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2023/07/04

全身汗だく蒸し風呂山行: 和気アルプスその1 

2023年7月2日(日) 岡山県和気郡和気町 神ノ上山(370m) 日帰り単独行 


前回の天狗塚以来1ヵ月ぶりの山行です。天気の方はあまり良くなく、朝から曇り空でしかも雨上がりで湿度が高く蒸し暑いおよそ登山日和とはいえない状況でした。なので、わざわざ県北まで行く気にならず、和気アルプスに行くことにしました。


和気アルプスに行くのも1年と2か月ぶりです。たくさんのルートがある和気アルプスですが、まだ歩いていないルートは残り少なくなりました。しかし、今回は初めて和気アルプスを訪れた2011年1月30日に歩いたルートと同じルートで行くことにしました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート パフォーマンスドライジップ L/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート コンベイ プロ GTX HS フーデッドジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: なし
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: ファイントラック クロノパンツ
 ハードシェル: マムート マサオライトHSパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: BVD 5本指化繊ソックス(インナー)
       PuTian 登山用ソックス
 シューズ: マムート デュカンハイGTX
 ゲイター: なし

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: Besince 折りたたみトレッキングポール


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蒸し暑くなることを見越して、パンツはベンチレーション付きの夏用パンツ ファイントラック クロノパンツを選びました。生地の肌触りがザラつくし、デザインも太目であまり気に入っているパンツではありませんが、ベンチレーション付きなので蒸れ感解消には効果があります。それ以外は、おおむねいつもよく使っている装備です。ストックは持って行っただけで使いませんでした。


なお、帽子にとまっているトンボはダイソーの虫よけオニヤンマです。ちょっと間抜けっぽいですが、せっかくなのでこの夏はしっかりと働いてもらうことにします。



ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。






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7:29 金剛川河川敷の駐車場所を出発します。奥に見えているのが和気富士です。


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土手沿いの道から旧道に入り、少し歩いたところに「和気富士登山道」の道標があるので、道標に従って右折します。ここまで金剛川河川敷から約10分です。


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右折した先にある赤い鳥居をくぐり、神社へと登って行きます。


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鳥居から山頂まで500mとなっていますが、これはもちろん距離であって標高差ではありません。


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7:43 ひと登りで神社に着きました。


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登山道入口は向かって右手にあります。


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7:53 神社から10分で見晴らしのいい場所がありました。2011年に登った時にも見たはずですが、すでに記憶にはありませんでした。12年も経つと細かい記憶は消えています。左の小さい川が金剛川、右の大きな川が吉井川です。


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さらに登っていくと、途中にずいぶん立派な木彫りの看板が設置されていました。和気アルプスも昔に比べてずいぶん整備が行き届いているようです。


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8:01 和気富士山頂下の分岐に着きました。


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縦走路は左ですが、その前に和気富士山頂に寄って行くので、右へ進みます。



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和気富士山頂には鉄塔が建っています。これはさすがに記憶に残っていました。


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一段下にはベンチのある広場がありますが、木々が生い茂っていて展望はほぼありません。ここは12年前も同じ状況でした。


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鉄塔の奥の一段上に道が続いていて、たしかこの道を経由しても少し先で縦走路に出られたような記憶がありますが、あやふやな記憶なのですなおに先ほどの分岐に戻ることにしました。


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8:16 和気富士から先の縦走路はけっこう急な下り坂が続きますが、3分ほどで下りは終わり、ちいさなアップダウンの続く尾根道になります。下り坂が終わって5分ぐらい歩いたところで、エボシ岩に着きました。


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左手に展望のよさそうな大岩が見えるので、登ってみます。


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吉井川を眼下に見下ろす、眺めのいい大岩です。ここにも見たことのない木製の立派な表示板が設置されていました。


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これから歩く縦走路が見えています。目的地の神ノ上山は遥か彼方で、山頂部は雲に隠れていました。すでに結構な汗をかいていて、この暑さの中をあんなに遠くまで行くのは無理じゃないかという気がしてきました。1か月間だらけた生活をしていたので、体力はガタ落ちです。とりあえず、竜王山への分岐点となる涸沢峰までは行ってみることにしました。


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8:25 エボシ岩の北側にあるピークは和気の和文字焼きを行う山になります。観音山という名前があるのですが、見落としたのか山名板を見かけませんでした。薪を山頂へ運び上げるためのモノレールが設置されていて、何かの工事現場のようです。


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すでに火床には薪が組み上げられていました。送り火が実施されるのは京都の五山の送り火と同じ8月16日のはずですが、ずいぶん前から準備されているようです。もしかしたら、送り火を行った後に、そのまま翌年の薪を準備しておくのかもしれません。その方が何度も上がってくる必要が無いので、手間はかからないでしょうから。


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観音山の北にある平べったいピークはエビ山という名前ですが、あまりにも平べったいピークなので、山名板がなければまずピークとは気が付きません。


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エビ山から下り始めたところで、下る方向に傾斜している平べったい岩の上でスリップ。尻もちをついたときに手をついて、そのまま滑り台の様に少しばかり落ちてしまいました。こういうことが切れ落ちた岩稜で起こると、そのまま奈落の底に落ちてしまいかねないので、どんなときでも気を付けて歩かないとだめですね。


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右の掌を見ると、2cmぐらい皮膚がずる向けになっていて、出血していました。今日はグローブを忘れてきたので、コケると手をすりむくから気を付けないとと思いながら歩いていたところでこれです。山行のインターバルが長くなると大事なものを忘れたりしてしまいがちです。


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スリップしたところから少し歩くと、開けた岩の尾根があったので、荷物を下ろして水で傷口を洗い、絆創膏を貼っておきました。貴重な飲み水を使ってしまいましたが、消毒液がなかったので仕方がありません。幸い、大雨の後の岩の上だったので土は被っておらず、傷口に土などは入り込んでいない様子だったのが不幸中の幸いです。単に、岩の角で皮膚が裂けただけだったようです。


つづく。


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