスパイクというのは、アマゾンで購入した中華製のチェーンスパイクです。1500円ぐらいの安価なものですが、特に不具合もなく十分使えました。
ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。
8:22 駐車場を出発します。車は自分の他には1台停まっているだけでした。
山の家の周辺はほぼ雪のない状態です。
8:39 林道の分岐点から登山道に入ります。この辺りも雪はありません。
渓流沿いから離れて山の中へ入って行くあたりから雪が増えてきました。
8:53 四合目まで来ましたが、登山道には雪は無く、なんだか残雪期の山に来たみたいです。
谷筋を登り詰めて、そろそろ右の尾根に登山道が向きを変えるあたりまで来ましたが、このあたりでもまだ雪は多くありません。少し前に大寒波が来て大雪が降ったと思っていたのですが、ニュースで取り上げていた北海道などのイメージで勝手にドカ雪になっていると思い込んでいたようです。
9:14 尾根道に出てきました。結構暑くなって汗をかいてしまったので、ここで小休止をとりました。
休憩後、尾根道をたどります。登山道も徐々に雪に覆われるようになってきました。
9:28 七合目を通過します。
すっかり葉を落としたブナ林が、からりと乾いた雰囲気の明るい森になっていました。
新緑や紅葉のブナ林も見ごたえがありますが、冬枯れのブナ林も悪くないです。
9:45 八合目の大岩を通過します。
大岩を過ぎると尾根に出ました。冬枯れのブナ林の向こうに雪をかぶった西毛無山が見えていました。
10:05 九合目避難小屋に着きました。中をちょっと覗いてみましたが、特に変わったところはありませんでした。この避難小屋はなぜ壁の下の方が開いたままになっているのか謎です。冬場は雪が降りこんで小屋の中にも積雪してしまうので避難小屋としての意味がないように思うのですが、どういう意図で壁下を開けているのでしょうか。
避難小屋から山頂に向かいます。登山道はすっかり雪道となり、ようやく雪山に来たという雰囲気が強くなってきました。
10:27 山頂に到着です。山頂には誰もいませんでした。山頂からは大山がきれいに見えていました。地上付近はなんだか薄汚れたような空気がよどんでいて、その上に澄んだ空気の空が広がっているという奇妙な天気です。その境界がどうやら1200mあたりのようなので、毛無山山頂はぎりぎりきれいな空気の中にあるようです。
ランチタイムにはまだ早いのですが、なんとなく小腹が空いていたので、行動食がわりに持ってきたクリームパンを食べました。
腰の調子が良くなければピストンで戻る予定でしたが、特に痛みもなく調子は良かったので白馬山方面に縦走して帰ることにしました。下りの尾根道になるので念のためチェーンスパイクを装着しました。
YAPJEBチェーンスパイク
10:52 白馬山に向かって出発です。
11:09 カタクリ広場です。毛無山山頂から稜線伝いに歩いてきたわけですが、毛無山への登山道と比べて、この縦走路のほうが雪が多く、登山道も完全に雪に埋もれていました。日当たりは結構いいのに雪が解けないところを見ると、やはり気温が低いということなのでしょう。
カタクリ広場から右へ折れ、狭い縦走路を進みます。右手から冷たい風が吹き付けてきてかなり寒かったのですが、毛無山山頂で休憩時に着ていたハードシェルジャケットをそのまま着てきたおかげで、凍えることはありませんでした。
11:54 白馬山に到着です。
ベンチの位置から大山がきれいに見えることに初めて気が付きました。過去に何度も来ているところですが、ここから大山が見えるということに全然気が付いていませんでした。
11:58 ベンチで少し休憩してから、下山開始です。
13:03 朝通った登山道に合流しました。白馬山からの下山道は雪が融けかけのべた雪になっていて、チェーンスパイクに雪がくっついて団子になりとても歩きにくかったので、急な階段が始まる手前でチェーンスパイクを外しました。それはそれで滑りやすくなるので慎重に下る必要があるし、2週間ぶりの山行でやっぱり左膝痛がでてしまったので、左足をかばいながらゆっくり下ってきたので少し時間がかかってしまいました。
