つ
タイトルが軽いので誤解されやすく思うのだけど、中身は香港のうわべだけでなくコアな部分にも入っている。
きっと下川さんご自身が中身で勝負の人だからかな。
香港の地下鉄で使う非接触カード、オクトパス導入(97年)を例に、あの頃香港は、日本よりも10年進んでいた、
と述懐しているが、僕も同感だった。
中国返還後も「中国化」をほとんど意識することなく生活ができ、10年前の日本のバブルな雰囲気が場所を変えて、そのまま香港に移っている感覚だった。
香港は香港であって、中国ではない、という国民性のようなプライドが返還後も強く感じられた。
しかし2003年のSAASを機に観光客は減り、様相が変わってきているらしい。
「経済救港」と銘打った中国の経済政策が一気に双方の「融合」を加速させたようだ。
豊かになりはじめた中国人が一斉に香港に押し寄せてきて、お金を落としていく。
香港の中国化か中国の香港化か、どっちが主語でどっちが目的かはあまり意味をなさないのかも。
「地産覇権」
中国人のお金がこの狭い開かれた土地の不動産を牛耳りはじめ香港を支配し始める現象がでてきたらしい。
一国二制度は50年続くという確約はこのようなプロセスを意味していたのか。
香港人が北京語を口にするときの間に彼らの言い知れぬ気持ちを感じる、と下川さんは言っている。
かつての香港のダイナミズムが懐かしい。
タイトルが軽いので誤解されやすく思うのだけど、中身は香港のうわべだけでなくコアな部分にも入っている。
きっと下川さんご自身が中身で勝負の人だからかな。
香港の地下鉄で使う非接触カード、オクトパス導入(97年)を例に、あの頃香港は、日本よりも10年進んでいた、
と述懐しているが、僕も同感だった。
中国返還後も「中国化」をほとんど意識することなく生活ができ、10年前の日本のバブルな雰囲気が場所を変えて、そのまま香港に移っている感覚だった。
香港は香港であって、中国ではない、という国民性のようなプライドが返還後も強く感じられた。
しかし2003年のSAASを機に観光客は減り、様相が変わってきているらしい。
「経済救港」と銘打った中国の経済政策が一気に双方の「融合」を加速させたようだ。
豊かになりはじめた中国人が一斉に香港に押し寄せてきて、お金を落としていく。
香港の中国化か中国の香港化か、どっちが主語でどっちが目的かはあまり意味をなさないのかも。
「地産覇権」
中国人のお金がこの狭い開かれた土地の不動産を牛耳りはじめ香港を支配し始める現象がでてきたらしい。
一国二制度は50年続くという確約はこのようなプロセスを意味していたのか。
香港人が北京語を口にするときの間に彼らの言い知れぬ気持ちを感じる、と下川さんは言っている。
かつての香港のダイナミズムが懐かしい。