13:10 駐車場に戻ってきました。年内最後の山行で、雪山初めとなった今回の山行ですが、雪は少なかったものの天候に恵まれて気持ちのいい登山ができました。腰の方は痛みが悪化することもなく、翌朝には腰痛が少し良くなっているように感じたので、荒療治とはなりましたが痛みの残ったままで山に来たのは正解だったようです。
ブログ「ヤマふぉと」のランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村
相変わらず腰痛が完治しない状態でしたが、家にいると椅子に座る時間が多くなり、かえって腰に負担をかけてしまっているように感じていました。というのも、椅子に座っただけで腰に痛みを感じるようになってきたので、これはさすがにだめだなと思ったわけです。原因が長時間の座り姿勢にあるのなら、いっそのこと山に行って椅子に座らないで体を動かした方が腰にいいのではないかと思って、荒療治ですが登山に出かけました。
雪山シーズン開幕となるのでしっかりと雪のある大山も考えましたが、さすがに週末で年末で年内最後の晴れ予報となると人出が多そうということで、新庄村の毛無山から大山を眺めることにしました。
装備リスト
●アッパー
ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
ベースレイヤ: ノースフェイス ロングスリーブエアークルー
ミドルレイヤ: マムート ロワーモーズリージャケット
ソフトシェル: なし
ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
グローブ: セイラス エクストリームオールウェザーグローブ
ショーワ テムレス02ウィンター
キャップ/ハット: マムート サブライムビーニー
●ボトムス
ドライレイヤ: なし
ベースレイヤ: モンベル ジオラインLWタイツ
ミドルレイヤ: マムート ヤドキンSOパンツ
ハードシェル: マムート マサオライトHSパンツ
インサレーション: なし
ソックス: アイスブレイカー メリノウールミディアムクルー
ゲイター: マムート ゴアテックスゲイター
シューズ: シリオ 712GTX
●ギア
バックパック: マムート トリオンライト28L
ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
クランポン: YAPJEBチェーンスパイク
ヘルメット: なし
雪山とはいえ雪はそれほど多くないだろうし気温も結構高めなので、ゴアテックスのパンツはやめて、購入したまま使っていなかったマムート ヤドキンSOパンツを初めて使うことにしました。基本的に3シーズン用の登山パンツですが、生地が少し厚めで、春秋はもちろん天候が良ければ冬山でも使えるパンツです。稜線ではかなり風が強く寒い状況でしたが、タイツを履いていることもありまったく寒さは感じませんでした。なお、タンスの肥やしになっている間に、モデルチェンジしていて、現在はヤドキン2.0 SOパンツという名前になっているようです。
他の装備はいつもの雪山装備です。セイラス エクストリームオールウェザーグローブは本来レイングローブですが、かなり厚手で保温力があるので、今回はじめて雪山で使ってみましたが、防水仕様なので防風性能もあって悪くなかったです。テムレス02ウィンターは念のために持って行きましたが、まったく使っていません。
YAPJEBチェーンスパイクというのは、アマゾンで購入した中華製のチェーンスパイクです。1500円ぐらいの安価なものですが、特に不具合もなく十分使えました。
ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。
8:22 駐車場を出発します。車は自分の他には1台停まっているだけでした。
山の家の周辺はほぼ雪のない状態です。
8:39 林道の分岐点から登山道に入ります。この辺りも雪はありません。
渓流沿いから離れて山の中へ入って行くあたりから雪が増えてきました。
8:53 四合目まで来ましたが、登山道には雪は無く、なんだか残雪期の山に来たみたいです。
谷筋を登り詰めて、そろそろ右の尾根に登山道が向きを変えるあたりまで来ましたが、このあたりでもまだ雪は多くありません。少し前に大寒波が来て大雪が降ったと思っていたのですが、ニュースで取り上げていた北海道などのイメージで勝手にドカ雪になっていると思い込んでいたようです。
9:14 尾根道に出てきました。結構暑くなって汗をかいてしまったので、ここで小休止をとりました。
休憩後、尾根道をたどります。登山道も徐々に雪に覆われるようになってきました。
9:28 七合目を通過します。
すっかり葉を落としたブナ林が、からりと乾いた雰囲気の明るい森になっていました。
新緑や紅葉のブナ林も見ごたえがありますが、冬枯れのブナ林も悪くないです。
9:45 八合目の大岩を通過します。
大岩を過ぎると尾根に出ました。冬枯れのブナ林の向こうに雪をかぶった西毛無山が見えていました。
10:05 九合目避難小屋に着きました。中をちょっと覗いてみましたが、特に変わったところはありませんでした。この避難小屋はなぜ壁の下の方が開いたままになっているのか謎です。冬場は雪が降りこんで小屋の中にも積雪してしまうので避難小屋としての意味がないように思うのですが、どういう意図で壁下を開けているのでしょうか。
避難小屋から山頂に向かいます。登山道はすっかり雪道となり、ようやく雪山に来たという雰囲気が強くなってきました。
10:27 山頂に到着です。山頂には誰もいませんでした。山頂からは大山がきれいに見えていました。地上付近はなんだか薄汚れたような空気がよどんでいて、その上に澄んだ空気の空が広がっているという奇妙な天気です。その境界がどうやら1200mあたりのようなので、毛無山山頂はぎりぎりきれいな空気の中にあるようです。
ランチタイムにはまだ早いのですが、なんとなく小腹が空いていたので、行動食がわりに持ってきたクリームパンを食べました。
腰の調子が良くなければピストンで戻る予定でしたが、特に痛みもなく調子は良かったので白馬山方面に縦走して帰ることにしました。下りの尾根道になるので念のためチェーンスパイクを装着しました。
YAPJEBチェーンスパイク
10:52 白馬山に向かって出発です。
11:09 カタクリ広場です。毛無山山頂から稜線伝いに歩いてきたわけですが、毛無山への登山道と比べて、この縦走路のほうが雪が多く、登山道も完全に雪に埋もれていました。日当たりは結構いいのに雪が解けないところを見ると、やはり気温が低いということなのでしょう。
カタクリ広場から右へ折れ、狭い縦走路を進みます。右手から冷たい風が吹き付けてきてかなり寒かったのですが、毛無山山頂で休憩時に着ていたハードシェルジャケットをそのまま着てきたおかげで、凍えることはありませんでした。
11:54 白馬山に到着です。
ベンチの位置から大山がきれいに見えることに初めて気が付きました。過去に何度も来ているところですが、ここから大山が見えるということに全然気が付いていませんでした。
11:58 ベンチで少し休憩してから、下山開始です。
13:03 朝通った登山道に合流しました。白馬山からの下山道は雪が融けかけのべた雪になっていて、チェーンスパイクに雪がくっついて団子になりとても歩きにくかったので、急な階段が始まる手前でチェーンスパイクを外しました。それはそれで滑りやすくなるので慎重に下る必要があるし、2週間ぶりの山行でやっぱり左膝痛がでてしまったので、左足をかばいながらゆっくり下ってきたので少し時間がかかってしまいました。
13:10 駐車場に戻ってきました。年内最後の山行で、雪山初めとなった今回の山行ですが、雪は少なかったものの天候に恵まれて気持ちのいい登山ができました。腰の方は痛みが悪化することもなく、翌朝には腰痛が少し良くなっているように感じたので、荒療治とはなりましたが痛みの残ったままで山に来たのは正解だったようです。
ブログ「ヤマふぉと」のランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村